フランス・バスク地方の観光のポイント！独特の文化に美食！

ピレネー山脈をはさみ、スペインとフランスの両側ににまたがるバスク地方は、両国の文化が溶け合い独特の文化を持っています。そんなバスク地方の食や建築、文化に触れることができる観光スポットをご紹介していきます。

フランスバスク地方は、スペインの国境に隣接し両国の文化がとけあった地方で、そのため生まれた独特な文化が発展しています。近年では美食とアートの都としても注目を浴びている地域でもあります。

美しいビーチと緑があるバスク地方の人気観光地です。ルイ14世とマリーテレーズが結婚式を挙げた場所としても有名なサンジャンドリュズは可愛い建物のお店や家立ち並びます。生ハムやチョコレート、ピーマンエスプレットが名物で美味しいレストランが沢山ある食文化が発展している街でもあります。

この大聖堂は1230年にローマの聖地に建てられたもので、長い歴史の中で何度も攻撃を受けながらも存続し、今ではユネスコ世界遺産に登録されています。さまざまな建築様式を組み合わせて建てられたこの大聖堂の見所は、大きなステンドグラスや壁の彫刻など見所が沢山あります。入場は無料、日曜日にはミサがあります。

サンジャンドリュズといえばやはり美しいビーチが有名です。"Promenade Jacques Thibaud"はビーチ沿いの遊歩道で、気軽に散歩を楽しむことができます。海沿いに立ち並ぶ可愛い建築物とのコントラストも素敵です。青空の下の海や、夕暮れ時の海など、様々な表情を見せてくれるサンジャンドリュズのビーチを楽しみましょう。

ルイ14世広場に面して建てられているこの建物はルイ14世とマリアテレーズが結婚式をあげる際に滞在した場所として有名な歴史的建築物です。2階が記念館として有料開放されています。繊細なこの時代独特の建築様式を是非見学してみましょう。

スぺイン国境と大西洋からとても近いバイヨンヌ"Bayonne"の町は白い壁に赤い木組みが特徴的な建築の家が立ち並び、大聖堂を中心とした通りには名産品のお店が並んでいます。サンジャンドリュズと同様、生ハムやチョコレートが名産で、美味しいレストランが沢山あります。

ゴシック建築のサントマリー大聖堂は13世紀から14世紀にかけて建てられました。85mの高さの2つの鐘楼がある建物は川を隔てた駅前からも見ることができます。壁面を飾っているステンドグラスやフレスコ画や壁面の繊細な装飾も美しく、世界遺産にも登録されています。

バイヨンヌのヌフ城の近くにあるピエールイバイヤルド"Pierre Ibaialde"では、バイヨンヌの特産品の生ハムの製造過程を見学し、試食を楽しむことができます。近郊のエスプレット産のトウガラシを使って味付けし、熟成させたバイヨンヌのハムはジャンボンドバイヨンヌとして有名です。お土産でプレゼントしても喜ばれるでしょう。

過去に王侯貴族たちが保養地として訪れた歴史を持つ高級リゾート地のビアリッツにはお城のような建築物やカジノ、高級ブティックなどがビーチ沿いに立ち並び、とても人気のある観光地です。美しいビーチがあることから世界中のサーファーが集まることでも有名です。

グランドプラージュ"Grande Plage"は白い砂浜が印象的な人気のビーチです。夏にはフランス国内外の人が集まり賑わいます。岬の先には白いマリア像が立つ"処女の岩Rocher de la Vierge"があり、これはビアリッツの海岸のシンボルとなっています。赤い海をバックにそびえ立つマリアの像が見られる、夕暮れ時の景色はとても神秘的です。

ビアリッツにあるこの水族館には巨大なクジラやイルカの骨の標本をはじめ、ビスケー湾の海洋生物が150種以上展示されています。アシカの餌づけショーなどのイベントが人気です。海沿いの遊歩道から展望台に出ることができ、海岸線の絶景を楽しむことができます。

ビアリッツの中心部から１キロくらい歩いた静かな場所にあるこの博物館では、カカオ豆をすりつぶす機械、チョコレートを流す型、チョコレートドリンクを作るためのポット、美しい装飾のカップ、チョコレートの歴史にまつわる印刷物など、興味深い品々が展示されています。ミュージアムショップに売っているカカオ豆やチョコレートはお土産にもぴったりです。

美食の街サンジャンドリュズのレストランゾコモコは町の喧騒から少し離れた小路に店を構えるカジュアルテイストのお店です。モダンな雰囲気の店内はいつも地元のお客さんや観光客などで賑わっています。気軽に入れる雰囲気なこのお店ですが、実は立派なミシュランガイドに載っている一流レストランです。

同じくサンジャンドリュズで一番古いと言われている建物のレストランルカイクもミシュランガイドに載っているレストランです。予算に合わせてメニューが選部ことができ、幅広い層に人気があります。お得なランチメニューはなんと29ユーロでコースを楽しむことができます。(平日限定)

バイヨンヌのレストラン街の一角にあるアターブルというレストランは川沿いにあり、とても雰囲気がよく、店内のインテリアもとてもお洒落です。夫婦で営んでいるこのお店、ウエイターの奥さんの接客にも定評があり、もちろん料理も絶品です。

ビアリッツの海沿いにあるこのお店は安くて美味しいと評判のシーフードのレストランです。木彫のカジュアルな店内の雰囲気はとても明るく、気軽に入ることができます。シーフードを食べたくなったら是非ラカバンヌアウイットルへ行ってみましょう。

ヨーロッパのお菓子というイメージの強いチョコレートですが、実はアメリカ大陸が起源であり、フランスで初めてチョコレートがもたらされた地は、パリではなくバスク地方の街、バイヨンヌといわれています。そのためバスク地方には本当に沢山のショコラティエを見つけることができますが、中でも人気のお店をご紹介していきます。

バイヨンヌ、ビアリッツ、サンジャンドリュズ、３つの街でどこでも出会える、まさにバスク地方の代表と言っても過言ではないパティスリーです。可愛い形をしたチョコはもちろんパイやケーキ、またフランスのお菓子ムシューなどの焼き菓子も販売されています。

チョコレート文化発祥の地でもあるバイヨンヌにあるショコラティエのカズナーヴです。中にはサロンもあり、ショコラを使った名物のショコラムスー(ホットチョコレート)が頂けます。甘すぎず、しっかりカカオの味が楽しめるこのドリンクは旅の合間の一息にぴったりです。

バスクのお菓子という意味のガトーバスクは、バスク地方だけでなくフランス中でも愛され、パリのカフェやお菓子屋さんでも食べることができます。アーモンド入りのクッキー生地にこの地方の特産品のダークチェリーを入れ、ローブリューと呼ばれる飾りをつけて焼いたものが正式なものですが、今では生地がパイであったりチョコだったり、実に様々なガトーバスクが売られています。

1872年創業のベアリッツにある老舗のパティスリーです。美味しいお菓子はもちろん淡いピンク色で塗られたサロン内の壁や、木製のテーブルや椅子、シャンデリア、壁の絵など、内装もとても凝っておりお姫様気分を味わうことができるでしょう。

バイヨンヌにあるペイストリーモウリアで売っているガトーバスクは中に入っているクリームは3種類あります。カスタードクリームとスリーズ(さくらんぼ)、ミルティーユ(ブルーベリー)とどれも美味しそうです。

美しい景色に美味しい食べ物に、魅力が沢山あるバスク地方の観光情報はいかがでしたか?大都市とはまた一味違った体験ができると思います。是非一度、フランスバスク地方に訪れてみてくださいね。