イギリスの治安は？観光地のトラブル回避対策！旅行前に知っておこう！

ヨーロッパの中でも人気の観光地であるイギリス。歴史的建造物などの見所が多く、日本人旅行者も多いです。さて、旅行前に心配になることは、現地の治安のことではないでしょうか。今回はイギリスの治安と、各都市観光地のトラブル回避対策についてなどをご紹介いたします。イギリスで安心安全に旅行を楽しむために、参考にしてくださいね。

2017年8月15日現在、外務省の海外安全ホームページの情報によると、イギリス国内どの都市に関しても、危険情報は出ておりません。過去にイギリスの都市ロンドンやマンチェスターでテロがあったこともあり、観光地などで治安が不安視されるかと思いますが、現時点ではテロの予告などもなく、情勢は落ち着いている状態と言えるでしょう。

今後イギリス国内で、情勢が悪化した場合や、治安が悪くなった場合には、随時外務省の海外安全ホームページにその旨が掲載されるので、旅行前にご確認いただければと思います。さて、その他の一般犯罪に関しての治安はどうなのでしょうか。イギリスの治安は、殺人、軽犯罪等全ての犯罪において日本と比べるとイギリスの方が悪い傾向があります。

イギリスは日本よりも治安が悪いです。数字で表すと、殺人に関しては日本が0.3%なのに対し、イギリスは1.0%です。一般犯罪は日本が19.34%、イギリスが43.13%と、イギリスの方が圧倒的に犯罪率が高い傾向があります。何故イギリスは治安が悪いのでしょうか。その理由は幾つか挙げられるかとは思いますが、宗教観によるものが大きいです。

イギリスは移民や難民が多く、宗教によるフラストレーションが多いと言われています。宗教間の対立によって起きる犯罪や、経済的に厳しくお金がないため犯罪を犯す人々も多くいると言われています。イギリスの都市ごとによっても治安の状況が異なるため、具体的な危険情報と、危険な場所などを併せて具体的にお伝えしたいと思います。

イギリスの首都ロンドンにある地区ウェストエンド。ショッピングやホテル、劇場等、賑やかなピカデリー周辺は、地元の人々だけではなく、観光客が多く集まっています。そのためか、イギリスでのお金の支払いに慣れていない観光客をターゲットに過剰請求をするレストランなどが存在します。現金･クレジットカードの支払い時、どちらも注意です。

イギリス全域で注意が必要ですが、特にピカデリー周辺では支払い時に注意をしましょう。金額が表示された時に、少しでも高いな、おかしいなと思った場合には、きちんと確認をしてから支払いをするようにしましょう。またクレジットカードで支払いをした場合には、明細を絶対に捨てないようにしてください。返金が可能な場合があります。

イギリスロンドンのウェストエンド地区や、メイフェアーのオックスフォードストリートは、他の地区よりもスリが多いと言われています。2つの地域で共通して言えることは、人混みということ。観光客が多く、人混みに紛れてスリを行う人がいますので、その辺りを観光する場合には、気を引き締めて荷物をちゃんと守りながら歩くようにして下さい。

ウェストエンドのピカデリー周辺は写真スポットとしても有名です。観光客が観光に夢中になっている隙を狙って貴重品を奪ったり、変に話しかけてきて油断をさせた上でカバンを奪ったりなど、様々な危険な犯行があります。オックスフォードストリートでは大変人が多いため、カバンを開けられて財布を取られても気づかないことが多いそうです。

イギリスの都市ロンドンでは、ニセ警官が出没することがあるので、注意です。彼らは私服警官で、何かしらの理由をつけて財布を提示させ、巧妙な手口で現金を抜き取られるという事件が発生しています。警察官と言われるとドキッとして差し出してしまいそうですが、実際の警察官は、現金や、クレジットカードの提示を求めることはないそうです。

万が一偽警官と思われる人に声をかけられたら、IDをしっかり見せて欲しい旨を伝えること、制服を着ている警官の元へ連れていって欲しい旨を伝えましょう。偽警官の特徴は、私服なこと、IDははっきり見せず、すぐに隠すことが多いです。トラブルを避けるためにも、勇気を出して伝えて下さい。ロンドンで多発しているトラブルです。

イギリスの都市にもよりますが、特にブリクストンは夜間一人で出歩くことはおすすめできません。ロンドンの中でも危険なエリアと言われており、夜間になるとひったくりや、暴力を振るう者などが現れ、トラブルが起きやすいです。ガイドブックにも掲載されている観光地として有名な都市ですが、夜間は一人で出歩くことは絶対に避けましょう。

イギリスの都市の中でもロンドンのブリクストンは治安が悪い地域として有名です。クラブなどがありナイトライフを楽しめる場所でもありますが、酔っ払いなども多いため、悪酔いをしている人達を見かけたら、トラブルを避けるためにもその場を離れることをおすすめします。また帰り道も地下鉄は危険なので、なるべくタクシーを利用しましょう。

日本では電車内の痴漢が多いですが、近年ではイギリスの都市ロンドンでも多発していると言われています。特に注意して欲しい駅は、観光客もよく利用するロンドンのウォータールー駅です。地下鉄の中でスカートをめくられた被害や、男性に密着され体を押し付けられたトラブルなど、多くの被害報告が寄せられています。物騒な世の中ですね。

ロンドンの地下鉄で痴漢の被害にあわないためには、一番は地下鉄に乗らないことと言いたいところですが、そうもいかないことがあるかと思うので、地下鉄に乗る場合には、あまり混雑している列車には乗らないようにすること、出口とは反対側のドア側に立たないこと、目立つ場所に立つことをおすすめいたします。過度な露出もやめましょう。

イギリスのロンドンで特に治安が良くなく、危険とされているスポットをお伝えいたします。ロンドンのおへそと言われているトラファルガー広場、ピカデリー、オックスフォードサーカス駅、オックスフォードストリート、ブリクストン、ウォータールー駅、フラム･ブロードウェイ駅、バッキンガム宮殿、ソーホーなどなどが危険と挙げられます。

ロンドンで危険な場所と言われているのは、圧倒的に人が多いところです。観光客が多く、人で賑わっている場所は、周りの人に気づかれにくいので、スリや置き引きなどの被害が多く危険です。人がいるからといって安心せずに、常に自分の荷物から目を離さないようにしましょう。駅構内も危険なので、いつでもどこでも油断は禁物です。

上記で述べた通り、イギリスの治安は日本と比べると悪いと言えます。しかしながら、もちろん市民の皆が皆犯罪者というわけでもないので、最低限のことをしっかりと気をつければ、危険を避け、安全に観光を楽しむことができます。観光地などで観光を楽しんでいる最中でも、油断はせずに、貴重品はしっかりとウエストポーチなどに入れましょう。

ショルダーバックの場合には、バックの部分を後ろに下げていると危険なので、自分の前にするようにしましょう。リュックサックの場合でも、気がつかない時に開けられ、財布などを盗まれているという場合があります。また外を出歩くときは、ブランド品や高級な腕時計など、豪華な宝飾品は避けた方が良いでしょう。ターゲットにされます。

夜間を歩くときは、一人歩きは避けるべきですが、一人旅の方もいるかと思いますので、そういう場合には、明るいところ、賑やかな場所を歩くように心がけて下さい。またどこかに移動するときは徒歩ではなく、信頼の置けるタクシーを利用しましょう。夜間は若者や酔っ払いなども多いので、危険を避けるために慎重に行動をしてください。

いかがでしたか?今回は、イギリスの治安についてご紹介いたしました。イギリスは日本と比べると治安が良くない国ではありますが、今回お伝えしたように、最低限のことを気をつけていただければ、安全に観光を楽しめるかと思います。しっかりと自分の身を守りながら、イギリスで楽しい時間を過ごしてください。