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イギリスの世界遺産ランキング!有名な建築物から不思議遺跡までご紹介!

イギリスの世界遺産ランキング!有名な建築物から不思議遺跡までご紹介!
投稿日: 2017年7月1日最終更新日: 2020年10月7日

イギリスと言えば、ストーンヘンジやビッグベン、ロンドン塔など数々の有名な観光スポットがありますが、その中でも世界遺産に登録されているスポットがあります。そしてイギリスの田舎、カントリーサイドの世界遺産にも足を運んでみる価値はあります。

イギリスの世界遺産の定番から穴場まで見出し

イギリスには数多くの国じゅうに有名なものからあまり知られていないものまで、歴史観光スポットが多く存在しています。そんなイギリスの観光地の中でも世界遺産に登録されている、古代の遺跡から産業革命が始まった歴史のある町まで、有名な観光地から穴場までご紹介します。

イギリスの世界遺産ランキング10位:スタッドリー王立公園見出し

ファウンテンズ修道院遺跡群を含む

イギリスの北部ノース・ヨークシャー州にあるファウンテンズ修道院跡(Fountains Abbey)はイギリス国内に数ある修道院跡の中でも一番大きい建物で、周辺のスタッドリー王立公園(Studley Royal Water Garden)とともに世界遺産に登録されています。1132年に13人の修道士によって創設されたファウンテンズ修道院は、その後400年間にわたって発展しました。

ファウンテンズ修道院は1539年に修道院解散令によって閉鎖された後、商人に売り渡されました。1960年代までは個人で所有されていましたが、現在では歴史的建築物の保護団体「ナショナル。トラスト」によって管理運営されています。ファウンテンズ修道院はイギリスでも数ある修道院跡のなかでも保存状態が良く、窓のアーチや装飾なども実際に見ることができます。

イギリスの世界遺産ランキング9位:コーンウォールと西デヴォン見出し

鉱山景観

イギリス南部のコーンウォール州とデヴォン州は、現在では景色の美しさで知られる観光地ですが、18世紀から19世紀にかけてこの地方はスズと銅の鉱山で繁栄し、イギリスの産業革命に大きく貢献したとして世界遺産に登録されました。19世紀の初めには、この地方だけで世界の銅の3分の2を産出していました。

世界遺産に指定されている地域には様々な歴史的な建物が残っていて、ガイド付きのツアーで地下の坑内を見て回ることができるポルダーク鉱山は、世界遺産の鉱山景観の中でも代表的な観光スポットとなっています。その他にも地底湖がある鉱山やエンジンルームなど、コーンウォールとデヴォンに観光スポットが点在しています。

イギリスの世界遺産ランキング8位:アイアンブリッジ峡谷見出し

世界遺産の鉄橋

イギリス中部のシュロップシャー州にあるアイアンブリッジ峡谷(Ironbridge Gorge)のアイアンブリッジは1781年に開通した鉄橋で、この規模の橋が鉄で作られたのは世界でも初めてでした。アイアンブリッジの有名な美しさとともに、近代的な製鉄法が発明された場所からも近く、イギリス産業革命で重要な役割を果たしたということで世界遺産に登録されました。

世界遺産に指定されたエリアは、アイアンブリッジ峡谷のセヴァーン川に架かる鉄橋とその周辺で、博物館やビクトリア時代の建物が再現されたブリスツ・ヒル(Blists Hill)、産業革命に大きく寄与したイギリスの製鉄者であるダービー家旧宅など、様々なアトラクションがあります。周辺にはパブやカフェなどもあります。

イギリスの世界遺産ランキング7位:ハドリアヌスの長城見出し

ローマ帝国の国境線

イギリス北部、カーライルからニューキャッスルまでを東西に走ったハドリアヌスの長城(Hadrian's Wall)は、もともと1987年に世界遺産に登録されていましたが、2005年にドイツのリーメス(ローマ帝国時代の防砦)が世界遺産に加えられたために、「ローマ帝国の国境線」という名称になりました。

イギリスの一部をブリタニアとして属州としたローマ帝国が、イギリス北部(現在のスコットランド)のケルト人からの侵攻に備えて、AD122年に建設を開始しました。完成には10年がかかり、幅3m、高さ4mほどの壁が地形に沿って続きます。現在では、カーライルとニューキャッスルの間に遺構、遺跡、博物館などが点在しています。

イギリスの世界遺産ランキング6位:バース市街見出し

ローマ人の温泉保養地

イギリス南西部のサマーセット州にある街、バースは1世紀頃にローマ人によって温泉保養地として建設され、世界遺産にはバース市街として登録されています。ローマの温泉浴場(Roman Baths)はローマに統治されていた時代に建築が始まり、現在の建物は18世紀に建てられたものです。

バース市街でローマの温泉浴場と並んで有名な18世紀の建物であるロイヤル・クレセント(Royal Cresent)は、半円形の通りに沿って30の家が繋がって建っています。バース市街を流れるエイヴォン川にかかるパルトニー橋(Pultney Bridge)は18世紀に建造された橋で、長さ45m、幅18mの橋にはお店などが並んでいます。

バース(イギリス)のローマンバスとは?天然温泉街の観光スポット11選! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
バース(イギリス)のローマンバスとは?天然温泉街の観光スポット11選! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
3つの源泉からなる天然温泉を持つバースは、ローマ帝国時代にローマンバスと呼ばれる温泉地として栄えていました。現在はイギリスで二番目に人気の観光地として絶大なる人気を誇っています。天然温泉の街バースから人気の観光地を厳選し、11か所ご紹介して行きたいと思います。

イギリスの世界遺産ランキング5位:城郭と市壁見出し

グウィネズのエドワード1世の

イギリスの西部、ウェールズには、イングランド王エドワード1世の時代に築かれたお城がいくつもあり、世界遺産に登録されています。どのお城も13世紀に建築されており、全てがイングランド統治に反対するウェールズの反抗に対する防御のために建てられました。

世界遺産に登録されているお城の中でも特に有名なのが、カナーフォン城(Caernarfon Castle)とコンウィ城(Conwy Castle)です。どちらのお城にも城壁が現存し、街を囲んでいます。セイオント川のほとりに建つカナーフォン城にはいくつも角ばった塔があるのが特徴で、コンウィ城は8つの円柱の形をした塔が有名です。どちらも歴史的に重要な役割を果たしたお城です。

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ウェールズ観光!おすすめスポット7選!イギリスの小国!見どころはコレ! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
ウェールズは、イギリスを構成している国の1つです。国内には3つの国立公園、約400の湖、600を超える城があります。ロンドンからのアクセスも便利で、日帰りでもウェールズの観光を楽しめます。ウェールズ観光のおすすめスポット7選をご紹介します。

イギリスの世界遺産ランキング4位:ダラム城と大聖堂見出し

ハリー・ポッターシリーズにホグワーツ校

イギリス北部の街、ダラムにあるダラム城と大聖堂(Durham Castle and Cathedral)はどちらもノルマン・コンクエスト(ノルマン征服)後、11世紀に建てられた歴史的建物で、特に大聖堂はノルマン様式の傑作ともされています。ダラム大聖堂は、映画「ハリー・ポッター」シリーズにホグワーツ校として登場し、現在では人気の観光スポットとなっています。

ダラム大聖堂の向かいに建つダラム城は11世紀にダラム司教の住居として築城され、住居がオークランド城に移されてからは大学として使われていました。現在ではダラム大学の学生寮になっており、見学はガイド付きのツアーのみで可能です。ダラム城の中にあるチャペルでは、現在でも毎週礼拝が行われています。

イギリスの世界遺産ランキング3位:カンタベリー大聖堂見出し

カンタベリー大聖堂・聖オーガスティン修道院・聖マーティン教会

イギリス南東部のケント州にあるカンタベリーは、イギリスの宗教史でも重要な役割を果たしてきた街です。カンタベリー大聖堂(Canterbury Cathedral)はイギリス国教会の総本山であり、カンタベリー大司教は王室関連の儀式を執り行います。1170年にヘンリー2世によってカンタベリー大司教トーマス・ベケットが暗殺された後に聖人に列せられた後は、カンタベリーに巡礼する人々が増えました。

同じくカンタベリーにある聖オーガスティン修道院(St. Augustine's Abbey)は、6世紀末に創設されたベネディクト会の修道院で、もともとはケント王とカンタベリー大司教の墓所として建てられました。15世紀には広大な敷地の中に、2000巻もの写本を所蔵する図書館もありました。聖マーティン教会はイギリスで現在でも礼拝が行われている最古の教会です。

カンタベリー大聖堂見どころ!イギリス観光で外せない!周辺スポットもご紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
カンタベリー大聖堂見どころ!イギリス観光で外せない!周辺スポットもご紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
英国ケント州にあるカンタベリーは、風景の美しい「リトルベニス」と呼ばれる美しい街です。小さな街でありながら世界遺産に認定されている大聖堂を始め、様々な見どころが一杯の観光地です。「カンタベリー大聖堂」とその周辺の観光地やランチ処についてご紹介したいと思います。

イギリスの世界遺産ランキング2位:ウェストミンスター宮殿他見出し

ウェストミンスター宮殿・ウェストミンスター寺院・聖マーガレット教会

ロンドンの中心部にあるウェストミンスター宮殿(Westminster Palace)、ウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)、そして聖マーガレット教会(Church of St Margaret)は、イギリスの政治や歴史の上で重要な役割を果たしてきた世界遺産です。ウェストミンスター宮殿は世界的にも有名な国会議事堂で、その時計台であるビッグ・ベンはロンドンでは外せない観光スポットになっています。

ウェストミンスター宮殿の後ろにあるのがウェストミンスター寺院です。11世紀に修道院として建てられたウェストミンスター寺院は荘厳な雰囲気のゴシック様式で有名な建物で、国王の戴冠式や結婚式など、王室関連の儀式として使われることがよくあります。ウェストミンスター寺院と同じ敷地にある聖マーガレット教会は、フランドルのステンドグラスで有名な教会です。

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ウェストミンスター寺院!チケットや見学などの観光情報をご紹介 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
ロンドンのウェストミンスターにあるウェストミンスター寺院は、代々イギリス国王の戴冠式やロイヤル・ウェディングが執り行われてきた寺院です。イギリスでももっとも重要な宗教的建物のひとつであるウェストミンスター寺院はみどころいっぱいの観光スポットです。

イギリスの世界遺産ランキング1位:ストーンヘンジ・エーヴベリー見出し

ストーンヘンジ・エーヴベリーと関連する遺跡群

イギリスで最も有名な遺跡と言えば、イギリス中西部のウィルトーシャー州にあるストーンヘンジ(Stonehenge)です。紀元前3000年から2000年の間に立てられたと言われる円形に置かれた巨石群にはいまだにたくさんの謎で包まれています。古代の埋葬地であったなどとも言われますが、儀式に使われたという説もあります。現在では触ることはできませんが、近くで見ることはできます。

ストーンヘンジと同じく世界遺産に指定されているのが、ウィルトーシャー州にあるエーヴベリーのストーンサークルです。エーヴベリーのストーンサークルは、現在ある町を囲むようにできていて、世界で一番大きいストーンサークルと言われています。エーヴリーのストーンサークルには実際に触れることができます。

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ストーンヘンジとは?謎多きパワースポットの行き方・見どころ紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
イングランドには謎の多い、「ストーンヘンジ」と呼ばれる巨石群が残されています。一体どうしてこの様な大きな物が有るのか、一体どうやって運んで来たのか、謎が一杯です。様々な説がある様ですが、そんな世界遺産でもある「ストーンヘンジ」の秘密に迫ってみたいと思います。

イギリスに散らばる世界遺産を訪れよう!見出し

Photo by akipponn

日本人観光客にも大人気のスポットから、あまり知られていない穴場まで、イギリスには世界遺産に登録されている観光スポットや歴史的な建物がまだまだあります。イギリスに行ったらロンドンだけではなく、地方の世界遺産を訪れて歴史と自然を感じるのもいいですね。

投稿日: 2017年7月1日最終更新日: 2020年10月7日

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