「三瀬そば」は佐賀の名店！おすすめのメニューや営業情報などを紹介！

佐賀県佐賀市三瀬村に存在する「そば街道」をご存知ですか。佐賀県の誇るグルメ街道のひとつで、本格的なそばが多く食べられる人気の観光スポットでもあり、福岡県との県境に存在します。そんなそば街道で一番古く、元祖と言われるのが、村と街道の名前を持った「手打蕎麦切り 三瀬そば」です。

佐賀市観光協会のポータルサイトでも紹介されるなど、その美味しさは佐賀市のお墨付きです。太くコシの強い麺が特徴で、噛めば噛むほどそばの味が口の中に広がる贅沢な味わいになっています。大人数でも一人でも楽しめるお店ですが、平日でもとにかくお客さんの多い人気店なので、休日のお昼時は余裕を持っての入店がおすすめです。

三瀬そばの嬉しいところは、サイドメニューが充実しているところです。通常のせいろなどを食べながら、ちょっと何かがほしい、となったときに、天ぷら、おにぎり、かしわ飯など、様々なメニューを注文することができます。おそばの付け合せとしてほしいメニューを注文するもよし、複数人なら皆で取り分けるも良しの嬉しいサービスです。

街道やお店を訪れるお客さんに人気なのは、天ぷらとせいろのセットです。汁そばではないぶん長くサクサクしっとりな天ぷらの味を楽しむことができ、その上でそばの味をしっかり味わうことができます。もちろんネギとの相性もよく、それぞれの味でいただくことも、合わせていただくこともできる絶品メニューです。

おつゆに交ぜてしまう前に、一度大根おろしを小さく、そのままで食べてみるのもおすすめです。新鮮な大根は甘辛く、季節の味を反射したかのような美味しさです。こういった農耕が盛んな場所ならではの新鮮さや魅力に出会うことができるのも、三瀬そば街道のおすすめポイントのひとつです。

農耕が盛んで山も多い佐賀県にある三瀬そばは、その周りを多くの自然で囲まれています。自然の中にひっそりと佇む和の佇まいとみずみずしい空気は、それだけで心が癒やされます。営業時間は10時半から19時半までです。多くの木々に育まれた水で打たれたおそばは、食べる人に優しい味を響かせます。

住所：佐賀県佐賀市三瀬村大字三瀬2858-2 電話番号：0952-56-2400

三瀬そばで人気の看板メニュー「板そば」は、2、3人前のそばが合成にせいろにのせられた一品。ひとりではなく数人で食べることを前提としてあり、家族や友人での入店の際にうってつけのメニューです。もちろんたくさん食べる方は一人でもりもり食べても大丈夫です。食べても食べても減らないおそばは、地元で大人気の味です。

九州のお店らしく、おつゆはカツオの染みたしっとりと甘めのものです。九州出身の方にとっては懐かしい味、九州外出身の方にとっては新鮮な味を楽しむことができます。甘めのおつゆは、おそばにたっぷりと絡めても美味しく、少し浸すだけでも美味しく、太めの麺によく合う魅力的な味です。

三瀬そばで板そばを食べる人の多くが注文するのが「天ぷらの盛り合わせ」です。地元の新鮮な魚介・野菜の魅力を衣に閉じ込めた一皿は、歯ごたえのあるおそばとの相性も抜群です。サクサクとした衣、柔らかな具材と一緒に味わうおそばのコシは、それだけで食べるときとはまた違った味わいになります。

そば定食は、小さめのせいろそばに炊き込みご飯と小鉢、香物がセットなった定食メニューで、特に女性に人気です。量的にも重たくなく、あっさりと食べることができる他、そばそのものの美味しさやネギや大根おろしと一緒に味わう美味しさ、炊き込みご飯の味まで堪能できるお店でも人気の定食メニューです。

そば定食を注文したいけれど、温かい汁そばが食べたいときには、せいろではなく鳥そばを注文することもできます。出汁に鳥の味が染み、ネギとも相性抜群で、こちらも人気です。そのときの気分で変更すると良いです。炊き込みご飯は懐かしい手作りの味です。素朴で、どこか望郷の念が生まれるような美味しさを楽しめます。

一人で板そばの量は食べづらい、という方には一人前のせいろが用意されています。ざるに盛られたおそばは、それだけでもなかなかのボリュームを誇りますが、そばらしい味わいとコシの強さを味わうには最適です。ネギを交ぜて、わさびをつけて、おろしをのせて、それぞれの楽しさを味わえます。

人気のサイドメニューや板そばでもおすすめした天ぷらの盛り合わせとの組み合わせは、「天せいろ」というひとつのセットになっています。食べやすい量のせいろに天ぷらと、せいろに付属しているネギ・わさび・大根おろしが美味しいメニューで、どちらをメインに食べても美味しいセットになっています。

街道の他のお店にもあるような通常の二段そば・三段そばと違い、三瀬そばの段そばは、それぞれが器に盛られたいわば二種盛り・三種盛りのようなメニューです。それぞれがぶっかけスタイルとなっており、ネギや薬味の量を調整し、アレンジを加えながら食べるお客さんが多いです。

量は二段そば、三段そばどちらも、せいろそばより多く、板そばよりは少ないくらいです。女性客にも人気が高く、少量ずつを違った風味で味わえる、割子そばのような器や多めののりが嬉しいポイントのようです。ぶっかけスタイルなこともあり、おつゆを絡めやすく、そばと絡めて最後の一滴まで楽しみやすいのも特徴です。

三瀬そばではもちろんあたたかな汁そばも大人気です。こちらも甘めのお醤油の出汁が身体をあたためてくれる一杯になっており、自分好みのサイドメニューで彩ることができます。あたたかくてもそばの味はしっかりと感じることができ、出汁にあたためられたコシのあるそばの味を楽しめる一杯です。

人気のトッピングメニューとしてごぼう天が並ぶのは、さすがの九州です。コリコリと歯ごたえのあるごぼう天の味はコシの強いおそばとよく合い、時折剥がれ柔らかくなった衣との組み合わせも極上です。甘辛い出汁との相性も良く、ネギを交ぜながらいただくのがおすすめのメニューです。

三瀬そばで、男女ともに大人気なのが「肉そば」です。どのお店でもトップレートを誇る人気メニューですが、三瀬そばも負けずお肉たっぷりで、お肉の味ごと出汁で楽しめるのが嬉しいです。かまぼこやネギも合わせて、しっとりと胃に染み渡るボリュームもたっぷりの一品です。

贅沢に鴨肉を使った「鴨なんばんそば」も大人気の一品です。汁まで染みた鴨の味は、食べていた病みつきになります。歯ごたえのあるおそばに歯ごたえがありながらもほろりと溶ける鴨肉の組み合わせはお店でも自慢の一品です。鴨の味を楽しみながらおそばを味わいときにぜひおすすめのメニューです。

お店人気の鴨は、セイロそばでも楽しむことができます。「鴨そば」は、セイロそばに鴨のおつゆがついたセットです。鴨らしい優しい味わいと焼きネギの風味がコシのあるそばを包み込みます。具材と絡めて食べるも良し、鴨の出汁を味わいながらそれぞれ食べるも良し、二通りの食べ方を楽しむことができます。

おそば屋さんで時におそばそのものより人気があるのが丼物。もちろん「三瀬そば」でも丼物メニューは人気です。特におすすめなのは天丼で、こちらは海老を中心に、大きく新鮮な野菜の天ぷらが、ごはんが見えないほどに盛り込まれた贅沢な天丼なのです。甘い九州醤油のタレとお吸い物との相性も抜群です。

お店の通常の天丼ではなく、たまごでとじられた天丼、天とじ丼も大人気のメニューです。たまごによってまろやかさがプラスされ、ますますごはんが進む一品になります。そばやお吸い物との相性は天丼に負けず劣らずなので、まろやかな天ぷらが食べたいときにはこちらを、サクサクの天ぷらが食べたいときには天丼を選ぶのがおすすめです。

天丼と続いて人気なのが穴子丼です。穴子丼は天丼と同じく天ぷらになったセットで、ふっくらと仕上がった穴子が舌に滑らかに溶けていく一品です。そばとの組み合わせも美味しく、どちらも優しい味わいなため、疲れてたくさん食べたいときにもおすすめしたい一品です。

大きく身も厚い鰻丼のおそばセットも大人気のメニューです。しっかりとタレを漬け込み蒲焼きされたうなぎはそれだけでも頬が落ちそうになる美味しさですが、あっさりとした汁そばがその魅力を更に引き立てます。お茶をかけても美味しいうなぎは、特に夏の暑い時期におすすめの丼物です。

親子丼も九州醤油の味がしっかりと染み込み、まろやかにたまごでとじられた懐かしい味を楽しむことができるお店自慢の一品です。胃にも心にも優しい一皿は、まるで食べている側がとろとろのたまごで包まれているかのような心地よさを与えてくれます。軽くごはんものを食べたいときにもおすすめです。

人によっては、おそば屋さんに行ったら必ず食べるというカツ丼は、三瀬そばでも大人気のメニューです。ボリュームたっぷりのカツに、こちらも九州醤油の味が染み込みとてもジューシーです。とじられたたまごのまろやかさと一緒に、思わずごはんをおかわりをしたくなってしまうような、そばと一緒だけではない魅力の多い一品です。

甘く上品に仕上げられたカツも、丼になってしまえばボリューム満点で胃袋を満たしてくれます。たまごのとじ具合も抜群で、とろとろとふわふわの中間とごはんにもカツにも絡まると一番美味しいポイントに仕上げてあります。薬味によるアクセントやおそばとの相性も最高です。

三瀬そばでは、ほとんどの丼ものを、「小」と称し、ミニ丼として注文することができます。天丼のセットにしたいけれど、いくら麺が小でもそんなに食べられる気がしない、量が多いかもしれない、むしろそばをたくさん、おまけに丼物を食べたいというときにおすすめの嬉しいサービスです。

中には数人で板そばを注文し、それぞれで好きな丼やサイドメニューを注文する人もいます。そのときの人数や食べたいものに違いがあっても広く美味しく味わえるのは嬉しいところです。もちろん小ではなく、おそばと一緒でなくとも通常サイズの丼物を注文することができます。たくさん食べる方にはこちらもおすすめです。

一番におすすめしたいのは「だし巻きたまご」です。お店自慢のだしを使っただし巻きは、お酒のおつまみとしてだけでなく、それひとつでも、おそばやごはんと一緒に味わうにも贅沢な柔らかさを伴った風味が口の中に広がります。別途おつゆをつけてみたり、天ぷらと一緒に食べてみるのもおすすめです。

高菜おにぎりは、炊き込みご飯と並んで人気のサイドメニューです。炊き込みご飯自体がセットになっているのに対し、高菜おにぎりはセットメニューではありませんが、それでも注文するお客さんは多いです。大きな高菜に包まれたおにぎりは、どこか懐かしいお母さんの味と似た素朴な味わいです。

おそばのあとに甘いものが食べたくなるなど、食後のデザートはやはり定番です。三瀬そばでは、そんなお客さん向けに、おはぎやそばぜんざいといったあんこのメニューが用意されています。温かなお茶を飲みながら、しっとりと舌触りの良い滑らかなあんこと一緒にもちもちの中身をいただくのは、まさに至福のひとときです。

「三瀬そば」から少し離れつつも同じそば街道にあるこちらのお店「無声庵」は、「三瀬そば」の姉妹店となっており、ほとんど変わらない味を楽しむことができる人気店のひとつです。三瀬そばとは違い、熊本産のそば粉を取り扱っているため、そばそのものに少しの味の違いを楽しむことができます。

こちらのお店では、そばそのものだけでなく、おろしを中心としたさっぱりとしたメニューが特に人気です。本家「三瀬そば」と比べ、メニューの違いも少なく、同じ街道にあるので、お気に入りのメニューを食べ比べをしてみて、どちらのお店の味も楽しんでみるのもおすすめです。

中には三瀬そば本店では見かけないようなメニューもあります。同じ系列ということもあり、美味しさの中に素朴さが紛れ込む優しい味わいは共通で楽しむことができます。温泉卵が美味しい床並そばなど、冬に嬉しいメニューが多く取り揃えられた、心も身体も温めてくれる美味しいそばが味わえるお店です。

三瀬そばの周辺の街道は、佐賀県という土地柄もあり、自然に囲まれています。車を降りて深呼吸してみると、その空気の瑞々しさを感じることができます。自然豊かで水も美味しく、更にそこで打たれたそばといったら、美味しくないはずがありません。三瀬村そば街道でぜひ、佐賀ならではのそばの彩りを感じてみてはいかがでしょうか。