奈良県イチゴ狩り特集！おすすめの穴場や予約なしでも行ける場所をご紹介！

奈良県は有名な仏教資産を抱えており、自然豊かでのどかな街並みが特徴です。そんな奈良県ですが、実は関西でも指折りのイチゴ狩りスポットでもあるのです。そこで今回は、奈良県で有名なイチゴ狩りの人気穴場スポットについて、奈良県のイチゴに関する時代背景も交えながら紹介していきたいと思います！

奈良県では昭和30年代頃からいちごがさかんに栽培されています。これは、奈良県が大阪と京都の二大都市の近隣に位置しており、そこに住む豊かな人々がいちごを買い求めるようになったのが理由だと言われております。しかし、当時作られていたいちごはとても柔らかいもので、遠方へ運搬するのが非常に困難だったと言われております。

その後、実が比較的丈夫で長持ちするイチゴが奈良県で開発されました。そして、高速道路の開発も相まって、奈良県から関東や九州などの遠方の地域へ奈良県育ちのイチゴが届けられるようになるのです。こういった経緯から、奈良県のイチゴを世に知らしめることになったのだと考えられます。

初期は直接土に植え込む露地栽培という方法が主流でしたが、収穫する頃には雨で傷むという問題が発生し、収穫量が伸び悩みました。また、雑草の生長もいちごの収穫を妨げたのです。そういった問題を受け、イチゴ畑をビニールで被せ、黒いマルチで地面をおおうという対策をとると、収穫量は上昇。作付面積を増やすことになるのです。

そして、昭和40年代には大型のハウス栽培が導入されることになります。さらに、ハウス内の暖房設備や電灯設備を整備することにより、収穫の期間を延長させることに成功するのです。私たちが約半年もの間、イチゴを楽しめるのにはこんな努力があったからなのでしょうね。

奈良県でいちごを育てている主な市町村として、奈良市、天理市、大和郡山市、橿原市、桜井市、生駒郡、田原本町、明日香村、五條市が挙げられます。奈良県全域で11月から5月までいちごのハウス栽培が行われています。イチゴ狩りの開催時期も、だいたい11月から5月頃までである場合が多いようです。

奈良県のイチゴ狩りスポットで最も多く取り扱われている「あすかルビー」は奈良県農業試験場で奈良県原産の「アスカウェイブ」と、栃木県原産の「女峰」をかけ合わせたことで誕生し、2000年に品種登録されました。大きな実が特徴で、糖度と酸味のバランスが良く、イチゴ狩りで堪能するのにおすすめの人気品種です。

奈良県農業総合センターが「7-3-1」と「紅ほっぺ」を交配して誕生させ、平成23年に品種登録されたニューカマーのイチゴです。糖度・酸度ともに高く、濃い目の味があるのがこのイチゴの魅力。こちらも奈良県のイチゴ狩りで良く取り扱われ、人気の高い品種となっております。

明日香村にある14か所もの農園でいちご狩りを楽しめる人気穴場スポットの1つ。寒い日でも、暖かいハウスの中で「あすかルビー」をたっぷり堪能することが出来ます。さらに、ここでは高設栽培を採用しており、立ったままでいちごを摘めるので、腰を痛めることなくいちご狩りを楽しめるスポットとなっております。

料金は5月7日までは大人1500円、小学生1200円、幼児(3才以上)800円となっており、5月8日以降は大人1100円、小学生900円、幼児(3才以上)600円となっております。開催時期は2017年度は1月7日から5月28日まででした。こちらでは、電話での事前予約が必要です。

あすかいちご狩りパークに行くには、電車だったら近鉄吉野線飛鳥駅で下車して徒歩10分から30分。車だったら、奈良市内からは京奈和自動車道、大阪方面からは南阪奈道路から大和高田バイパス経由で国道169号線を南へ向かって行って下さい。カーナビ検索には予約で教えられる住所で検索をかけましょう。

住所：奈良県高市郡明日香村 TEL：0744-54-1115

こちらでは奈良県原産の「あすかルビー」や「古都華」の他に、たった7粒食べるだけで1日分のビタミンCが摂れてしまうと言われている「おいCベリー」の3種類の異なる品種のいちごを30分間楽しむことが出来る人気穴場スポットです。ネットでの評判も上々。3種類のイチゴを食べ比べて、自分が一番気に入ったイチゴを是非選んでみて下さい！

料金は価格は大人で1600円、小学生で1300円、幼児で800円となります。開催時期は2017年度は1月14日から5月末日でした。ただし、毎週火曜日は定休日なのでご注意を。こちらも電話での予約が必須となっておりますので、訪問の前には下記に記載する番号に電話をかけることをお忘れなく。

下村ベリー園は電車の場合はJR大和二見駅よりタクシーで約6分で、車の場合は南阪奈道路葛城インターチェンジから約34分、京奈和自動車道五條西インターチェンジから約5分となっております。なお、京奈和自動車道五條西インターチェンジは和歌山方面からは入れないので、その手前のインターチェンジから入りましょう。

住所：奈良県五條市木ノ原町989-8 TEL：0747-24-3830

関西最大級であり、奈良県いちご狩りスポットの中では1番人気。「あすかルビー」をはじめ、栃木県の「とちおとめ」や静岡県の「あきひめ」などの県外で生まれた人気のいちごも堪能することが出来ます。また、こちらはバリアフリーとなっており、車いすやベビーカーを引きながらの来場も可能なので、多くの人がイチゴ狩りを楽しめますよ！

料金は12月から5月までは大人1700円、小人1500円、3歳以下300円で、6月は大人1600円、小人1400円、3歳以下300円です。開催時期は2016年12月23日から2017年6月末の予定となっております。予約方法は、針T・R・Sベリーファームの予約フォームに入力するか、もしくは電話かFAXで予約します。予約開始は1か月前です。

針T・R・Sベリーファームは電車だったら近鉄大阪線榛原駅からバスに乗車して約30分のところ、針インターを下車したそばにあります。車であれば、名阪国道(国道25号線)針インターチェンジからすぐのところにあります。なお、車で来た場合は、道の駅針テラスの駐車場に駐車してください。園内への入り口は針テラスの2階にあります。

住所：奈良県奈良市針町385 TEL：0743-82-1717

こちらでは「あきひめ」が40分狩り放題のサービスをとり行う穴場スポットとなっております。こちらでも高設栽培を採用しており、いちごの摘み取りが楽です。園内にはイチゴジャムなどを販売する直売所や喫茶室など多様な施設が設置されており、イチゴ狩り以外も楽しめる仕様となっております。

料金は大人1700円、小人1400円、保育園児(3才以上)700円となっております。オプションで50円支払うと練乳のサービスがついてきます。開催時期は今年の1月8日～5月末まででした。こちらは訪問する前の日までに電話もしくは公式サイトの申し込みフォームに必要事項を記入する形で予約します。

なお、あだみね高原ファームでは、車いすラインや車いす専用のトイレを設けているので、車いす利用者の方でも安心して楽しめます。こちらまでのアクセスですが、電車であれば、近畿日本鉄道吉野線福神駅から徒歩25分、車であれば、京奈和自動車道五條北インターチェンジから約5分のところに位置しております。

【あだみね高原ファーム】 住所：奈良県五條市大野新田町243 TEL：0747-26-1115

農業公園信貴山のどか村は予約なしで行けるイチゴ狩りの人気穴場スポットとなっております。うっかり「予約忘れた！」ってなっても大丈夫。こちらでは、奈良百遊山の一つである信貴山を望みながら、「あすかルビー」や「古都華」などの奈良県生まれのイチゴを30分間たっぷり堪能することが出来ます。

料金は大人1300円、小人1000円、幼児(3才以上)500円、乳児(1才から2才)200円となっております。開催時期は2017年は1月から6月上旬です。イチゴ狩り以外でも、ここでは様々なアクティビティを楽しむことが出来ます。なお、こちらの農園は先着順となっておりますので、出来るだけお早めに行かれることをおすすめします。

農業公園信貴山のどか村までのアクセスですが、電車であれば、近鉄生駒線信貴山下駅かJR王寺駅から奈良交通バスに乗車し、信貴山門で降りた後、送迎バスに乗り込んで約5分。車であれば、西名阪国道の法隆寺インターチェンジもしくは香芝インターチェンジから約３０分となっております。

住所：奈良県生駒郡三郷町信貴南畑1-7-1 TEL：0745-73-8203

以上、奈良県おすすめのイチゴ狩りスポットの紹介でした！奈良県と言えば、仏教資産で有名なイメージが強いですが、イチゴ狩りだって楽しむことが出来るのです。是非、ここで紹介したおすすめのイチゴ狩りの穴場スポットに足を運んでみてはいかかでしょうか？新鮮でおいしいイチゴがその場でたっぷり堪能できますよ！