ジンエアーの荷物制限について！サイズや重さに超過料金などまとめてご紹介！

格安の料金で飛行機を利用できるLCCが人気となっていますが、LCC各社は荷物制限が厳しいことでも知られています。今回は、韓国系LCCのジンエアーの荷物制限について詳しくご紹介します。機内持ち込み荷物、預ける荷物それぞれのサイズや重さはもちろん、持ち込めるかどうか判断に迷う荷物の中身についても解説します。

ジンエアーは韓国航空大手の大韓航空の子会社LCCです。ソウルの仁川国際空港へ就航している日本の空港は、成田空港、新千歳空港、関西国際空港、福岡空港、北九州空港、那覇空港の6つ。また、プサンの金海国際空港へ就航しているのは新千歳空港、関西国際空港、北九州空港、那覇空港の4つとなっています。

ジンエアーの機内へ持ち込みできる荷物は、横、縦、高さの3辺の合計が115cm以内、及び重さ12kg以下の手荷物が1個無料です。リュックサックならほぼ制限以内に収まりますが、スーツケースはよく探せば条件を満たす物があります。例えば、アメリカンツーリスターのクリスタライト32Lやダーツ35Lは3辺の合計サイズがぴったり115cmです。詰め込みすぎて膨らむと即超過してしまうので注意しましょう。

大きさ115cm以内、重さ12kg以下の手荷物1個に加えて、ハンドバッグ類やノートパソコンも無料で持ち込みできます。パソコンやカメラといった精密機械は、預ける荷物の中に入れてしまうと紛失や破損の恐れがあるため、機内で使う予定がなくても手荷物として機内に持ち込み、自分でしっかり管理するのがおすすめです。

飛行機を利用する時、機内に持ち込みしていいのか判断に迷う物もあります。例えば食べ物もその一つです。ジンエアーの機内には食べ物の持ち込みが可能で、お土産用に持ち帰る物も機内で食べる物も持ち込んで大丈夫です。ただし、食べ物の中でも水分の多いゼリーや水煮の缶詰などは液体品とみなされる場合があります。

ジンエアーだけでなく航空各社で制限が多いのが液体です。機内で飲もうと思って購入したペットボトルを没収されてしまった経験のある人も少なくないのではないでしょうか。ジンエアーでは、機内へ液体物を持ち込む場合は100ml以下の容器に入れ、それを容量1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック袋1つ分にまとめることと制限しています。1リットルのジッパー袋は、市販のジップバッグMサイズ相当が目安です。

100ml以下の容器は最大1リットル分、つまり100ml容器10本まで持ち込みできますが、ジップバッグ1枚に入る範囲内となります。飲料水の他、化粧水や乳液、シャンプー、虫よけスプレーやクリーム、日焼け止めなど水分の多い物が広い範囲で液体とみなされるので、手荷物はよく確認しましょう。例外として、医薬品や赤ちゃん用の離乳食は機内で利用する分に限って持ち込みが許可されています。

ジンエアー機内での飲み物は、水は無料サービスです。また、コーヒー、ジュース、炭酸飲料、ワインといった飲み物は有料で機内販売しています。食べ物については、東京、札幌、沖縄発着便で機内食サービスがあります。機内食はマフィン、バナナ、ヨーグルトがセットになっています。飛行時間が短いのに軽食が出るのはうれしいサービス!機内で過ごす時間が楽しくなります。

機内持ち込み荷物の制限を超えた分は、すべて預けることになります。預ける荷物は重さや大きさの制限が行き先によって異なり、日本からのジンエアー発着便の場合は15kgまで無料で、大きさや個数の制限はないようです。また、2歳未満の抱っこで搭乗する子供がいる場合は、その子供分の預け荷物として3辺の合計が115cm、10kg以下の荷物1個とベビーカー1台を無料で預けることができます。

ジンエアーでは、15kg以下という条件を満たしていても、スポーツ用品を預ける時は別途料金がかかります。料金がかかるのはスキー板、スノーボード、サーフボード、ウィンドサーフィン、酸素ボンベを含むスキューバダイビング用品、自転車です。料金は荷物1個につき1000円です。ゴルフバッグはスポーツ用品には入らず、一般の預け荷物と同様の扱いとなります。破損を防ぐため必ずハードケースに入れましょう。

ジンエアーに預ける荷物の重さ制限を超過した分には超過料金がかかります。超過料金は行き先によってそれぞれ異なる金額が設定されていて、日本から韓国の区間は荷物の超過1kg当たり700円がかかります。例えば預ける荷物が20kgだったとすると5kg超過となり、超過料金は3500円ということになります。

楽器のようにデリケートな荷物は、手荷物の大きさの制限を超過していても機内に持ち込むことができます。座席の下や棚に入れることができない大きな荷物は、座席をもう1席予約してそこに置くようにします。予約の際、座席に置く荷物の内容や大きさをジンエアーに連絡しておきましょう。

車椅子でジンエアーを利用する場合は、空港のカウンターでジンエアーの車椅子に乗り換え、自分の車椅子は荷物として預けます。車椅子は1台まで無料で預けることができます。預けてから梱包してもらうことになるので、早めに搭乗手続きを済ませられるように時間に余裕を持って空港へ向かいましょう。電動車椅子の場合は、航空券を予約する際に電池の種類を尋ねられるので説明書を確認しておきましょう。

ペットを連れてジンエアーを利用する場合は、機内持ち込み荷物の扱いとなり一緒に搭乗することができます。キャリーケースを含むペットの重さが5kgを超える場合は預け荷物となります。搭乗が許可されているペットの種類は犬、猫、ペット用の鳥のみで、これ以外の動物は預けることも持ち込みもできません。また、土佐犬やロットワイラーなど猛犬に指定されている一部の犬種も利用できないのでご注意下さい。

ペットのキャリーケースは、ソフトなバッグタイプではなくきちんと箱の形をしたトラベルキャリーがおすすめです。キャリーケースの大きさ制限は縦、横、高さの合計が115cmとなっているので、新しく購入する場合は注意して選びましょう。搭乗中はケースは座席の下に置き、ペットはケースの外へ出さないようにしましょう。また、座席の位置は他の乗客に配慮して後ろの方となるようです。

航空券を予約する際はネット予約ではなくカスタマーセンターへ連絡し、ペットの年齢、体重、大きさ、健康状態をジンエアーに伝えて運送許可を取りましょう。そして、当日までにペット輸送の誓約書、狂犬病の予防接種証明書、検疫証明書を各2枚用意しておきます。ペット輸送の誓約書はジンエアー公式ホームページからダウンロードできます。

預けた荷物の紛失、いわゆるロストバゲージは空港でのよくあるトラブルの一つです。ジンエアーに預けた荷物がバゲージクレームで見つからない場合は、近くの空港係員に伝えて確認してもらいましょう。前に搭乗した時のタグやシールを荷物につけたままにしておくのは紛失につながるおそれがあります。なお、機内での忘れ物は到着地の空港に保管されるので、空港の遺失物センターに連絡をしましょう。

安い料金が人気のLCCジンエアー。航空料金は「スーパーセーブ」、「セーブ」、「エコノ」という3種類があります。スーパーセーブは航空料金が最も安いプランですが、そのぶん日程変更や払い戻しの手数料が割高になります。反対に、エコノは日程変更や払い戻し手数料が安いぶん航空料金が少し高くなります。旅行や出張の予定に応じて賢く使い分けましょう。

ジンエアーでは、予約した航空券を発券する際に発券手数料がかかります。ジンエアーカスタマーセンターで購入し発券する場合は1枚につき500円、空港カウンターで発券する場合は1枚につき1500円かかります。ホームページやスマホアプリから購入できるeチケットは発券手数料がかかりませんが、あらかじめeチケットを自宅やオフィスなどのプリンターで印刷して空港カウンターへ持参する必要があります。

韓国系LCCジンエアーの荷物制限や料金についてご紹介しました。航空料金の安いジンエアーを利用すれば韓国への旅行や出張がますます身近に。機内への持ち込み荷物や預ける荷物を事前にしっかり準備し、スマートに韓国への旅を楽しみましょう。