鬼怒楯岩大吊橋は鬼怒川の観光スポット！アクセスや駐車場情報もご紹介！

吊り橋を渡るのは好きですか?絶景による胸の高鳴り、命を落としかねない胸のドキドキの両方楽しめる吊り橋に魅入られる人は多いです。そんな吊り橋マニアがおすすめする観光スポットが栃木県にあります。その名も鬼怒楯岩大吊橋。今回はこの鬼怒楯岩大吊橋のアクセスや駐車場など、吊り橋を楽しめる情報満載でお届けします。

栃木県の日光市にある鬼怒立岩大吊橋。2009年に完成したこの橋は鬼怒川温泉の街へと続く歩行者専用吊り橋となっています。長さ140メートル、高さ40メートルを誇るこの橋上では鬼怒川の急流と雄大な大自然を見ることができます。橋のそばにそびえる岩は、戦に使用する楯になぞらえて楯岩と呼ばれています。

橋の下に流れる鬼怒川は時におおらかで、時に激しく流れる女性のような存在、そしてこの雄大な楯岩は家庭を守る男性のような存在。そんな男性と女性が交差する流れから鬼怒楯岩大吊橋は｢縁結びの橋｣と言われています。実際吊り橋というのは縁を結びやすい効果があると心理学的にも実証されています。

恋の吊り橋理論というものがあります。これはカナダの心理学者が行った実験で、揺れる吊り橋と揺れない橋の上で異性と接触すると、揺れる吊り橋のほうがより好結果をもたらすという心理実験です。つまり緊張体験でドキドキを共有した異性とは恋愛関係に発展しやすいというものです。

もし気になる異性となんとなくこの吊り橋を渡ることができたら、そこから先の関係に発展しやすくなる本当の意味で縁結びの橋なのです。好きな異性をこの鬼怒楯岩大吊橋に誘ってみると好結果が得られるかもしれません。ただし、異性が高所恐怖症の度がすぎて逆効果になってしまっても自己責任でお願いします。

ではその鬼怒楯岩大吊橋を歩いてみましょう。全長140メートルですが、高所恐怖症の人は足がすくんで全長が1000メートルにも感じるような怖さがあるようです。橋の下を見下ろすと綺麗な鬼怒川の流れを楽しむことができます。地面まではおよそ40メートル、吸い込まれるような高さに心臓がドキドキしてしまうでしょう。

吊り橋の真ん中は大きく広がっていて、景色を楽しんだり、撮影を楽しむことができます。鬼怒楯岩大吊橋は栃木県の隠れた観光スポット、インスタ映えをねらって自撮りする若い女性が多くみられます。

この鬼怒楯岩大吊橋、何が怖いかというと頑丈な橋にも関わらず結構激しく揺れるところです。もちろんきちんとした吊り橋なので、山道の吊り橋のような危険な揺れ方はしませんが、高所が嫌いで吊り橋慣れしてない人は一緒に歩く人にしがみついてしまう揺れはあります。

橋を渡りはじめはそこまで揺れが激しくありません。ですが途中からだんだんと足元がグラついてきます。そこまで大勢の人が歩いていなくてもちょっと怖いくらいの揺れを感じて欄干にしがみつきたくなるでしょう。落下したらまず助からない高さに引き返してしまう人もいます。

恐怖とは裏腹に眼下に見下ろす絶景は最高の一言です。鬼怒川を縫うような渓谷は芸術ともいえる光景で、吊り橋の揺れる恐怖を忘れさせてしまう美しさにほれぼれするでしょう。絶叫マシンで味わう恐怖感と絶景の競演も悪くありませんが、鬼怒楯岩大吊橋のようなナチュラルな絶景と恐怖体験もいいものです。

ちなみに吊り橋が苦手な人は板がまばらで真下がみえてしまうから、そんな人が多いかもしれません。鬼怒楯岩大吊橋は隙間なく橋板が続いているので足元はしっかりしています。下をのぞき込まなければそこまで恐怖感はないでしょう。多少揺れると怖いくらいです。怖がりの人は見物客が多い時渡るのを見送りましょう。

これだけ立派な景色を堪能できる鬼怒楯岩大吊橋、肝心の通行料金が気になるところです。鬼怒川温泉周辺のおすすめ観光スポットでもあるこの吊り橋は一体いくらくらいで通行できるのでしょうか?

結論から言うと鬼怒楯岩大吊橋は無料です。入場料や通行料はかかりません。無料で絶景と澄んだ空気を楽しめる、そんなおすすめ観光スポットだったのです。綺麗な景色を楽しむだけでお金を取る施設は全国に山ほどあります。鬼怒楯岩大吊橋は財布にも優しい癒しスポットなのです。

そして鬼怒楯岩大吊橋をわたると鬼怒川名物七福邪鬼像のひとつである｢楯鬼｣が待っています。楯鬼はその名の通り自らを盾として鬼怒川一帯の治安と平和をまもる守り神ともいえる存在です。ちなみに他に6体の鬼が鬼怒川にはいます。鬼怒川一帯は7体全ての鬼を回るスタンプラリーなども行っています。

他に半跏鬼、思惟鬼、遊心鬼、鬼怒太、寝鬼、誕生鬼などが鬼怒川温泉周辺の観光スポットに立っています。もし鬼怒川一帯にアクセスする際は、スタンプラリーをするもよし、写真に収めるだけもよし、これらの七福邪鬼を探してみてはいかがでしょうか。邪気払いと開運祈願のご利益があります。

なお、この鬼怒楯岩大吊橋が観光スポットの一つになぞらええるのはその吊り橋の迫力の他に紅葉が非常に美しく鑑賞できるスポットだからです。鬼怒川の紅葉は栃木でも有数の観光スポットとして名高い美しさがあります。

紅葉シーズンはだいたい10月から11月半ばにかけてまで。吊り橋の怖さを忘れてしまうほどの美しい紅葉を目にして、しばし自然と一体になってみてはいかがでしょうか。

それでは鬼怒楯岩大吊橋までのアクセスをみていきましょう。最寄り駅は東部鬼怒川温泉駅となります。例えば都内からアクセスするのであれば、東京駅から山手線で秋葉原駅にまずはアクセスします。その後ツクバエクスプレスで北千住へ行き、北千住駅からは東武日光特急きぬがわで鬼怒川温泉駅にアクセスできます。駅から橋までは徒歩約10分で行けます。

車でアクセスする場合は首都高から川口ジャンクションで東北自動車道に乗り、そこから宇都宮インターチェンジでアクセスし、そこから日光宇都宮道路から今市インターチェンジまでアクセスしましょう。降車してから吊り橋までは約12km程度、約20分程度でアクセスできます。

西日本方面からアクセスする場合、まずは名古屋駅へ行き、山陽新幹線のぞみで東京駅まで行きましょう。その後北陸新幹線かがやきで大宮駅までアクセスし、大宮駅から日光きぬがわ特急スペーシアで鬼怒川温泉駅までアクセスします。名古屋駅から最寄り駅までは約4時間でアクセスできます。駅からは同じように徒歩10分でアクセスできます。

肝心の駐車場ですが鬼怒楯岩大吊橋のそばには無料の駐車場があります。およそ20台くらい停められるので、車でアクセスするならその駐車場を利用しましょう。ただし鬼怒楯岩大吊橋一帯は観光スポットであり、連休日や紅葉シーズンなどは非常に混雑します。駐車場が使えない、もしくは駐車場の順番待ちが発生する可能性もあるので注意してください。

鬼怒楯岩大吊橋駐車場が満車の場合、有料駐車場を探す手もあります。TOBU PARK鬼怒川温泉駅駐車場では平日60分100円、最大500円の料金で車を停めることができる駐車場です。第2駐車場とともに駅近に停められるので、周辺の観光スポットを徒歩で散策したい場合はこちらの駐車場をつかうと便利です。

さて、鬼怒楯岩大吊橋もいいですが、一通り景色を味わったら周辺も散策してみましょう。橋を渡った先にはトンネルがあり、潜り抜けた先には神社と階段があり、幸運の鐘も置かれています。階段をのぼったら温泉街を一望できる楯岩展望台があるので是非足を運んでみましょう。いくつか周辺のスポットを紹介します。

この楯岩トンネルは東京と会津を結ぶために手掘りで作られたトンネルです。空洞は母なる胎内であり、子宝につながるとされています。中は薄暗いのですが神秘的な灯りがともされていて、トンネルというと不気味な印象があるのですが、ここはどこか優しさや温かさを感じるトンネルです。くれぐれも壁や石を蹴ったりしないように。

トンネルを抜けるともう一つのおすすめ観光スポットの楯岩鬼怒姫神社があります。こちらの神社は小さいところですが、古来より縁結びや長寿、金運をもたらす神社とされていて、特に縁結びと子宝に強いご利益があります。近くには鬼怒太像の一つである誕生鬼がその力強くたっています。ご夫婦やカップルで訪れるといいでしょう。

そしてこちらが楯岩の展望台です。鬼怒川近辺の温泉街が一望できる美しい光景が広がっています。夏は心地よい風が吹いているので、身も心もリフレッシュできるでしょう。鬼怒川周辺の隠れたおすすめスポットです。

なお、こちらは楯岩よりも高いので、当然階段にのぼらなくてはいけません。130段以上もある急階段なので、ヒールをはいていたり、お年寄りの方は少し上るのがきついかもしれません。また男性でも雪や雨で路面状況が悪い場合は足元に注意しましょう。

鬼怒楯岩大吊橋や展望台以外にも、周辺には栃木が誇る様々なおすすめ観光スポットが点在しています。鬼怒川といえば鬼怒楯岩大吊橋目当てより温泉目的で訪れる人が多いでしょう。そのため大勢の観光客が楽しめるように、周辺にはおすすめスポットが目白押し。全部ではありませんが3つにしぼって紹介します。

まずは鬼怒楯岩大吊橋から車で5分程度で行ける観光スポット、東部ワールドスクウェアです。ここは世界各地の有名な建造物を25分の1のスケールで展示しているミニチュアパークです。

1993年に開業したこの建築博物館は年間52万人がおとずれる鬼怒川周辺のおすすめスポット。サグラダファミリアや今はもう見られないワールドトレードセンターをはじめ、自由の女神やスカイタワーなどの建築物を見ることができます。もし鬼怒川温泉周辺に足を運んだら行っておきたいオススメスポットの一つです。

また日光さる軍団も栃木の有数なおすすめスポットの一つです。反省猿でお馴染みの日光猿軍団は猿が年をってきたことを理由に一度は閉園しました。その後別の母体が同施設を引き継ぎ、日光さる軍団として鬼怒川の劇場で猿回しを披露してくれています。

猿の大道芸やサッカーやアトラクションを楽しむ様子をコンパクトな施設の中で一日何回かに分けて上演しています。大人より幼児や小学生たちが喜ぶ劇場なので、家族連れで訪れる方におすすめです。

鬼怒楯岩大吊橋では見下ろすだけだった鬼怒川のライン下りもおすすめです。このライン下りは鬼怒楯岩大吊橋の最寄り駅･鬼怒川温泉から徒歩4分の場所にある船乗場にて乗船できます。船は一日12便、鬼怒川港から鬼怒大瀞港までの約6000メートルを40分かけて下る船旅です。春は八汐つつじ、夏は新緑、秋は紅葉と四季折々の景色が船旅に花を添えます。

船頭さんのユニークな解説も船旅を楽しくしてくれます。天気のいい日は水が透き通っていて、清々しい気持ちと迫力のある渓谷の競演が楽しめます。営業時間は9時から17時まで、大人2700円子供1200円で乗船できます。なお、自然なので増水や川の水位が低い日は発船を見送ることがあります。利用する前に前日の天気をチェックしておきましょう。

鬼怒楯岩大吊橋だけを楽しむのもおすすめですが、温泉街で周辺の観光スポットに足を運ぶのもさらに旅が楽しくなるでしょう。なお、営業時間や日程などは当日の状況によってかわりますのでそれぞれ公式HPをチェックしてから訪れるようにしてください。もちろん紹介した場所以外にもおすすめスポットはあるので発見する喜びも堪能してください。

無料で楽しめる観光スポット鬼怒楯岩大吊橋のアクセスや駐車場情報についてお届けしました。高いお金を払って綺麗な景色を楽しむのもいいものですが、無料で新鮮な空気とスリルを味わいながら楽しむ旅もまたいいものです。もし日光周辺に足を運ぶことがあれば、この鬼怒楯岩大吊橋まで、足を延ばしてみてはいかがでしょうか。