ガチャ飯とは？開催しているサービスエリアやメニューもご紹介！

「ガチャ飯」をご存知でしょうか。「ガチャ飯」とは、子供のときにやった「ガチャガチャ」を使ったランチタイムのイベントです。ガチャガチャを回して出てきたカプセルの中には1枚の食券が入っています。もちろん内容は出てきてからのお楽しみ！その時の「運」によってランチメニューが決定されてしまうのです。

「ガチャ飯」を開催されたのは、兵庫県篠山市の「西紀サービスエリア」（にしきサービスエリア）下りです。西紀サービスエリアは、舞鶴若狭道でただ1つのサービスエリアです。京都府福知山市や舞鶴市に行くときのルートにあります。夏は日本海側へ海水浴へ出かける家族連れでごった返す、大規模サービスエリアです。

西紀サービスエリアで「ガチャ飯」が初めて開催されたのは2017年8月です。夏休み期間中ということもあって多くのお客さんがガチャ飯にチャレンジしました。思いのほか人気が集り、西紀サービスエリアの売上げは前年度と比較して2割り増しになりました。現在は開催されていませんが、次の開催が心待ちにされています。

住所:兵庫県篠山市東木之部1 電話番号:079-593-1133

「ガチャ飯」が誕生した理由は「渋滞解消」が目的でした。西紀サービスエリアは舞鶴若狭道に1つしかないスポットのため、レストランの待ち時間が問題になっていました。ランチメニューに悩む時間を削減すべく登場したのが「ガチャガチャでメニューを決めてはどうか？」という斬新なアイデアだったのです。

ガチャ飯は1回500円でガチャガチャを回すことができます。出てきたカプセルの中にはその日の「運」で選ばれた食券が1枚入っていて、その値段は600円から2000円以上とかなり幅があります。もちろん2000円以上のメニューも500円で食べられますので、もっとも高いメニューが出てきたらかなりラッキー、豪華なランチが味わえるのです。

ガチャ飯は、メニューの交換や返品は一切受け付けないという厳格なルールがあります。しかし、メニューの中にはおそばなどアレルギー対象になるものも含まれているため、アレルギーの理由のみメニューの変更が可能となりました。このようなきめ細かい配慮もあって、ガチャ飯は多くの人に愛されたイベントとなりました。

ガチャ飯は2017年8月5日に登場し、8月31日までの期間開催されました。ガチャ飯の面白さは瞬く間に広がりテレビやネットまで騒がせ、その結果ガチャ飯は2000食も販売される勢いを見せたのです。あまりの好評ぶりに12月29日から翌年1月1日までの4日間、期間限定でガチャ飯は復活されました。

現在のところ、ガチャ飯の次回の開催予定日は発表されていません。西紀サービスエリアではホームページで催し事の予定を随時アップしています。ガチャ飯が気になる方は、西紀サービスエリア（下り）のホームページをチェックしてみてください！混雑解消目的のイベントですので、今年も繁忙シーズンに開催されるかもしれません。

どんなメニューが出てくるかは運しだいの「ガチャ飯」ですが、2017年に販売されたメニューはAランクからDランクまで4つのランクで全20種類用意されました。どれも600円以上するメニューなので、最も安いランクメニューでも「お得」にランチタイムを楽しむことができました！

ガチャ飯では「カツカレー」や「とんかつ定食」、「そばセット」や「からあげ定食」などランチタイムの人気メニューも含まれていました。お目当てのメニューが食べられるかどうかはまったく分かりませんが、どれを食べてもソンはしません。ワクワク感も上乗せされるので、出てきたメニューのおいしさも倍層しそうです。

ここで一番気になるのは「最も高額なメニューは何だったのか？」ではないでしょうか。2017年8月の最高額大当たりメニューは、「但馬牛づくしセット」でした。そのお値段はなんと2100円で、このカプセルが出てきたときは周りの人たちが拍手するという心あたたまるシーンも見受けられたそうです。

ちなみに、12月29日から行われた復活ガチャ飯「ゆくガチャくるガチャ」の最高額大当たりメニューは、「但馬牛ローストビーフ丼」でした。こちらは年末年始らしく大盤振る舞いの2500円のメニューです！今回も、このカプセルが当った人はヒーローのようにもてはやされ、拍手喝采を浴びていました。

ガチャ飯にチャレンジするなら、大当たりメニューを引き当てたいのが人の心です。しかし、本当に大当たりメニューが用意されているのでしょうか。また、どれだけの割合で当たりメニューが入れられているのでしょうか。2017年のガチャ飯の当たりの確率に迫ってみると、意外なことが分かりました。

メニューのランクはAからDまで、それぞれの出る確率は、もっとも高いAが7％、続くBは10％だったそうです。100人に17人は高額メニューが食べられることになります。さらにCは50％で最も安いDは33％で、DよりもCの方が多く用意されていたのです。西紀サービスエリアのスタッフのみなさんのサービス精神には頭が下がるばかりです！

西紀サービスエリア（下り）の魅力は、ガチャ飯以外にもたくさんあります。西紀サービスエリアに立ち寄ったらぜひ味わっていただきたいグルメをご紹介いたします。丹波篠山名産の黒豆や出石そばなど、兵庫県の特産品を使った数々のグルメを、兵庫県の旅の思い出に加えてみてはいかがでしょうか。

西紀サービスエリアで食すべき屋台メニューは「踊りたこ焼き」（6個500円）です！1個のたこ焼きに1匹のイイダコが丸ごと入って焼かれています。タコの足がピョコンとのぞく姿がまるで踊っているようなので「踊りたこ焼き」と名付けられました。明石市名物「明かし焼き」も味わえる兵庫県の魅力満載のたこ焼き屋さんです。

北海道のじゃがいもに、淡路島のタマネギと三田屋の牧場で育った黒毛和牛のお肉を加えた豪華なコロッケは1つ200円で購入できます。「三田屋」は、兵庫県を代表するハムが有名なお肉屋さんで、関西に11カ所のレストランを展開しています。西紀サービスエリアで、兵庫県自慢の「三田屋」の味を楽しんでください。

見た人は必ずびっくりする「黒豆パン」（180円）は、パンの上にこれでもか！というほどの黒豆が載せられています。篠山市内のパン屋さんでは、このような黒豆ぎっしりのパンが当たり前のように売られていて、篠山名物として人気を集めています。篠山のお土産におすすめの商品です。ぜひ、篠山の味を地元にお持ちかえりください！

西紀サービスエリアで買えるおすすめのお土産は「黒豆プリン」（290円）と「ささやまサイダー」（236円）です。黒豆プリンは「高速のおいしいスイーツ」で第1位に輝いた人気商品です。西紀サービスエリア限定のレアなお土産として大人気になっています。ささやまサイダーはレモンと強めの炭酸が特徴のちょっと大人な味わいです。

さらにもう1つ、お土産にしたいおすすめの商品は「甘酒ヨーグルト」（350円）です。甘酒のもとであるお米と米糀は、丹波市の蔵本が製造しています。また、ヨーグルトは丹波産の新鮮なミルクが使われています。容器にはノスタルジックな丹波市の風景が描かれ、丹波地方のお土産にぴったりと大人気の商品です。

西紀サービスエリア（下り）では、毎月更新の「ご当地フェア」が開催されています。猪肉を使ったメニューが味わえる「猪フェア」や「黒豆フェア」、「デカンショ太ネギフェア」「ご当地お肉フェア」など、バラエティ豊かなフェアには毎月多くの人で賑わいを見せています。フェアの予定はサービスエリアのホームページで確認できます。

篠山市近郊には、出石市（いずしし）があります。出石市は、城下町の街並みと「出石そば」で有名な観光地です。大きな時計台「辰鼓楼」（しんころう）の姿は誰もが知るものとなっています。西紀サービスエリアでは「出石そばフェア」も開催されています。フェア期間中に訪れた際は、ぜひ出石そばの味を楽しんでください。

「ガチャ飯」は、混雑解消のための新しい取り組みとして開催された目新しいイベントです。ガチャ飯目的にここを訪れた人も多く連日売り切れになるほど人気を博しました。今、各サービスエリアは「休憩所」の領域を超えた人気スポットになっています。舞鶴若狭道を利用するときは西紀サービスエリアに立ち寄ってみてください！