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依水園は奈良にある日本庭園!見どころやアクセス方法もご紹介!

依水園は奈良にある日本庭園!見どころやアクセス方法もご紹介!
投稿日: 2017年12月22日最終更新日: 2020年10月8日

依水園は奈良市にある国の名勝に指定された池泉回遊式庭園です。東大寺と興福寺の間に位置し、四季折々の美しい花や築山、池などを鑑賞しながら、静かで贅沢な時間を過ごすことができます。今回はそんな依水園の見どころ、アクセス方法、料金などをまとめてご紹介致します。

奈良の依水園で日本の美を再発見見出し

奈良市にあるおすすめスポットのひとつ依水園は国の文化財に指定された日本庭園です。近年、依水園を訪れる外国人観光客が急増し、奈良の人気観光スポットのひとつとして注目されています。今回は依水園の見どころ、アクセス方法、料金などをまとめてご紹介いたします。ぜひ奈良観光のルートに依水園も加えて、訪れてみて下さい。

依水園とは見出し

依水園は奈良市、世界遺産の東大寺と興福寺の間に位置する日本庭園で、国の名勝に指定されています。庭園は約3400坪もあり、東大寺の近くにありながら、静かで落ち着いた雰囲気が魅力です。庭園は江戸時代前期に造られた「前園」と明治期に作られた「後園」の二種類の池泉回遊式庭園で構成されています。

依水園という名前の由来は大和川支流由城川から「水を依っている」ことから、また依水園の庭園が草書体の「水」の文字の形をしているからなど諸説ありますが、はっきりとはしていません。二つの庭園は昭和14年に海運業で成功した中村家が購入し、現在のような合わさった形になりました。

依水園までのアクセス方法見出し

近鉄奈良駅から徒歩又はバスでのアクセスになります。徒歩の場合、所要時間は約15分、東大寺西隣に位置します。バスの場合は近鉄奈良駅より奈良交通バス1番乗り場から市内循環バス乗車、「県庁東」停留所下車で徒歩3分です。車での来園の場合は、西名阪自動車道天理ICから約30分です。但し駐車場はありませんので公共交通機関のご利用をおすすめします。

依水園のご利用情報と料金見出し

開園時間は9時30分から16時30分(入館は16時まで)、休園日は火曜日(但し4、5、10、11月は無休)及び年末年始になります。但し、火曜日が祝日の場合は開園、水曜日が休園。料金は寧楽美術館の入館料込で一般900円、大学生810円、中・高校生500円、小学生300円、未就学児は無料です。土曜日は保護者同伴の小・中学生に限り無料になります。

依水園の庭園見どころ見出し

前園

依水園に入ってすぐ右手にある庭園が「前園」です。江戸時代に武士の裃(かみしも)などに使われた高級麻織物である奈良晒(ならざらし)で財を成した将軍御用達商人清須美道清が、煎茶を楽しむために三秀亭という別邸を移築し、庭園を造りました。池の中には鶴と亀を模した中島を築き、ところどころに灯籠を配しています。

後園

「後園」は明治時代の実業家関藤次郎が詩歌や茶の湯の会を楽しむのが目的で造った築山式の池泉回遊式庭園です。目の前に広がる空間には遠くに見える春日奥山や若草山、東大寺南大門などを借景として、素晴らしい景観が楽しめます。築山の奥には小さな滝があり、水の音に耳を澄ますと時間のたつのも忘れてしまいそうです。

池内にある飛石や沢渡に使われているのはなんと挽臼石。おもしろいアイデアが見られます。また池の護岸石には東大寺の焼失した西塔の中心に立った心柱を支えた磁石といわれたものの一部が残されています。長い歴史の証人として今もなお生き続けています。こうした細部の見どころに注目しながら歩くのもおすすめです。

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吉城園は奈良公園一角の美しい庭園!アクセスや見どころもご紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
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庭園内のおもな建物見どころ見出し

三秀亭

前園内にある「三秀亭」は、奈良晒の御用商人であった清須美道清が煎茶を楽しむために、別邸として移築してきた建物です。贅沢な眺めと一緒に建物内で昼食や抹茶セットなどをいただくことができます。静かな佇まいとのんびりとした時間を楽しみながら、散策後の一服におすすめです!

挺秀軒

江戸前期1670年代に清須美道清が造らせた煎茶の茶室を、裏千家の待合にも使えるように明治に入って縁を取り付け改造した建物です。茅葺の屋根と円窓が特徴的な茶室です。茅葺の屋根には鮑の貝殻が天敵のカラス除けに、また火事に対するお守りとして水につながる海のものである鮑の貝殻をのせています。いにしえの日本人の知恵が今も活かされ続いています。

氷心亭

「氷心亭」は後園が完成した頃である明治30年代に建てられた茶室です。12畳と8畳の広間と6畳の茶室があり、12畳の広間の天井には新薬師寺に使われた古材が用いられています。明治時代には茶会や詩歌の会が行われました。後園を観賞しながら抹茶をいただくこともできます。また当時のままの極薄のガラス窓から見る庭園は揺らいでいるかのように見え、情緒があります。

依水園でお食事見出し

依水園の三秀亭内のお食事処「三秀」では、日本庭園を眺めながら食事や抹茶を満喫することができます。メニューは麦とろがメインの食事、ぜんざい、抹茶とお菓子、コーヒーなどがあります。営業日は庭園の開園日と同じ、営業時間は食事が11時30分から14時がラストオーダーです。喫茶は10時30分から15時30分までです。静寂のひとときをお楽しみください。

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プリンの森は奈良の可愛いカフェ!大仏プリン等のメニューやアクセス情報も紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
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依水園の四季を楽しむ見出し

依水園を散策する楽しみのひとつが四季を通して、様々な花が美しい庭園に彩りを添えて、訪れる人々の目を楽しませてくれることです。4、5月と10、11月は無休で開園しています。花々に若葉、赤に黄色の紅葉が園内をいっそう華やかにして、一度と言わず、四季ごとに通ってみたくなります。

2、3月におすすめなのが椿や紅白梅、ボケなどの可憐な花。4月にはソメイヨシノや八重桜が日本の春の美を演出してくれます。5月になると色鮮やかなツツジやカキツバタの紫色が池の水面に映ります。6、7月には水連や蓮の花が生き生きと暑い太陽の下、生命力を感じさせてくれます。10月には萩や金木犀が、また11月には真っ赤なツツジが庭園内をいっそうあでやかにしてくれます。

依水園内寧楽美術館見出し

依水園内にある「寧楽美術館」は、古代中国の青銅器、古鏡、古印や日本の茶道具、高麗・朝鮮王朝時代の陶磁器などが展示されている美術館です。常設の展示の他、企画展などもひんぱんに行われています。美術館の休館日は火曜日(但し10、11月は無休)と年末年始(12月25日から1月5日)、開館時間は9時30分から16時30分(入園は16時まで)です。料金は依水園入館料に含まれています。

依水園からアクセス可能なおすすめスポット見出し

吉城園

依水園で日本庭園の美に目覚めてしまった方におすすめなのが「吉城園」です。依水園のすぐ隣り(西南側)に位置する、奈良県所有の日本庭園です。もとは興福寺塔頭摩尼珠院があったと伝えられています。若草山、春日山を背景にして、自然の曲線や起伏を取り入れた庭園作りをしています。また茶室に至る庭は杉苔で覆われ、しっとりとした美しい佇まいが見どころです。

開園時間は9時から17時(入園は16時30分まで)、開園期間は4月1日から2月14日、3月1日から3月31日(2月15日から2月28日は休園)。料金は大人(高校生以上)250円、小人(小学生以上)120円、小学生未満は無料です。茶室は茅葺木造の平屋建てで、有料で茶会用に貸出もおこなっています。

ならまち格子の家

江戸時代末から明治時代に「ならまち」に存在した伝統的な町屋建築をあらたに復元し、再現した施設です。ひと昔前の生活様式を体感できるおすすめのスポットです。ウナギの寝床と表現される間口が狭く、奥に長い家屋が特徴的です。目隠しと風通し機能を備えた格子や採光、通風の役割を果たす中庭など工夫の見られる内部はじっくりと見学することができます。

開館時間は9時から17時。休館日は毎週月曜日(祝休日の場合は翌日)、祝日の翌日(土・日曜日を除く)、年末年始(12月26日から翌年1月5日)。入館料金は無料です。アクセスは近鉄奈良駅から奈良交通バス市内循環線「田中町」下車、徒歩3分です。観光客や市民の憩いの場として、また休憩、観光情報提供の場として自由に利用できます。

依水園周辺のおすすめお食事どころ見出し

幡・INOUE夢風ひろば 東大寺店

東大寺門前にある麻製品で有名な「夢風ひろば」のショップ併設のカフェ「幡・INOUE夢風ひろば東大寺店」。有機などにこだわった古代米と汁ものにお惣菜がセットになったヘルシーなランチが人気です。洗練された麻製品やクラフト雑貨はお土産にも大人気です。開放的なカフェテラスでゆったりと居心地の良い空間が味わえます。

ぽくぽく

近鉄奈良駅から歩いて9分。奈良県のご当地豚ヤマトポークを使った料理とカフェ、器のお店「ぽくぽく」。ボリュームたっぷりの豚カツ、生姜焼き、カツカレーなど何を食べても美味しいと評判です。具材たっぷりの汁ものや五穀米も健康に配慮しています。地元民にも愛される人気店で、ご予約をしてからお出かけになることをおすすめします。

依水園で日本庭園を満喫しよう見出し

奈良の依水園は世界遺産東大寺のすぐ近くにありながら、静かで落ち着いた雰囲気の中、日本庭園をじっくりと歩きながら堪能することができます。今回は依水園の見どころ、アクセス方法、開園時間、料金などをまとめてご紹介いたしました。時間の過ぎるのも忘れ、日本の美をあらたに発見しに依水園へ足を運んでみませんか。

投稿日: 2017年12月22日最終更新日: 2020年10月8日

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