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小京都で風情のある町並みを感じたい!おすすめの全国のスポット13選

小京都で風情のある町並みを感じたい!おすすめの全国のスポット13選
投稿日: 2018年7月12日最終更新日: 2020年10月8日

全国には小京都と呼ばれる街がたくさんあります。公式には全国京都会議に加盟している市町村を小京都と呼びますが、昔ながらの街並みが見られ、観光スポットとして人気があります。ここでは東北、関東、関西、九州に分けておすすめの小京都を紹介しましょう。

全国にある小京都見出し

Photo by alberth2

全国に小京都と呼ばれる場所がたくさんあります。小京都とは、古い街並みが古都・京都に似ていることから名付けられた愛称で、人気の観光地となっています。小京都では風情ある街並みを楽しむことができ、SNS映えすることから若い人にも人気があります。ここでは全国のおすすめの小京都を紹介しましょう。

小京都とは?見出し

Photo by rail02000

小京都とは公式には全国京都会議に加盟している自治体で、2018年4月現在、全国の46の市町村が加盟しています。全国京都会議への加盟は、「京都に似た自然景観」「京都と歴史的なつながり」「伝統的な産業、芸能」の3つの条件のうち、1つ以上満たしていれば承認されます。全国京都会議では、協力して観光キャンペーンに努めています。

全国京都会議は1985年に京都にゆかりのある26の市町村と京都が集まって発足しました。現在、共同でパンフレットを作るなど、小京都の観光に努めています。小京都は、北海道と沖縄を除く全国に点在しています。中には意外なスポットも小京都となっていて、いろいろ訪ね歩いてみるとおもしろいかもしれません。

東北のおすすめ小京都をご紹介!見出し

Photo by sayo-tsu

東北地方で全国京都会議へ加盟している自治体は5つあります。伊達正宗が仙台に移るまで暮らした宮城県の岩出山、山形と仙台を結ぶ交通の要所だった宮城県の村田、武家屋敷で有名な秋田県の角館、湯沢温泉で知られる秋田県の湯沢、そして東北の玄関口の福島県の棚倉の5つが全国京都会議へ加盟しています。

東北のおすすめ小京都1:みちのくの小京都「角館」(秋田県)見出し

Photo by rail02000

「みちのくの小京都」と呼ばれる東北・秋田の角館(かくのだて)。佐竹北家の城下町として栄えた土地で、武家屋敷が続く風情ある街並みが楽しめます。秋田新幹線で東京から約3時間とアクセスもよく、東北の人気観光スポットの1つです。春の桜、夏のささら舞い、秋の角館の祭、冬の火振りかまくらと1年を通して行事が楽しめるのもポイントです。

Photo by sayo-tsu

東北の小京都・角館は、武家屋敷が立ち並ぶ内町と、蔵を備えた商家が立ち並ぶ外町の2つのエリアに分かれています。まるで江戸時代にタイムスリップしたような光景が楽しめる内町は人気観光スポットで、一般に公開されている武家屋敷を訪れることもできます。町全体に歴史の雰囲気がただよい、歴史が好きな人にもおすすめの観光地です。

桜の名所「桧木内川堤の桜」

角館の中心部を流れる桧木内川の左岸に、約2キロにわたって桜並木が作られています。例年4月下旬頃満開を迎え、桜のトンネルを作ります。東北随一の桜の名所として知られていて、桜祭りには県外からも多くの観光客が訪れます。また、桧木内川は釣りのスポットとしても人気があり、初夏のアユ釣りには多くの釣り人が訪れます。

角館の武家屋敷7選!駐車場はある?桜と紅葉の時期の観光は人気! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
角館の武家屋敷7選!駐車場はある?桜と紅葉の時期の観光は人気! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
角館の今の街並みを作ったのは、江戸時代のはじめの1620年に芦名氏と言われ、その後佐竹北家の城下町として栄えました。角館は玉川と桧木内川に沿いに市街地が拓け、三方が山に囲まれており、角館といえば武家屋敷と桜と言われます。そんな角館の武家屋敷を紹介します。

東北のおすすめ小京都2:風光明媚な小京都「湯沢」(秋田県)見出し

Photo by Kuruman

温泉で有名な秋田県の南部に位置する湯沢は、佐竹南家の城下町として栄えました。市内の南北を雄物川が流れ、西には出羽富士と呼ばれる鳥海山を望み、風光明媚な小京都として知られています。七夕絵どうろうまつりや大名行列、冬の犬っこまつりなど伝統行事も多く、小京都らしさを感じることができます。

小京都というと伝統的な街並みをイメージしますが、湯沢では限られたエリアでしか見ることができません。その代り、季節ごとに行われる伝統行事は雅やかで、東北の小京都と呼ばれるのにふさわしいものです。その1つ、小町まつりは毎年6月に女流歌人・小野小町を偲んで行われるもので、平安時代にタイムスリップしたような雰囲気を体験できます。

東北の伝統行事「七夕絵どうろうまつり」

七夕絵どうろうまつりは、東北の小京都・湯沢で行われる人気のお祭りです。旧秋田藩佐竹南家に京都から御輿入れした姫を慰めるために始まった行事で、約300年も続く伝統的なお祭りです。家々には七夕飾りや灯ろう、浮世絵美人がかれた数百もの絵どうろうが飾られ、幻想的な雰囲気が広がります。この行事に合せて観光に訪れるのもおすすめです。

東北のおすすめ小京都3:伊達な小京都「岩出山」(宮城県)見出し

仙台から約50キロ離れた岩出山は、伊達正宗が仙台青葉城へ移るまでの12年間を過ごした場所で、「伊達な小京都・岩出山」をキャッチフレーズに観光キャンペーンが行われています。伊達正宗の居城、岩出山城跡や伊達家2代宗敏の隠居所である旧有備館などの観光スポットがあり、歴史ファンにもおすすめの東北の小京都です。

岩出山の中央を流れる内川は、伊達正宗が岩出山城築城の際に造った外堀で、歴史的価値が高いものとして「世界かんがい施設遺産」に登録されています。川沿いには遊歩道が整備されていて、小京都の風景を楽しみながら散策ができます。9月には政宗公まつりが盛大に行われ、県外からも多くの観光客が訪れます。

関東・中部のおすすめ小京都をご紹介!見出し

Photo by eitarov

関東や中部地方には全国京都会議に加盟している小京都がたくさんあります。関東地方では栃木の足利や佐野、埼玉の嵐山など9つの自治体が全国京都会議に加盟しています。中部地方では富山の城端や高岡、静岡の茂里町、愛知の西尾など6つの自治体が全国京都会議に加盟しています。ここでは関東や中部のおすすめの小京都を紹介しましょう。

関東・中部のおすすめ小京都1:東の小京都「足利」(栃木県)見出し

Photo by sayo-tsu

栃木県の南部にある足利は「東の小京都」と呼ばれる関東を代表する小京都です。栃木県の南部にあり、山に囲まれた風光明媚な場所にあります。東京からは約1時間でアクセスできることから、プチ旅行としても人気があります。日本最古の学校「足利学校」や足利氏ゆかりの氏寺など、見どころもたくさんあります。

Photo by sayo-tsu

関東の小京都・足利は、江戸時代に宿場町として栄えました。足利の中央を流れる巴波川の両端には、黒塗りの重厚な見世蔵や白壁の土蔵が続き、フォトジェニックなスポットな光景が楽しめます。巴波川では当時の舟を再現した遊覧船で船旅を楽しむのもおすすめです。また、足利織姫神社は、縁結びのパワースポットとして有名です。

Photo by sayo-tsu

町の中心部にある鑁阿寺は足利氏の邸宅跡に建てられた寺で、参道の石畳はそぞろ歩きにもおすすめです。伝統の和菓子を販売する店もあり、小京都らしさが伺えます。また、関東の小京都・足利の街にはおしゃれなカフェがいくつも点在しています。江戸時代の蔵を利用したカフェも多く、ノスタルジックな気分を満喫できます。

合せて訪れたい「あしかがフラワーパーク」

花のテーマパークとして有名な足利パークは、足利で人気の観光スポットです。花の季節を8つに分け、それぞれすばらしいガーデンを見ることができます。特に4月中旬~5月中旬に見頃を迎える藤の花は有名で、藤の花のトンネルやスクリーン仕立てなど、見事な風景を楽しむことができます。その他、バラやあじさい、スイレンなど四季の花々が楽しめます。

足利市観光おすすめスポット26選!渡良瀬橋など歌のモデルの名所はココ! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
足利市観光おすすめスポット26選!渡良瀬橋など歌のモデルの名所はココ! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
渡良瀬橋の歌で有名になった足利市。渡良瀬橋もそうですが、せっかくなら足利市のおすすめ観光スポットを紹介していきたいと思います。史跡を見て回ったり散策したりと観光にもってこいの人気スポットを見ていくので、足利市に興味ある人は要チェックですよ!

関東・中部のおすすめ小京都2:おどりのまち「郡上八幡」(岐阜県)見出し

Photo by fanglan

「おどりのまち」「水のまち」と親しまれる郡上八幡は、中部地方の人気小京都です。岐阜県のほぼ中央の長良川の上流に位置し、長良川の支流の吉田川沿いに城下町が広がります。古い街並みと、水路を生かした情緒あふれる光景は小京都にふさわしく、一年を通して多くの観光客が訪れます。

Photo by fanglan

関東・中部の小京都、郡上八幡にはいくつもの観光スポットがあります。おすすめの1つ、郡上八幡旧庁舎記念館の横にある用水路「いがわこみち」では、鯉が泳ぐ姿をみることができます。また宗祇水(そうぎすい)は、日本名水100選の第一号に選ばれた名水で、由緒ある史跡として知られています。

誰でも参加できる「郡上おどり」

郡上八幡といえば、有名なのが郡上おどりです。日本三大盆踊りの1つで、33夜にわたって踊り続けます。最後の4夜は徹夜で踊り明かすという活気あふれるお祭りで、関東・中部地方の夏の風物詩として有名です。「踊るおどり」と言われ、見るだけではなく、観光客も一つの輪になって一緒に踊ることができます。

関東・中部のおすすめ小京都3:三河の小京都「西尾」(愛知県)見出し

Photo by motionvisualjapan

愛知県中央南部に位置する西尾は、関東・中部地方のおすすめの小京都です。大給松平六万石の城下町として栄え、西尾城を中心に歴史あふれる街並みが広がります。西尾城跡は西尾市歴史公園として整備され、本丸丑寅櫓や鍮石門、数奇屋風邸宅の旧近衛邸などを見学することができます。

関東・中部地方の小京都である西尾の観光スポットの1つ、肴町通りは市内で一番城下町の風情が残っているエリアです。また西尾には歴史があるお寺がいくつもあり、西尾藩士の墓がある妙満寺、西尾の郷社・伊文神社、盛巌寺などのお寺があります。伊文神社では西尾祇園祭が盛大に行われます。

天下の奇祭「鳥羽の火祭り」

鳥羽の火祭りは、毎年2月に西尾の鳥羽神明社で行われるお祭りで、国の重要無形民俗文化財に指定されています。約1200年前に始まったと言われ、「天下の奇祭」としても有名です。境内に高さ5メートル、重さ2トンの大きな松明を境内に設置し、神男が火に飛び込んで、中に納められた神木と十二縄を競い合って取り出すという壮大なお祭りです。

関西・近畿のおすすめ小京都をご紹介!見出し

Photo by kouyuzu

関西・近畿地方にも小京都と呼ばれる場所がたくさんあります。近畿や中国地方を合わせ、関西には14の自治体が全国京都会議に加盟しています。伊賀忍者で知られる三重県の伊賀上野、京都の西隣に位置する亀岡、仏教文化が栄えた兵庫県の篠山も全国京都会議に加盟しています。ここでは関西・近畿の小京都を紹介しましょう。

関西・近畿のおすすめ小京都1:坂のまち・猫のまち「尾道」(広島)見出し

Photo by sabamiso

広島県の尾道は、「坂のまち」「猫のまち」「文学のまち」「映画のまち」といくつもの愛称で呼ばれる、関西・近畿地方の有名な小京都です。広島県の南東部にあり、歴史ある寺院や史跡が多く残っていて小京都と呼ばれるのにふさわいい景観を見せています。広島から電車で約1時間とアクセスもよく、おすすめの観光地です。

Photo by inunami

坂の多い尾道は映画のロケ地にも多く使われていて、特に大林宣彦監督の作品のロケ地巡りが盛んです。「転校生」や「時をかける少女」など、見たことがある人も多いことでしょう。坂道のいたるところで猫がのんびりと過ごしていて、尾道は猫好きにもたまらない小京都です。猫をコンセプトとした雑貨店やカフェも多くあります。

Photo by haru012

尾道を歩いていると裏路地がいくつもあり、フォトジェニックな光景が広がります。ここではのんびりと散策をするのがおすすめです。また、「西の小京都」とも呼ばれるほど尾道には大小さまざまな神社仏閣が点在しています。関西・近畿地方の小京都として情緒あふれる風景が楽しめます。

合せて訪れたい「しまなみ海道」

尾道を訪れたら、サイクリングで「しまなみ海道」を楽しむのもおすすめです。尾道市と愛媛県今治市を結ぶ7つの橋から成る海の道で、ドライブの他サイクリングも楽しめます。全長約50キロの道で、途中、瀬戸内海の絶景を堪能できるスポットがいくつもあります。ショートコースもあるので、短距離でも楽しむことができます。

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尾道観光おすすめスポットランキングTOP15!歴史散策や名所を巡ってみよう! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
広島県尾道市は坂の町として知られ、情緒豊かな町並みと歴史散策におすすめな古寺が数多くあります。その他にも美術館や新たな観光名所、おすすめスポットもあります。そんな尾道観光の歴史散策や名所巡りに役立つ、おすすめスポットをランキング形式でご紹介します。

関西・近畿のおすすめ小京都2:歴史と文化の小京都「萩」(山口県)見出し

Photo by ume-y

関西・近畿地方で有名な小京都の1つ山口県の萩は、明治維新胎動の地として有名な場所です。江戸末期に吉田松陰が萩の松下村塾を受け継ぎ、ここから明治維新の志士である高杉晋作、久坂玄端、木戸孝允、伊藤博文など多くの逸材を輩出しました。高杉晋作誕生地、戸孝允旧宅、青木周弼旧宅などもあり、歴史ファンにもおすすめの小京都です。

Photo by ume-y

関西・近畿の小京都、萩は毛利氏が築いた萩城の城下町として発達しました。当時は碁盤の目のように町筋が整備され、武家屋敷や町屋が軒を連ねていました。現在でも菊屋横町、伊勢屋横町、江戸屋横町などと呼ばれる路地が残り、まこ壁の土蔵、門、土塀など当時の面影を見ることができます。

萩を含む8県11市の23の機構が「明治日本の産業革命遺産」として、ユネスコの世界遺産に登録されています。萩では、松下村塾、萩反射炉、恵美須ヶ鼻造船所跡、萩城下町、大板山たたら製鉄遺跡が世界遺産に登録されています。萩を訪れた際には、ぜひこれらの世界遺産も訪れてみてください。

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山口県萩市は萩城址と萩城下町で有名な400年以上の歴史を持つ観光スポットです。そんな萩城址の見所や萩城下町のおすすめスポット、皇太子ご夫妻も宿泊されたという旅館・北門屋敷などの情報、また周辺の歴史ある観光スポットを歴史的背景も含めて、ご紹介します。

関西・近畿のおすすめ小京都3:伊賀忍者の里「伊賀上野」(三重県)見出し

Photo by cyesuta

伊賀忍者発祥の地として知られる三重県の伊賀上野は、関西・近畿地方でよく知られている小京都の1つです。藤堂高虎の居城だった伊賀上野城を中心に発展した城下町で、今もなお当時の面影を見ることができます。伊賀上野城は鳳凰が羽根を休める姿に見えることから、「白鳳城」と呼ばれる美しい城で、観光スポットの1つになっています。

伊賀上野の初瀬街道は、飛鳥から伊勢神宮まで続く道として重要な役割を果たして来た街道です。周囲は宿場町として発達し、街道沿いには旅籠や茶店などが建ち並んでいました。現在も当時の建物がそのまま残っていて、小京都らしい雰囲気を見せています。また、忍者に興味がある方は、伊賀流忍者博物館で伊賀流忍術秘伝を学ぶことができます。

上野天神祭

上野天神祭は伊賀上野で秋に菅原神社で行われるお祭りです。400年以上の歴史を持つ行事で、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。だんじりと呼ばれる大きな山車と、100体を超える鬼行列が城下町を練り歩く、豪華絢爛なお祭りで、小京都らしさがあふれています。鬼が行列するのは全国でも珍しく、観光客も多く訪れます。

関西・近畿のおすすめ小京都4:水の都「松江」(島根県)見出し

島根県の松江は、関西・近畿地方の有名な小京都です。松江城の城下町として発達し、歴史と文化の町としても知られています。宍道湖と大橋川、堀割と水辺に近く、「水の都」とも呼ばれています。観光スポットの1つ、松江城は2015年7月に国宝に指定されています。天守閣まで登ることができ、狭間や隠し部屋など城の造りを知ることあできます。

松江歴史館はおすすめの観光スポットの1つで、城や町の仕組み、松江の歴史、町の秘密など、小京都と呼ばれる松江について詳しく知ることができます。松江城を周遊する堀川遊覧船、アジサイで有名な月照寺、宍道湖の夕日など観光スポットも多く、また宍道湖七珍料理などグルメも楽しみな小京都です。

九州のおすすめ小京都をご紹介!見出し

Photo by gtknj

九州には全国京都会議に加盟している自治体が9つあります。大分の日田や杵築は最近、注目を浴びている小京都です。また、佐賀県の伊万里や宮城の日南、鹿児島の知覧も全国京都会議に加盟しています。自然に恵まれた九州は観光スポットも多く、全国京都会議に加盟している小京都とともに訪れるといいでしょう。

九州のおすすめ小京都1:文化の町「日田」(大分)見出し

Photo by gtknj

全国京都会議に加盟している大分の日田は、江戸時代には天領として栄えた町です。九州の政治・文化・経済の中心であり、幕府御用達の豪商たちが行き交いました。当時の文人墨客も多く訪れ、町人文化が花開いた場所です。現在は九州の小京都として注目を浴びていて、多くの観光客が訪れる人気スポットになっています。

Photo by longman926

中でも日田市の豆田町は、昔の街並みが色濃く残り人気の観光地です。ガス灯が設置され、道の両側には黄土色の土壁の建物が連なります。旧家の屋敷や酒蔵が並び、歴史ある建物をリノベーションしたカフェやセレクトショップなど散策も楽しいエリアです。九州らしい趣をみせる小京都で、昔ながらの伝統行事も多く行われています。

ひな人形が一堂に勢ぞろい「天領日田おひなまつり」

九州の小京都、日田市では季節ごとにさまざな伝統行事が行われていますが、中でも天領日田おひなまつりは人気がある行事の1つです。豆田町の旧家や資料館には昔ながらのひな人形やひな道具が展示され、訪れる人を和ませてくれます。毎年13万人以上の人が訪れる人気の行事です。この時期に九州を訪れたら、ぜひ日田市にも足を運んでみてください。

日田市観光おすすめスポットをご紹介!人気の屋形船やビール工場も | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
日田市観光おすすめスポットをご紹介!人気の屋形船やビール工場も | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
大分県日田市は自然が豊かであることで有名です。また日田は昔から九州北部の交通の要衝として活躍してきた地であり、それらの歴史や文化を今でも感じることができる場所でもあります。さらにはビール工場もあり多くの人が楽しめる観光地です。日田に観光をしに行ってみませんか。

九州のおすすめ小京都2:歴史のまち「飫肥」(宮崎)見出し

九州の宮崎県日南市の飫肥(おび)は、九州の小京都と呼ばれる美しい街並みが見られる町です。1977年に九州で初めて「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、格調高い武家屋敷の街並みが楽しめます。飫肥は藤原氏南家の子孫である家伊東家が築いた城を中心に発達した城下町で、まるで江戸時代にタイムスリップしたような風景が広がります。

飫肥城は天守閣は残されていませんが、塁壁や石垣が残されています。城跡にある「しあわせ杉」は、パワースポットとしても広く知られています。その他、ポーツマス条約の立役者として有名な小村寿太郎の記念館、藩主伊東家の住まいだった「豫章館(よしょうかん)」などの観光スポットもあります。武家屋敷を改装したカフェで一休みするのもおすすめです。

飫肥の天ぷらは絶品!

飫肥を訪れたら、ぜひ味わってほしいのが「飫肥の天ぷら」です。江戸時代から作られている郷土料理で、庶民の味として親しまれています。近海で取れた新鮮な魚のすり身に豆腐や黒砂糖、味噌などを混ぜて作ります。ほんのりとした甘さがあり、とてもおいしいと評判です。食べ歩きにもお土産にもおすすめです。

九州のおすすめ小京都3:薩摩の小京都「知覧」(鹿児島)見出し

Photo by alberth2

知覧(ちらん)は九州・鹿児島の小京都として知られる、美しい街です。薩摩半島の南部に位置する南九州市にあり、武家屋敷庭園や特攻平和会館などの歴史的遺産が見られます。春の「知覧のひなまつり」や夏の「ねぷた祭in知覧」など行事も多く行われます。鹿児島中央駅から車で約50分とアクセスもよいことから、多くの観光客が多く訪れます。

Photo by alberth2

知覧武家屋敷庭園は、九州の小京都「知覧」を代表する美しい街並みが続く通りです。母ヶ岳を借景として江戸時代に造られた庭園で、7つが国の名勝に指定されています。生け垣と石垣が美しい武家屋敷が続き、小京都という名にふさわしい雰囲気が楽しめます。おしゃれなカフェも多く、食べ歩きも楽しめるスポットです。

Photo by tataquax

知覧は、本土南端の陸軍特攻基地が置かれた場所で、その跡地に知覧特攻平和会館が作られています。館内には太平洋戦争末期に編成された特攻隊についての資料を展示しています。知覧は九州の小京都とともに、「平和の尊さを語りつぐ都市」として全国に情報を発信しています。

全国の小京都へ観光に行こう!見出し

Photo by juson.tw

全国京都会議に加盟している、東北、関東、関西、九州の小京都を紹介しました。江戸時代の街並みが残る小京都は、散策も楽しく、いつ訪れても楽しむことができます。また古い建物を利用したカフェも多く、その土地ならではのグルメを楽しむのもおすすめです。ここで紹介した小京都もぜひ訪れて、旅を楽しんでください。

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投稿日: 2018年7月12日最終更新日: 2020年10月8日

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