モンブラン・シャモニーのおすすめスポットをご紹介!
シャモニーは、アルプスの最高峰「モンブラン」の麓にあるリゾート地です。冬はスキー、夏はハイキングが楽しめるだけでなく、お洒落な街並みが人気のリゾート地として、一年中を通し世界中から観光客が訪れます。ここでは、モンブランで有名なシャモニーのおすすめ観光スポットを、ハイキングコースと合わせて紹介いたします。
シャモニーはフランスの国際リゾート地
第一回冬季オリンピック開催地
The International Ski Federation (FIS) was established during the 1st Olympic Winter Games in Chamonix on 2 February 1924 pic.twitter.com/Xfy1g2ME23
— Beverley Sackville (@bevsackville) February 2, 2017
アルプスの最高峰、モンブランの麓にあるシャモニーは、アルペンスキー発祥地です。1924年の第一回、冬期オリンピック開催地として、スキーや様々なウィンタースポーツのメッカとして有名です。イタリアとスイスの国境そばという土地柄、冬は越境スキーを楽しめる事でも注目されるリゾート地です。
夏はハイキングで楽しめる
スキーだけではなく、モンブランを望むシャモニーを起点に、ロープウェイやリフト、そして登山鉄道が整備されており、アルプスの壮大なパノラマを堪能する事ができます。またシャモニー周辺には、全長約350kmに及ぶハイキングコースが整備され、夏になると多くの人々が、ハイキング目当てにシャモニーを訪れます。
シャモニーのおすすめ観光スポット1:エギーユ・デュ・ミディ展望台
標高3842mの展望台
富士山山頂よりも高い場所にあるこの展望台は、ロープウェイで登ることができます。ゴンドラのようなロープウェイに乗り、約12分という早さで山頂に到着します。山頂にはガラス張りの展望スペースもあり、スリル満点です。目の前に見えてくる、標高4810mのモンブランには圧巻です。
@audleytravel #mylittleknown Top of the world. Aiguille du Midi, Chamonix. pic.twitter.com/263vSfSOlg
— Norman Price (@stormingnormski) August 31, 2017
展望台の建物内には、昔の登山道具や、高山病に関する説明が展示されています。山頂の空気は薄くなっている事と、防寒着をを携帯することを念頭に置かれると、安心してアルプスの絶景を堪能できます。また風がある日は、ロープウェイが揺れることを想定しておけば、慌てずにスリルを楽しめるでしょう。
ロープウェイでイタリアへ
エギーユ・デュ・ミディ展望台からロープウェイを乗り継いで、イタリアの「エルブロンネ展望台」へ行く事ができます。新しいロープウェイのキャビンは、移動中に360度回転するしくみで、アルプスの眺めを最大限に楽しめるそうです。尚、エルブロンネ展望台から更にイタリア側のリゾート地、クールマイヨールに降り立つ事もできます。イタリアとフランスの両方を楽しめる、贅沢なパノラマコースです。
シャモニーのおすすめ観光スポット2:ブレヴァン展望台
エギーユ・デュ・ミディ展望台反対側の斜面には、標高2525mのブレヴァン展望台があります。シャモニーの街を散策しながら、サン・ミッシエル教会の左側の坂道を上ったところに乗り場があり、そこからゴンドラに乗り、途中プランプラ駅で、再びロープウェイに乗り換え、プレヴァン展望台を目指します。
ブレヴァンの展望台からは、モンブランを真正面に見られることで人気です。隣には、エギーユ・デュ・ミディ展望台も確認できます。シャモニーの街並みと、壮大なボソン氷河を同時に目にする事ができ、さらにはシャモニー針峰群やドリュ山も見渡す事ができるのが、このブレヴァン展望台の魅力です。
ブレヴァン展望台からの景色も最高。
— aya1103 (@keentraveler) August 14, 2015
ここまで来ると、モンブランが高い山ってのが実感できます。
空気も爽やかで気持ちいい~。 pic.twitter.com/oI9gQLPc90
眺めを堪能した後は、様々な方法で下りを楽しむ事が出来ます。行きと同じくロープウェイを乗り継いで街へ戻ることもできますし、またハイキングしながら、ゆっくり時間をかけて下るのも楽しいです。気分やコンディションに合わせて、ハイキングを気軽に試してみてはいかがでしょうか。
シャモニーのおすすめ観光スポット3:ラックブラン
一日ハイキングコース
プレヴァン展望台へ向かうリフト乗り継ぎ地点、プランプラ駅で下車し、そこからフレジュールまではハイキングがおすすめです。雄大なモンブランやボソン氷河を眺めながらフレジュールにたどり着いたら、再びリフトでアンデックスまで上り、ここから再びハイキングで、一気にラック・ブラン湖を目指します。
モンブランや、メール・ドゥ・グラス氷河にヴェルト針峰群、ドリュ山などを一面に見渡しながら、ゆっくりペースでハイキングを楽しみましょう。足下は、岩がゴロゴロした場所が段々多くなり、少しずつ高台へ登ったところに、アルプスのオアシス、ラックブランの姿が見えてきます。
白い湖という名のオアシス
7月21日/「ツールドモンブランゆったりトレッキング 11日間」。日程2日目:足慣しを兼ねてラックブランへ。山上湖(2,352m)からの絶景を眺めながらハイキングを楽しみました。/TL堤清弘 pic.twitter.com/3KUdLtpbkY
— アルパインツアー・ツアーの現場から! (@ATSTYO) July 31, 2017
フランス語で「白い湖」という名がついた、湖からの眺めは最高の一言です。ラックブラン目指してのハイキングは、一日がかりになりますが、この眺望目当てに、全世界から多くのハイキング客が押し寄せます。アルプスの大自然と一体感を味わえる、一日ハイキングコースで、心も身体もパワーアップすること確実です。
シャモニーのおすすめ観光スポット4:モンタンヴェール鉄道
赤い可愛らしい列車が目印のモンタンヴェール登山鉄道は、1908年から操業しているこの地方のローカル線です。シャモニー鉄道駅の裏側に発車駅があり、20分から30分間隔で運行しています。片道20分ほどで、900mの標高をを登り、メール・ド・グラス氷河へたどり着きます。
Le mythique hôtel du Montenvers fait peau neuve et garde… https://t.co/R54gwM5b1D #ARTCULTUREVOYAGE #hôtel5étoiles #lieux #voyage #weekend pic.twitter.com/JU4qoTEa7y
— Bolero Magazine (@BOLEROmagazine) August 14, 2017
行きは、進行方向に向かって 左側の車窓から、美しいシャモニーの谷や山々を眺めることが出来、また帰りは右側の車窓からだと、眼下に、シャモニーの街を見下ろすことが出来るそうです。登山鉄道添いにある、レンガ造りの建物「グラン・オテル・デュ・モンタンヴェール」も絵になります。
3日目。
— ✩蓮✩ (@ren_nana7) August 15, 2016
モンタンヴェール駅からプラン・ド・レギュー駅までのトレッキング風景。 pic.twitter.com/XAkxielCrf
標高1913mにあるモンタンヴェール駅に到着すると、目の前にとんがった「ドリュ山」が見えて圧倒されます。駅周辺には展望広場、山岳博物館やホテル、レストランなどがあり、テラスで大自然をバックに、ほっと一息つくこともできます。そしてここから、メールドグラス氷河を目指します。
シャモニーのおすすめ観光スポット5:メール・ド・グラス氷河
モンタンヴェール駅の前にあるゴンドラに乗ること約5分で、氷河の間近にたどり着きます。途中、ゴンドラから岩肌とともに、目の前に大氷河を見る事が出来ます。泥に覆われた大氷河の姿は、途方もなく遥か昔に作り上げられたもので、その存在感に圧倒されること間違いありません。
メールドグラス。氷河。上から見ると灰色だから岩にしか見えないんだけどほんとに全部氷。しかも夏だから洞窟内で溶けた氷河がガンガン滝みたいに落ちてきて迫力すごかった。#メールドグラス #モンタンヴェール pic.twitter.com/O0N8NRqSsj
— 犬顔スナフキン (@CcmP6Pmgk3Yd2t5) July 5, 2017
ゴンドラを降りると、かなり長い下り階段が、氷河トンネルの入り口まで続いています。帰りはこの階段をのぼると思うと、体力温存しておきたくなる程ですが、一旦、氷河の中に入って見ると、美しい氷の世界に圧倒されてしまいます!氷河を彫って出来たトンネルの中を進むと、小さなホールがあり、そこには氷の彫刻などが展示されています。氷河の幻想的な世界に、心も身体も癒される空間です。
シャモニーのおすすめ観光スポット6: ボソン氷河
シャモニーの街から見える氷河
モンブランからシャモニー谷に、まっすぐ落ちてきている、大きな氷河です。数千年前にモンブランに降り積もった雪が、圧縮されて氷となり、少しずつ流れて来た氷河には圧倒されます。街中からもきれいに見る事ができ、シャモニーのシンボル的な存在です。よくメイン通りでも、見事な大氷河に観光客が足をとめ、眺める様子が見受けられます。
軽いハイキングにぴったり
シャモニからレ・ズーシュ行きのバスに乗りボソン氷河入り口で下車します。そこからリフトで10分程行くと、標高1400mにある山頂にたどり着きます。標高もそれほど高くないので、リフトのかわりに、気軽にハイキングしながら登っていく方も多く見受けられます。
【たびのわ海外|スイス8日間/5日目】
— バリアフリーたびのわ(海外) (@takatohiroshi) June 26, 2016
まずは、シャモニの村の外れにあるキャンプ場にて、一度休憩です:bangbang:︎
ここからはボソン氷河、モンブランを一望のもとに見渡すことができる、知る人ぞ知るスポットです:bangbang:︎ pic.twitter.com/rVDSvaYiGz
山頂駅付近にはかわいいカフェもあり、休憩がてら眺めを堪能できます。そこから歩いて5分位で、グロットゥ氷河展望台へ到着します。大きな氷河を目の前に、長い時を経て作られた自然の作品に感銘を受ける事でしょう。温暖化の影響を受け、このような大氷河も、年々小さくなってきているそうです。
シャモニーのおすすめ観光スポット7: ビオナッセイ氷河
ハイキング客で賑わう
モンブランの西側直下を流れる大氷河です。ボソン氷河やメール・ド・グラスのように観光地化されておらず、ここは登山やハイキング目当ての人々で賑わいます。氷河の眺めだけでなく、氷河が溶け出して出来た、川や滝を見る事も出来ます。岩場が滑りやすい箇所もあるので、ここではしっかりした登山靴の着用をおすすめします。
#montagnhard paresserelle du bionassay pic.twitter.com/FLc9AgGycl
— CAPsul'TEAM (@capsulteam) July 7, 2013
シャモニーの鉄道駅からレ・ズーシュへ行き、そこからロープウェイに乗って山頂へ向かいます。山頂駅近くには、モンブラン登山列車(T.M.B)の駅があり、その登山列車に乗り換えて二・デーグル駅へ行きましょう。駅にたどり着くと、多くの登山、ハイキング客で賑わっています。まず二・デーグルに到着したら、駅で帰りの列車の整理券をもらって、ハイキングにでかけましょう。
T.M.B 登山列車
ハイキングを満喫した帰りは、二・デーグルから登山列車に乗り、終点サンジェルヴェ・ル・ファイエ駅まで行き、隣の鉄道に乗り換えてシャモニーまで戻ってみましょう。可愛らしい登山列車に揺れながら、違うルートでの復路も、ひと味違う眺めが味わえ、旅の楽しみも倍増です。
シャモニーのおすすめ観光スポット8: バルマ広場
シャモニーの中心となる広場で、街並はここを起点に、放射状に広がっています。噴水のある広場には、お土産屋さんやカフェが並び、街の一番賑やかな場所です。そして1786年にモンブランに初登頂した、水晶取りのジャック・バルマと、初登頂に賞金をかけた博物学者ソシュールの像があり、像の指差す先には、モンブランが望めます。
ヨーロッパでは高級リゾート地として有名なシャモニーには、高級ホテルや別荘が立ち並び、街並みはお土産さんから高級ブティック、おしゃれなカフェやレストランで溢れています。街には本格フランス菓子がいただける、ティーサロンもあります。街歩きの後は、ティーサロンで本場の「モンブラン」を、是非味わってみてはいかがでしょうか。
シャモニーで観光やハイキングを楽しもう!
#photofan du centre de #chamonix #fanpic from the center Merci @laponico pic.twitter.com/eRjdf6ZBpI
— Chamonix-Mont-Blanc (@Chamonix_France) August 2, 2016
フランスのリゾート地、シャモニーのおすすめ観光スポットや、ハイキングコースをご紹介いたしました。アルペンスキー発祥の地は、スキーのみならず、夏はハイキングで人気です。スイスとイタリアの国境沿いにある、国際性豊かなリゾート地へ、是非訪れてみてはいかがでしょうか。
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