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ヴュルツブルクを観光!ロマンティック街道や有名なワインもポイント!

ヴュルツブルクを観光!ロマンティック街道や有名なワインもポイント!
投稿日: 2017年11月11日最終更新日: 2020年10月8日

ドイツ南部のバイエルン州のヴュルツブルクは世界遺産登録の宮殿や要塞、美しい教会など多くの観光スポットを持つ歴史ある街であると同時にワインの名産地としても知られています。今回はそんなヴュルツブルクの宮殿や要塞などの観光地やワインについてご紹介します。

ヴュルツブルクとは見出し

ドイツ南部のバイエルン州に位置するヴュルツブルクは司教座が置かれたために古くから発展し、世界遺産に登録された宮殿や要塞、美しい教会など多くの観光スポットに恵まれた人気の観光地となっています。またここヴュルツブルクはワインの名産地としても知られています。今回はそんなヴュルツブルクについて宮殿や要塞をはじめとするおすすめの観光地をご紹介します。

ヴュルツブルクの歴史見出し

マイン渓流の中流に位置するヴュルツブルクは古くからその立地により、交通の要衝として栄えてきました。8世紀にはキリスト教の伝道者、聖キリアンがこの地でキリスト教の布教を行いました。この後12世紀にはローマ皇帝フリードリヒ・バルバロッサがヴュルツブルクで結婚。フリードリヒ・バルバロッサは司教より「フランケン公」との称号をも授けられ、司教領となったヴュルツブルクは発展を遂げることとなりました。

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ヴュルツブルク観光で欠かせないレジデンツ見出し

ヴュルツブルクを観光する際に絶対に見ておきたいのは1981年に世界遺産にも登録された宮殿、レジデンツです。このレジデンツは神聖ローマ帝国時代の1719年、ヴュルツブルクの領主司教となったヨハン・フィリップ・フランツが自らの権力を誇示するため、もてる財産を注ぎ込み自らのためだけに建築させた宮殿として知られています。

美しいレジデンツの中でも一番の見どころは「階段の間」。入り口すぐにあるこの階段の間には柱がなく、鉄で強度を高めた構造となっていますが、当時の建築においてこのような構造は異例のものでした。そのため宮殿を設計したバルザタール・ノイマンは強度に問題があるとの批判を受けることとなりました。しかし後の第二次大戦の際にこの階段の間の天井だけが爆撃に耐え、ノイマンの論が正しかったことが証明されました。

宮殿内で最も有名な階段の間ですが、その上を見上げると一枚画となったフレスコ天井画が描かれています。こちらの天井画は18世紀イタリアを代表する画家ティエポロによって描かれた「オリュンポス山と四大陸」という名の世界最大のフレスコ画であり、その大きさはなんと縦30メートル、横19メートル。壮大なスケールで見る者を圧倒します。

ヴュルツブルクのレジデンツの見どころはそれだけではありません。バロック様式の宮殿内には5つの大広間と300にも及ぶ部屋があり、イタリア人彫刻家アントニオ・ボッシが手掛けた「白の間」、ガラスの内側に描かれた絵画が目を惹きヴェルサイユ宮殿よりも美しいと称された「鏡の間」など、宮殿内の全てが豪壮華麗。ガイドツアーのみで見学できる部屋もあるので、隅々まで見学したい方にはそちらがおすすめです。

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ヴュルツブルクのレジデンツでは音楽祭も!見出し

ヴュルツブルクのレジデンツでは、例年5月~7月の間の4週間、ザルツブルク音楽祭と並ぶモーツァルトの音楽祭として知られる「ヴュルツブルク・モーツァルト音楽祭」が開催されます。期間中はレジデンツ内の広間と庭園で50をも超えるコンサートが開かれ、例年3万人もがドイツ国内外から訪れています。この期間にヴュルツブルクを訪れるのであればこちらもぜひ見ておきたいところです。

ヴュルツブルクのシンボル要塞見出し

ヴュルツブルク観光でレジデンツに次ぐ人気スポットとなっているのが「マリエンベルク要塞」です。ヴュルツブルクの町を見下ろす丘の上に建つこの要塞は街のシンボルとなっており、古くはケルト人の要塞として使用されていたそうです。その後13世紀~18世紀にかけては領主司教の居城としても使用され、長きにわたるヴュルツブルクの歴史と共に歩んできたと言えます。

丘の上に聳え立ちかつてはケルト人の要塞として使用されたマリエンベルク要塞は、ドイツで最も古い城の一つとなっています。古くはルネッサンス様式で建築され、その後バロック様式へと改築され、現在内部はガイドツアーで見学できるようになっています。また敷地内には庭園や教会、さらには馬の水飲み場として使用された泉などもあり、見どころ満載です。

マリエンベルク要塞からは絶景が見られる!

マリエンベルク要塞は要塞自体も見る価値十分ですが、要塞から見下ろすヴュルツブルクの町は絶景。手前のマイン川からレジデンツのあるヴュルツブルクの街の中心、さらにはその外側へと広がるぶどう畑まで見渡せ、美しい街並みを一望することが出来ます。要塞までは街の中心から歩いて行くこともできますが、急こう配になっているためトラムかタクシーで行かれることをおすすめします。

要塞の敷地内には博物館も

マリエンベルク要塞の敷地内には「マインフランケン博物館」という名の博物館もあります。こちら創立100年を超える歴史ある博物館で、中でも後期ゴシックを代表する彫刻家でヴュルツブルク市長も務めたティルマン・リーメンシュナイダーの作品は非常に充実しています。その他にもヴュルツブルクにまつわる美術品やワイン容器のコレクションなど数多くの展示が揃っています。

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ヴュルツブルクの街の中心へ戻ったら聖キリアン大聖堂へ見出し

レジデンツにもほど近いヴュルツブルクの街の中心にある「聖キリアン大聖堂」も人気の観光地の一つです。ドイツ国内で4番目に大きいロマネスク様式の大聖堂として名高いこちらの大聖堂は、ヴュルツブルクの地にキリスト教を布教した守護聖人キリアンに捧げられたもので、1040年から100年以上と長期にわたって建設が行われました。

外観は質素な聖キリアン大聖堂ですが、教会内部は長期にわたって建設が続けられたためロマネスク様式からゴシック様式、さらにはロココ様式と様々な建築様式が入り乱れ見ごたえたっぷり。さらに大聖堂内には後期ゴシックを代表する彫刻家リーメンシュナイダーによる彫刻が施された歴代司教の墓石もあり、そちらも見どころとなっています。

大聖堂隣のノイミュンスター教会も人気観光地見出し

聖キリアン大聖堂の横に建つノイミュンスター教会もヴュルツブルクでは人気の観光地となっています。ドーム型の天井が目を引くこちらの教会は11世紀に建築されたもので、ヴュルツブルクにキリスト教を伝導した聖キリアンの霊廟の上に建っています。教会の内部は白を基調とした気品ある内装となっており、バロック様式の正面部分は18世紀に追加されたものだそうです。

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ヴュルツブルクはワインが名物見出し

多くの観光地を擁するここヴュルツブルクはワインの産地としても知られています。ヴュルツブルク産の「フランケンワイン」と呼ばれる白ワインはドイツ産ワインの中でも最高峰と称されており、古くから多くの著名人に愛飲されてきました。そんな中には詩人ゲーテも挙げられており、他のワインに満足できなかったゲーテはフランケンワインを送るよう妻に手紙まで出しています。

ビュルガーシュピタールで名物のワインを堪能!

そんな名のあるフランケンワインを堪能されたいのであれば、700年以上もの歴史を持つワイナリー「ビュルガーシュピタール」(Bürgerspital)がおすすめです。フランケンワインはフラスコのような形をした瓶に入れられているのも特徴ですが、そんな瓶が誕生したのもここビュルガーシュピタールだそう。館内は7ユーロで見学出来、帰りにはワインの小瓶ももらえます。

夏場にはワインのフェスティバルも開催

ワインの名産地として知られるここヴュルツブルクでは、夏場にはワインのフェスティバルも開催されます。名産フランケンワインはもちろんのこと、ロゼやリキュールなどフランケンワイン以外のワインやお酒を飲むことも出来ます。夏場にヴュルツブルクを訪れるのであればぜひこちらにも足を運んでおきたいところです。

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ヴュルツブルク観光の際はロマンティック街道も!見出し

ヴュルツブルクはドイツ七街道でも人気のある「ロマンティック街道」の北の起点となっています。ロマンティック街道の南の起点はフュッセンという名の街となっており、そこまでの366キロにも及ぶ間にはノイシュヴァインシュタイン城やローテンブルクなど、ドイツ国内で最も人気の高い観光地が数多く点在しています。ヴュルツブルクを訪れる際にはそんなロマンティック街道沿いも併せて訪れてみてはいかがでしょうか。

ヴュルツブルクへの行き方は?見出し

バイエルン州内でミュンヘン、ニュルンベルク、そしてアウクスブルクに次ぎ4番目に大きい都市ヴュルツブルクですが、ここヴュルツブルクに空港はありません。そのため日本から訪れる場合には近隣の空港を擁する大都市であるフランクフルトかミュンヘンから行くことになります。フランクフルトからは鉄道ICEで約1時間10分、ミュンヘンからは鉄道ICEで約2時間半となっています。

ドイツ観光の際はヴュルツブルクもお忘れなく!見出し

バイエルン州に位置するヴュルツブルクは、その他バイエルン州内の大都市ミュンヘンやニュルンベルクと比べると日本人観光客からの人気は少々劣っています。しかし、世界遺産に登録されたレジデンツをはじめ多くの観光地に恵まれており、穴場の観光スポットともいえます。ドイツを訪れる際にはそんなヴュルツブルクもぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

投稿日: 2017年11月11日最終更新日: 2020年10月8日

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