Big Fernandはパリで人気のハンバーガー屋！営業時間やメニューまとめ

Big Fernandは、こだわりの食材を使ったボリューム感たっぷりのハンバーガーチェーン店です。美食の国フランスで人気のわけは、厳選された食材と手間隙かけた調理にあります。ここでは、そのフランスパリ生まれのこだわりのハンバーガー、Big Fernandの美味しさと人気の秘密、おすすめのメニューと各店舗の営業時間などを紹介して行きます。

Big Fernandのハンバーガーは、大量消費されるマクドナルドのハンバーガーと比較すると、平均で1500円を上回り、約倍以上もするかなり高額なハンバーガーです。

それでもBig Fernandのハンバーガーは、最新流行を追うパリの若者らの圧倒的支持を受けて大人気です。パリ市内だけでも7店舗、フランス全土で20店舗を展開しており、国外ではアラブ首長国連邦のドバイと中国の香港にも進出しておりそちらも大人気です。

そこには、フランス人の根底にある評価の基準がグルメであり、グルメであればそれに惜しみなくお金を支払うという、より洗練された食文化が影響を及ぼしています。

そしてひとつひとつの食材が、伝統的にフランス料理に使われているものを踏襲しているという点で、アメリカ資本のハンバーガー店とは大きく異なります。

Big Fernandでは、食材をしっかりと厳選し、それぞれ上質のものを使い、ビーフパティは、注文を受けてから焼き上げるので、出来立てのおいしさが食べられます。

この厳選された食材選びと丁寧にこだわった調理方法こそが、伝統ある食文化のフランス式ハンバーガーの特徴であり、Big Fernandがパリ市民に愛されている最大の理由です。

日本でも2013年2月に輸入が解禁され、高級食材として知られる仔牛肉は、フランス国内においては、成牛から生産されるbeefとは異なるvealとして認知されています。

仔牛肉は、肉質が緻密で脂肪分が少なく柔らかで、牛臭さがなく淡泊な味わいがその特徴です。フランス料理やイタリア料理では、古くから伝統的にメインディッシュとして広く親しまれており、高級食材のひとつとして高い人気を誇っています。

Big Fernandのビーフパティには、この仔牛肉が使われています。フランス南西部のペリグーの仔牛農家などを中心に飼育管理された仔牛肉が、美味しさの理由のひとつです。

Big Fernandが他のハンバーガー店と大きく異なる点は、食材だけではありません。それは、ビーフパティの焼き加減を段階的に細かくリクエストできるという点です。

焼き加減は、通常レア、ミディアム、ウェルダンの3種類が一般的ですが、実は10種類にも分かれていて、特に、限りなく生に近く両面を数秒焼いた状態のブルーをリクエストできます。このブルーの状態が、繊細かつジューシーな美味しさを生み出しています。

もちろん、普通のミディアム以上に焼くのも十分に美味しいのですが、せっかく細かい焼き加減がリクエスト出来るので、いろいろと試して食べてみるのも楽しみのひとつです。

フランスのお隣スイスに、フォンデュと共に代表的なラクレットという名物料理がありますが、この料理に使われているのがラクレットチーズです。

ラクレットチーズは、スイスのヴァレー州が発祥の圧搾タイプのチーズで、現在では、ほぼスイス全土で生産されています。近年、日本でもデパートや通販で簡単に手に入るようになりました。乳白色の断面にハードチーズでありながら柔らかい触感です。

Big Fernandのハンバーガーには、このラクレットチーズが使われています。まろやかでコクがあり、トロトロに熔けたチーズがビーフパティとバンズによく絡み合います。

フルムダンベールという名の青カビチーズは、8世紀頃に誕生したといわれ、フランス中部のオーヴェルニュ地方で、低温殺菌された良質の牛乳から作られます。

フルムダンベールは、しっとりとなめらかで、ヘーゼルナッツのような香ばしい風味とやさしい味わいが特徴です。中はアオカビがみっしりと生えていますが、その外見とは裏腹にアオカビ独特のピリッとした刺激は少なく塩味もマイルドで食べやすいチーズです。

Big Fernandでは、この青カビチーズを使ったVictorというおすすめのメニューがあります。高貴なブルーチーズと呼ばれるフルムダンベールはフランスならではの味です。

日本でも簡単に手に入るようになりましたが、やはりフランス本場の青カビチーズの味はまた格別です。Big Fernandのこの青カビチーズを使ったハンバーガーはおすすめです。

フランス産の鶏肉は、フランス中東部にあるブレス地方で生産されたブレス鶏が有名で、厳しくチェックされるその品質は、世界でも折り紙つきのおいしさを誇ります。
 

一般的には、Pouletと呼ばれる生後7週から12週齢くらいに飼育した鶏で1kgから2kgのものが使用されます。フランスの農家で放牧され動き回った鶏の大腿部は、身が引き締まっていて弾力性があり、かつ柔らかくジューシーで歯応え十分のおいしさです。

Big Fernandでは、このPouletの大腿部を使ったPaulinというおすすめメニューがあります。赤い鶏冠、白い羽、青い脚が特徴のブレス鶏は、フランス国旗を彷彿とさせます。

世界的に有名なフランス本場のブレス産Pouletを使ったハンバーガーというのは、なかなか他では食べることができません。その鶏肉の違いをぜひ確かめてください。

フランスのパンといえば、噛み応えのあるバケットがお馴染みですが、ここ最近のハンバーガーブームの煽りを受けて、バケットの消費量が減少傾向にあると言われています。

ひとつには昼食時間が1975年には1時間半だったのが現在は短縮されて30分になっているという社会現象がハンバーガーブームの要因とも言われています。しかしさすがは美食王国フランスでは時間短縮でも味の質は落とさないというのが人気店の条件のようです。

ここBig Fernandで使われるハンバーガー用バンズは、パン職人の手により店舗毎パン粉を精製し丁寧に焼き上げます。出来立て焼き上がりのバンズだから美味しいのです。

店名がメニューになっているBig Fernandは、繁殖された牛肉、サヴォワ地方のチーズ、生乳、ドライトマト、パセリ、それに自家製カクテルソースを使っています。

13€で、たっぷりのビーフパテをオリジナルソースと一緒にいただくことができます。日本ではなかなか味わえないほど、お肉の味がしっかり楽しめる人気メニューです。

Big FernandのおすすめメニューPaulinは、フレッシュなハーブ入りのマリネ液に漬けたブレス産の鶏もも肉を使い、香りが良くとってもジューシーなおいしさです。

Paulinは、マリネされた大腿部のチキンにサヴォワ産のチーズを乗せ、野菜は、グリルされたナス、フライドオニオン、そしてフランス料理に欠かせないハーブのタラゴンを挟み、仕上げにBig Fernand特製のバーベキューソースをかけた人気メニューです。

フルムダンベールを使ったメニューというのもここBig Fernandの売りのひとつです。香ばしい風味とマイルドな味のフルムダンベールは、食材としてマッチしています。

Big Fernandの勝者というタイトルがついたおすすめメニューVictorは、仔牛肉のパティに、青カビチーズのフルムダンベールを乗せ、オニオンコンフィを挟み、微妙に甘めのマヨネーズにほんのりパクチーがアクセントになった人気メニューです。

モントルグイユ通りは、パリ2区の地下鉄レアル駅から北に延びる賑やかな通りで、12世紀の雰囲気を残しつつ、レストランやカフェがぎっしりと連なる食の宝庫です。

4階から5階建ての中層階の建物で統一され、石畳の道路、街灯、景観を重視し色調を合わせた表看板など、中世ヨーロッパの完成された街並み通りを歩き、お洒落なBig Fernandでちょっと腹ごしらえをすると、これぞフランス、これぞパリといった雰囲気です。

モントルグイユ店は、地下鉄レアル駅を出てモントグイユ通りを北へ300m進み、Saint-Sauveur右折後すぐ左手です。営業時間は12時から22時半で、土曜のみ営業時間が23時まで。途中14時半から18時まで準備。日曜のみ営業時間が12時から22時半終日です。

ポワソニエール通りは、パリ9区の地下鉄ポワソニエール駅から南に延びる通りで、美術館や博物館、こじんまりとしたホテル、レストランやカフェ、洋菓子店などがあります。

ポワソニエール店は、地下鉄ポワソニエール駅を出てポワソニエール通りを南へ300m歩いて約4分のところにあります。営業時間は12時から22時半で、土曜のみ営業時間が23時まで。途中14時半から18時迄準備。日曜のみ営業時間が12時から22時半終日です。

パリ観光の際には、絶対に外すことの出来ない有名な買い物スポット、GaleriesLafayetteは、有名なパリオペラ座の裏手に構える、ヨーロッパ最大規模のデパートです。

このGaleriesLafayetteは、本館、メンズ館、インテリア館の3館に分かれていて、ここにあるBig FernandのGaleriesLafayette店は、お隣Printemps側のメンズ館1階にあります。営業時間は、11時半から19時で、日曜のみ営業時間が17時までとなっています。

パリにはいくつもの市場があり、オペラ座からほど近いところにあるサントノーレ広場では、食料品を中心に、衣類、雑貨など色々なものが売られています。

Big Fernandサントノーレ市場店は、ポワソニエール店を出て南へ1km歩いて約15分のところにあります。営業時間は12時から22時半で、土曜のみ営業時間が23時まで。

Big Fernandのハンバーガーがパリで圧倒的な人気を誇る理由は、他のハンバーガー店とは一線を画くフランスならではの伝統的なこだわりの食材とその調理法にありました。フランス旅行の際には、パリ市内の各名所や観光地巡りの中に、Big Fernandのバラエティに富んだメニューを味巡りを、ぜひ加えてみてはいかがでしょう。