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ジブラルタル観光の見どころまとめ!発着が危険と言われる空港も名所の一つ!

ジブラルタル観光の見どころまとめ!発着が危険と言われる空港も名所の一つ!
投稿日: 2017年11月14日最終更新日: 2020年10月8日

イベリア半島南端のジブラルタルは半島の大半を岩に覆われ絶景を見ることが出来る上、イスラム王朝統治下に築かれた建物とイギリス風の建物が並び立ち、観光地として人気となっています。今回はそんなジブラルタルのおすすめ観光スポットについて詳しくご紹介します。

ジブラルタルとは見出し

イベリア半島南端に位置するイギリスの海外領土ジブラルタルは、ヨーロッパとアフリカ大陸を結ぶ地中海の出入り口として古くから発展してきました。そんなジブラルタルは半島の大半を特徴的な岩に覆われ絶景を見ることが出来る上、イギリス風の建物が並び立ち、観光地としても人気となっています。今回はそんなジブラルタルのおすすめ観光スポットや危険と言われ名物となっている空港など、詳しくご紹介します。

ジブラルタルってどんな場所?見出し

ヨーロッパの西南端、スペインに周囲を囲まれたジブラルタルは地中海への出入り口「ジブラルタル海峡」に面し、古くからヨーロッパとアフリカ大陸を結ぶ交通の要衝地として発展を遂げてきました。ヨーロッパに位置しながらもアフリカ大陸を目の前にするジブラルタル海峡は、最も距離が短いところでアフリカ大陸からわずか14キロしか離れておらず、アフリカ大陸を見渡す絶景が見れることでも人気を集めています。

スペイン位置するイベリア半島と陸続きになっているジブラルタルは陸繋島(りくけいとう)と呼ばれ、南北に伸びた半島のような姿でありながら砂州によってヨーロッパ大陸と地続きになった島となっています。またジブラルタルは国土全体でも南北5キロ、東西1.2キロの非常に小さな国となっています。

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セブンシスターズはイギリスの絶景スポット!行き方や見どころを紹介 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
イギリス南東部イースト・サセックス州にあるセブンシスターズは、その白亜のチョークでできた美しい崖で有名な観光スポットです。よく知られているドーバーの白い崖より壮大な風景のセブンシスターズですが、その周りの牧歌的な田園風景も魅力のひとつです。

ジブラルタルの公用語と通貨は?見出し

イギリス領となっているジブラルタルの公用語は英語となっており、また通貨はジブラルタル・ポンドと言われるものとなっています。しかしスペインと国境を接しているため多くの観光名所では英語とスペイン語の表記が行われていたり、さらにはポルトガル語やイタリア語なども話されています。また通貨はイギリスのポンドであれば問題なく使用することが出来るようになっています。

ジブラルタルの歴史見出し

アフリカ大陸とヨーロッパを結ぶ交通の要衝地であるジブラルタルは古くからその交通の利便性ゆえに多くの権力者に狙われ、様々な民族や国家によって支配されてきました。古くはフェニキア人による国家であるカルタゴに支配され、その後はローマ帝国、そして西ゴート王国と紀元前後よりジブラルタルは複数の国家によって支配されてきました。

さらに711年、西ゴート王国の滅亡によりムスリムによる統治が始まると、以降ジブラルタルの統治権力は次々と変遷していくこととなります。西ゴート王国を滅ぼしたウマイヤ朝とそれに続く後ウマイヤ朝、ナスル朝、マリーン朝と次々と統治権力が変遷した後、最終的にジブラルタルはマリーン朝によってグラナダ王国へと割譲され、ヨーロッパ人の手による支配に落ち着くこととなります。

スペイン統治下からイギリスの統治下へ

15世紀に入りカスティーリャ王国支配下へと組み込まれたジブラルタルは、その後18世紀初頭までスペイン統治下へと置かれることとなります。15世紀末にフェルナンド2世がスペイン王国を成立させるとジブラルタルも同国の統治下へと組み込まれますが、18世紀には王位継承をめぐりスペイン継承戦争が勃発。この際の講和条約として結ばれたユトレヒト条約によりジブラルタルはイギリス領となります。

現在も続くジブラルタルの帰属問題

地中海への出入り口であり交通の要衝であるジブラルタルの帰属問題は、実は今も続いています。ジブラルタルの地には現在もイギリス軍が駐屯し続けていますが、昨年イギリスがEUからの離脱を決定したのに対しジブラルタルは残留を希望。ジブラルタルの今後についてはスペインがイギリスと共同統治を検討するなど不透明となっています。ジブラルタル観光の際にはそんな同国の状況にも留意しておきたいところです。

ジブラルタル観光で人気のスポットをご紹介!見出し

ここからはジブラルタルで観光客から人気となっているスポットをご紹介します。小さな国土でありながらも観光地として名高いジブラルタルの地は自然が豊かな場所としても知られており、ジブラルタル観光の際に美しい自然を見ることは欠かせません。まずはそんなジブラルタルの美しい自然に触れられるスポットからご紹介しましょう。

ジブラルタルの自然が感じられる人気観光地1:ザ・ロック見出し

ジブラルタルは国土の大半を特徴的な形の岩によって覆われており、「ザ・ロック」と呼ばれるそのような岩はジブラルタル観光の際には見逃せない人気の観光地となっています。最高地点は426メートルにも及び絶景が見られるスポットとしても人気の岩はスペインとも国境を接しており、多くの部分は自然保護区にも指定されています。

ザ・ロックは絶景が見られるスポットとして人気!

ザ・ロックには「ジブラルタル・ケーブルカー」という名のロープウェイで上ることが出来、412メートル地点に位置する終点からの眺めは絶景として人気を集めています。さらにロープウェイの駅にはレストランやテラスなども設置されており、そこからは対岸のアフリカ大陸をも見渡すことが出来、絶景を見に多くの観光客が訪れています。

ザ・ロック名物には猿も!

絶景が見渡せるスポットとして人気を集めるザ・ロックの岩山は猿がいることでも人気となっています。一見ニホンザルのようにも見えるジブラルタルの猿は「バーバリーマカク」というアフリカ大陸に生息する種類。なんでもジブラルタルではこれらの猿がいなくなるとイギリスが撤退する、という言い伝えがあり、そのためイギリスによって猿は非常に大切に扱われているといいます。

ザ・ロックにはヘラクレスの伝説も

ザ・ロックの岩山にはヘラクレスの記念碑が設置されています。というのもこの岩山には伝説があり、ギリシア神話に登場する英雄として知られるヘラクレスが牛を王のもとへと届ける仕事の際、近道をするため目の前を塞ぐ巨大な山を怪力で破壊。その際真っ二つとなったのがここジブラルタルの岩山ザ・ロックであり、そのためザ・ロックは「ヘラクレスの柱」との名でも知られています。

ジブラルタルの自然が感じられる人気観光地2:聖マイケル洞窟見出し

ザ・ロックの岩の真下には150にも及ぶ鍾乳洞が点在しているとされ、その中でも最も有名なのがここ「聖マイケル洞窟」となっています。ジブラルタルの岩山の地下を通る洞窟は24キロにも及ぶとされ、アフリカ大陸まで続いていると言われています。洞窟内は見学コースが設けられているとともにガイドツアーでも廻ることが出来るようになっています。

洞窟内には自然の神秘感じるコンサートホールも

聖マイケル洞窟の中には世界的にも珍しいコンサートホールが設置されています。そちらのコンサートホールでは定期的にコンサートが開かれており、幻想的にライトアップされた洞窟内で音楽に耳を傾けるという非常に貴重な体験をすることが出来ます。ジブラルタルを訪れる際にコンサートが開かれるというのであれば、こちらもぜひ訪れてみたいところです。

ジブラルタルの自然が感じられる人気観光地3:アラメダ庭園見出し

19世紀にイギリスのジブラルタル総督ジョージ・ドンによって開かれた広さ6ヘクタールに及ぶ「アラメダ庭園」もジブラルタルの自然が感じられるスポットとして人気となっています。庭園の植物はイベリア半島に生息する種とアフリカ大陸に生息する種が入り乱れており、ここがヨーロッパとアフリカをつなぐ場所であるということを感じさせられます。

庭園内には「アラメダ野生生物保護公園」も

アラメダ庭園内には「アラメダ野生生物保護公園」という動物園も併設されており、こちらも人気の観光地となっています。こちらの動物園はジブラルタルを経由して動物の密輸を行おうとしていた業者より押収した動物達を保護・展示したことがきっかけで始まったそうで、オウムや猿をはじめとした数多くの動物を見ることが出来るようになっています。

英国の雰囲気感じられる園内にも注目!

アラメダ庭園は元々イギリスのジブラルタル総督によって築かれたということもあり、イギリスの雰囲気が感じられるのも人気の理由となっています。イギリス将軍の記念像や庭園に描かれたジブラルタルの紋章も見どころですが、なんといっても目を引くのはイギリス風の真っ赤な電話ボックス。現在電話ボックスとしては機能していないようですが、イギリス領土を訪れた記念に見ておきたいところです。

ジブラルタルで歴史が感じられる人気観光地1:ムーア城見出し

ジブラルタルを訪れたら絶景や自然を感じられるスポットと同時に、ジブラルタルの複雑な歴史に触れられる観光地も訪れておきたいところです。現在ではイギリス領となり、ヨーロッパの一部とされるジブラルタルですが、かつては700年以上にもわたりイスラム教徒による支配が続いていました。そんなイスラム教支配の歴史を感じらるのがここムーア城となっています。

ジブラルタルのシンボルである岩山の上に建つムーア城は12世紀末から15世紀末にかけてモロッコに存在したマリーン朝はじめとするイスラム王朝によって建設された城砦です。建設開始時期は8世紀頃とされていますが、現在でも城の建物や門などムーア城には多くの建築物が残されています。

ムーア城の中でも最も目を引くのは岩山の上に聳え立つ「タワー・オブ・ハミッジ」と呼ばれる塔であり、こちらはジブラルタルの町中からも見上げることが出来ます。この塔はスペイン人によるイスラム王朝駆逐の際に一度破壊されてしまい、その後14世紀のイスラム王朝による再支配の際に再建築されたものだそうです。またムーア城からはジブラルタル町中とその前に広がる海の絶景を見下ろすことも出来ます。

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イギリスの世界遺産ランキング!有名な建築物から不思議遺跡までご紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
イギリスと言えば、ストーンヘンジやビッグベン、ロンドン塔など数々の有名な観光スポットがありますが、その中でも世界遺産に登録されているスポットがあります。そしてイギリスの田舎、カントリーサイドの世界遺産にも足を運んでみる価値はあります。

ジブラルタルで歴史が感じられる人気観光地2:大包囲戦トンネル見出し

交通の要衝地として多くの統治者によって支配下におかれ数々の戦争の舞台となってきたここジブラルタルでは、戦争の際の軍事要塞として岩山の下に複数のトンネルが彫られています。その中には現在もイギリス軍によって使用されているものもありますが、過去に使用されたトンネルに関しては見学できるようになっています。

1797年のジブラルタル包囲戦の際に建設されたというトンネル内では、ジブラルタルの歴史に関する展示と共に、トンネルの掘削方法や当時の兵隊の活動等に関する展示が行われており、戦争の舞台となったジブラルタルの歴史について学ぶことが出来ます。ジブラルタルの歴史に関心がある方であればこちらもぜひ訪れておきたいところです。

ヨーロッパの端「ヨーロッパ・ポイント」も!見出し

ジブラルタルを訪れる際にはヨーロッパの最端ともいえる「ヨーロッパ・ポイント」もぜひ目にしておきたいところです。こちらはジブラルタルの最南端であり、目の前に広がる海の向こうにはアフリカ大陸が見える絶景ポイント。さらにバックにはイスラム教のモスクが立っているというユニークな場所となっており、ジブラルタル観光の人気スポットとなっています。

ジブラルタルではイルカが見れるツアーも!見出し

海に面し自然豊かなジブラルタルは、イルカが見れるツアーが行われていることでも人気となっています。ジブラルタルの港を出発するクルージングでは年間を通して野生のイルカを見ることが出来、運が良ければクジラまで目にすることが出来るそうです。ジブラルタルの陸上の自然に触れた後は海の自然を感じてみてもいかがでしょうか。

イギリスの雰囲気感じられる市街も見どころ!見出し

イスラム王朝に支配されたりスペインに支配されたりと複数の支配権力下に置かれてきた故に様々な文化が入り乱れる様を感じられるのもジブラルタルが人気観光地となっている理由。その中でも街の中心ではパブやイギリス名物「フィッシュ・アンド・チップス」の店などが軒を連ねておりイギリス支配の影響を感じさせ、イギリスの雰囲気を味わいたいのであればこちらも見逃せません。

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イギリス観光おすすめスポットTOP13!人気の名所はやっぱりココ! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
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ジブラルタルは空港も名物?見出し

美しい自然や絶景が名物となっているジブラルタルですが、それらに加えて名物として知られているのが空港。実はジブラルタルで唯一の空港である「ジブラルタル空港」はヨーロッパで最も発着が危険と言われており、世界で最も危険な空港ランキングでも5位に選ばれたことがあるほど危ない空港として有名となっているんです。

ジブラルタル空港が危険と言われる理由とは

ジブラルタル空港が危険と言われる理由としては、観光名所として人気な「ザ・ロック」が滑走路のすぐ脇に控えていることが挙げられます。その上空港の滑走路は道路が横切る形となっており、飛行機の離着陸の際にはまるで電車の踏切のように遮断器が降りて車両の通行が出来なくなるという、非常にユニークな仕組みとなっています。ジブラルタルではそんな踏切も人気の観光スポットとなっています。

ジブラルタルへのアクセスは?見出し

ジブラルタルの空港には日本からの直行便がないため、ジブラルタル観光の際はイギリスから空路を経由して行くか、スペインから陸路を経由して行くこととなります。イギリスから空路で行く際には、ロンドン・ヒースロー空港やガトウィック空港、リヴァプール・ジョン・レノン空港などから、ブリティッシュエアウェイズやイージージェットなどを通じて行くことが出来ます。

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ヨーロッパの南西端ジブラルタルを訪れよう見出し

ヨーロッパとアフリカの玄関口として古くより発展してきたジブラルタル。そんなジブラルタルは交通の利便性ゆえに多くの国家によって狙われてきた負の歴史を持つと同時に、それゆえに多くの文化が交錯する独特の雰囲気を生み出しています。そんなヨーロッパの一部でありながらアフリカやイスラムの雰囲気をも味わえる唯一の場所、ジブラルタルを訪れてみてはいかがでしょうか。

投稿日: 2017年11月14日最終更新日: 2020年10月8日

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