ウェールズはどんなとこ?
イギリスは、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4国で構成されています。ウェールズは、ロンドンの西約250kmにある小国で、面積と人口が四国とほぼ同じです。自然豊かな小国で、天空の城ラピュタの舞台にもなりました。ウェールズのおすすめ観光スポット7選について、ご紹介します。
ウェールズの観光スポット①カーディフ城
カーディフ城は、ウェールズ小国の南東部にある首都カーディフ市の中心にある古城です。カーディフ城の歴史は古く、西暦75年頃にウェールズを征服したローマ帝国軍により要塞が築かれたのが始まりとされています。敷地内には、要塞を再利用して、12世紀にノルマン人によって築かれた古城があり、頂上から見渡す市街の風景が絶景です。
敷地内には、もう1つお城があり、15世紀に建造され、19世紀まで増改築が繰り返さました。このお城は、1947年にビュート侯爵家よりカーディフ市に寄付されるまで、貴族の邸宅でした。19世紀に建築家ウィリアム・バーチスによってゴシック様式に再建されており、カーディフ城で一番の見どころです。
おすすめなのが、1868年完成の時計塔、室内の天井の装飾、アラブの間など、豪華絢爛で素敵な内装が施されています。ガーディフ城見学の所要時間は、1時間30分から2時間程度になります。敷地内には、カフェやギフトショップも併設されている素敵な古城なので、時間に余裕をもって観光するのが、おすすめです。
ウェールズの想い出。カーディフ城の外壁。 pic.twitter.com/by48J7CCNS
— toshi (@60ee3107) November 22, 2016
ガーディフ城の見学時間は、3月から10月は10時から17時、11月から2月は10時から16時になります。入場料は、大人£12.50、小人(5歳から16歳)£9.00、シニア・学生£10.95で、日本語のオーディオガイド代が含まれます。ファミリー割引チケットも販売されており、英語のガイドツアーが各種用意されています。
住所:Castle Street, Cardiff CF10 3RB 電話:029-2087-8100
ウェールズの観光スポット②カーナーヴォン城
カーナーヴォン城は、ウェールズ小国の北西グウィネズ州カーナーヴォンに建つ世界遺産に登録されているお城の1つで、コンスタンティノープルにある城壁を参考にしたとされてます。カーナーヴォン城は、イングランドのエドワード1世により、1283年から建造を開始し、1323年に現在の状態になりましたが、未だに完成されていない古城です。
カーナーヴォン城の中庭には、イーグル・タワー、クィーンズ・タワー、チェンバレン・タワーなど8本の塔が周囲を囲んでいます。西側はメナイ海峡、南側はセイオント川に面して建っているので、塔の上から見渡す風景は絶景です。南側のクィーンズ・タワーとシャンベレーン・タワーは博物館になっていますよ。
カーナーヴォン城の見学時間は、3月から6月は9時30分から17時、7月と8月は9時30分から18時、11月から2月は10時から16時です。見学時間が季節により、異なるのでご注意ください。入場料は、大人£8.95、小人(6歳から16歳)£5.80です。ファミリー割引もあるので、詳しくはお問合せください。
【北ウェールズ コンウィ城】エドワード1世によって建設されたコンウィ城は、1986年、カーナーヴォン城、ビューマリス城、ハーレフ城とともに「グウィネズのエドワード1世の城郭と市壁」として世界遺産に登録されました。@visitwales pic.twitter.com/zsR4ucUXih
— VisitBritain Japan (@VisitBritain_JP) October 14, 2014
カーナーヴォン城は、1282年にウェールズ公国を征服した、エドワード1世がウェールズの抵抗勢力を封じ、権威を見せつけるために、この地域を囲むように、17もの要塞城を建築、改築しており、アイアンリングと呼ばれてます。その内のカーナーヴォン城、コンウィ城、ビューマリス城、ハーレフ城は、世界遺産に登録されています。
また、イングランド王家の皇太子の称号「プリンス・オブ・ウェールズ」が誕生したお城でもあります。1301年にエドワード1世は、息子エドワードに称号を与えたのが始まりとされています。1911年に後のエドワード8世、1969年にはチャールズ皇太子が、カーナーヴォン城で、称号の叙位式典を行いました。
住所:Castle Ditch, Caernarfon LL55 2AY 電話:1286-677617
ウェールズの観光スポット③ビューマリス城
ビューマリス城は、ウェールズ小国の北東部アングルシー島に建つ、エドワード1世により建てられたお城の1つで、世界遺産に登録されています。ビューマリスとは、ノルマンディー語で「美しい湿地」の意味があり、現在ビューマリスは、イギリスの素敵なリゾート地として知られています。
ビューマリス城は、6角形をした城壁の中に4角形をした城壁がある、二重環状城壁に囲まれています。エドワード1世が最後に築いたお城で、1295年に建設を開始し、翌年にスコットランドで反乱がおこり、資金不足になったため、未完成のままになっています。バランスの良いシルエットが素敵な古城で、絶景の風景を満喫できますよ。
ビューマリス城の見学時間は、3月から6月は9時30分から17時、7月と8月は9時30分から18時、11月から2月は10時から16時です。見学時間が季節により、異なるのでご注意ください。入場料は、大人£6.50、小人(6歳から16歳)£4.20になります。
住所:Castle St, Beaumaris LL58 8AP 電話:1248-810361
ウェールズの観光スポット④ハーレフ城
ハーレフ城(ハーレック城)は、ウェールズ小国の北西部ハーレフ市にあるスノードニア国立公園内に建つ古城です。1285年にエドワード1世により、高さ約60mの巨大岩盤の上に築城され、ガーディガン湾に面しています。荘厳な形が素敵な城で、正方形の城壁の四隅に塔があり、海からの攻撃を防ぐ要塞城の1つで、世界遺産に登録されています。
高台にそびえるハーレフ城から見渡すガーディアン湾やスノードニア国立公園の風景は絶景です。ハーレフ城の見学時間は、3月から6月は9時30分から17時、7月と8月は9時30分から18時、11月から2月は10時から16時です。見学時間が季節により、異なるのでご注意ください。入場料は、大人£6.50、小人(6歳から16歳)£4.20になります。
住所:Harlech, LL46 2YH 電話:1766-780552
ウェールズの観光スポット⑤グレート・オーム
グレート・オームは、ウェールズ小国の北部海岸沿いのリゾート地、スランディドノから海に突き出している東西3.5km、南北2km、標高207mの島です。グレート・オームへ行くには、車かケーブルトラムで向かいます。トラムの運転時間は、4月から9月は10時から18時、10月から3月は10時から17時で、10分から20分毎に運行されてます。
車で頂上へ行く場合、途中の狭い道路は、トラムと共有しているので、トラムが通行する時は、車の通行は禁止されます。山頂には、駐車場も完備されています。トラムは、ヴィクトリア駅からハーフウェイ駅までの下部区間、ハーフウェイ駅からサミット駅までの上部区間に分かれており、途中トラムを乗換えます。
5月30日(火) 22時~NHK BSプレミアムにて、北ウェールズを歩く紀行番組が放映予定。ウィリアム王子とキャサリン妃が新婚時代を過ごしたアングルシー島から、アリスの故郷スランディデュノを見下ろす天空の丘グレートオームを辿ります。https://t.co/isRbM0FXGp pic.twitter.com/w6lsjOR8EI
— @WalesJapan (@WalesJapan) May 22, 2017
グレート・トラムへ向かう途中の街並みや風景は、素敵ですばらしく、頂上からはコンウィ湾やスノードニアの山々を見渡せる絶景スポットです。ウェールズ小国を訪れるのなら、グレート・オームは見逃せない観光スポットで、おすすめですよ。
ウェールズの観光スポット⑥ビック・ピット国立石炭博物館
ビック・ピット国立石炭博物館は、ウェールズ小国の南東部にあるブレナヴォンという町にあります。ブレナヴォンは、1788年に開始された製鉄業に続き、石炭産業などで、イギリスの産業革命を支えた町です。ブレナヴォンの産業景観は200年に世界遺産に登録されました。
ジブリパークができるということで、あの有名なパズーが空から降ってきたシータを受け止めたシーンのモデル、ウェールズのブレナヴォンにあるBig Pit国立石炭博物館。入場料無料で炭鉱の地下ツアーあるよ。ただ、車がないと結構不便な場所にある。でも、何気に楽しかったよ。 pic.twitter.com/2RYS362lWJ
— Yui.S (@YuiSverige) June 1, 2017
ビック・ピット国立石炭博物館は、1980年に炭鉱が閉山された後の1983年に博物館としてオープンしました。入場料は無料で、営業時間は、9時30分から17時で、地下の炭鉱ツアーは、10時から15時30分まで開催されています。炭鉱夫に扮して、かつての坑道を巡るツアーは人気もあり、おすすめです。
住所:Blaenafon, Torfaen, NP4 9XP 電話:029-2057-3650
ウェールズの観光スポット⑦セント・ファーガンス国立歴史博物館
セント・ファーガンス国立歴史博物館は、ウェールズ小国の首都カーディフにあるカーディフセントラル駅からバスで約30分のセント・ファーガンスにあるイギリス最大の野外博物館で、17世紀以降のウェールズ小国の暮らしぶりが再現されています。入場料は無料で、見学時間は10時から5時になります。
これがウェールズ国立歴史博物館にある移築された昔の農家の家なんだけど、ここ借家だし、10人くらいでここに住んでたらしいしで、産業革命始まると皆出稼ぎに出てったっていうの、超分かる pic.twitter.com/dIGUOs17Tt
— ワカ (@wakasatominori) January 16, 2017
100エーカーもある広い敷地内には、当時のウェールズの農家や農場、教会や学校などがあり、鍛冶屋などの伝統工芸も見学できます。レストランやギフトショップも併設されており、ウェールズで人気の観光スポットです。雄大な自然の中で、絶景を楽しみつつ、素敵な1日を過ごせるので、訪れることをおすすめします。
住所:St. Fagans, CF5 6XB 電話:029-2057-3500
ウェールズへの行き方は?
小国ウェールズの玄関口は、首都カーディフへになります。ロンドンからカーディフまで、車でM4高速道路を利用して約3時間になります。電車の場合は、パティントン駅からカーディフ中央駅まで約2時間です。ヒースロー空港からバスも運行しており、約4時間でカーディフにアクセスできます。
また、ロンドン・シティ空港から国内線で約1時間でカーディフ国際空港に到着します。カーディフ国際空港から市街地までは、車で約40分、バスで約45分になります。フランス、ドイツ、スペインなどからも国際便が運航されており、アクセスできますよ。
ウェールズ観光を満喫しよう!
今回ご紹介した以外にもウェールズ小国には、自然に囲まれた絶景スポットが随所に散在しており、素敵な古城が点在しています。イギリスを訪れたら、是非ウェールズ小国まで足を延ばし、ウェールズ観光を満喫してくださいね。
もっとイギリスの観光情報を知りたいアナタへ!
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