奈良県おすすめドライブコース！夜まで楽しめるスポットをご紹介

奈良県には、日本最多のユネスコ世界遺産、国宝建造物、特別史跡があります。また、5つの国立・国定公園もあり、太古の昔からの自然が多く残されています。そんな古都・奈良の歴史ロマンと美しい自然を楽しめるおすすめドライブコースをご紹介いたします。

日本一の桜の名所、吉野山。ふもとの下千本から奥千本まで、約200種3万本の桜が咲き誇る、まさに圧巻のロケーションです。下千本から順に4月上旬～下旬と長期間お花見が楽しめるのも魅力のひとつ。桜の時季には交通渋滞が激しいため土日を中心に交通規制がされるので、ご注意ください。秋には10月下旬～11月下旬まで紅葉が楽しめます。

若草山、春日山、高円山の山中を走る有料ドライブウェイ。若草山の展望スポットからは、奈良盆地が見渡せます。春日山原始林はユネスコ世界文化遺産「古都奈良の文化財」の一要素となっており、国の特別天然記念物に指定されています。春日大社の山として崇められ、千年以上前から伐採や狩猟が禁止された原始林は、神秘的な雰囲気に包まれています。

天河大辨財天社（てんかわだいべんざいてんしゃ）、みたらい渓谷、洞川と人気のパワースポットを巡るドライブコース。日本三大弁財天のひとつ天河大辨財天社にお参りをし、みたらい渓谷の美観を堪能し、洞川温泉でドライブの旅の疲れを癒すのがおすすめのコースです。

のどかな田園風景が広がる明日香村は、蘇我馬子の墓といわれてる石舞台古墳、高松塚古墳や聖徳太子生誕の地・橘寺、飛鳥寺など数々の歴史的遺産が点在する古代史の里です。古代に思いをはせて歴史探訪を楽しみながら、春は桜、菜の花やレンゲ、秋はヒガンバナが咲く素朴な自然美に心を癒されます。

奈良県と三重県の県境に位置する標高約750mの国定公園、曽爾高原。見渡す限りのススキの群生地はまるで別世界！三重県名張方面からの県道沿いには青蓮寺（しょうれんじ）川に作られた人口湖・青蓮寺湖や紅葉が美しい香落渓（かおちだに）などがあり、景観美を楽しみたい人におすすめのドライブコースです。

飛鳥時代、大津皇子が葬られたと伝わる二上山（ふたかみやま）のふもとにある當麻寺（たいまでら）は聖徳太子の弟、麻呂子が建立し、7世紀に豪族当麻氏がこの地に移築したという由緒ある古刹。當麻寺中之坊に隣接するボタン園は4月下旬～5月上旬が見頃です。また初秋には真っ赤なヒガンバナが随所で見られる自然豊かな町です。

奈良県の最南端に位置する十津川村は山々に囲まれた美しい村で、最も有名な観光スポットは谷瀬（たにぜ）の吊り橋。長さ297m、高さ54mの大規模な吊り橋はスリル満点で、眼下に流れる十津川の流れも美しく、まさに絶景です。他に国の特別名勝及び天然記念物に指定されている瀞峡（どろきょう）の景観も圧巻で、心がリフレッシュされるドライブコースです。

秋には桜井で紅葉めぐりのドライブもおすすめです。藤原鎌足を祀る談山神社は「関西の日光」とも称される紅葉スポットです。見頃は11月中旬～12月初旬で約3000本ものカエデが境内を美しく染めます。ボタンで有名な長谷寺でも10月中旬～12月中旬に美しい紅葉が五重塔を囲む絶景を鑑賞することができます。

歴史遺産や名勝が多い奈良県は、夜まで楽しめる繁華街や観光スポットのイメージはあまりない方も多いのではないでしょうか？ところが古都・奈良らしい夜も楽しめるスポットがたくさんあるのです。おすすめの夜景スポットやライトアップスポット、お祭りやイベントをご紹介します。

奈良奥山ドライブウェイの途中、若草山の展望スポットから一望できる奈良盆地の夜景は、遮るものが何もなくパノラマ夜景が楽しめる人気のスポットです。昼間は多くの観光客でにぎわいますが、夜は人が少なくロマンチックな雰囲気の中、夜景を独占できます。新日本三大夜景に選ばれています。

信貴生駒スカイラインは生駒山と信貴山の尾根沿いを南北に走る有料道路です。桜と夜景の美しさで有名で、いくつかの展望スポットがあります。山頂近くは大阪平野や天気の良い日は淡路島方面まで、また東は奈良市内を一望でき、その夜景に感動します。大阪と奈良の夜景はまた違った雰囲気を持ち、見ごたえのある夜景スポットです。

奈良市の名阪国道沿いにある高峰SA。天理市を一望できる夜景スポットです。上り線は廃止され、現在は下り線のSAのみが営業しています。奈良県のドライブや旅行の帰りに立ち寄り、休憩やお食事の際にその日訪れた史跡や名勝の数々を思い出しながら、ゆっくりといにしえの都、奈良の夜景を楽しんでください。

猿沢池の向こうに見える国宝・興福寺の五重塔とのセットの景観美は昼間でも奈良県を代表する撮影スポットです。夜になるとライトアップされた五重塔が猿沢池に映る逆さ五重塔が美しく、一帯は昼間とはまた違った神秘的で厳かな雰囲気に包まれます。近郊にお泊りの観光客も一目この風景を見ようとこの場を訪れます。

奈良時代の平城京の栄華が感じられる広大な宮城跡地。1998年にはユネスコ世界遺産に「古都奈良の文化財」として登録されています。文化庁による建造物の復元が進められており、現在は朱雀門、第一次大極殿など複数の復元が完了しています。夜になると朱雀門と第一次大極殿はライトアップされ、その栄華を改めて感じさせてくれます。

毎年、桜の時季に合わせて4月上旬～下旬まで、下千本は七曲り坂付近、中千本一帯がライトアップされます。ライトアップされた夜桜を展望できるおすすめスポットは、下千本展望台、お野立ち跡などがあります。また紅葉のシーズンにも見頃に合わせてライトアップが行われます。

奈良公園の南側の浅茅ケ原園地にある鷺池に浮かぶ浮見堂。神社仏閣との関連はなく、周りの景観を損ねないよう建立された檜皮葺き（ひわだぶき）の六角形の休憩所になっています。ライトアップされた浮見堂は幻想的でロマンチックなムードで奈良県有数のデートスポットです。

関西屈指の紅葉スポット、談山神社。紅葉の見頃の11月中旬～下旬の期間限定で境内がライトアップされます。見事な約3000本のカエデの紅葉が光の中で一層鮮やかに映え、境内の朱色の拝殿や十三重塔と見事にマッチして、昼間とはまた違った趣を見せてくれます。

奈良県宇陀市にある女人高野として名高い室生寺（むろうじ）は、春は桜、シャクナゲ、ハナズオウが咲き誇る花の名所。また紅葉スポットとしても有名です。談山神社と同様、紅葉の季節11月中旬～下旬は境内がライトアップされ、山の斜面に建てられた室生寺ならではの起伏に富んだ鮮やかな紅葉風景が楽しめます。

毎年1月に行われる奈良の冬の代表行事、若草山焼き。大花火が打ち上げられた後、33ヘクタールの草地に一斉に火がつけられ、奈良のシンボル若草山が炎に包まれるさまは、大迫力です。毎年、その光景を見ようと多くの観光客が訪れます。若草山山麓、奈良公園や平城宮跡からも見ることができます。

2月に実施されているイベント、しあわせ回廊なら瑠璃絵（るりえ）。春日大社、興福寺、東大寺の三社を光の道でつなぐイルミネーションや、三社の特別夜間拝観やライトアップなども行われています。その他、興福寺国宝殿を始めとする博物館などの夜間開館、ライブなども実施されます。開催中、奈良公園一帯は光とアートが織りなす幻想的なムードに包まれます。

2012年から開催されているライトアッププロムナードなら。例年7月中旬から9月下旬にかけて春日大社一之鳥居、興福寺五重塔、東大寺などの世界遺産や歴史的建造物をライトアップするイベントで、認知度は年々高まっています。光に彩られた古都の街並みを今年の夏、是非ご覧ください。

毎年8月15日の終戦記念日にに行われる、高円山の大文字送り火。戦没者の慰霊と世界平和を祈って、神仏両方が行う非常に珍しい行事です。奈良出身の英霊を供養する大文字は午後8時に点火され、日本最大級の大きさを誇り、奈良市内の各所から眺めることができます。

いかかでしたか？その他にも奈良には伝統の東大寺二月堂のお水取りや采女（うぬめ）神社と猿沢池で行われる采女祭など、夜も楽しめるお祭やイベントがたくさんあります。太古の歴史と四季折々の自然を味わえる奈良県は、お出かけやデート、旅行におすすめのスポットです。