長谷寺へのアクセス方法まとめ！電車やバスに車での行き方もご紹介！

紫陽花の花が咲き乱れる初夏、紅葉に酔いしれる秋。四季を通じて美しい花を楽しめる長谷寺。鎌倉の海を一望できる場所。様々な仏像などもまつられ、昔の日本人にとっても、心が休まる一方で楽しいテーマパークのようなエリアだったのでしょう。長谷寺には個性的なバスのほか江ノ電、車でのアクセスが良く、鶴岡八幡宮や小町通などとは少し離れているものの一日で楽しめるようになっています。

長谷寺では仏像や草木を鑑賞するだけではなく、写経や写仏などを体験することもできます。道具は全て貸していただけるので特別な準備は必要ありません。参拝者は専用の用紙を千円で買い、あなたが写経した用紙は観音堂に納めてくださいます。写仏のほうは用紙に下絵が印刷されていますので絵が苦手なかたでも心配はいりません。

「鎌倉の西方極楽浄土」と呼ばれる境内を飾る花々。あじさいが美しい「眺望散策路」はまさに絶景です。周辺には40種類以上約2500株のアジサイが咲き乱れ、心を奪われます。「見晴台」からは鎌倉の街と海を一望できます。起伏に富んでいますので歩きやすい服装や靴をおすすめします。

見逃せないのが「観音ミュージアム」です。もともとは明治時代に開設された「宝物陳列所でした」。その後「長谷寺宝物館」となり、平成27年には長谷寺の本尊である「観音菩薩」をメインとした博物館に改装されました。学芸員によるミュージアムトークもあり、心静かにその世界を感じることができます。

住所:神奈川県鎌倉市長谷3-11-2 電話番号:0467-22-6100

電車で行く場合、まずはJR横須賀線で鎌倉駅まで行きましょう。東京駅方面からは直通ですが、少し急ぐならJR東海道線（上野東京ライン）でJR戸塚駅で降り、横須賀線に乗り継ぐのが便利です。大船駅などでも電車の乗り継ぎはできますが、階段を上り下りして乗り場までいかなくてはいけないため、同じホームで乗り継ぎができる戸塚駅が便利です。

そして鎌倉駅から長谷寺までアクセスですが、バスで行く場合には鎌倉駅東口6番のバス乗り場へ。京急バス「鎌4」鎌倉山行などに乗れば「長谷観音」に行くことができます。バス料金は180円、ICカードなら175円となっています。「長谷観音」のバス停には6分から8分ぐらいの時間で到着します。バス停から長谷寺までは5分程度です。

続いて江ノ電鎌倉駅からのアクセスです。JR鎌倉駅に隣接する江ノ電鎌倉駅に、専用の改札口を通って入ります。昭和の香りを残すホームの雰囲気を味わいながら緑のかわいらしい電車に乗り込みましょう。住宅の軒先すれすれに走る江ノ電の小旅行を楽しみながら長谷へ。江ノ電で鎌倉からは長谷駅までの電車料金は190円。所要時間は5分ほどです。また長谷駅から長谷寺までは徒歩5分です。

次は藤沢方面からの電車でのアクセスです。小田急江ノ島線やJR東海道線などで藤沢まで来た場合、やはり江ノ電を使うことをおすすめします。長谷までの電車料金は300円。所要時間は29分です。鎌倉まで行っても300円と同じです。藤沢から江ノ電に乗る場合、見所は鎌倉高校前あたりで目の前に波光煌く海が広がる情景。鎌倉に来た実感を得ることが出来ます。電車の床が木製のクラシカルな車両にあたればラッキーです。

車で長谷寺に向かう場合、東京方面からは横浜横須賀道を使って朝比奈インターで下車します。そこからは朝比奈峠を越えるなどして（県道204号）向かいます。所要時間は30分ほどになります。若しくは国道134号線で海沿いを進む方法もあります。アクセスは便利ですしドライブコースとしても楽しいのですが、観光シーズンには混み時間がかかってしまいますので電車などの公共交通機関をおすすめします。

もっとも距離が近い駐車場がここです。ただし参拝者専用ですのでご注意ください。営業時間は8:00から17:00(3月から9月)、8:00から16:30(10月から2月)駐車料金は時間制で30分毎に300円がかかります。（乗用車の場合）35台をとめることができます。領収書は発行できますがクレジットカードは使えません。

住所:神奈川県鎌倉市長谷3丁目11-2 電話番号:0467-23-8668

駐車料金は時間制で平日8:00から18:00の料金は20分ごとに200円、18:00から8:00の料金は60分ごとに100円です。土日祝の料金は8:00から18:00が20分ごとに500円、18:00から8:00は60分ごとに100円となっています。ただしお得な最大料金も設定されており【月から金】8:00から18:00以内なら最大料金は900円、18:00から8:00以内なら最大料金は300円【土日祝】は18:00から8:00以内なら最大料金300円です。

住所:神奈川県鎌倉市長谷2丁目13

歩いて長谷寺に向かう場合のコースをご案内しましょう。鎌倉駅東口を出たら、左側へ。御成通りを真っ直ぐ進みます。小町通りのような派手さはありませんが地元の人に愛されつつも観光客にもアピールする個性的なお店が並びます。昔ながらの喫茶店、お好み焼き屋さん、駄菓子屋さんで売っていたようなおもちゃが並ぶ店先、こだわりのコーヒー店。あえてガイドブックを見ないで発見を楽しむのも楽しみ方のひとつです。

御成通りを出たら、三叉路を右へ。そこが由比ガ浜通り。まっすぐ長谷寺に続く道になります。ここには六地蔵商店街があり、おしゃれなお店が並びます。六地蔵さんに挨拶してそのまま進めば、元は銀行だった建物を利用したバーが。若い店主が始めたレストランの横に老舗や文化財が並ぶ。歴史と今が渾然一体となった町です。

鎌倉の中心である鶴岡八幡宮方面からは、由比ガ浜通りや六地蔵商店街の風情を楽しみながら徒歩で散策することもおすすめします。また、レンタサイクルや人力車もありますのでお好みでチョイスを。車で行く場合には長谷寺近くの駐車場において、のんびり散歩をすることをおすすめします。長谷寺と組み合わせて楽しくアクセスのよい鎌倉の名所をご紹介します。

広い空を背負い、優しい面差しで私たちを見守る「大仏さん」。高さは11.31m（台座を含めると13.35m）、仏像としては鎌倉で唯一の国宝に指定されています。境内にはかわいいお地蔵さんや大黒さんなど小さな発見がいっぱい。昭和の香りを残すお土産さんも必見です。長谷寺からは歩いて数分。短いコースに食べ歩きができるお店などがたくさん並んでいます。ぜひ長谷寺の参拝と組み合わせて。

住所:神奈川県鎌倉市長谷4-2-28 電話番号:0467-22-0703

別荘地だった鎌倉の面影を今に伝えるアールデコ風の洋館です。館内には夏目漱石、川端康成、高見順など鎌倉ゆかり文学者の直筆原稿などが展示されています。旧加賀百万石前田侯爵家の別邸であり、この建物に入るだけでも当時の人々の体温に触れた気がします。およそ一万坪の庭園は緑濃く、時折クラシックのコンサートなども行われていて心が洗われます。

住所:神奈川県鎌倉市長谷1-5-3 電話番号:0467-23-3911

江ノ電長谷駅の駅ビル二階に入っているアットホームなラーメン屋さんです。駅ビルといっても二階建ての小さなビル、一階には100円均一のショップが入っています。メニューは豊富でバラエティーに富んでいますが、おすすめは「とりそば」。コラーゲンたっぷりの鶏白湯スープは濃厚なのに食べやすく健康的。塩味のシンプルなラーメンに店主の自信を感じます。

住所:神奈川県鎌倉市長谷2-14江ノ電長谷ビル2Ｆ 電話番号:0467-25-6088

ふっくらと丁寧に炊き上げた土鍋ご飯のお店。特に人気なのがしらすやアナゴなどのご飯。1200円から1800円位が中心で、リピーターになるというかたも少なくありません。全体的にやさしい味でありながら満足度も高く、性別や世代を超えて愛されるお店になりつつあります。

住所:神奈川県鎌倉市長谷3-8-13 電話:0467-25-3770

江ノ電長谷駅をはさんで、長谷寺と反対方向に歩けば、まもなく潮騒が聞こえてきます。突き当りを左に折れて国道134号線を渡れば「由比ガ浜」です。夏には海の家が軒を連ね賑やかに。それ以外の季節もサーファーたちが思い思いに波間を漂っています。波打ち際に沿って歩けば、海と対話をしているような気分に。

一年を通じて美しい花々を楽しめる坂東三十三ヵ所霊場の第四番札所でもある「長谷寺」。木造仏では日本一大きい9m余の十一面観音立像や、鎌倉七福神大黒天など、重厚で質実剛健な鎌倉仏教を今に伝える神聖な場所でもあります。それでいて多くのかたを受け入れ、優しい良縁地蔵の微笑で疲れた心を癒してくれます。電車、バス、車のいずれでもアクセスしやすい長谷寺を週末トリップのコースに入れてみてはいかがでしょう。