フランスってどんな国なの?
ヨーロッパにあるフランスはどのような国でしょうか。芸術の国、料理が美味しい国、ロマンチックな国というのが日本人がよく持つイメージではないでしょうか。
その通り、フランス人は美・食・愛を大切にするお国柄だと言われています。それはどのような理由から来るのか、説明させていただきます。
美・食・愛を大切にするお国柄
フランスは美・食・愛を大切にするお国柄です。フランス人がロマンチックなイメージが強いことも、自分と他人への愛情を大切にしているからという理由があります。
世界的に有名な美術館もあり、フランス人は美しいものを大切にし、美的感覚や伝統を大切にする国民です。またフランス料理が日本でも有名でもある通り、料理にもこだわりがあります。手軽に美味しいものを食べたりワインを飲んで、日常の食事を楽しんでいます。
また恋愛だけではなく、接する相手に対し愛を大切にしていることも特徴です。フランス人は個性を大切にしており、相手の意見を尊重しつつ、自分の意見を主張することも大事としております。その際、意見を主張する時は美しくエレガンスであれば尚更良いと言われています。自分と他人への愛情を強く持っている国民性です。
フランスの主な観光地
チップのお話をする前に、フランスの主な観光地についてご紹介をさせていただきます。フランスの主な観光地といえば、どこなのでしょうか。
フランスの主な観光地は、ルーヴル美術館・エトワール凱旋門・エッフェル塔・ヴェルサイユ宮殿・モン・サン・ミッシェル・ニースです。詳しくお伝えいたします。
ルーヴル美術館
フランスの観光地といえば「ルーブル美術館」ではないでしょうか。フランスの首都であるパリにあり、世界的に有名で、多くの観光客が訪れる美術館です。
ルーブル美術館は、世界最大級の美術館であると共に世界最大級の史跡の1つです。モナリザやドラクロワの民衆を導く自由の女神などを始め、38万点以上の多くの作品が展示されているのが特徴です。総面積60600平方メートルの展示場所がございます。
世界的に有名な観光地でもあるため、平日の観光であっても、大変混雑が予想されます。スムーズな観光のためには、事前の予約やパリ・ミュージアムパスの利用をおすすめいたします。フランスのパリへ行ったのであれば、ルーブル美術館に立ち寄ることは絶対と言っても過言ではありません。
エトワール凱旋門
次にご紹介させていただくのは、「オー・シャンゼリゼ」の名曲で有名なシャンゼリゼ通りの西端、シャルルドゴールド広場にある「エトワール凱旋門」です。
通常「凱旋門」と省略して呼ばれることの多いエトワール凱旋門ですが、パリの象徴と言っても過言ではないくらい、有名です。パリの観光のスタート地点として訪れるのもオススメで、凱旋門に登れば、美しいパリの街並みを一望することができます。
なお、凱旋門の階段は272段あるので、足の悪い方やご年配の方は厳しいかもしれません。花の都、パリを一望するために、凱旋門は行く価値があるでしょう。そもそもエトワール凱旋門は古代ローマ時代、軍事的勝利を讃え、将軍や国家元首や軍隊が凱旋式を行う記念のために作られた門です。現在でも多くのフランス人、観光客に愛されています。
エッフェル塔
「エッフェル塔」も、世界的に大変有名なパリの象徴となっている塔です。エッフェル塔はパリ7区のシャンドマルス公園の北西に位置しています。
エッフェは年中無休で営業しているので、観光をする際に便利です。美術館や公共の交通機関などがストライキで休業になってもほとんど営業しております。エッフェル塔は、1887年1月28日に着工し、1889年3月15日に完成しました。
エッフェル塔の建設は万博まで間に合わせるため、2年2ヶ月という驚異的な速さで完成したことが驚きです。また塔の高さは300mと、1889年から1930年の間までは、世界一高い建物として讃えられておりました。夜になるとエッフェル塔はライトアップされ、美しいパリの夜景をより豪華に魅せます。昼と夜、どちらも観光へ行ってみてください。
ヴェルサイユ宮殿
1682年、フランス王であったルイ14世が建てた世界で最も華麗な宮殿と言われる「ベルサイユ宮殿」は、パリから電車にて30分ほどでアクセスできる場所に位置しています。
王族が民衆の力に屈したフランス革命の歴史となった場所でもあり、豪華絢爛な貴族の生活が繰り広げられていた宮殿及び庭園は、大変美しく、見る価値があるでしょう。マリーアントワネットが愛した離宮も見どころの1つです。
ヴェルサイユ宮殿はや庭園は、いずれも高い芸術性を持ち、最高傑作だと言われています。フランスには多くの美しい建物がありますが、その中でもずば抜けて豪華で美しい場所です。フランスの歴史を大きく変えたフランス革命の舞台でもあるので、歴史を感じながら観光してみてはいかがでしょうか。
モン・サン・ミッシェル
年間300万人もの観光客が訪れる世界的に有名な観光地、モンサンミッシェルは、フランスの北西部にあるブルターニュ半島にあります。
モンサンミッシェルは、現在から1000年以上前の8世紀から岩山の上にキリスト教の聖堂が作られて以降、建造や崩壊、そして修復を繰り返しました。そして13世紀になると、ほとんど現在の形になったそうです。
世界遺産にも登録されているモンサンミッシェル、モンサンミッシェルの周りには、干潟が見渡す限り永遠と広がっています。その景色も大変美しく、見どころの1つです。修道院の頂点に建つ荘厳な教会堂で、祈りを捧げてみてはいかがでしょうか。美しい建物に惚れ惚れしてしまいそうです。
ニース
ニースは、南フランスのコートタジュール観光の中心地にあります。とてもオシャレな街並みで、気候も地中海の温暖な気温で過ごしやすいです。
ビーチも美しく、夏はバカンスとして、冬は避寒地として年間400万人もの観光客が訪れるバカンスのメッカと言われています。
フランスのチップは昔と違ってきて必要なものでなくなってきた
フランス語でチップのことを、「pourboire」(プゥボワール)と言います。北米やヨーロッパでは、チップの習慣に慣れている人が多いですが、日本人にとっては不安な要素の1つです。こういう場合、チップは必要なのか、必要ではないのか、ドキマギしながら観光をするのは疲れてしまうので、下記を参考にしてフランス旅行を満喫しましょう。
チップがサービス料として会計に含まれていることが多くなっている
かつてフランスでは、ホテル・レストラン・タクシーなど、あらゆる場所でチップを渡すことが必要とされていました。しかしながら時代と共にチップの習慣が変わりつつあります。
現在のフランスでは、ホテルやレストランなどでもチップがもともとサービス料として会計に含まれていることが多いので、必ずしもチップを渡す必要があるとは限らないのです。
チップが会計に含まれていることが多く、その場合、レシートや明細に記載されています。「Service Compris」と記載されている場合チップ込みです。
レストランなど、お店によってどの程度チップが必要か、どのような渡し方が良いのか不安な人にとっては、会計にチップが含まれていればとても助かる仕組みではないでしょうか。
サービス料が含まれていても良いサービスを受けたらチップを渡す
会計にチップ代金が含まれていることが一般的になっているフランスですが、良いサービスを受けた場合や、もてなしに感謝を伝えたい時などは勿論チップを渡してOKです。
フランスの雇用給与体系も変わり、サービス料込みで請求されるホテル・レストラン・タクシーなどが一般的なので、それ以上払う必要がないという意見の人もいます。
しかしながら、その仕事の成果に対して支払う報酬なので、良いサービスを受けた時はチップは支払うべきという意見で、フランスの中でも分かれているそうです。
無理してチップを渡す必要はないですが、荷物を運んでくれたり、嬉しいサービスを受けてありがとうという気持ちを伝えたい時には、チップを渡すという感じが良いでしょう。
フランスのチップのスマートな渡し方
続いて、スマートなチップの渡し方についてお伝え致します。チップの習慣に慣れていない日本人にとっては、チップの渡し方がスムーズな方は割と少ないのではないでしょうか。
フランスに行って恥ずかしい思いをしないように、チップのスマートな渡し方についてご紹介させていただきますので、参考にしてください。
クレジットカードでチップを渡す
現在フランスではクレジットカードでの支払いが普及しているので、チップもカードから引き落としすることが可能です。その方法はチップの渡し方としてスマートです。
ホテルやレストラン等、もともと会計にチップが含まれている場合は良いのですが、含まれておらずチップを渡したい時にはその旨を会計時に伝えてください。
お釣りは不要と申し出る
また現金で支払う際には、チップを含めたお金を渡していただき、お釣りはいらないと伝えていただくと、スムーズでスマートな渡し方です。
その際、キリの良い金額を渡していただくと良いでしょう。チップの相場については、下記でお伝えいたしますので、参考にしてください。
シーン別フランスのチップの相場
続いて、ホテル・レストラン・タクシー、各場所のチップの相場についてお伝え致します。チップの相場は、その国ごと異なるので、幾らくらい渡せば良いのか迷ってしまう方が多いのではないでしょうか。観光客が必ず利用するであろう、ホテル・レストラン・タクシーのチップの相場をまとめました。参考にしてください。
ホテル
まずはホテルでのチップ相場について、通常5つ星ホテルなどの高級ホテルの場合、それなりの頻度でチップは必要となりますが、一般的なホテルの場合、あまり必要ありません。
一般的なホテルの場合、基本宿泊代金の中にサービス料が含まれております。例えばポーターに荷物を運んでもらったりした場合には、相場は荷物1つにつき2ユーロ位です。渡し方は、荷物を運び終わった後、ありがとうと伝えると共に直接ポーターに渡しましょう。
昔からよく日本人が行うベッドメイキングのお礼のためのチップは、最近は置かない人が多いです。勿論チップを渡したい方は自由に置いていただければと思いますので、その際の相場は1ユーロくらいです。渡し方は通常、枕元にコインを置いておくのが一般的です。以上がホテルチップの相場でした。
タクシー
続いてはタクシーのチップ相場について、タクシーの場合、スーツケース等の重たい荷物をトランクに積む時、親切に手伝ってくれた際にチップを渡しましょう。
タクシーのチップの相場は、荷物1つあたり1ユーロくらいで問題ありません。渡し方は、その場で渡すか、料金の支払いの時に一緒に渡してください。料金の支払いをする際にチップも含めて渡すのが一般的でもあり、スムーズにいくでしょう。
なお、チップを含めたお金を渡していただき、お釣りはいらないと伝えるのもスムーズでしょう。特に荷物を運んでもらうなどのサービスを受けていない時や、あまり親切ではない場合、無理してチップを渡す必要はありませんので、予め覚えておいてください。タクシーのドライバーさんも、求めることはないのでご安心ください。
レストラン
フランスのレストランチップの相場は、レストランのランクによって異なります。高級レストランの場合には、硬貨ではなく、紙幣をテーブルに置くようにしてください。
フランスの一般的なレストランでは、チップの相場は5から10ユーロ位です。お食事代金の10パーセントから15パーセントくらいが目安となります。レストランによっては、食事代金にサービス料が含まれていることがあるので、その際は基本不要です。
人によっては、もともと会計にサービス料が含まれている場合でも、食事代金の5パーセントくらいを、チップとして置く場合があります。レストランのランクを見分けるのは難しいかと思いますが、4つ星、5つ星などと付いているレストランは、高級レストランと言えるでしょう。前述した通り、クレジットカードでチップを含めて支払うのもOKです。
フランスのチップまとめ
以上のことをまとめると、フランスでは一般的にもともとサービス料が含まれている会計ではチップを渡す必要はなく、心遣いとして渡したければ渡すという感じです。
観光中にチップを持ち歩く際には、1日あたり10から15ユーロほど、ポケットなどに入れておけば便利です。何か嬉しいサービス、親切なサービスを受けた時に渡すようにしてください。フランス人もチップを強く求める事はないので、あまり悩む必要はありません。
フランスの高級レストランや高級ホテルを利用する場合には、頻度及びチップの額は高めに考えておいた方が無難でしょう。感謝の気持ちが伝わるよう、笑顔とお礼も合わせてチップを渡せば、渡す相手にとっても嬉しい気持ちになってお互いにハッピーです。以上、フランスのチップについてお伝えいたしました。
フランスのチップのことがわかったら旅行に行っても安心!
いかがでしたか。今回は、フランスのチップの相場をチェックと題し、フランスのチップについて詳しくご紹介いたしました。フランス観光へ行けば、ホテル・レストラン・タクシーは多くの方が利用するかと思うので、参考になったのではないでしょうか。あまりチップのことばかり心配はせず、思い切りフランス観光を楽しんでください。
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