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台湾の伝統スイーツのオーギョーチー(愛玉子)って何?気になるレシピも紹介!

台湾の伝統スイーツのオーギョーチー(愛玉子)って何?気になるレシピも紹介!
投稿日: 2017年11月3日最終更新日: 2021年5月24日

オーギョーチー(愛玉子)は台湾の人であれば誰もが知る台湾の伝統スイーツです。透明な見た目も美しいスイーツで、台湾で夜市などにお出かけすれば必ず見かける程人気なスイーツです。今回はオーギョーチーに関する様々な情報や気になるレシピについて紹介します。

オーギョーチーは台湾伝統デザート見出し

Photo by monoprixgourmet_bis

B級グルメの国台湾で代表的なデザートと言えばオーギョーチーです。オーギョーチーは台湾の夜市や屋台などにお出かけした際にもよく見かけるおすすめのスイーツです。こちらでは台湾の伝統デザートであるオーギョーチーに関する情報や日本でオーギョーチーを食べられるお店などをご紹介いたします。

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台湾デザート「オーギョーチー」って何?見出し

Photo by sabamiso

オーギョーチーはクワ科イチジク属のつる性植物の実から作られたゼリー状のデザートです。台湾特有の植物であるため、中国や香港などではあまり見られません。

台湾では夜市などにお出かけすれば店頭にオーギョーチーが入った大きなボールが置かれて売られています。ボールのオーギョーチーにはレモンが浮かべられ、周りにはソースが置いてありおいしそうです。台湾ではおなじみのおすすめデザートです。

夜市の屋台でオーギョーチーを頼むと、店頭お大きなボールから透明のプラスチックカップにゼリー状のオーギョーチーを入れてくれます。氷が欲しい場合は氷を入れてくれます。オーギョーチー自体にはあまり味がありませんが、オーギョーチーに加える定番のレモンソースが爽やかで、台湾の蒸し暑い気候にぴったりです。

台湾デザート「オーギョーチー」の原料見出し

Photo by t-miki

オーギョーチーの原料はイチジク属の植物です。日本語では愛玉子(アイギョクシ)と呼ばれます。イチジクの場合は熟した果実は全体が柔らかくなり、実をそのまま食べることができますが、このオーギョーチーは実の外側が固くなり熟すと実が避けます。

実が避けると内側が裏返って表に露出する形になります。内側は見た目はゴマのような感じの小さな果実がいっぱいついています。この果実は甘くてそのまま食べることもできますが、このゴマのような果実を乾燥させてオーギョーチーの原料とします。

この種がどうしてゼリーに変化するのかというと、オーギョーチーはペクチンをとても多く含んでいるためにゼリー化する働きがとても大きいからです。そしてこのオーギョーチーは台湾だけにしか自生していない珍しい植物であるため、台湾では伝統的なデザートとして人気なのです。グルメ大国はやはりデザートにも歴史があります。

「オーギョーチー」の原料はここで買える見出し

Photo by Emily寧

夏の乾いた体に潤いを与えてくれるようなゼリー「オーギョーチー」ですが、ゼリーは飛行機で持って帰ることができませんので、オーギョーチーの原料を持って帰るのはいかがでしょうか?台湾ではメジャーな食材であるオーギョーチーは街中の乾物屋さんで手に入れることができますが、おすすめは迪化街です。

台北の迪化街はMRT北門駅から徒歩8分ほどのところにある問屋のようなものなのですが、台湾名物のからすみの名店やおすすめの無糖ドライマンゴーなど乾物を扱うお店がたくさんあります。

乾物だけではなく、B級グルメ名店も多数あります。恋愛パワースポットの霞海城隍廟や、近くに夜市もあります。また迪化街の建物はノスタルジーがたっぷりでお出かけにもおすすめです。

乾物屋さんで売っているオーギョーチーの種は大体150gで300元ほどです。50gのオーギョーチーから1500mlほどのゼリーができますので、必要な量を購入しましょう。また、種が付いた実をそのまま売っていますが、持ち帰るのにはやはりかさばるので種だけのものがおすすめです。

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オーギョーチーの作り方見出し

Photo by1035352

オーギョーチーの種は以前は台湾でしか手に入りませんでしたが、最近は中華街などでも手に入れることができます。

オーギョーチーの種を購入するとゼリーの作り方を説明した紙が付いてくることがありますが、少しご紹介します。オーギョーチーは火を使わずに簡単にゼリーが作れるので、お子様と一緒に作るデザートとしてもおすすめです。

まずボールにガーゼを敷き「オーギョーチーの種」を50gほど入れます。種を包むようにしてガーゼの口を輪ゴムなどで止めます。この時、種がガーゼからこぼれないようにしっかりと止めるのがポイントです。そして別のボールに1500ccの水を用意します。そしてその水のボールの中で先ほどのガーゼに包んだオーギョーチーをモミモミ押しつぶすようにします。

すると、種の中のペクチンが水に溶けだしてぬるぬるしてきます。10分から15分ほど揉みだすと水の色が金色に代わり、ガーゼからぬめりが出なくなったら、作業はすべて終わりです。ボールを冷蔵庫に入れて冷やすこと1時間ほどで水が固まりゼリーが出来ています。

台湾デザート「オーギョーチー」名前の由来見出し

オーギョーチーの漢字表記は愛玉子です。なんだかかわいい名前ですね。実はこの愛玉子は女の子の名前が由来です。台湾で一番初めにオーギョーチーの実を見つけた人が記念に自分の娘の名前である「愛玉」にちなみ、その実を愛玉子(オーギョーチー)と名付けたのが由来だそうです。そのオーギョーチーがゼリーとなり台湾の国民的なデザートになるなんて夢があります。

台湾デザート「オーギョーチー」の健康効果1:腎臓機能見出し

オーギョーチーには腎臓の働きを良くする効果があるといわれています。夏場に暑いからといって冷たいものを食べ過ぎてしまうと、体が冷えて、腎臓の働きが悪くなり、腎機能の低下につながってしまいます。すると代謝が悪くなったり、血行が悪くなり、慢性的になると生活習慣病につながりかねません。

オーギョーチーを食べると腎臓の機能が活性化されます。血液をろ過する働きのある腎臓の機能があがれば、血液がきれいになり、肌にも潤いやツヤがうまれて美肌効果につながります。

台湾は日本に比べて湿度が高く蒸し暑いことが多いので、そんな中でも体調を崩さないようにオーギョーチーをいただくというのは大変理にかなった食文化です。

台湾デザート「オーギョーチー」の健康効果2:デトックス効果見出し

台湾の名物はB級グルメだけではありません、グルメ以外にも「台湾美人」という言葉があるほど、美人が多いというのも有名です。そして台湾の人たちがオーギョーチーを普段から食していることから美人の秘訣はこのオーギョーチーではないかという説もあります。

世界三大美女の一人である楊貴妃も美肌のためにオーギョーチーを食べたといわれています。オーギョーチーは薬膳の中でも「潤肺」という働きを持つとされ、身体を内側から美しくするデトックスの効果があるといわれています。美容へのこだわりが人一倍強かったと有名な楊貴妃が愛してた食べ物ですから信ぴょう性も高いです。

現代でもローカロリーで食べても太らず、デトックスをしてくれるとあれば、欧米のセレブやモデルなどの間でもおすすめのデザートとして人気があります。日本でも近年デトックスに対する関心が上がっていますので、オーギョーチーもぜひ注目したいおすすめ食材です。

台湾デザート「オーギョーチー」の健康効果3:むくみ防止見出し

オーギョーチーは腎臓の機能を活性化する効果があるといわれていますので、血の巡りに関する問題を防止したり解消したりする働きがあります。むくみの防止などもその一つです。美味しくて、ローカロリーで美容効果も高いオーギョーチーはグルメな人だけでなく、健康志向の人にも注目される万能デザートです。

オーギョーチーは古早味見出し

台湾を観光するなら是非夜市にお出かけすることをおすすめします。グルメの国台湾の夜市にはたくさんのB級グルメの屋台がひしめいていますが、その屋台の看板にに「古早味」という言葉をよく見かけます。

この「古早味」は「昔懐かしい味」とか「伝統的な味」の意味で、オーギョーチーの屋台にも書かれていることが多いです。オーギョーチーはそれほど昔から台湾の人に愛されているのです。

台湾のオーギョーチーの名店1:『愛来愛玉』見出し

オーギョーチーは夜市などでも気軽にいただけますが、地元で人気のお店をチェックすることもおすすめします。こちらのお店はグルメの国台湾の中でも人気のお店で地元の人が通うほどの評判のお店です。

最寄りの駅はMRT南京復興駅です。近くに林東芳牛肉麺などもありますので、お出かけがてらにもおすすめです。

「乾愛玉-檸檬黒糖」30元です。愛玉が2倍入っているので通常のオーギョーチーよりもさっぱりとした印象ですが、健康効果が高いと思うと嬉しくてちゅるちゅるとたくさん食べてしまいます。定番のレモンのシロップには黒糖が加えられており、さわやかさとコクのある甘さがバランスの良い一品です。

ヤクルトレモン黒糖愛玉

「養樂多檸檬黒糖愛玉」50元です。なんとこちらのオーギョーチーにはヤクルトが1本入っています。おなじみのヤクルトの色の間にオーギョーチーが見えます。ヤクルトはとても甘いので、さっぱりとしたオーギョーチーに良く会います。日本人には慣れた風味ですので、おすすめです。

台湾のオーギョーチーの名店2:『愛玉之夢遊仙草』見出し

こちらのお店はMRT信義安和駅が最寄り駅の臨江街夜市(通化夜市)にある超人気のお店です。こちらではオーギョーチーと仙草をいただくことができます。

仙草は解毒作用や解熱作用のあるシソ科の植物から作られたゼリーで、少し苦みがありますが、つるつるとした食感はとても美味しいです。それぞれが、大きなバスケット4箱以上が毎日売れるそうです。深夜3時までの営業なのも嬉しいです。

氷入り愛玉&仙草

「愛玉仙草冰」50元です。オーギョーチーと仙草がレモン味のシロップに浸っています。最後にミルクをかけると、甘さの中にまろやかさが出てきてより美味しいです。オーギョーチーも仙草も大変体に良いものなので、ぜひお試しください。冬には温かい仙草ゼリーなどもおすすめです。

タピオカ・白玉・芋団子・氷が入った愛玉

「愛玉総合冰」50元です。ノーマルなレモンテイストのシロップにオーギョーチーがたっぷりと入れられ、更に芋団子やタピオカなどがトッピングされています。トッピングの具材の様々食感や甘みを楽しみながらいただける、ちょっとグルメなオーギョーチーです。

台湾のオーギョーチーの名店3:『大家美食愛玉』見出し

こちらのお店はMRT西門駅が最寄りの駅です。城中市場の入口付近にあります。グルメにうるさい台湾で20年以上営業を続ける人気のお店でもあります。半分屋台のような店先にはいつも行列です。グルメな台湾人は正直ですので、行列のできているお店にはぜひ一度行ってみましょう。

氷入りレモン愛玉

「愛玉檸檬」35元です。とてもシンプルでさっぱりとした逸品です。こちらのオーギョーチーは甘さが控えめなので、日本人でも甘さ強めにしてもらうとちょうどいいバランスになります。お店により微妙に味が違いますので、好みのお店を見つけるとよいでしょう。

「愛蛙喝奶」35元です。黒糖ミルクにタピオカとオーギョーチーが入っています。またこれはタピオカミルクティーにも共通して言えることなのですが、通常台湾でミルクというと脱脂粉乳のような粉ミルクを溶かしたようなものです。黒糖や檸檬系のシロップも良いですが、オーギョーチーはミルクテイストとも良く合います。

日本のオーギョーチー専門店『愛玉子』見出し

Photo by dreamcat115

オーギョーチーは台湾であればお出かけの際にどこでも見かけますが、日本にも専門店があります。それが東京の谷中にある「愛玉子」(オーギョーチー)です。

谷中と言えば最近、根津や千駄木とともに谷根千(やねせん)などと言われて下町風情が残る街並みがお出かけスポットとして人気です。

昭和の情緒がたっぷりの店構えの看板には大きく『愛玉子』の文字、店内に入ってもやはり昭和の懐かしい空間と愛想のいいおかみさんが迎えてくれます。こちらのオーギョーチーは少ししっかりめの食感で、定番のレモンシロップの他に面白いメニューがたくさんあるので、少しご紹介します。オーギョーチーは持ち帰りもできます。

チークリームはオーギョーチーの上にアイスクリームが乗ったメニューなのですが、オーギョーチーにアイスクリームが乗るだけ手とても豪華に、フォトジェニックになります。またアイスクリームのクリーミーな感じもオーギョーチーと良く会います。

コチラはオーギョーチーとアルコールをコラボさせたメニューです。デザート感覚でいただける食べるワインはとてもおしゃれです。そのほかにもウイスキーをかけた「チーウィスキー」や紹興酒でいただく「チー紹興酒」などオリジナルのオーギョーチーが楽しめます。

オーギョーチーの缶詰見出し

Photo bychefkeem

外にお出かけをしなくても日本でオーギョーチーを食べる方法は他にもあります。オーギョーチーの缶詰はインターネットなどで購入することができます。オーギョーチーの缶詰は540gで300円ほどです。やはり液体系ですので重たいですから、インターネットでの購入はこういう点でも便利ですね。

オーギョーチーを食べにお出かけしよう見出し

Photo by othree

いかがでしたか?台湾にお出かけの際にはぜひ本場のオーギョーチーを試してみてください。熱い台湾の気候とタイトな観光スケジュールにお疲れ気味の場合などにもピッタリのデザートです。また、国内であれば上野近辺へのお出かけがてらに行けるお店もありますので、是非お試し下さい。

投稿日: 2017年11月3日最終更新日: 2021年5月24日

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