肥前夢街道は元祖忍者村！気になる料金など人気スポットの情報を紹介

肥前夢街道は、全国に数多くあるテーマパークとは一線を画した歴史体験型の元祖忍者村です。園内は長崎街道を再現したといわれるだけあってタイムスリップしたような本格的屋敷や町家があり、本格的な忍者修行も出来ます。ここでは、親切、真剣、親身な雰囲気の大人も子供も楽しめる肥前夢街道の楽しさ面白さを紹介していきます。

元々は佐賀県嬉野市にある老舗温泉旅館「和多屋別荘」が母体となり、江戸時代の長崎街道を再現した施設として平成2年に開業しました。その後、経営母体を移行し平成17年に元祖忍者村としてリニューアルしています。そのため、施設内は長崎街道というよりも、忍者テイストが満載の展示、体験、イベント、などに溢れています。

肥前夢街道に最初に到着したらまず目にするのが、この65段ある石段です。真ん中に何やら紐が垂らしてますが、実はここからすでに忍者の体験が始まっています。この紐伝いに石段を登ると正門に到着です。敢えてこうして体験する楽しさをB級的な手作り感で演出しているところは、他のテーマパークにはない面白さです。

肥前夢街道の特色のひとつは、手作り感とともかく参加して楽しむということ。江戸時代の長崎街道の街並みの本格的な造りを見ているだけでも充分ですが、それだけではここ肥前夢街道忍者村の魅力は半減してしまいます。忍者扮する役者さんが繰り広げる数々のショーに感激したら、自分も即席の忍者を目指して一緒に楽しみましょう。

肥前夢街道の入場料金は、中高生から大人が1100円、3歳から小学生が600円の料金となっています。園内の有料施設12回分が使えるお得な回数券が1000円の料金、ただし70歳以上の高齢者の方と障害者の方は、入場料と回数券がセットで1000円の料金になってます。なお、江戸時代故にクレジットカードは使用できないとのことです。

甲賀、伊賀、佐賀と日本の三大忍者の里を目指して、本気で忍者がいた史実を探すべく見つけたのが、この蓮池藩士佐賀忍者「田原安左衛門公」の功績を讃えた石碑で、おすすめのインスタ映えするスポットです。田原安左衛門は、島原での騒乱の動静を探るため鍋島家により1667年、細作すなわち忍者として使わされたとあります。

本格的な鉄製の手裏剣を使う体験コーナーです。見事に当たれば景品がもらえます。忍者の代名詞ともいわれる手裏剣ですが、忍者修行の第一歩は、まずこの手裏剣の使い方からということで手軽に体験できるとあって子供から大人まで人気のおすすめコーナーです。鉄製ですので近くに人がいないか、係りの指示に従って遊びましょう。

毎年開催されている伊賀流手裏剣打大会の九州予選が、ここ肥前夢街道で開催されています。腕に自信のある手裏剣の名手が勢揃いして、年々盛り上がっています。全国7会場で予選が行われ、最終が三重県伊賀市にある伊賀流忍者博物館忍術広場で本選大会が開催されます。第7回大会の優勝者は何と嬉野市出身の「おりょう」さんでした。

忍者の武器として手裏剣と同様に有名なものが、吹矢です。吹矢そのものは、忍者に限らず、古くから狩猟の際に使われていたもので、今ではスポーツ競技にもなっているほどです。ただし忍者が使う吹矢は、持ち運びが便利な若干短めのもの。こちらも手裏剣同様気軽に体験できるとあって、子供達にも人気のおすすめコーナーです。

忍者の七つ道具といえば、手裏剣、高い塀などを登る時に使う鉤縄、城の堀や池を渡る時に使う水蜘蛛、サバイバルナイフ的な苦内、などこれらの七つ道具の展示や忍者の衣装展示など、普段お目にかかれない品々が展示されている館内でも人気のおすすめスポットです。何気に天井を見ると忍者がいたりして、当時の雰囲気が伝わってきます。

はがくれ忍者屋敷では、真剣そのもので太刀を振りかざす役者さんの大迫力の忍者ショーが定期的に行われています。平日は1日2回、土日祝は1日4回の公演が行われています。また屋敷内には、進んでいくと身長が高く感じる部屋や曲がりくねった部屋、不思議なカラクリのある部屋などが随所にあり、忍者ショーと同時に楽しめます。

島原の乱を素材に当時の戦いの様子を再現した忍者ショーは必見のアクションショーです。舞台で繰り広げられる役者さんの迫真の演技は真剣そのもの。舞台の最前列で見る子供達は、おっかなびっくりの様子ですが、演技が終わると拍手喝采で大喜び。子供から大人まで楽しめる本格的エンターテイメントショーです。料金は1回500円です。

旅籠とは江戸時代にあった庶民的な宿泊施設のことです。嬉野は長崎街道の宿場があった場所でもあり、ここ肥前夢街道では、その旅籠を忠実に再現していて必見のおすすめスポットです。受付には番頭さんがいて中を案内してくれます。江戸時代の情緒溢れる展示物などが数多く展示してあり、当時の町屋の様子が伺えます。

フォロワー17万人の人気インスタグラマー「山田全自動」の常設展示館です。チョンマゲや着物姿の江戸の町民が現代へタイムスリップして、日常のさりげないあるある出来事をシュールに語る浮世絵がインスタグラムを中心に話題の山田全自動。その山田全自動の常設展示館がここ肥前夢街道にでき、多くの山田全自動ファンが訪れています。

肥前夢街道に2017年10月1日にオープンした山田全自動館とその山田全自動本人の素顔を紹介する動画です。2017年10月18日に肥前夢街道がYoutube上にアップしています。インスタグラムではそのフォロワー数が2017年11月8日現在で171000人となっており、日々その数は増え続けています。まさにSNS時代の申し子的存在です。

この肥前夢街道忍者村のB級感や園内にちりばめられた自虐的なギャグと山田全自動のシュール感がピッタリとマッチしたのがこの山田全自動常設館です。作品は、もちろんインスタで見ることが出来ますが、ここ肥前夢街道でその独特な浮世絵が織り成す世界観に浸ってみては。ちなみに館内撮影OK、拡散OKだそうです。

館内には、オリジナルのTシャツ、パーカー、手提げ袋などの山田全自動グッズの数々も販売しています。そして華丸大吉も漫才のネタに使いたいと絶賛する書籍「山田全自動でござる」も販売していて、こちらは著者直筆のサイン入りです。オリジナルTシャツは、さすがはイラストレーターだけあってお洒落なデザインのTシャツです。

辻占いとだけ書いてある看板がかけられていて、横には手相鑑定の立て看板。そう、ここはリピーター率No.1のおすすめの占いの館です。東洋易学運命鑑定所で有名な、かの中尾倫先生が手相から運命をピタリと占います。よく当たると評判で、特に子供や女性に大人気です。料金は1回1500円で毎週火曜と金曜だけが休みとなっています。

おそらく初めて目にする方も多いのではないでしょうか。お茶でもない、コーラでもない、チャコーラです。佐賀県武雄市にある原製茶園というお茶の会社が作った飲み物です。色合いは、コーラなのに薄い緑色で、お茶屋さんが作っただけあって、若干お茶のような気がしないでもないですけど、やっぱりチャコーラです。おすすめです。

肥前夢街道に登場する役者さんをイラスト化したバッジが子供達を中心に大人気です。他にも、ここお土産処さが屋では、子供達に人気の忍者グッズをはじめ、入場口近くでインチキ大道芸人が売っていたガマの油などもあり、本場筑波山から取り寄せた滅多に手に入らない本物です。そんな楽しいおすすめの人気商品など多数販売しています。

お腹が空いたら、こちらのわらぶき屋根をした情緒ある雰囲気のお食事処で食事を取ることができます。こちらのおすすめは、肥前夢街道特製のカレーライス。一杯500円の料金です。大盛りのどんぶりに並々と入れられたカレーは忍者カレーだけあってボリュームあり。土日祝とGW、春休み、夏休み、冬休み、のみの営業となっています。

そして何とここでコスプレ衣装を着ていると、ドリンクサービスをしてくれるという気前の良さです。ただし随時やっているかどうかは、その時々で異なる場合もあるので係りの人に確認して下さい。こうした随所にフレンドリーなサービスがあるのも肥前夢街道ならでは。他にもカレーうどんなどいろんなメニューがあります。

小学生以下の子供が参加できるちびっ子忍者アカデミーは、忍者服に着替えて、手裏剣や吹き矢の修行、忍者屋敷でのからくり体験などの忍者修行を体験できます。講師は、佐賀忍者頭目の剣源蔵、手裏剣大会優勝者のおりょうなど多彩な講師陣です。子供達は、今から始まる厳しい修行にドキドキしながらも講師の説明を真剣に聞いています。

冷静に考えれば絶対無理なんですけど、こうやって真面目に書いてあると、ひょっとしたら出来るんじゃないかと思ってしまいチャレンジしてしまいます。ここは恐れを知らない子供達にバカ受け、目立ちたがりの大人にはもっとバカ受けです。そして看板に向って、無理!とツッコミを入れ全員で大笑いしてしまうおすすめのコーナーです。

忍者服上下、帯、脚絆がセットになった忍者衣装を身に着けて1日園内を過ごすことが出来ます。レンタル料金は、1日1着1000円。また鉢巻、手甲、頭巾は各100円、雪駄200円、足袋500円となっています。また写真館にて記念撮影ができます。衣装レンタル撮影の料金は1回1000円、忍者衣装をレンタルしている場合は半額の500円です。

本格的な甲冑衣装もあり、こちらのレンタル料金は、3500円とちょっと割高になっています。甲冑、着物、地下足袋を身につけ刀を持って忍者と一緒に記念撮影ができます。甲冑の衣装を着る機会は中々ないでしょうからこの機会にぜひ記念撮影して、戦国武将になった気分を味わってみてはいかがでしょうか。

いざ、出陣!っていきなりバイクに馬の頭を着けて真剣に駆け抜けていきます。この感覚は、山田全自動のシュールな世界との共通感があり、ある意味強烈な肥前夢街道ファンとリピーターを作り上げています。園内は随所にこうした真剣かつちょっと外した感の演出が沢山あって、ひとつひとつが楽しめます。

2月22日は忍者の日だそうです。この日本を代表するクールコンテンツ忍者の活性化と発展を目的にニンニンニンの忍者デーとして日本記念日協会が正式に認定した記念日です。全国各地で様々なイベントが開催されますが、ここ肥前夢街道でも、九州最強忍者決定戦嬉野予選と忍者服で入園無料と題してイベントが開催されたりしています。

スタッフの皆さんも衣装もさることながら、江戸時代の雰囲気を忠実に再現しようと真剣にかつ楽しくフレンドリーに接してくれます。ここでは、堅苦しいマニュアル的なものはありません。大人がひとりで行っても、丁寧親切に案内してくれるところは今時貴重な処です。夢街道という名前のとおり、夢を感じさせてくれます。

肥前夢街道のイメージソング「TimeMagic」です。歌ってるのは、福岡市出身の山崎真公子さん。軽やかでどことなく郷愁と懐かしさを覚える曲です。一般の小売店でもCDはすでに発売されておらず、Amazonでのユーズドのみになっています。肥前夢街道にも在庫が若干あったようですが、おそらく現在はなくなっていると思われます。

九州自動車道嬉野インターチェンジを下りて車で約12分、距離にして約3kmのところにあります。インター出口から会場までは、案内の標識が要所にあるので、それに沿って行けば簡単に行くことができます。迷ったら嬉野市民は全員知っているので誰でも訊ねて大丈夫です。山沿いに沿った小高いところにあり、嬉野市内が一望できます。

会場入口横に置いてある車は、看板代わりにそのまま置いてますが、そこに書いてあるコピーが強烈な自虐的ギャグのオンパレードです。ド派手なアトラクションを期待して来ると外されますが、それ以上に忍者という架空に近いものを真剣に面白く演出する楽しさに溢れ、子供から大人まで楽しめる人気のテーマパーク、それが肥前夢街道です。