オーロラやサンタクロースの公式都市ロヴァニエミを紹介します
ロヴァニエミとは、フィンランド北部のラップランドにある、北極線が通る都市です。2006年に周辺の街と合併し、面積は日本の広島県と同じくらいになりました。人口約6万人がこの街に暮らしています。そんなロヴァニエミは、北極線沿いでは「最大の自治体」といわれています。なので、サンタの公式都市にここが選ばれたのかもしれませんね。そんなロヴァニエミの見所を、これから順に紹介していきます。
ロヴァニエミの歴史
まず始めに、ロヴァニエミという都市について。ロヴァニエミの歴史は古く、石器時代から人が住んでいて、最初の住民はサーミ人であったといわれています。紀元前に焼畑農業がおこなわれ、1450年頃の公文章には「主に農・畜産業、その他漁業や狩りなどを営む」と書かれていました。1800年代に、未開拓だった地方金鉱山の採掘で栄えてより人口が増加、ロヴァニエミはラップランドの中心都市となりました。
ロヴァニエミ観光の見所
サンタ、オーロラ、その他も!
秋は湖面に映る「逆さオーロラ」のチャンス。冬は凍ってしまいますからね。去年秋の一番人気ツアーを今年も企画しました。 #フィンランド #イナリ #ロヴァニエミ #オーロラhttps://t.co/H57wGdu96l pic.twitter.com/OdIFjBoKlg
— 北欧旅行フィンツアー (@finntour) April 22, 2016
ロヴァニエミでは、日本にはない素晴らしい体験がたくさんできます。例えば、「白夜」や「極夜」という夜が明るい現象。そして一生に一度は見てみたい「オーロラ」。こういった自然現象につて学べる博物館や、北国でしかできないそり体験などアクティビティも充実しています。
ロヴァニエミ観光1:そり滑り体験
雪国ならではの「そり滑り体験」が、ロヴァニエミで楽しむことができます!おすすめは、ハスキーファームとトナカイサファリ。物語でしか見たことがないそり滑りの風景が堪能できて、さらに自分がその風景の中に入れちゃいますよ。ではこれから、犬ぞりとトナカイのそりを別々に紹介していきます。
ハスキー犬のそり滑り
A Spectacular Day Dog Sledding in #FinnishLapland with @bearhillhusky - The Globetrotting Teacher https://t.co/zsWllIYyOu #travel pic.twitter.com/CXZDets3JY
— Jackie (@globetroteacher) February 24, 2017
ハスキー犬のそり滑りは、北極圏の雪国にぴったりのアクティビティです。「犬に乗るのは気が引ける…」という人もいるかと思いますが、ハスキー犬は皆走るのが好きなので、大丈夫。お客さんが来るのを心待ちにしています。操縦の基本は、舵をとり、ブレーキをかけるだけ。その他は犬まかせでのんびり座っておけばいいので、簡単に楽しむことができます。
トナカイのそり滑り
素敵なオプションツアーがあります。その名も「トナカイサファリでサンタクロース村へ」。トナカイ牧場訪問後、トナカイの引くそりに乗って、冬のキラキラした雪で覆われた森を駆けて行き、サンタクロース村へ向かうことができます。なんとメルヘンチックなのでしょう!ロヴァニエミ見所の2つを一気に体験できますし、お得感満載の素敵なツアーですね。
ロヴァニエミ観光2:アルクティクム
アルクティムは、細長いドーム型のガラス通路が目を引く、スタイリッシュな博物館です。そこでは、北国の自然や歴史、生きる人々の知恵と生活を学ぶことができます。又、オーロラの映画上映が行われているので、もしもオーロラを見ることができなかったとしても、ここでその美しさを拝めることができるので、安心ですね。
ロヴァニエミ観光3:ピルケ科学センター
寒い国にとって、植物はとても貴重な資源。その資源の有効活用を学ぶことができる博物館が「ピルケ科学センター」です。ここでは、森林センターが行っているプロジェクトや、自然と寄り添い生きることについてを、五感をフルに使い体感することができます。森に関する歌を歌えるカラオケエリアがあるなど、面白い展示があるのも見所です。
ロヴァニエミ観光4:ロヴァニエミ教会
街の外れにあるロヴァニエミ教会 pic.twitter.com/6GowOxIyQN
— AleちゃんGO (@viaduk324RtoJ) August 15, 2013
ロヴァニエミ中央駅から少し歩くと、静かな場所に凛と建つ「ロヴァニエミ教会」が見えてきます。1950年に建てられ、この都市に暮らす人々のイベントや冠婚葬祭を見守ってきました。ロヴァニエミ教会は、この街のシンボルと言えるでしょう。中にはパイプオルガンがあり、教会内に良く響き、荘厳さを感じさせます。
「命の泉」は必見!
私のおすすめが、教会奥にあるフレスコ画「命の泉」です。写真からでも伝わる神々しさにパワーを感じずにはいられません。この絵の作者や詳しい情報は明確ではありませんが、教会外の、ラップランド戦争で戦死した人の祈念碑や像と合わせて見ていると、人間の酷さや生きるとは何かについて考えさせられます。見る価値あります。
ロヴァニエミ観光5:リバークルーズ
お次は、趣向を変えて夏の人気アクティビティ「リバークルーズ」を紹介します。ロヴァニエミは夏も見所がたくさん。伝統の木製ボートに乗って、オーナス川とケミ川を進むのが一般的なコースです。美しい緑と湖で心も身体もリフレッシュしますよ。ぜひ冬だけでなく、夏にも行って「鮮緑の森と湖の国」を満喫してみてはいかがでしょうか?
ロヴァニエミ観光6:オーロラ
「オーロラ」。合う言葉が思いつかない程幻想的な美しさは、死ぬ前に一度は見てみたいですよね。北極圏などで見られるオーロラシーズンは9月~4月で、ベストシーズンは12~3月といわれています。といっても、大自然の産物。オーロラを見ることができる確率は、なんと高くて約60%!可能性を上げるためにも一週間以上の日にちを確保して、ツアーに出かけることをおすすめします!
モイモイ号
日本語だから安心!フィンランド発のモイモイ号でオーロラ観測 #travel_jp #フィンランド #旅行 b! https://t.co/s8PL4NsOnq pic.twitter.com/STQI2zknDo
— トラベルjp<たびねす> (@travel_jp_guide) February 12, 2016
ロヴァニエミのツアーとしては、「モイモイ号」というバスに乗ってオーロラ観測場所に向かうのが人気でおすすめです。観測場所に行くと、コタという暖房のきいた暖かい小屋(コテージ)があるので、ぬくぬく快適にオーロラを観測することができます。大切な人と、一緒にオーロラを眺めながら過ごしてみたいものですね。
真っ白のホテル
【フィンランド旅行2日目】夜はオーロラツアーとセットになってる「スノーホテル」見学へ。なんとこのホテル、全てが氷で出来てるのだ。 #フィンランド #ロバニエミ pic.twitter.com/KtkRMUyR18
— ryuxb720 (@ryuxb720) March 7, 2017
又、郊外には「スノーホテル」という雪と氷で造られたホテルがあります。北極圏でしか体験できない場所で、暖かい飲み物片手に絶好のオーロラ観測ができます。近くには360度見渡せる湖があり、空いっぱいに広がるオーロラと、凍った湖との美しい風景を見られることも。寒くて宿泊なんて無理!という方には、避難用の暖房室もありますのでご安心を。
ロヴァニエミ観光7:サンタクロース村(Santa Claus Village)
お待たせしました、サンタクロース村をご紹介します。ここはサンタさんがみんなへ手紙の返事を書き、手伝いをしてくれているトントウ達の話を聞いてプレゼントの準備をしている、サンタさん公式の村です。一年中、クリスマスの飾りで彩られたこの街で、本物のサンタさんに出会うことができます。子どもの頃夢に見たことが現実になる、素敵なスポットですよ。
サンタクロースオフィス
サンタオフィス①ツーリーでっかい。この地から北極圏の始まりです。 pic.twitter.com/TbLJXC99DQ
— ヒラ子 (@Kanikama_Umai) December 16, 2013
サンタクロースオフィスでは、サンタさんと一緒に写真が撮れる場所です。ここのサンタさんは皆、サンタクロース財団公式の素敵なサンタたち。あの赤みがかったふくよかなお顔とふんわりとした笑顔に、誰もが和み、幸せな気持ちになれます。写真と、サンタさんと話したことは一生の宝物になりますね。
サンタクロース・ポストオフィス
世界中の人たちからの手紙を届けている、サンタ公式のポスト。その場で手紙を書いて投函することができます。返事はサンタ村の公式の消印が押してあるので、プレミアム感があって更に嬉しくなりますよ。友達や大切な人にクリスマスカードを送るのもありです!
サンタパーク
サンタクロース村からバスで5分の距離にある「サンタ・パーク」。薄暗い洞窟を抜けると、メルヘンチックで可愛らしいクリスマスの世界が広がります。ここにはレストラン、アトラクション、サンタの執務室などがあり、子供たちが喜びそうな見所たっぷりです。ご家族で楽しめる人気スポットですね。
オーロラも見れる!
2016年12月にオープンしたばかりのガラスイグルー(屋根がガラスのホテル)が、サンタクロース村から徒歩数分という距離にあります。室内は洗礼されたシンプルなつくり。運がよければ寝ながらオーロラを見ることができます!サンタ村で遊んだ後に、ガラスイグルーでくつろぎながらオーロラを見て眠りにつく…。素晴らしすぎますね。
北極線がある!
続】この写真は、ロヴァニエミという場所で撮った、地面に引かれた線です。さて何の数字でしょうか?…答えは、北緯66度32分の緯線。これより北が北極圏!(この写真だけ見せられても…) #Finland #Arctic Circle pic.twitter.com/pN4w0Dc3HV
— Nontaro (@Nontaro_tei) June 21, 2017
捕捉で、サンタクロース村のインフォメーションの近くには、北極圏のラインが引いてあります。数字は北緯66度33分(北極圏の緯度)を示しています。記念撮影名所ですので、この線をまたぐ瞬間などたくさんの写真を撮りましょう!特別な気分になれますよ。
美しい都市ロヴァニエミ
サンタの公式都市・ロヴァニエミの見所、魅力たっぷりに紹介しました。いかがでしたでしょうか?「面白そう!行きたくなった!」と思ってくれたら幸いです。ふっくら微笑むサンタや小人、トナカイに、一面の雪。ピカピカのイルミネーション、そして夜空に輝くオーロラ。まさに夢の世界です。是非次の旅行に、ロヴァニエミを選んでみて下さいね。
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