「開化堂カフェ」は京都の人気カフェ！おすすめメニューやアクセス情報紹介！

茶筒の老舗である開花堂が京都市内にオープンしたのは「開花堂カフェ」。レトロな建物をおしゃれに改築し、軽いランチも楽しめるカフェとして人気を集めています。また、伝統工芸品を積極的に取り入れていることでも話題に。この記事では、そんな「開花堂カフェ」についてご紹介します。

京都の街中に2016年5月31日にオープンしたのが開化堂カフェ。茶筒の老舗開花堂が手掛けたとしてオープン時からランチやカフェスポットとしてメディアでも多く紹介されています。レトロな建物をオシャレに改築したことでも話題になり、京都の名店の味が楽しめたり、伝統工芸品を使用していることでも人気を呼んでいます。 

住所:京都府京都市下京区河原町通七条上ル住吉町352
電話番号:075-353-5668

京都の人気カフェ、開化堂カフェの営業時間ですが、午前10時30分から午後7時までとなっています。ラストオーダーは午後6時30分です。定休日は木曜日と第一水曜日。また、夏季休業、年末年始の休業もありますので、開化堂カフェに行く前には念のために公式ウェブサイトをチェックしてみるのがおすすめです。

開化堂カフェへのアクセスですが、開化堂カフェは京都市内の便利なところにあり、他の観光地へのアクセスもしやすいので観光の合間に立ち寄るのも可能です。また、ショッピングエリアにもアクセスしやすいので、買物でちょっと疲れた時に軽くランチをしたり、チーズケーキなどの甘いものを食べに立ち寄るという使い方もできます。

アクセスのイメージとしては、JR京都駅と四条通の間という立地です。最寄り駅は京阪本線「七条駅」で駅からは約5分でアクセスが可能です。ただ、京都駅を起点に観光している場合は、京阪本線「七条駅」までは乗り換えがありますので、残念ながらアクセスがあまりよくありません。

ですから、京都駅付近からアクセスする際には開化堂カフェまで歩いてアクセスするのがおすすめです。距離は約1キロ、ゆっくり歩いても約15分ほどで到着できる距離です。バスでのアクセスも可能です。バスの場合は、京都駅八条口からバスに乗って「河原町七條」のバス停で降りてください。

開化堂カフェまでアクセスに使用するバスは、市営バスの4番、17番、205番となります。京都市内の観光にはバスを使用する場合が多く、一日乗り放題券なども発売されているので、バスを利用してアクセスをする人も多いです。天気のいい日には歩いてのんびりと、暑すぎる日や雨の日はバスと使い分けるのもおすすめです。

開化堂カフェを運営しているのは、名前からも明らかなように茶筒で人気の京都の老舗開化堂です。その創業はなんと明治8年。当時から茶筒は変わらず一つひとつ手づくりされているお店で、日用品の域を超え、芸術的な輝きを見せる茶筒は世代を超えて愛されているほか、日本だけでなく世界中にファンが多いことでも知られています。

130もの細かい工程を経て作られる気密性の非常に高い茶筒には3種類あり、銅製、真鍮製、ブリキ製があり、大きさも用途に応じて数種類あります。そして本物の茶筒ならではの味わい方法の一つが経年変化。毎日、お茶を飲む度に手に取っていると色が次第に変化していくのです。まさに茶筒を育てるという経験が出来るわけです。

もちろん茶筒とはいえ、お茶以外を入れることも可能です。大きなサイズを購入すればパスタやシリアルを入れてもいいですし、小さめのサイズならコーヒー豆やスパイスを入れてもいいかもしれません。最近は、茶筒以外にもブリキ製のコーヒー缶やパスタ缶、ワインクーラー、キャンドルスタンドなども発売されています。

そしてそんな京都の老舗開化堂がオープンした開化堂カフェ、建物にも隅々までこだわりがあります。四角い外観が目を引く建物は、昭和2年に建てられた「旧・京都市電内濱架線事務所」です。つまり、明治から大正時代まで運行をしていた市電の車庫兼事務所だったというわけなのです。

そんな歴史ある素晴らしい建築を開花堂が買い取り、開花堂の6代目の社長である八木隆裕さんが中心となって開花堂カフェへと変身をさせました。実際に開花堂カフェの設計したのは京都の建築事務所「楊梅」、内装はコペンハーゲンの「OeO」というコンビで、市電の車庫らしい天井の高さを活かした素晴らしいカフェが出来上がりました。

開花堂カフェの店内は、壁は白で統一されており非常にすっきりとした印象です。そして配置されているカウンターやテーブル、椅子はすべて木で出来ていますので、どこかほっとするようなくつろげる空間に仕上がっています。また、開花堂カフェには開花堂の商品が美しく展示されているほか、開花堂の茶筒などの製品を購入することも可能です。

開化堂カフェに入って真っ先に目に飛び込んでくるのは、カウンターなどに配置されているランプシェードではないでしょうか?無駄のないフォルム、重厚感のある質感、美しい銅の色合いから想像が付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、これは開花堂の職人さんが茶筒と同じ材料を使って製作したものなのです。

開化堂カフェには様々な席があり、少し奥まって落ち着ける席や窓の外を行き交う人を眺めながらコーヒーを味わえるカウンター席などがありますが、天気のいい日のランチなどにおすすめなのがテラス席です。おしゃれなガーデンテーブルとチェアが配置されていますが、なんと日本初登場というデンマークのブランドHAYのものです。

ここまで開化堂カフェのアクセスや開花堂の製品についてご紹介してきましたが、ここからは開化堂カフェのメニューについてご紹介してましょう。隅々までこだわりの散りばめられた開化堂カフェと同様、そのメニューも厳選に厳選を重ねられたものです。そして使用されている食器も伝統工芸品という贅沢なもの。ぜひ注目してみてください。

まずは開化堂カフェのコーヒーからご紹介します。コーヒー豆はコーヒー焙煎師である中川ワニさんによるオリジナルブレンドを使用しています。「Kaikadoブレンドコーヒー」は820円、じっくりと水出しされたアイスコーヒーも同じく820円です。ホットでもアイスでも楽しめるカフェオレもあります。

香り高いコーヒーもいいですが、茶筒の老舗なら日本茶も飲んでみたくなるというもの。京都の老舗の日本茶が取り揃えてあります。「利招園」のお茶を使ったお茶には「鍵善良房」の干菓子がついて800円です。また、同じく「利招園」のお茶を使ったほうじ茶オレもあり、沖縄の黒糖が非常優しい甘さを演出しています。値段は870円です。

暑い日には冷たい抹茶ラテもいいかもしれません。抹茶は「丸久小山園」のものを使用し、非常に甘味と渋みのバランスが絶妙なラテは870円です。また、開化堂カフェでは、日本の春夏秋冬に合わせた季節のお茶を楽しむこともでき、日本人だけでなく外国人にも人気となっています。

10月から4月ごろまでの秋から春にかけて楽しめるお茶が「釜炒り茶」です。100年前のお茶をテーマにし、昔と同じ製法で仕上げられたお茶を頂くことができます。値段は900円です。5月から10月末まで楽しめるのが「水出し茶」。好みで振って飲むお茶は、振れば振るほど甘味が増します。値段は900円です。

開化堂カフェには今ご紹介したような日本茶の他に、紅茶も揃っています。アッサムとケララをブレンドした「Kaikadoブレックファースト」など、どれもこだわりのあるものばかり。特に熊本の紅茶と緑茶をブレンドしたという「Kaikadoスーパーナチュラルブレンド」が人気です。

京都の老舗、茶筒のお店との組み合わせは意外かもしれませんが、開化堂カフェにはこだわりのビールも取り揃えてあります。京都の城崎で地ビールの製造やレストランを展開しているGUBIGABU(グビガブ)のビールはどれも麦芽100％の贅沢な味わい。「空のビール」はピルスナーでチェコ産のザーツホップを使用したもので値段は920円です。

「黒のビール」はスタウトで、ほのかに香るカラメルが面白い黒ビール、「川のビール」はヴァイツェンでフルーティーな香りが特徴ですのでビールが苦手という方にも人気のビールです。値段はどちらも920円。そして、10月から3月までの限定が「雪のビール」です。深みのある味わい深いビールで、こちらも値段は920円です。

開化堂カフェには、軽いランチにもなりそうなデザートメニューもあります。一番人気は京都中京区にある大人気のパン屋「HANAKAGO」とのコラボで実現した 「HANAKAGO 3盛」で、値段は850円。内容は、シュトーレン、ガトーショコラ、赤ワインのパンの3種類です。中川ワニ珈琲のオリジナルブレンド珈琲との相性も抜群!

京都観光でたくさん歩いた日には甘いランチもいいかもしれません。開化堂カフェには「あんバタ」というメニューがあり、名前のとおり、トーストにバターと餡子がトッピングされています。餡子は「中村製餡所」のもの、トーストはもちろん「HANAKAGO」の人気パンです。値段は480円です。

少し懐かしいメニューのチーズトーストもあります。こちらのパンももちろん「HANAKAGO」の製品が使われており、厚めのスライスが見た目にも満足感たっぷり!蜂蜜がついてくるのもアクセントになって更に食欲増進です。値段は480円になっています。珈琲を合わせてもいいですし、紅茶との組み合わせの人気です。

開化堂カフェには、自分の好きなドリンクかスープとセットにすることのできる人気のセットメニューもあります。一番人気のセットメニューは何と言ってもチーズケーキ!那須高原にあるチーズケーキの超有名店「那須高原チーズガーデン」に特別注文したもので、丸い形は茶筒をイメージしたというインスタ映えも間違いなしのチーズケーキです。

チーズケーキはやや小ぶりですが、味はしっかり濃厚なのに後味はすっきりとしたほどよい酸味のある味です。三層になったチーズ部分、香ばしいグラハム生地がバランスよく、スイーツは苦手という人でも最後まで楽しめるようなチーズケーキです。その人気はかなり高く、このチーズケーキを目当てにお店に来るという人も多いとか。

そんな人気のチーズケーキ以外にもセットメニューがあり、厚めのスライスが嬉しいバタートースト、たっぷりと餡子のはいったもなかがあります。トーストはもちろん「HANAKAGO」、餡子は「中村製餡所」のものを使用しています。値段はチーズケーキが550円、バタートーストが350円、もなかが350円です。

そしてこの大人気のチーズケーキをさらに美味しく食べる秘密がトッピングメニューの餡子です。「中村製餡所」の餡子とチーズケーキを組み合わせると、甘味と酸味が絶妙にマッチします。あんバタなどにトッピングしたいホイップ、チーズケーキにもバタートーストにも良さそうな黒糖みつもあり、値段はそれぞれ100円です。

開化堂カフェでランチやお茶を注文すると運ばれてくる食器の美しさに驚く方が多いといいます。それもそのはず、開化堂カフェでは、日本茶やビール、チーズケーキなどのメニューへのこだわりもありますが、使われている食器やフォークやナイフなどへのこだわりもかなりのもの!

開化堂カフェの食器などには、京都工芸の若手の職人で結成されたユニット「GO ON」が開化堂カフェのために制作をしたものが使用されています。伝統から一歩踏み出すというテーマで集まった「GO ON」ですから、伝統を大切にしつつ、デザインはモダンにかっこよく仕上がっています。

水やビール、アイスコーヒーなどが提供されるグラスは、茶筒がモチーフとなっており製作したのは祇園のガラス工房「PONTE」です。カップとソーサ―は宇治の「朝日焼」、ドリッパーは「金網つじ」、珍しい木製のホルダーは「中川木工芸比良工房」の製品。そしてカーテンは西陣織の「細尾」の製品です。

京都観光やショッピングの合間に立ち寄るのにぴったりの「開花堂カフェ」。伝統工芸品というと少し敷居が高いイメージがありますが、実際に「開花堂カフェ」で見てみるとその美しさに思わず購入したくなること間違いなしです。軽いランチにもカフェにもちょうどいい「開花堂カフェ」。ぜひ立ち寄ってみてください。