日本橋の天ぷらは天ぷらめし金子半之助で！行列が出来るランチの魅力は？

「天ぷらめし･金子半之助」は行列が絶えない天ぷらのお店です。伝統の江戸前を継承する本格的な天ぷらが食べられるのに、手ごろな料金です。日本橋で勤める人達のランチスポットにもなっています。行列してでも食べたい「天ぷらめし･金子半之助」の人気の秘密やメニューをご紹介します。

「天ぷらめし･金子半之助」は、日本橋の天ぷらの名店「天丼･金子半之助」の姉妹店で、「天ぷらめし」の専門店です。初代･金子半之助の秘伝のレシピで作る丼つゆや技を継承しています。天ぷらめしだけのメニューですが、コストパフォーマンスの高さから日本橋で行列ができる人気店になっています

「天ぷらめし･金子半之助」の開店は少し遅くて、ランチタイムからの営業になります。営業時間は、月曜日から金曜日が11時から22時まで、土･日曜日と祝日は10時から21時までになります。年中無休で営業していますので、観光やショッピングで日本橋に行ったときでも利用することができます。

江戸前の天ぷらの特徴は、卵を溶いた水で衣を作り風味の強い胡麻油で揚げます。そのため、揚げ上がりはこんがりときつね色に仕上がります。関西の天ぷらに比べると、色が黒いのが特徴です。元々は江戸前で獲れた魚を使っていたので、魚の臭みを取るために胡麻油を使ったようです。

天ぷらめしというメニューは聞き慣れない名前かもしれません。簡単に言えばリーズナブルな料金で食べられる「天ぷら定食」です。天ぷらとご飯、味噌汁などがセットになっています。金子半之助でも、あえて「天ぷらめし」としているのは、天ぷらへのこだわりがあるからではないでしょうか。

「天ぷらめし･金子半之助」は日本橋三越の前を首都高速の高架方向に歩いたところのヴィラアート日本橋の1階にあります。地下鉄では三越前駅A4出口から徒歩2分とアクセスも便利です。地下鉄日本橋駅からは徒歩約6分、JR総武本線新日本橋駅からは徒歩約4分になります。

「天ぷらめし･金子半之助」は開店以来、行列が絶えない人気店です。開店時間がランチタイムになっているためか、開店前から周辺のサラリーマンが列を作ります。お客の注文に合わせて一つひとつ揚げて、アツアツの天ぷらを提供しているため、決して回転が良いとは思えませんが、行列覚悟で席に着けば納得できます。

ランチタイムを過ぎても、行列がなくなることはありません。観光客やショッピングのお客がランチタイムを外して来店しているようです。時間帯によって、並んでいる客層が変わっています。行列をしている人のためにお茶のサービスがあります。季節によって温かいお茶や冷たいお茶に変わります。

「天ぷらめし･金子半之助」の人気の秘密は、なんと言ってもコストパフォーマンスの高さではないでしょうか。本格的な江戸前の天ぷらを、高級店の雰囲気の店内で食べることができます。ボリュームもたっぷりで料金は1000円以下ですから、人気にならないわけがありません。

「天ぷらめし･金子半之助」の入り口には大きな暖簾がかかっています。一面のガラス戸の入り口ですが、暖簾のおかげで店内と表通りを遮ってくれるので安心です。店内はカウンター席だけで高級天ぷら店の雰囲気があります。こじんまりとして大人の隠れ家のような雰囲気をもっています。

入り口の大きな暖簾は、高級なお店のようでおしゃれです。店内は13席のL字形カウンターがあるだけです。カウンター内がオープンキッチンになっていて、2人の職人さんが天ぷらを揚げています。席に着くのを躊躇したくなる高級天ぷら屋さんの店内です。ココで1000円以下の料金とは想像できない大人の空間です。

「天ぷらめし･金子半之助」のメニューはいたってシンプルです。店名にもなっている「天ぷらめし」は3種類、その他に追加で注文できる単品の天ぷらが10種類と少し、飲み物は生ビールとソフトドリンクが4種類。これだけです。ご飯の大盛りやお代わりの料金は100円です。さすがは「天ぷらめし」の専門店です。

「天ぷらめし」は定食のセットメニューですので、メインの天ぷらの他に黒豆茶、ご飯、味噌汁、食べ放題の漬物がセットになっています。最初に出てくる黒豆茶は、豆の味がしっかりと出ていて気持ちを落着かせてくれます。これから出てくる天ぷらを待つ間の静かな時間を楽しみましょう。

黒豆茶を飲んでいると、天つゆと天ぷらを乗せるトレー、小皿が運ばれます。天ぷらができるまでの間は漬物でも摘みながら待ちましょう。最後に絶妙のタイミングでご飯と味噌汁が運ばれます。雰囲気だけでなく、食事の仕方も高級店のおもてなしを、定食料金で楽しむことができます。

看板メニューの「天ぷらめし」は3種類です。「天ぷらめし」の料金は980円、「穴子の天ぷらめし」の料金は1380円、「海老の天ぷらめし」の料金は1380円、これだけです。「天ぷらめし」だけでも十分にボリュームがありますが、このメニューをベースにして、好みのネタを追加注文してもいいかも知れません。

メニューの1品目は「天ぷらめし」です。海老の天ぷら･イカのかき揚げ･舞茸の天ぷら･ししとうの天ぷら･半熟玉子の天ぷら･かしわ肉の天ぷら･ナスの天ぷら･かぼちゃの天ぷら･ハタハタの天ぷらの9種類です。これで料金は980円ですから、コストパフォーマンスは最高です。

これだけの天ぷらを食べると、胃もたれがしそう！とおもうかもしれませんが、サクッとしてサッパリと揚げられた天ぷらは一気に食べられてしまいます。胡麻油で香り豊かに揚げられているためでしょうか。サイコロ状に切られたイカの掻き揚げは柔らかくて絶品です。

メニュー2品目は「穴子の天ぷらめし」です。大きな穴子の１本揚げ･海老の天ぷら・烏賊のかき揚げ･かしわ肉の天ぷら･半熟玉子の天ぷら･なすの天ぷら･舞茸の天ぷら･ししとうの天ぷらの8種類です。野菜の天ぷら3種類は季節によって変わります。料金は1380円です。

穴子の天ぷらは、天ぷら用のトレーからはみ出るように大きな江戸前の穴子です。外の衣は薄くてサクッとして歯ごたえがありますが、中の穴子はふっくらと柔らかく揚げられていて、子供や高齢の方でも美味しくいただけます。単品の追加でもう一本食べたくなる美味しさです。

メニュー3品目は「海老の天ぷらめし」です。大海老の天ぷら4本・烏賊のかき揚げ･かしわ肉の天ぷら･半熟玉子の天ぷら･なすの天ぷら･ししとうの天ぷらの6種類9本です。野菜の天ぷら2種類は季節によって変わります。プリップリの海老の天ぷらが堪能できるメニューです。

築地市場から毎日仕入れる大海老は、活きたまま調理される新鮮そのものです。衣が薄いので、海老品来の美味しさと食感が楽しめます。4本も入っていますので、海老を食べた！という満足感も味わえます。もう少し食べたい！という海老好きは単品の追加ができます。1本の料金は180円です。

「天ぷらめし･金子半之助」の天ぷらめしは、美味しいのはもちろんコストパフォーマンスの高さでも人気があります。連日お店の前に行列ができるのも納得していただけたことでしょう。美味しさと人気の秘密はアツアツの天ぷらにもあります。9種類の天ぷらを食べ進んでもいつでもアツアツの天ぷらです。

「天ぷらめし･金子半之助」はカウンター席だけです。胡麻油の香ばしい香りがするカウンターの目の前で職人さんが天ぷらを揚げてくれます。揚げ上がった順番に食べるのですから、いつもアツアツなのです。職人さんの技を見ることもできますので、パフォーマンスショーを見ているような楽しみもあります。

天ぷらの揚げられるまでの間に楽しめるのが、カウンター前に置いてある3個の壺です。この壺の中には漬物が入っていて、食べ放題なのです。いぶりがっこの刻み、待つ前づけ、きんぴらごぼう、イカの柚子和えなどから3種類が選ばれています。これだけでもご飯が食べられそうなクオリティです。

出汁の効いたきんぴらごぼうは、漬物で出されるクオリティではありません。イカの柚子和えはコリコリとしたいかの食感と柚子の風味が絶妙です。いぶりがっこは歯ごたえがあり燻製の香りはたまらない一品です。どれもお惣菜として立派に存在感を示す漬物ばかりです。

「金子半之助の天ぷらめし」では、どのメニューにも半熟卵の天ぷらが入っています。どのように作るのかと考えながら、レンゲに乗った卵をゆすってみるとプルンプルンと揺れています。割ってみるとトロッとした黄身が流れ出てきます。単品追加でもう一個食べたくなる美味しさです。料金は100円です。

半熟卵の食べ方は思い思いです。お店のおすすめは、半熟卵の天ぷらをご飯の上に乗せてご飯と混ぜて食べるのだそうです。醤油を少しかけると卵かけご飯になりますが、トロッとしてアツアツの半熟卵は、卵かけご飯とは違った一品料理の仕上がりです。単品追加とご飯のお変わりをして、今度は別々に食べてみたくなります。

いつ食べてもアツアツの天ぷらには秘密があります。「天ぷらめし」を注文してから提供される天ぷらは2回に分けて出てきます。1回目は、海老、ししとう、舞茸、半熟玉子、イカのかき揚げです。アツアツ･サクサクの天ぷらは大根おろしを入れた天つゆでまたたく間に食べてしまいます。

1回目を食べ終わった頃を見計らって2回目が出てきます。かぼちゃ、ハタハタ、なす、かしわ肉です。いつもアツアツの理由は食べるタイミングに合わせて天ぷらを揚げているためです。1000円以下とは思えないおもてなしです。「穴子の天ぷらめし」や「海老の天ぷらめし」は3回に分けて提供されます。

天ぷらを食べた後にもう少し食べたい場合やお気に入りの天ぷらがあれば単品でも注文することができます。一本穴子は380円、海老は180円、イカの掻き揚げとかしわ肉の天ぷらは150円です。野菜は季節によって変わりますが、100円からです。美味しさのあまりついつい食べすぎてしまいそうです。

「金子半之助」は日本橋にある天ぷらの名店です。金子半之助は伝統的な江戸前の本格的な天ぷらを提供していますが、リーズナブルな料金で知られています。本店は「金子半之助の天ぷらめし」からは徒歩約1分のところにありますが、こちらも行列が耐えない人気店です。

「金子半之助」の看板メニューは天丼です。メインのメニューは「江戸前天丼」一種類です。本店のメニューもシンプルです。大きな丼からはみ出す天ぷらは、一本穴子、大海老2本、イカの掻き揚げ、半熟卵の天ぷら、他に野菜の天ぷらが乗って970円は激安です。味噌汁は別料金で100円です。

日本橋･金子半之助には本店や「天ぷらめし･金子半之助」の他にも、ラゾーナ川崎店、三井アウトレットパーク木更津店、大阪ららぽーとEXPOCITY店、赤坂店、吉祥寺店、ららぽーとTOKYO-BAY店などの支店があります。日本橋までは遠いと思っている方は、近くのお店に足を運んでみてください。

目の前で揚げたばかりの天ぷらが食べられるのは高級店で敷居が高い！と思っている方はぜひ「天ぷらめし･金子半之助」へ行って見ましょう。天ぷらのクオリティは高級店そのものですが、メニューを見てビックリです。お腹いっぱいになるボリュームで1000円以下です。日本橋へ行ったら「天ぷらめし･金子半之助」でランチしましょう。