奈良の紅葉特集！名所の見頃・穴場をご紹介！ドライブにおすすめはどこ？

秋の奈良は、紅葉の名所がいくつもあり、どこに行って紅葉を眺めようか迷います。そこで、日本の秋を感じさせる紅葉の名所やドライブにおすすめしたい場所をご紹介したいと思います。奈良にはお寺や神社がたくさんあり、紅葉の名所や穴場になっているところがありますよ。

奈良県・高取市にあります、日本三大城の「高取城跡」です。四季折々の顔を見せてくれる高取城跡ですが、特に紅葉が美しいと評判の紅葉の名所として、よく知られています。石垣は、当時のまま、完全に近い状態で残されているので、長い歴史を感じさせます。この石垣と紅葉が、風情があって人気を集めています。

石垣と紅葉を一緒に観ることは、なかなかできません。石垣の向こうには、紅葉が広がり、奈良盆地や大峰山系も見渡すことができますよ。高取城跡のある場所は、標高583mの山頂ですので山道でも歩きやすい靴と服装をおすすめします。

高取城跡の紅葉は、11月中旬から色付き始めて、見頃は11月下旬～12月上旬まで鑑賞することができます。紅葉する木々は、かえで・くぬぎ・ブナ・もみじなどがあります。入場料は特になく、24時間いつでも鑑賞できますが、山道を歩くので、明るい時間帯の鑑賞をおすすめします。

奈良・高畑町にある「瑜伽神社（ゆうがじんじゃ）」です。奈良の紅葉スポットではありますが、観光客が少なく、とても静かなので穴場中の穴場スポットです。瑜伽神社は小さな神社ではありますが、江戸時代からの紅葉スポットで、奈良の地元の人が知る、穴場紅葉スポットです。春は桜の名所でもあります。

高台にあり、とてもきれいな赤色の社殿を持つ瑜伽神社。国の重要文化財にも指定されている神社です。奈良公園が近くにありますが、人も多くないので、ゆっくり紅葉を愛でたい方にとてもおすすめしたいです。少し急な石段を上がるので、足腰が悪い方はちょっときつく感じるかもしれません。

知る人が知ると言ったような感じのこの場所。おすすめのシャッターチャンスは夕方で、紅葉の隙間に夕日が差し込むと、とても柔らかい、秋を感じさせる写真を撮影することができます。一番の見頃は11月下旬～12月上旬ですが、色付くのが遅めの木もあるので、もう少し長く眺めることができます。

室生寺は、女性が入れなかった高野山に対して、女性が入ることが許されていたので、女人高野と言われています。寺の境内に広がる木々が赤や黄色の染まり、国宝の五重塔と紅葉と澄み切った青空のコントラストがとても美しいです。

室生寺の紅葉の見頃は、11月中旬から12月中旬までが一番の見頃で、特に、石段と御堂と紅葉がとても美しいです。深い山の中なのもあり、大きな木も多く、木々が赤く染まるのは圧巻です。土日祝になると、ものすごく込み合いますので、室生寺には平日に行くとゆっくり紅葉を眺められるのが穴場で、おすすめでもあります。

拝観料は大人（中学生以上）600円・子供400円で、拝観時間は4月1日～11月30日まで8時半～17時、12月1日～3月31日までは9時～16時までです。ライトアップされる時期は入山時間も変わります。ライトアップされる時間は17時～20時までとなり、最後に入山受付するのは19時半までです。ライトアップされる時期に関しては紅葉の色づき時期もあるので確認することをおすすめします。

奈良県・正暦寺（しょうりゃくじ）には、「紅葉のトンネル」があります。3000本を超えるかえでの木が、順番に色づき始めます。緑や朱色、黄色と色鮮やかな紅葉が広がっていきます。紅葉のトンネルと言われるのは、大きな木がトンネルのように道を覆いつくすからでしょうか。山内整備料として駐車料金に500円がかかります。

秋から冬にかけて南天の実が赤い色になっていき、参道を美しく染めていきます。南天の木は1000本以上あり、赤く染まった南天の実と紅葉が並ぶと、美しさも一段とアップします。圧巻の美しさと言えるでしょう。

正暦寺の「福寿院庭園」からの紅葉の眺めも美しいです。靴を脱いで縁側に座って紅葉を眺めると、とてもほっとしますよ。順番に色づく紅葉に、赤い南天の実がさらに紅葉を引き立てます。カメラのシャッターを切る方が多く、撮影の穴場スポットとしても知られています。

前園と後園の2つに分かれた庭園からなる「名勝依水園」は、異なる時代で作られている公園です。「前園」は江戸時代に、「後園」は明治時代に造られています。後園の遠くには若草山・春日奥山・東大寺南大門も見える、絶景スポットです。

名勝依水園では、10月中旬くらいから少しずつ色づき始めてきます。紅葉の見頃は11月中旬から11月下旬が一番の見頃になります。紅葉する木々は、もみじ・かえで・ドウダンツツジで、色づいていくと水面にもくっきりと映り込み、何とも言えない美しさです。池の周りは歩くことができますよ。

名勝依水園の入園時間は、9時半から16時半（最終入園16時）までです。定休日は火曜日なのですが、紅葉ピーク時期の10月と11月は無休なので、定休日を気にせずに庭園を散策できます。入園料は大人900円・大学生810円・中高生500円・小学生300円・未就学児は無料です。

紅葉と十三重の塔、青空のコントラストがとても美しい「談山神社」は、紅葉の名所とよく知られていて、「関西の日光」とも言われています。3000本のかえでが圧巻です！多武峰の山中にある十三重の塔は1300年以上の歴史があり、木造で唯一現存している塔でもあります。

談山神社は、重要文化財がいくつもあることも知られています。この美しさと文化財を維持をするために入山料がかかります。大人600円・子供300円・小学生未満は無料です。朱色・黄色・若草色・・・と、グラデーションがかかる紅葉の美しさは格別です！入山料を出しても見る価値ありです。拝観時間は8時半～17時（受付は16時半）までです。

談山神社の見事なかえでが色づく時期なのですが、10月下旬あたりから色づき始め、紅葉の見頃は11月中旬から12月上旬が一番ピークで、遠方からたくさんの観光客が訪れる場所です。11月3日に紅葉の下で行われる「けまり祭」にも注目です。

夜間のライトアップも見応えがあります。昼間のかえでの姿も素敵なのですが、ライトアップされたかえでの葉がとても幻想的です。昼間の青空とのコントラストと夜間のライトアップのどちらも見ごたえがありますので、どちらもおすすめしたいです。

奈良県にある「奈良公園」は、広大な敷地には銀杏やもみじ、ナンキンハゼが色づいていくのを眺めることができます。紅葉の鮮やかな色合いは、絵に描いたようなとても美しい色を鑑賞できます。雰囲気がとてもよく、紅葉の季節になると観光に訪れる方がたくさんいらっしゃいます。

奈良公園の敷地内には様々な寺社があり、東大寺、春日大社、正倉院などがある歴史を感じられる公園です。奈良公園の紅葉が色づいてくるのは10月中旬以降ですが、一番の見頃は11月中旬～12月上旬です。紅葉の美しい朱色と緑がとても鮮やか素敵です。東大寺の東側「手向山八幡宮」に大きなイチョウの木があり、穴場スポットとされています。

若草山に登ると、奈良公園を一望できます。少し登ると視界が開けるのを感じられますし、山頂まで登ると奈良盆地を眺めることができますし、紅葉も一望でき、穴場の絶景スポットですのでおすすめです。標高は342mと、さほど高くはないのですが傾斜が意外ときついと感じますので、降りるときには十分気を付けましょう。

吉野山の絶景をドライブで楽しみませんか？桜の季節は交通規制が多いのですが、秋は規制もなく車で移動するにはぴったりです。濃緑からゆっくりと黄色や朱色に進んでいくので彩りもよく、風情も満点です。吉野山はおすすめのドライブコースですよ。

吉野山の周辺は、ぐるりと車でまわることができるので、紅葉を見ていたいだけでしたら、駐車場には入らずに周遊してもいいです。麓から山頂までの紅葉のグラデーションをドライブしながら眺めることができますよ。吉野山の周辺はおすすめドライブスポットです。

吉野山の紅葉が色づき始めるのは、例年10月中旬から11月初旬、見頃は10月下旬から11月下旬あたりが一番の紅葉の見頃となっています。この時期が吉野山全体に紅葉が広がり、とてもきれいなのでおすすめです。紅葉する木々の種類は、桜・もみじ・かえでなどがあります。

信貴生駒スカイラインは、生駒山と信貴山を結ぶ縦走する道路で、全長20.9kmあり、とても快適に走ることができるドライブウェイです。奈良と大阪の県境にあり、周辺は自然に囲まれているので、春は桜、夏は濃緑、秋は紅葉を眺めることができる絶景ドライブスポットです。

信貴生駒スカイラインは、「紅葉のトンネル」と言われています。朱色や黄色の葉が道の脇から広がり、道路を覆うように茂っているからです。カーブを超えると色鮮やかな紅葉が次々と視界に入ります。情緒あふれる絶景は、観ても飽きない様々な顔を見せてくれます。おすすめの見頃は10月下旬～11月下旬です。

紅葉ドライブにおすすめの信貴生駒スカイライン。カーブや直線が次々と現れ、駆け抜けたくなってしまう衝動に駆られます。注意点は、営業時間があり、通行料が有料です。3月1日～10月31日：6時半～24時。11月1日～2月末：6時半～23時。通行料金は、片道か往復か、通行する場所によって変動があります。

奈良で、濃緑の季節から紅葉に移り変わっていく季節を感じられる絶景紅葉スポットをご紹介しました。ゆっくり紅葉を眺めたり、車が好きな方にはおすすめドライブコースも。秋は食べ物が美味しい季節でもありますが、秋から冬へと季節が一気に変わる時期でもありますので、短い秋を感じることも楽しんでいただけたらと思います。