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シンガポールへの旅費を節約して格安の旅を楽しもう!
シンガポールは犯罪率が低めで、とても衛生的な国です。日本語の標識も多く、片言の英語でも通用することから、日本人旅行者にとても人気です。旅費が高いイメージがありますが、シーズンオフの時期に航空券や宿泊費を抑えることによって、低予算の旅行を楽しめます。今回はシンガポールへの旅費を節約する方法をまとめました。ぜひお得なシンガポールの旅を楽しみましょう!
シンガポールへの旅費の目安は?:予算の立て方
シンガポールへの旅行計画を立てる前に、まずどのような予算の立て方をすべきかを知っておくことは重要です。予算を立てる際にまず行うことは、パッケージツアーにするのか個人旅行にするのかを決めることです。どちらを選ぶかによって予算が大幅に変わってくるからです。またどのツアーを選ぶかによっても予算は変わります。
予算を決める際に重要な事がもう一つあります。それはFCS(フルサービスキャリア)を利用するか、もしくはLCC(ローコストキャリア)を利用するかを決定する事です。航空券は予算の大部分を占めますので、FCSにするかLCCにするかを決定することで、予算の大枠が決まります。後は食事や滞在費、交通費など細かい部分の予算を決めていきます。万が一の場合の医療費などをも、忘れずに予算化した方が良いです。
シンガポールへの旅費の目安は?:航空券が安くなる時期は?
航空券には安くなる時期と高くなる時期があります。これは世界共通ですが、シンガポールも例外ではありません。ツアーの場合、シーズンオフの時期とシーズン中では宿泊ホテルや航空券のグレードが変わらない場合があるので、それらの情報を知っておくととてもお得です。シンガポール観光のシーズンオフの時期は4月と10月です。特に、3月後半からゴールデンウィークまでは、日本人観光客が減る時期なのでツアーが安くなります。
シンガポールでは10月もシーズンオフの時期ですが、10月には F 1グランプリが開催されます。この週だけは、宿泊費が割高となるので避けた方が良いでしょう。シーズンオフの時期は大抵は悪天候をイメージしますが、シンガポールはそんなことありません。シンガポールの気候は1年を通して暑くて有名です。個人旅行をする場合でも、この時期は低予算で観光できるので、ぜひ混雑の少ないシンガポールを独り占めしましょう。
LCC(ローコストキャリア)を利用した場合の航空券
LCCとFSC(フルサービスキャリア)の航空券と比較した場合、LCCはかなり低コストでお得です。もちろんシンガポールにもLCCは運行していますが、残念ながら直行便はありません。シンガポールの大手LCCであるエアアジアとスクートの2社が経由便を運航しています。価格は往復で約3万円から4万円と安価ですが、機内食や受託手荷物のオプションをつけると割高になってしまいます。
エアアジアを利用した場合の経由地はクアラルンプールで、スクートを利用した場合の経由地は台北になります。LCCの旅行に慣れている人にとってはそれほど苦にならないかもしれませんが、LCCの乗り場は通常のターミナルから少し離れている場合が多く、乗り継ぎ便だと疲れてしまう可能性があります。自分の体力や荷物の多さを考慮に入れてLCCにするか、他の航空券にするかを決めましょう。
FCS(フルサービスキャリア)直行便を利用した場合の航空券
FCSはLCCと比べると割高ですが、その分サービスもしっかりとしています。航空会社にもよりますが、食事や受託手荷物の追加料金がかかりません。帰りにたくさんお土産を買う人などはFCSを使った方がお得になる場合があります。日本からシンガポールまで直行便を運航している日系のFCSはJALとANAで、それ以外ではシンガポール航空、ユナイテッド航空、デルタ航空が運航しています。
シーズンオフの航空券の平均は往復で5万円前後で、シーズン中は8万円以上します。中でも格安なのはユナイテッド航空とデルタ航空の直行便、値段は4万円前後です。1万円の差はとても魅力的ですが、これらの航空券のデメリットはフライトの本数が少ないことです。少ない日数での旅行の場合、発着時間の選択肢が少ないと大切な時間を無駄にしてしまうことにもなるので、気をつけましょう。
FCS(フルサービスキャリア)乗り継ぎ便を利用した場合の航空券
日本からはFCSの乗り継ぎ便もシンガポールまで運航しています。時間が限られた短期滞在の場合は、あまりお勧めできませんが中長期滞在で航空券の値段を抑えたい時は、おすすめです。価格はシーズンオフで35000円から45000円で、日系の直行便を使うよりは割安です。
乗り継ぎ便を運航している航空会社は、マレーシア航空、フィリピン航空、ベトナム航空、中国東方航空、中国国際航空です。中でも一番安価なのは中国国際航空です。航空券の値段だけを見ると、デルタやユナイテッド航空の方が直行便にもかかわらず同じぐらいの価格なのでお得ですが、フラッグキャリアを利用する魅力もあります。サービスにこだわる人はフラッグキャリアを利用した方が良さそうです。
シンガポールへの旅費の目安は?:パッケージツアーの料金
パッケージツアーを利用するのもひとつの方法です。時期によってはかなりお得です。LCCのスクートで行く3泊4日の旅行の場合、ホテル、航空券付きで約3万から5万円ほどで済みます。ホテルのグレードによって旅行代金が変わってきます。同じくスクートで行く旅行で四ツ星ホテルに泊まるプランもあり、3泊4日のホテル代航空券が含まれていて、10万円前後は魅力的です。
中国国際空港空を使ったツアーの場合は北京での乗り換えがありますが、ホテルと代航空券代が込みで6万円前後で旅行できます。これらの代金は全てサーチャージ込みとなっております。送迎や現地プランは付いておらず個人でのアレンジが可能なので、ホテル以外は全て自由に決められます。ツアーと言うと束縛が多いイメージがありますが、これなら個人旅行とそれほど変わりはないと思います。
シンガポールへの旅費の目安は?:食費の節約方法
食費を抑えたいけれど、美味しくて現地の人から好まれている料理を食べたいという方には、フードコートがおすすめです。このフードコートはホーカーセンターと呼ばれており、地元民にとても人気です。量的にも満足できるボリュームなので、友達と一緒にいくつか注文してシェアするのも良いと思います。シンガポール料理の定番が 3ドルでいただけます。
一番人気があるシンガポール料理はチキンライスです。ご飯の上に蒸したチキンと簡単な付け合わせが乗っている料理です。これにスープがついて3ドルはとてもお得です。その他にチリクラブも人気があります。こちらはかなり大きなカニが丸ごと使われているので値段は少し高めです。滞在中全ての食事をこのお店で食べても飽きないほどのバラエティがあるので、食費を抑えたい旅行者にはとてもおすすめの場所です。
シンガポールへの旅費の目安は?:滞在費の平均と節約方法
滞在費の価格はホテルを選ぶかゲストハウスを選ぶかによっても大きく変わってきます。リゾートリゾートホテルではマリーナベイサンズホテルが有名です。こちらは先ほど紹介したLCCスクートで行くパッケージツアーにオプションでつけることも可能です。宿泊しなくても楽しめるこのホテルの「ティフィンルーム」と言うレストランは女性にとても人気があります。
シーズンオフのビジネスホテルの宿泊費の平均は7000円前後、ゲストハウスの宿泊費の平均は2500円前後となっております。平均より安いゲストハウスに泊まることも可能ですが、治安や衛生面が気になる方にはお勧めできません。人気の滞在場所はMRT(電車)の駅の近くに点在しており、MRTでの移動が楽にできることが魅力です。
シンガポールへの旅費の目安は?:観光費用の節約方法
シンガポールには無料で行ける観光地が観光名所がいくつかあります。中でも有名なのがマーライオンです。上半身がライオン、下半身が魚の姿をしているこのマーライオンはシンガポールの象徴としてとても人気があります。シンガポールに行ったら是非一度は訪れてみたい場所です。また、有名なスーパーツリーのエリアも無料です。夜はカラフルなイルミネーションがスーパーツリーを彩り、とても魅力的です。
バイキングが無料のカジノも入場だけなら無料です。賭け事はしないという旅行社でも一度見学がてらに行くのも良いかもしれません。有料の観光名所はいくつかありますが、それなりの料金が取られます。ナイトサファリは 39ドル、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイは約28ドルです。これらは入場料のみの料金です。全てシンガポールドルでの表記です。
シンガポールへの旅費の目安は?:シンガポールのタクシー料金
シンガポールでの移動には電車が便利ですが、電車では移動できない場所もあるので、その場合はタクシーを使いましょう。また、知らない夜道を一人で歩くのは危険です。いくら治安の良いシンガポール でも危険がないとは限らないので、夜出歩く時は、なるべくタクシーを使うようにしましょう。
タクシー料金は約 3ドルです。日本の初乗り料金と比べるとだいぶ安く感じます。深夜料金は2割から5割増しになっています。MRTが通っている駅の近くに宿泊先がある場合はMRTを使った方がお得です。そういったことも念頭に入れて宿泊先を探した方が節約になります。
シンガポールへの旅費の目安は?:シンガポールの電車代
シンガポールの移動にはMRT(電車)を利用した方が便利です。ほとんどの観光名所が電車で行けるので便利です。電車の初乗り料金は約1.4ドルです。日本の電車の初乗り料金と比べると多少安く感じます。MRTには主に5路線あり色ごとに分かれているので、チケットを買うときも分かりやすいです。シンガポールの電車のチケットは3種類ありスタンダードチケット、ez-linkカード、シンガポールツーリストパスの中から選べます。
乗り放題ができるチケットはシンガポールツーリストパスで、一日券20ドル、二日券26ドル、三日券 30ドルに分かれています。このパスは発行から5日以内に返却するとデポジットの10ドルが返却されるので、お得です。ez-linkカードは日本のスイカやパスモと同じようなチャージ式のICカードです。スタンダードチケットは電車を利用する回数が少ない旅行者におすすめです。
シンガポールへの旅費の目安は?:通信費の節約方法
現地で日本のスマートフォンを利用するには現地のSIMカードを購入する必要があります。そのためにはあらかじめ日本でSIMフリースマートフォンを所有している必要があります。現地のSIMカードはツーリストSIMという商品名で、チャンギ国際空港で販売しています。料金は 5日間プランで約15ドルで、通信容量は100MBとなっています。短期の滞在であれば十分に間に合う容量です。使用する期間によってプランや料金が変わってきます。
もしSIMフリースマートフォンを所持していない場合は、空港でポケットwi-fiをレンタルできます。ポケットWiFiは接続状況も良くかなり便利です。レンタル料は1日約1000円と格安です。友達と旅行する場合は、ポケットWiFiをシェアできるのでさらにお得です。帰国の際には空港で返却するのを忘れないように気をつけましょう。
シンガポールへの旅費の目安は?:お土産の節約方法
海外旅行に行くとお土産選びに時間を取られてしまったり、予算オーバーしてしまう旅行者が結構多いのではないでしょうか?それを防ぐためには、事前にお土産の情報を調べていくのも一つの方法です。特にシンガポールは物価が高めなので、お土産専門店で購入するのは避けた方が良さそうです。商品にもよりますが、ムスタファセンターで購入するのが一番お得のようです。
シンガポールのお土産といえばやはりマーライオンに関するグッズや食べ物です。中でもマーライオンクッキーは人気で地元のスーパーなどに行くとかなり安く購入できます。またシンガポールはインドに近いのでインド原産のアユルヴェーダの石鹸が1ドル以下という安さで購入できます。日本でもおなじみのタイガーバームやヒマラヤ岩塩も激安で買えます。
シンガポールへの旅費全体の目安は?
航空券代の料金や宿泊先のグレードにもよりますが、安くても3泊4日で5万円から10万円ほどかかるようです。これはお土産代を入れてないので、お土産代も入れるともっとかかります。シンガポールは物価が高いのでやはりある程度予算を多めに見積もった方が旅行を楽しめます。
予算をあまりきり詰めすぎてしまうと、観光費用を削ったり欲しいお土産買えなかったりと、残念な結果になります。節約できるところは節約し、使うところは使うというメリハリが旅行を楽しむ上で大切かもしれません。また、いくら航空券が安くても乗り継ぎ時間で少ない滞在費を削られてしまうともったいないです。その場合は少し高くても直行便を選んだ方が良さそうです。
シンガポールへ旅費や節約方法を知ってシンガポールへ行ってみよう!
ここまでシンガポールへの航空券代や滞在費など、旅費の平均や節約方法を詳しくご紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか?シンガポールは治安が良く英語が片言でも通用することから日本人には人気のある観光地です。ツアー料金や物価が高いイメージがありますが、シーズンオフの時期や節約方法を生かしてお得なシンガポール旅行を楽しみましょう!
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