日田市観光おすすめスポットをご紹介！人気の屋形船やビール工場も

大分県日田市は九州の北西部にあり、阿蘇山などの山に囲まれた盆地です。夏は日本国内でも有数の猛暑地として知られていて、逆に冬は厳しい寒さで最低気温が氷点下となり積雪もある地域です。川もあり、自然環境の豊かなおすすめの観光地です。JR九州の「日田駅」で降りるとさまざまなスポットに行くことができ、車では大分自動車道の「日田IC」を利用すると良いでしょう。そんな日田市の観光スポットについてご紹介します。

日田市に流れる三隅川には屋形船があります。200年の歴史があり、船上では食事を楽しむこともできます。40捜以上もの屋形船が川面に並ぶ姿は大変壮大であり、日田の風物詩とも言われています。鵜飼を見ることもできますし、春には桜、夏には涼を求めて、秋には紅葉、冬には障子とこたつで雪見船として四季折々の楽しみ方もできます。季節を変えて何度でも乗ってみたくなるおすすめのスポットです。

屋形船の予約はそれぞれの旅館で行っています。17人乗りの場合27300円程度からとなっています。乗り合いの場合は大人一人3500円程度から利用可能となっていて、利用しやすい値段設定が人気の一つです。18時30分から19時の出船で、約2時間ゆっくりとクルージングを楽しむことができます。当日の予約状況をそれぞれの旅館に確認し、予約をしておくと良いでしょう。

今は屋形船を船上レストランや船上カフェ、船上バーとして利用している旅館も多く、さまざまな宿泊プランもあります。女子会やカップルにもぴったりのおしゃれなプランもあり、気軽に屋形船を楽しむことができます。三隅川の気持ちの良い風の中でサンセットを眺めながら素敵な時間を過ごしてみるのはいかがでしょう。

日田市には「サッポロビール九州日田工場」があります。ここのビール工場では、できたてのビールをバーベキューと共に味わうことができるレストランや日田市のお土産を購入できる物産館があったりと、とても楽しめるところです。また、さまざまなビール工場の見学ツアーなどもあるので、ビールが好きな人には特におすすめの人気観光スポットの一つです。

サッポロビールのビール工場の見学は無料で見学できるコースがあります。ビール工場の見学と美味しいビールができるまでをパネルや映像で紹介しているところやビールの歴史について詳しく学べるギャラリーがあります。参加費は無料で10時から17時まで、予約はいらず、時間を問わずに入場できるので、気軽に立ち寄ることができます。

日田のビール工場ではさらに2つの有料のビール工場ツアーがあります。「黒ラベルツアー」と「ヱビスツアー」です。それぞれのビールの工場見学をはじめ、美味しさの秘密をしっかり教えてもらえます。ツアー終わりにはそれぞれのビールを試飲できます。約40分たっぷりとビール工場を楽しめます。大人500円、中学生から20歳未満は300円、小学生以下は無料です。予約をして出かけましょう。

日田市の天瀬エリアは大変自然が豊かで緑いっぱいの地域です。ここには滝がいくつかあり、「日田の絶景」として有名です。マイナスイオンをたっぷり浴びることができる癒しの場所として人気があります。日田市の滝は「天瀬六爆」とも呼ばれ、地元の人や観光に訪れた人で賑わう人気のおすすめスポットです。

「慈恩の滝」は2段落としの滝として良く知られています。上の段が約20メートル、下の段が約10メートルあり、迫力満点の滝です。滝の裏側には遊歩道があり、滝を裏側から見ることもできます。夜はライトアップもされ、また昼間とは違った表情の滝を見ることができ、大変おすすめのスポットです。すぐそばを走るJRゆふいんの森号もここを通過するときにはゆっくりと走ってくれ、車窓からも滝を楽しむことができます。

「桜滝」は、JR天ヶ瀬駅の裏側にあり、桜滝遊歩道を徒歩10分で楽しむことができる滝です。桜滝は水量がとても多く、高さも高いので、流れ落ちる滝の水が無数のとても細かい筋になり、その飛び散る水滴が桜の花のようである、というところから名づけられました。江戸時代から多くの人に愛された人気のみどころたっぷりのおすすめスポットです。

日田市の豆田町の辺りは江戸時代には幕府の直轄地とされていて、日田代官所が置かれ、城下町として栄えてきました。今でも商家や蔵屋敷を見ることができ、歴史を感じることができるのが、豆田町の特徴です。「日田の小京都」とも呼ばれていて、古い街並みが残り、大変風情があるところとして人気です。「重要伝統的建造物群保存地区」にも指定されています。

豆田町には年に4回しか一般公開されない国指定重要有形文化財の「草野本家」があります。ここでは日田で有名な178体のひな人形が飾られます。江戸時代8代将軍吉宗の時代のものから明治時代までのお雛様がずらりと並ぶ姿は圧巻です。「草野本家」でひな人形が見られる期間は2月14日から3月22日までと限られているので、是非訪れることをおすすめする場所の一つです。

日田市の豆田にある「薫長酒蔵資料館」は、5つの蔵棟が現存している全国的にも珍しい酒蔵です。元禄15年に建てられた木造2階建ての蔵を資料館としていて、江戸から昭和期にかけて酒造りに利用された桶や升などの酒づくりの道具を見ることができます。蔵元ショップやカフェも併設されていて、お酒を使ったアイスを食べたりここの酒蔵で作っているほとんどのお酒が試飲もできると、大変人気のスポットです。

日田市豆田の地域には人力車が走っています。人力車から古い街並みを見るとまた違った味わい方をすることができるでしょう。カップルや小さな子ども連れに人気となっています。町のことについて、歴史や豆情報を聞くこともできます。上手に利用をしてみましょう。

日田市は「うなぎ」が有名なところの一つです。その食べ方にも特徴があり「日田まぶし」と言われています。まず、そのまま食べ、風味、香り、歯ごたえを楽しみます。次に「わさび」「ねぎ」「ゆずこしょう」「大根おろし」の薬味を組み合わせて食べます。最後に「わさび」「ねぎ」を加え、出汁をかけてお茶づけにして食べます。「日田まぶし　千屋」はその中でも人気の店の一つです。

日田市の夏の風物詩の一つとも言えるのが日田のやなです。その店の一つが「日田鮎やな場茶屋」です。ここは鮎が美味しい時期だけ営業しています。川を下る鮎を獲る漁法を「やな漁」と言います。この伝統漁法を受け継ぐために作られたのが「日田鮎やな場茶屋」なのです。三隅川を眺めながら、風を感じながら鮎料理を楽しむことができます。鮎の塩焼きや定食などのメニューも豊富でおすすめです。

日田市にある「天ヶ瀬温泉」は、筑後川の上流の玖珠川沿いにあり、別府・湯布院と並んで豊後三大温泉とも言われています。約1300年の歴史ある温泉です。温泉旅館もあり、日帰り入浴できる場所もあり、足湯や手湯もあり、大勢の観光客でにぎわう温泉地です。天ヶ瀬温泉の湯は、入浴しても、飲用にしても効能があるとされています。

日田市に古くからある焼き物の一つに国重要無形文化財に指定されている「小鹿田焼」があります。江戸時代中期から始まったとされ、小鹿田焼が盛んな小鹿田地区は「小鹿田焼の里」として重要文化的景観に選定されています。この焼物の歴史や特徴、技法などが分かりやすく説明してあるところが「小鹿田焼陶芸館」です。ここで小鹿田焼について学んで、お土産に購入するのも良いでしょう。

「月隅公園」は、小川壱岐守が永山城を築城して、徳川幕府の時代から日田代官の居城となった場所にある公園です。今現在はその石垣と堀を見ることができます。坂を上ると「月隅神社」もあり、たくさんの木々があるので、四季折々の季節を感じることができるところです。桜の季節には写真撮影の名所としてたくさんの人が集まります。夏には児童プールが解放され、子どもたちの明るい声が響きます。

日田市は山があり、川がありと自然が大変豊かであり、さらには歴史的な見どころもたっぷりの観光に訪れるにはぴったりのところです。屋形船ではいつもと違う風景を眺めることができ、心がゆったりとし、癒されることでしょう。さらにはビール工場見学もでき、いつも飲んでいるビールについて見方が変わるかもしれません。季節を変えて訪れたくなる場所です。