フランスの国旗の意味や由来・歴史を学ぼう!似ているデザインの国もチェック!

2019年6月29日 (2019年6月29日最終更新)

フランス国旗はどんなデザインだったか聞かれたとき、パッと答えることができるでしょうか。国旗には意味があり、フランスの場合も国旗のデザインは歴史に由来しています。色の意味や似ている他の国の国旗など、フランス国旗の意味についてまとめました。

目次

  1. フランスはどんな国?
  2. フランスの国旗はどんな色や形?意味や特徴
  3. フランスの国旗の意味・由来
  4. フランス革命によって何が変わった?
  5. フランスの国旗の歴史
  6. フランスの国旗に似ている国意
  7. フランスで絶対に訪れたい観光地
  8. 観光前にチェック!フランスの国旗の意味や由来

フランスはどんな国?

フランスの国旗の意味について歴史や由来を見る前に、まずはフランスという国がどういう国なのかおさらいしてみましょう。フランスときくと日本からは遠いヨーロッパの国で、中でも芸術家ファッションのイメージが強いのではないでしょうか。

フランスらしい建物と聞くとパリにあるエッフェル塔や、ルーブル美術館など洗練されていてオシャレな雰囲気を持つものばかりがイメージされます。フランスの持つ独特のおしゃれな雰囲気は、フランス国旗が持つ意味にも反映されているのでしょうか。

フランスの首都や人口

フランスの首都はパリにあります。エッフェル塔のイメージが強いですがそれ以外にも凱旋門やシャンゼリゼ通りなど日本人にも馴染みのある場所が多くパリにはあります。

国土は54万4,000平方キロメートルとなっており、フランスの領土である島々を除いたとしても本土だけで日本の1.5倍の大きさがあります。フランスの国土が話題になることはあまりありませんが、意外に大きいことが分かります。

そんな広大な国土の中に住んでいる人は6700万人といわれています。日本よりも広い国土におよそ半分の人口しか住んでいないのがフランスという国です。居住可能面積も山林に囲まれている日本よりも広いため、人口密度は日本よりも更に低いです。

フランスは芸術やファッションの国

フランスは芸術やファッションの都としても名高く、フランスのブランドのみならずヨーロッパのブランドの全てがフランスに行けば手に入ると言われるほどファッションの最先端にいる国です。日本では手に入らないような限定ものもフランスでは販売されています。

ルイヴィトンやシャネル、エルメスやクリスチャンディオールにカルティエなど様々なブランド商品がフランスではやり取りされています。美術館などの数も多く、フランス人自体もどことなくおしゃれで気品にあふれた雰囲気を纏っているように思われることも多いです。

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フランスの国旗はどんな色や形?意味や特徴

続いてはメインであるフランスの国旗について、色や由来、歴史などから紐解いていきましょう。まずはフランス国旗の色の意味からです。フランス国旗は赤白青の3色が縦縞に配置されているトリコロールと言われるタイプの国旗です。

色の順番は左から青白赤となっており、それぞれの色ごとに持つ意味が違います。こういった縦縞の国旗は色ごとに違う意味を持つ国が多く、国民性を象徴していたり国としての目標を国旗に込めていたりします。

フランスの国旗は「赤・白・青」の意味とは?

国旗の持つ三色のそれぞれの意味は自由と平等と博愛と言われています。しかし実はどの色が自由でどの色が平等を表すかなど明確な色と意味の紐付けはされていません。色自体に意味があるのではないかと思ってしまいがちですが、意外にもそうではありません。

しかしどの色がどの言葉を象徴しているか、明確にこだわらないのもどこか芸術性にあふれたフランスらしい仕様といえるのではないでしょうか。大きな枠組みさえ決めていればどの色をどの言葉に当てはめても個人の自由と言うことなのかもしれません。

中には青が自由、白が平等で赤が博愛を表しているという説もあります。しかしこれ自体が俗説であり、フランスの憲法にもどの色がどの言葉を表すかの指定は載っていません。どの色がどの言葉を象徴しているかというのは決まっていないという意見が主流です。

フランスの国旗の「3色は同じ幅じゃない」意味とは?

フランス国旗に使われているトリコロールの青白赤の3色ですが、実は同じように見えて微妙に面積が違います。普段はあまり気にせず、なかなか気付けるような違いではありません。しかしそれぞれの色の面積の配分は適当ではなく明確に定められています。

色の比率は青白赤の順番に33、30、37と決められています。微妙な違いですが実は一番右に配置されている赤が一番広い面積を持っています。三色の中で一番面積の狭い白と隣り合っているにも関わらず、改めて見ても違いに気づくことは難しいです。

色の比率がこのように定められた由来には「白が膨張色であり特別広く見えてしまうこと」や「風に国旗がはためいた時に赤だけ小さく見えてしまうこと」が挙げられています。実際に国旗を見た時、3色間でおかしくならないような配分にされていることがわかります。

フランスの国旗の意味・由来

続いてはフランス国旗に使われている三色のトリコロールカラーの意味や由来についてです。どの言葉を象徴しているのかは明確に決められてはいませんが、どのような経緯でこの3色が選ばれるようになったのでしょうか。もちろんそこには歴史的な背景があります。

フランスに限らず国旗の多くは国として成立する前に起こった、戦争や領地の統合など国として成立するきっかけになった歴史的なイベントが関連していることが多いです。日本とは違いフランスは歴史の中で何度も争いに巻き込まれています。

フランスの国旗の意味とは?

フランス国旗の意味は前の見出しでも述べた通り、自由と平等と博愛から来ています。花でそれぞれの三色が表されることも多く青が矢車草、白がマーガレット、赤がヒナゲシとなっています。

自由と平等と博愛という三つの言葉は、世界史でも有名なフランス革命に端を発していると言われています。フランス革命後にフランス国旗が制定されたため、革命前後の出来事が大きく国旗に反映されていることが見て取れます。

なおこのトリコロールカラーがフランスの正式国旗として採用されたのは1794年からだと言われています。長い歴史と伝統を持つフランスのトリコロールカラーは、他の国が国旗を決める際にもよく参考にされることが多く、特にヨーロッパではその傾向が顕著です。

フランスの国旗の由来とは?

フランスの国旗の由来ですがこちらはフランス革命に由来しています。フランス革命でパリ市民軍が使用した赤と青の帽章が由来とされています。白はフランスの歴史の中でブルボン朝の象徴であった白百合が由来と言われています。

ブルボン朝は1589年から中断を挟んで1830年まで続いた、歴史上のフランス王朝の名前です。ルイ王朝と呼ばれることもあり、1500年代から1800年代までフランスの近世歴史に大きな影響を与えた時代といえます。

現在のスペイン朝の王家は、この頃のブルボン朝のフランス王家の分家だということが分かっています。フランス革命によって王室を追われたブルボン家はナポレオン一世の失脚や7月革命によって追放と帰還を繰り返しました。白百合はこの王家に由来しています。

フランス革命によって何が変わった?

フランスの国旗を語る上で欠かせないのがフランス革命ですが、実際にフランス革命によって何が変わったのでしょうか。フランス革命が起きたのは18世紀のフランスです。当時のフランスは100人のうち98人が平民で、残りの2人が特権階級の貴族でした。

現代以上の封建的な身分制度に加えて、不景気を平民からの増税でまかなっていた政治方針もあだとなり、一斉に蜂起が起きたのがフランス革命です。これによって絶対君主制は崩壊し、フランスは国として新しい局面を迎えていきます。

有名なマリーアントワネットが引き金に

フランスの貴族と言われるとマリーアントワネットを思い浮かべる人も多いでしょう。マリーアントワネットは18世紀後半を代表する貴族で、非常に贅沢な暮らしをしたとして知られています。

マリーアントワネットの贅沢ぶりがフランス革命に火をつけたともいわれています。相当な贅沢をしていたと言われていますが、実際にはそれほどではなくあくまでも革命を起こすきっかけとしてやり玉にあげられたと現在では言われています。

貴族として何不自由ない暮らしをしていたことは事実でしょうが、パブリックイメージによって悲惨な目にあってしまった人物と言われています。ヴェルサイユ宮殿などを観光することもできるため、ぜひ当時のフランスの面影を感じてみてください。

フランスの国旗の歴史

由来に続いてフランス国旗の歴史についてです。フランス国旗は歴史が長くそのくん似ている国旗のデザインを持つ国も多くありますが、どのような形でこの三色のトリコロールカラーは歴史に出てきたのでしょうか。

青白赤の三色が使われ、最終的に国旗として採用された背景にはフランス革命が強烈に影響しています。戦争や革命の際にテーマカラーを定めるのは士気を上昇させるのと共に、戦いの際に味方と敵を見分けるのにも有効でした。

フランスの国旗のはじまり

国旗として定められたのが1794年ということもあり、国旗自体のデザインはそれよりもさらに前にさかのぼります。1789年に国民軍司令官であったラファイエットの革命軍が帽子に付けていた色が赤色と青色であったことがわかっています。

「青と赤はパリ市民の色だから」とされる説が有力です。一方で青と赤の二色にとどまらずブルボン王朝のカラーでもある白を取り入れた理由は「王家と一般市民との結びつきが当時は大切に考えられていた」ことに由来しています。

また白は王家の色と言う説と共に「ジャンヌダルクの色だから」という風に言われることもあります。どちらにせよフランスの王家は白という色をとても大事にしており、それがフランスという国を代表する国旗にも反映されたと見て間違いないでしょう。

フランスの国旗の正式採用

フランス国旗として正式にトリコロールカラーが採用されたのは1794年のことです。その2年前の1792年の時点では現在のような縦縞でなく横縞であったことがわかっています。さらにその数年前、革命直後は明確な決まりが無かったため色の配置すらバラバラでした。

1794年に縦縞としてトリコロールカラーが採用された背景にはオランダの国旗の影響もあったと言われています。オランダの国旗は同じく青白赤が横縞に三色に並んだデザインとなっており、1792年にフランスの国旗とされたものと全く同じデザインでした。

そういった経緯もあり国旗として定められる際には、現在の縦縞三色として混乱を避けるためにもフランス国旗のデザインは統一されました。フランス国旗は1814年から1830年までの王政復古の時代を除いて1794年から現在までずっと使われ続けています。

フランスの国旗に似ている国意

続いてはフランスの国旗に似ている外国の国旗をまとめました。世界には数多くの国があるため、国旗のデザインが似ていることもよくあります。特に三色の色を配置するのは世界的にもよくある傾向のため、色の使い方がかぶってしまうことはどうしてもあります。

遠い国同士が全く違う由来で似ている国旗になることもあれば、歴史上で元々は一つの国だった地域が二つに分かれたことにより似ている色やデザインを採用することもあります。フランスの国旗に似ている外国の国旗は以下のようなものが挙げられます。

フランスの国旗に色が似ている国

フランスの国旗に色が似ている国も世界には多く存在します。イタリアやハンガリー、ブルガリア、ルクセンブルク、ロシア、イエメン、シエラレオネなどは3色のうち2色が共通しています。

赤と白や白と青などが共通していますが、面白いことにフランス国旗と似ている色を使っているほとんどの国に白が用いられています。白は聖なる色とみなされることも多いため、高潔さの象徴として取り入れる国も多いのでしょう。

しかしハンガリーやブルガリア、イエメンなど多くの国の国旗は横縞です。そのためフランス国旗と混乱してしまう可能性はあまりないでしょう。オランダは下から青白赤と完全に色はフランスと一致していますが、フランスが縦縞なのに対しオランダは横縞です。

フランスの国旗に形が似ている国

一方でフランス国旗と似ている形を採用しているのはイタリアやアイルランド、コートジボワールなどです。トリコロールカラーを採用しており三色が縦縞に配置されているのが似ている点と言えます。しかしこちらは3色のうち白1色しか共通している色はありません。

コートジボワールは肌色、白、緑となっているため、見分けやすいです。コートジボワールに対してイタリアは非常にフランス国旗と似ています。イタリア国旗は左から緑、白、赤というトリコロールカラーを採用しており、なおかつフランス国旗と同じ縦縞です。

フランス国旗とイタリア国旗の違いは一番左のカラーが緑か青かという違いだけです。そのため国旗だけで判別しようとするとフランスとイタリアの違いは非常に紛らわしいものとなるでしょう。イタリアの緑は「緑あふれる豊かな国土」を象徴していると言われています。

フランスで絶対に訪れたい観光地

フランスの国旗について詳しく分かったところで、最後にフランス観光をする際に絶対に訪れたい観光地についてまとめました。どれも有名なものばかりで知名度も世界的ですが、初めてフランスを旅行するという人にはおすすめです。

フランスはパリだけでなく、数多くの観光地がありそこでは日本とは大きく文化的にも精神的にも違う様々な魅力があります。観光のときは芸術とファッションの国であるフランスを思う存分楽しんでください。

ルーブル美術館

ルーブル美術館は世界各国の美術品が集まる世界屈指の美術館です。映画やドラマでも舞台になることがある他、展示されている美術品の多さや敷地の広さも見逃せません。

また、美術館自体の美しさも目を引くポイントです。「これぞヨーロッパ、これぞフランス」という気分に浸りたい人にはおすすめのスポットです。美術品に興味がない人でも充分に楽しめる観光となるでしょう。

エッフェル塔

エッフェル塔は凱旋門と並んでパリのランドマークと言えるタワーです。パリを象徴する建物といったらやはりこのエッフェル塔が1番にあがるのではないでしょうか。昼間に見る光景も壮大ですが、夜のライトアップされたエッフェル塔も違った荘厳さがあって素敵です。

エッフェル塔は特に海外からの観光客も多く、塔の内部に入るまでの待ち時間が非常に長くなってしまうことも珍しくありません。パリを一望できるのも素敵ですが、内部に入らず外からエッフェル塔を眺めたり写真を撮るだけでもよい記念になること間違いなしです。

ヴェルサイユ宮殿

ヴェルサイユ宮殿もフランスを訪れたらぜひ訪れたいスポットの1つです。マリーアントワネットが住んでいた宮殿ということもあり、内部の調度品や装飾品の数々はどれも上品かつ絢爛豪華です。

こちらもドラマや映画の舞台となることも多いため、ヴェルサイユ宮殿をモチーフにした作品を見た人にとっては思い出深い観光となるでしょう。宮殿を舞台にした作品を鑑賞してから、実物を訪れるのもフランス観光を楽しめる魅力の1つです。

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観光前にチェック!フランスの国旗の意味や由来

フランスの国旗の意味や由来について、このページではまとめてきました。世界史にも載っているフランス革命によって、王様が絶対という絶対君主制は崩壊し、現在のフランスの経済基盤もつくられていきます。

歴史的にも大きなターニングポイントとなったイベントのため、国旗にあしらわれている3つのカラーもより深く重みのあるものとなっています。フランス観光をするときは、フランス国旗にまつわる場所を訪れてみるのもよい旅の思い出となるでしょう。

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この記事のライター
Daisuke.U

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