玄武洞へのアクセスや駐車場は？公園の見どころなど観光情報も紹介！

今回は兵庫県の北、温泉で有名な城崎温泉の周辺にある観光地「玄武洞」についてご紹介していきます。玄武洞は国の天然記念物にも認定されている自然景勝地として知られ、見どころ満載の観光スポットになっています。大迫力の火山活動の跡地は非常に見どころのあるスポットになっており、そんな玄武洞の見どころからアクセスや駐車場までご紹介していきます。

まず、玄武洞はどこにあるかということですが、兵庫県の北、兵庫県豊岡市というところにあります。ここは兵庫県の日本海側に位置する地域で、紅葉やアジサイなどが有名な地域となっています。また、地質学的にも有名な地域らしく、逆転磁場発見の地としても知られており、それとは別に火山活動が盛んだったため、このような地形ができたようです。

そんな地域にある玄武洞ですが、おすすめする一番の理由として、近くに「城崎温泉」があることです。なかなかマニアでないと洞窟を見るためだけに遠くから行くのは難しいかもしれませんが、皆さんもご存知の有名な城崎温泉の観光ついでに寄ってくるとベストかなと思います。距離も車で10分くらいの距離にあるので、一緒に楽しめるおすすめのスポットになっています。

それでは「玄武洞」は一体どんなところなのかということですが、この玄武洞は洞窟の名前であり、この洞窟がある「玄武洞公園」の中には玄武洞をはじめ、青龍洞など、5つの洞窟があります。かなり昔の160万年前に火山活動が盛んであった地域にあり、その噴火によって流れ出たマグマが冷え固まったことででき、このような大迫力な景色を見ることができます。

玄武洞はマグマが固まってできたということですが、何とも不思議な形状をしていますよね。ここがこの玄武洞の一番の魅力とも言えるのですが、「柱状節理」といいます。これがどうしてできるのかというとマグマの冷え方によるものらしく、冷えて収縮することで規則的な割れ目が出来上がるんです。こんな何とも不思議で大迫力な光景が見られるということです。

このように自然現象によって作り出されたわけですが、実は穴自体は人工的に作られているんです。きれいに四角になってくれているので、切り出して建築物に使うことでこのような洞窟になりました。また、こういった場所はこの「玄武洞」以外でも見ることができ、多くは景勝地に指定されたり、世界遺産に登録されたりしており、皆さんも知っているものだと福井の東尋坊などです。

そんな奇怪な玄武洞ですが、見るだけなく方位磁針を近づけてみてください。冒頭の方でご紹介した「逆転磁場発見の地」ですが、これは方位磁針のN極とS極が反転するということで、近づけてみるとそれが本当だということがわかります。こういった場所はあまりなく、その他だと樹海などがあり、正確なことはよくわかりませんが、非常に不思議なスポットと感じることができます。

この玄武洞公園ですが、玄武洞だけでなく、「青龍洞」やそのほかの洞窟があると言いましたが、「青龍洞」も同じくらい見どころのあるスポットになっています。玄武洞は石が切り出されて、洞窟のようになっており、今にも多いかぶさってくるような大迫力が見どころですが、この「青龍洞」は穴が開いていません。

その代わりに個人的には木の根っこのようなイメージがありますが、龍が空へ登っていくように見えるということで青龍洞という名前が付けられています。そんな青龍洞ですが、前には池があり、光の加減によってですが、青龍洞が反射して池に移る姿を見ることができ、幻想的な雰囲気を楽しむことをできるので、ぜひ行ってみたら池を眺めてみてください。

また、青龍洞の池の中には石できた塔が建てられており、その上に石を乗せられたら、願いが叶うとも言われているそうです。中には小銭を投げている方もいたりと、なかなか真剣にやっている人の多いスポットとなっています。このようにただの自然景勝地ではなく、不思議な力というか自然の力を最大限に感じられるおすすめの観光スポットとなっています。

先ほど、不思議な力というように表現しましたが、実はこの「玄武洞公園」はパワースポットとしても人気のある場所となっています。「四神のパワースポット」と言われており、「玄武-青龍-白虎-朱雀」の4つからなっています。玄武洞公園は玄武石が堅いということから、堅い絆や身持ちが固いなどと連想されて、縁結びのパワースポットなんかと言われています。

四神の名前を見るとわかるように洞窟の名前がその神の名前になっていることがわかると思います。先ほどの青龍洞であれば、願いがかなうパワースポットだったり、白虎はハート形の石があるので、恋愛のパワースポットとも言われています。このように玄武洞公園は四神としていくつかのパワースポットがあるので、それらを見て回るのも見どころがあり、おすすめです!

先ほど、青龍洞でご紹介するのを忘れてしまいましたが、青龍洞にある「落ちそうで落ちない石」もぜひ見て頂きたいと思います。青龍堂にある縦に伸びている、玄武石の高いところに落ちそうな石があります。何故落ちてこないのかはわかりませんが、よく受験シーズンなどにお祈りをして、受験祈願をしたりしている隠れスポットになっています。

玄武洞公園の見どころである、玄武洞や青龍洞は一つ一つじっくりみて、観光するのがおすすめですが、観光案内所にある展望台にもぜひ行ってみてください!石を見て、大自然の迫力を感じることもおすすめですが、きれいで広大な田園風景を眺めるのも、ほっこりして気持ちいいです。田舎の雰囲気を感じて、帰れることもおすすめの1つです!

玄武洞公園は観光スポットということで、岩石以外にも見どころが用意されています。一つ目は玄武洞ミュージアムというところが公園の入り口付近にあります。ここは1階がレストランやお土産物やさんになっており、2階はいろいろな岩石の展示がしてあり、中には奇石なども展示がしてあり、より玄武岩について知るにはおすすめのスポットです。

玄武岩ミュージアムは公園の入り口にありますが、玄武洞の目の前にはレストハウスがあります。そこには玄武洞公園のマスコットキャラクターの玄さんがいたりと、ちょっとポップな計らいがあったりします。ちょっとこわもての見た目ですがぜひ、見つけたら、観光の記念に写真を撮ってみてはいかがでしょうか?いい思い出になるかもしれません。

続いては、玄武洞へのアクセスですが、JR豊岡駅からタクシーで10分ほど、城崎温泉駅からもタクシーで10分ほどと非常にアクセスしやすいと思います。車だと、名古屋からだと片道4時間、大阪からだと2時間半のアクセスとなるので、ちょっと遠いので、電車でのアクセスが楽でいいかなと思います。

また、電車でアクセスする場合はJR豊岡駅や城崎温泉駅からタクシーやバスで、アクセスするのも楽でいいですが、電車で一番近い玄武洞駅まで行くというのがおすすめです。玄武洞駅付近の川の対岸に玄武洞公園があるのですが、渡し船があり、それに乗っていくと、ちょっとした風情を感じられ、非常におすすめのコースかなと思います。

渡し船は片道300円で乗せてもらうことができますが、ただ、ちょっと本数が少ないのが問題点で、行くなら事前に玄武洞ミュージアムに電話で確認することがおすすめです。大きくない小舟ですが、ちょっとしたアクティビティーを感じられ、田舎の風情を感じながら移動できるので、ぜひ利用してみてください。

お次は玄武洞公園の入場料と駐車場に関してです。玄武洞公園は非常に良心的で、入場料はありません。ミュージアムなどは大人600円かかるので注意してください。駐車場に関してですが、駐車場も無料となっています。玄武洞ミュージアムのすぐ近くに無料の駐車場があり、そこに車を停めて、玄武洞を探索するという形が一般的となっています。

以上で、玄武洞のご紹介でしたが、いかがでしたでしょうか?玄武洞は天然記念物にも指定されており、不思議な自然景勝地ということがわかりましたでしょうか?城崎温泉にも近く、入場料や駐車場が無料ということで非常に行きやすい観光地でかつ、見どころたっぷりなので、ぜひ近くに行った際は行ってみてください!