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丹生川上神社の中社・下社・上社を巡ろう!御朱印や見どころ情報もご紹介!

丹生川上神社の中社・下社・上社を巡ろう!御朱印や見どころ情報もご紹介!
投稿日: 2017年12月24日最終更新日: 2020年10月8日

丹生川上神社は、3か所あります。中社・下社・上社を巡ります。神社なので御朱印帳に御朱印を頂くことができますが、御朱印紙にも御朱印を頂けます。山の中にあるので絶景を楽しんだり、それぞれの神社の見どころもあるのでご紹介します。奈良県・丹生川上神社へ行こう!

丹生川上神社で三社巡り!御朱印も気になる!見出し

奈良県・吉野郡に位置している『丹生川上神社』は、ダムを見下ろすことができる場所にあります。そのため、「天空の社」と言われています。丹生川上神社は3社あり、水を司る神様がお祀りされています。こちらを参拝して巡る「丹生川上神社巡り」をすることができます。3社についても調べてみました。

丹生川上神社は水を司る神様が祀られている見出し

丹生川上神社は、水を司る神様がお祀りされています。御祭神は、高龗大神(たかおかみのおおかみ)は、龍神で水と雨を掌られる大神様なのです。農耕にも深く関わり、雨を降らせたり、止ませたりすることができるのだとか。人々の命も水が必要なので、水を司る神様の龍神様を古き時代から、今日まで大切にしているのです。

祈雨の時は黒馬を、止雨の時は白馬を奉納し、雨を降らせたり、止ませたりしていたようです。生きた馬を奉納するには理由があり、馬は神様に乗ってもらい、こちらの世界へ降りてきてもらうために奉納されていたようです。奉納する方も、される側も、貴重な馬を扱うのは大変だったということです。

丹生川上神社の中社見出し

奈良県・東吉野村に、丹生川上神社の中社があります。古くから水を司る神社として信仰されてきた丹生川上神社。戦国時代に廃絶してしまい、所在地が不明となってしまいました。戦国時代以降には、祈雨も中断となりました。丹生川上雨師神社は、その後、蟻通神社と呼ばれるようになったようです。

丹生川上神社として有力視され、丹生村(現在の下市町)の神社が下社、川上村の神社が上社とされていました。その後の研究で東吉野村の蟻通神社が丹生川上神社と分かったため、中社となった蟻通神社。3社を合わせていましたが、1952年に、それぞれ別の神社として独立しました。

丹生川上神社・中社の御神祭は、罔象女神(みづはのめのかみ)と言う、古くから水を司る神様として、今日まで大切にお祀りされています。高見川のほとりに静かに佇む、丹生川上神社の罔象女神は、変わった出生の秘密をお持ちになっている神様としても、よく知られています。

丹生川上神社・中社の見どころ見出し

丹生川上神社・中社の見どころは、いくつもあります。拝殿から進み、短い石段を上がっていった先にあるのが本殿で、本殿の両側には東殿と西殿があります。東殿の前には「石灯篭」があり、重要文化財の指定を受けています。本殿に参拝に行かれた際に、石灯篭を見てはいかがでしょうか。江戸時代の建築の拝殿も歴史があります。

他にある見どころは、吠えの大杉と呼ばれている、樹齢1000年ほどの杉の木があります。樹高51.5m・幹周りは7m以上もあり、とても大きい杉の木です。なんでも、大杉の幹に両手を当てて、心の願いを唱えると、御神威が授かると言われています。吠えの大杉の前には、祈る方がたくさんいらっしゃいます。

丹生川上神社の西の参道口には、爺婆石がお出迎えしてくれます。正面・左側が爺石、右側が婆石と言われ、夫婦石とも呼ばれています。この石は筏の搬送のために川をせき止めて、鉄砲水を送って筏を流す命がけの仕事をされていた際、道中の安全を祈ったことで信仰が生まれたようです。延命長寿や夫婦円満を願う方が石を撫でています。

丹生川上神社・中社周辺の見どころ見出し

丹生川上神社の見所のひとつとしておすすめしたいのが、すぐ前にある高見川です。水がとても清らかで透明度も高く、美しい川です。川原に降りることもできるので、一度、降りてみてはいかがでしょうか。自分自身が清められそうな素敵な川です。少し山側に位置している東吉野キャンプ場の近くには、東の滝があります。

東の滝へ行くには、キャンプ場近くにあるつり橋を渡り、その先にあるしめ縄が張られている場所が東の滝となっています。大きな滝とは言えませんが、力強い水の流れを見ることができます。丹生川上神社の参拝と周辺の景色や水の美しさを楽しんで頂けたらと思います。

丹生川上神社・中社の御朱印見出し

丹生川上神社でも、御朱印をご授与頂けるので、社務所でお願いしてみてはいかがでしょうか。丹生川上神社と記してはありますが、中社という文字は入っていません。水神宗社といった文字が記され、祈雨の印が入っているので、特徴的な御朱印となっています。御朱印の初穂料は300円です。

丹生川上神社・中社のアクセス見出し

丹生川上神社・中社へのアクセスです。神社は山の中にあるため、アクセスは車が便利です。車でのアクセスは、西名阪自動車道を利用し、天理ICで降ります。169号線を通り桜井へ、165号線で大宇陀を通り、166号線を通り、吉野村へ向かいます。針ICからは、369号線で榛原へ、370号線で大宇陀を通り、166号線で吉野村へ向かいます。

JRでのアクセスです。近鉄大阪線・榛原駅で下車したのち、奈良交通バス「東吉野村役場行」に乗車します。下車する場所は「東吉野村役場」です。吉野村役場からコミュニティバスの「小川大又線」に乗車し、「蟻通」で下車します。こちらは、平日のアクセス方法となります。

休日はアクセスが変わります。近鉄大阪線・榛原駅での下車は変わりませんが、奈良交通バスの「寃田野行」に乗車します。「寃田野」で下車します。寃田野からコミュニティバス「大又寃田野線」に乗車し、「蟻通」で下車をします。休日のコミュニティバスは、小型タクシーで事前予約(0746-32-5050)となっておりますので、予約をお忘れなく!

住所:奈良県吉野郡東吉野村小968 電話:0746-42-0032

丹生川上神社の下社見出し

吉野郡下市町に位置している『丹生川上神社・下社』も、中社と同じように、水の神様をお祀りしている、古くからある神社です。日本最古の水の神様をお祀りしています。そして、下社がお祀りしている神様は闇龗神(くらおかみのかみ)です。日本の水の神様の代表する神様と言われています。

下社では、黒馬と白馬が飼われています。馬が描かれた神社が多い中で、本物の馬が飼われているというのは、とても珍しいことです。2012年には、562年ぶりに白馬が献上されました。例祭が毎年6月1日に執り行われるので、もしかしたら、下社の馬が活躍しているのかもしれません。

丹生川上神社・下社は、「絵馬の発祥の地」と言われています。貴重な生きた馬を奉納するのは、奉納する側もされる側も大変だったこともあり、代わりに絵に書いた馬を奉納することになりました。これが、絵馬の発祥と伝えられています。丹生川上神社の絵馬には、黒い馬と白い馬の2頭が描かれています。

丹生川上神社・下社の見どころ見出し

下社には、御神水というものがあります。「丹生の御食の井」と言い、名水「いのちの水」を飲むことができます。現在、井戸はしっかりと閉じられていますが、代わりに井戸のすぐ脇にある蛇口から飲めるようになっています。水は無くなってからありがたみが分かります。水があるのが当たり前と思わず、大事にしたいものです。

拝殿から本殿までに向かう階段が75段あり、勾配になっている渡り廊下といった感じになっています。拝殿から本殿へ行く階段は、神々しい雰囲気が漂います。階段を下から見上げるような状態になります。拝殿には、毎年6月1日の例祭のみ、一般の参拝者でも階段を上がることができ、本殿の近くまで行くことができるのです。

渡り廊下の裏側に、「御神木」があります。ケヤキは御神木となっており、推定樹齢500年ほどと言われています。幹周4.5m・樹高30m以上あるとのことです。「今、心静かに大木の幹に手を触れて生気を頂きながら、何か一つだけ願いをかけてみよう。思わぬご利益に預かることができるかも。」と記されています。お試しあれ!

丹生川上神社・下社の御朱印見出し

静かな境内で気持ちを落ち着かせ、しっかりと参拝を済ませた後は、御朱印を社務所で頂きます。丹生川上神社下社と書かれています。御朱印には、下社と書かれているので、中社と上社とは少しだけ違います。丹生川上神社の三社を巡って、御朱印紙に頂くか、お持ちの御朱印帳に頂くか、参拝者のお好みで頂いても良いでしょう。

丹生川上神社・下社のアクセス見出し

丹生川上神社・下社へのアクセスです。近鉄吉野線・下市口駅から乗車し、奈良交通バス「洞川行き」で、45分ほど移動します。「長谷」で下車した、すぐの場所にあります。奈良交通バス「笠木行き」でも、アクセスできますので、ご安心ください。バスを下車すると、徒歩で1分ほど歩くと到着します。

お車でのアクセスですと、南阪奈道・葛城ICより、国道24号線から国道370号線を通ります。「岡崎」交差点を南側に曲がります。次に、国道309号線に入り、13kmほど移動すると、丹生川上神社・下社へアクセスできます。無料駐車場がありますので利用することができます。

住所:奈良県吉野郡下市町長谷1-1 電話:0747-58-0823

丹生川上神社の上社見出し

丹生川上神社は、神武天皇の代からお祀りされ、聖域でもあったようです。675年に天武天皇が教示された言葉があり、『人声の聞こえない深山、吉野の丹生川上に我が宮柱を立てて祀れば天下のために必要な雨を降らし大雨を止めるだろう』というものです。この言葉があって、立てられたのが丹生川上神社と言われています。

丹生川上神社・上社では、狛犬の代わりに馬の像が置かれています。雨を降らせて場合は黒い馬を、雨を止める時は白い馬を奉納したことに因んでいると言われています。この馬の像は、今にも動き出しそうなくらい、躍動感が感じられる像です。細部までしっかりと再現されています。

丹生川上神社上社の見どころ見出し

丹生川上神社の見どころは、元宮・遙拝所(ようはいじょ)から眺める景色です。遙拝所は、遠い場所からでも神仏に向かって拝むことができる場所です。遙拝所は、旧社地に向かって設置されています。元の丹生川上神社があった場所に向かっているのです。今までのお社があった場所はダムの底です。

新しく建てられた社殿は、伊勢神宮の古材で建てられたものです。古材とはいえ、立派な神社の木材です。新しさがまだ感じられ、しっかりとした造りなのが分かります。ちなみに、丹生川上神社の旧社殿は、現在、奈良県・明日香村の飛鳥坐神社に移築されています。

他にある見どころは、平安時代の祭祀場跡が、境内は復元された状態で見ることができます。長い時をかけて大切に祀られてきた証拠です。旧境内の御神木(樹齢600年の杉の木)の一部も、境内にあります。丹生川上神社の長い歴史が感じられるものですので、一目、見ておきましょう。

丹生川上神社上社の御朱印見出し

丹生川上神社・上社の御朱印には、水神様を表わした龍がスタンプで入っています。上社の御朱印には、しっかりとした力強い文字で「龍神総本宮」と記されています。御朱印紙には、こちらの文字は入っていないので、龍神総本宮と入れたいのであれば、御朱印帳に書いて頂いた方が良いかと思います。

丹生川上神社上社へのアクセス見出し

丹生川上神社・上社のアクセスです。近鉄南大阪線の上市駅から、奈良交通バスで下桑原行きに乗り、川上村役場で下車します。大台ケ原行きのバスに乗り、湯盛温泉杉の湯で下車します。どちらのバス停からでも神社までは、徒歩で10分ほど移動します。お出かけになる前に、バスの運行状況をチェックすることをおすすめします。

吉野口駅からのアクセスですと、国道309号線を走り、今木北方面へ車を進めます。大定町役場を通り過ぎ、国道169号線・桧垣本を右折、大定署付近を左折、国道169号線をしばらく走っていきます。杉の湯が見えてきたら左折します。国道から外れ、山の中に入っていくように道を進めると神社へ到着します。移動時間は1時間ほどです。

住所:奈良県吉野郡川上村大字迫869-1 電話:0746-52-0733

丹生川上神社の三社巡り見出し

丹生川上神社の三社巡りをお考えであれば、車での移動をおすすめします。山の中にある神社なので、バスが一日に数本しかない公共機関の移動では、時間がかなり必要になります。東吉野村の中社から、川上村の上社までは20km以上あり、川上村の上社から下市村の下社までは30km以上の距離があります。

丹生川上神社三社を巡る時に、吉野和紙で作られた御朱印紙に、御朱印を頂くことができます。御朱印紙には、それぞれの神社の御朱印を頂くことができます。丹生川上神社の三社全てを巡るのでしたら、こちらの御朱印紙に御朱印を頂ければと思います。もちろん、お持ちの御朱印帳にも書いて頂けるのでご安心下さい。

最古の水の神様を祀る丹生川上神社は見どころ多し!見出し

奈良県・丹生川上神社をご紹介しました。最古の水の神様をお祀りし、水を大切にし、信仰を深めてきました。自然に囲まれた中で静かに参拝すると、気持ちも落ち着くのではないでしょうか。御朱印を頂いて、神社との縁を深めて頂けたら幸いです。見どころが多い丹生川上神社へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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投稿日: 2017年12月24日最終更新日: 2020年10月8日

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