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パリの治安は悪いのか?危険な地区やホテルなど観光の注意点を説明!

パリの治安は悪いのか?危険な地区やホテルなど観光の注意点を説明!
投稿日: 2017年7月7日最終更新日: 2020年10月7日

花の都パリ。ノートルダム大聖堂等の歴史建造物や最先端のモードに惹かれてパリを訪れる人も少なくありません。ですが近年はテロ事件による治安の悪化が問題になっています。ここでは現在のパリの治安、そしてパリ旅行の際に不安にならない為の観光の注意点をお伝えします。

花の都パリ!気になる治安見出し

パリというと、パリコレを始め様々なモードや高級ファッションブランドが生まれたモードの街ですよね。また映画アメリの影響も有ってお洒落で可愛いイメージを持つ人も多いですが、そんなイメージとは裏腹に日本より格段に治安が悪いので注意が必要です。ここでは素敵なパリをトラブル無く満喫する為の注意点をご紹介します。

要注意!実はパリの治安が悪い地区見出し

上記画像を見てのとおり、いわゆるパリ市と呼ばれる地域はセーヌ川を挟んで北側のリブドロワット(右岸)、南側をリブゴーシュ(左岸)に分かれており、右岸のチュイルリー公園がある1区から右回りらせん状に2区、3区と続きバスティーユ広場に近い20区まで広がっています。このパリ市内には注意したい治安の悪い地区が複数有ります。

近年パリで起きたテロ事件見出し

近年はイスラム情勢の悪化により、世界各地でテロ事件が起こっていますが、フランスも例以外ではありません。フランスでも今日までに既に3件大きなテロ事件が起こっています。そのうち2件はパリ市内で起こったものです。この中にもやはり治安が悪いと言われている地区が含まれています。

シャルリーエブド事件

2015年1月7日午前11時30分、イスラム原理主義者2名がパリ11区にある雑誌出版社シャルリーエブドをカラシニコフ銃で襲撃した事件。警察官2名を含む12名を殺害、11人の負傷者うち4人が重傷という甚大な被害をもたらし、この事件を機に軍隊が治安維持の為パリの至るところを警備する光景がよく見られる様になりました。

バタクラン爆破テロ

2015年11月13日にパリ市内5箇所と郊外のサンドニで同時多発したテロ事件。治安の悪い地区として知られているパリ郊外サンドニにあるサッカースタジアム側でフランスに於いては初の自爆テロが起こったのを皮切りに、パリ18区、10区更には11区のバタクラン劇場での銃撃により死者130名、負傷者413名を出した痛ましい事件です。

治安に影響?移民だらけのパリ見出し

フランスというと白人の国というイメージが日本では強いですが、実は19世紀から多くの移民を受け入れてきた国で、フランス人の定義も多様化しています。しかしその裏にはイスラム国関係者がムスリム系移民をテロリスト構成員としてスカウトする等の問題も起こり、今日では街中には軍隊が常駐しているのが当たり前になっています。

元植民地からの移民との軋轢

二次大戦後には、以前の植民地であったアルジェリア等の北アフリカのムスリム国家からの移民が増加し、今日では移民の大多数を占めています。そういった事情で、フランスの街中では画像の様なモスクをよく見かけます。この北アフリカ諸国出身者に犯罪者の割合が高いとの理由で差別するフランス人が多く社会問題になっています。

しかし、移民の受け入れはマイナス面ばかりでは有りません。移民の文化がフランスの音楽、芸術そして料理に多大な影響を与え、その多様性がフランスそしてパリの街をより魅力的にしてきたという事も確かなのです。画像は中東の伝統料理ケバブですが、この料理もフランスで広く受け入れられ定着しています。

パリの治安が悪い地区その1!20区見出し

まずパリを良く知らない方が避けた方が良い地域は20区です。特にべルヴィル地区は中国系やアフリカ系の移民が多く、安いホテルも有り活気のある場所では有るのですが、中国系移民とアフリカ系移民間の争いがある危険な地域です。中国系と間違われて犯罪に巻き込まれる恐れが有るので避けた方が無難でしょう。

20区付近の観光地/ペールラシェ―ズ墓地

ここ20区にはかの有名なマリアカラスやショパン、エディットピアフ等の著名人が埋葬されているペールラシェーズ墓地が有ります。落ち着いた雰囲気で美しい彫刻が施された墓石を見に訪れる旅行者も多いのですが、基本的にあまり安全とは言えない地域なので、観光中も周囲の状況にしっかりと目を配りましょう。

低所得者向け住宅の多い20区

20区だけでなく18、19区もそうなのですが、パリの北部には画像の様な高層アパートが所々に建っています。これらのアパートは低所得者層向けの公営住宅です。いわゆる日本の公団の様なものですが、フランスでは日本とは非にならない位に低所得層の犯罪率が高い為、画像の様な団地には近づかない方が良いです。

パリの治安が悪い地区その2!19区見出し

19区にはビュットショーモン公園等、現地の人達の憩いの場になっている大きな公園が有り、一見安心して街歩きが出来そうな雰囲気が有るのですが、この地区も20区のべルヴィルのすぐ近くに位置している為、何も知らずに気付いたらべルヴィルの路地裏に入ってしまう恐れが有るので要注意です。動く前に必ず地図で位置確認を。

19区付近の観光地/ビュットショーモン公園

このビュットショーモン公園は1867年に完成されたもので、パリ市内の公園の中での最大級の規模の公園です。面積1,5ヘクタール程の池や人工洞窟、人口滝が有り、休日ににはピクニックで賑わっています。平日にもジョギングやスポーツのトレーニングで公園を利用する人も多いです。

パリの治安が悪い地区その3!18区Barbes駅周辺見出し

次におすすめしない地域はこれまたパリ北部の18区です。映画アメリにも出てくる風光明媚なモンマルトルの丘やサクレクールもこの地区に有りますが、この地域も不良集団が多く特にメトロのバルべ駅周辺がたまり場になっており危険であるとよく言われています。よほど用事が無い限りバルべ駅周辺は避けた方が無難です。

18区付近の観光地/モンマルトルの丘とサクレクール

日本人に人気なパリの観光スポットの一つ、サクレクール寺院。モンマルトルの丘の上に位置しパリ全体を一望できる絶好の眺望スポットです。メトロで向かう際はバルべ駅での乗降は避け、アンヴェール駅を利用するのがおすすめです。ただしモンマルトルの丘では観光客向けの詐欺も多いので要注意。

18区付近の観光地/ムーランルージュ

ニコールキッドマン主演映画の題材にもなった、フレンチカンカンで有名なフランスの老舗キャバレー、ムーランルージュ。こちらも18区に有ります。かつては画家のロートレックもここに通い詰めていたという逸話で有名で、フランクシナトラやエルビスプレスリーもこのムーランルージュで演奏しました。

治安の悪い地区ではホテルでも注意!見出し

日本ではホテルは値段に関わらず安全ですが、フランスはそうでは有りません。値段だけでホテル選びをするとどうしてもパリ北部の危険な地区のホテルばかりになりがちです。おすすめとしてはパリの左岸地域5区、6区が比較的安全で手頃な値段のホテルが有ります。それでも外出する際は常にスーツケースの鍵を閉めておきましょう。

まれにこんな事も

こんな事は常滅多に無いのですが、たまにホテル側のオーバーブッキング等のトラブルにより、他のホテルを手配される場合が有ります。その際には必ず代わりのホテルがどの地区に有るのかを必ず確認しましょう。そしてどの地区のホテルであろうと安全の為、日中にチェックインを済ませる事が望ましいです。

服装にも要注意!見出し

パリを歩いていて日本と大きく異なる点は女性の服装ですね。スカート、特にミニスカートを履いている現地女性はほぼおらず、ジーンズ等パンツ系のラフな服装が多いです。日本でしている様な服装でパリを歩くといかにも日本人観光客という雰囲気で悪目立ちします。また暴行に巻き込まれるリスクも有りおすすめ出来ません。

上記の様な服装とは逆にジーンズにスニーカー、リュックサックといったいかにも旅行者といった服装もスリや詐欺等の恰好の標的になる恐れが有ります。日本での服装よりほどほどにドレスダウンし、服装だけでなくメイクも控えめにしておく方が現地人に溶け込めて犯罪防止になります。明るすぎる髪色も現地では悪目立ちします。

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治安に関係無く言動にも要注意!見出し

その他注意したいのが日本人特有の曖昧な言動です。話しかけられて言葉が分からなかったら愛想笑い、目が合ったら愛想笑い等、日本人は何でも笑ってごまかす節が有ります。しかしここはフランス、愛想笑いでコミュニケーションは取れないどころか誤解を生んだり、あるいは話しかけてきた相手をいら立たせる恐れが有ります。

安全に配慮して楽しいパリ滞在を見出し

さて、ここまでパリの治安とホテル選び、服装や言動における注意点をお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか。戦地では無いのでそこまで身構える必要は有りませんが、あくまで日本よりも格段に治安が悪い事だけ頭に入れておけば問題有りません。足を踏み入れる地域に注意しつつパリ観光を思いきり楽しみましょう。

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投稿日: 2017年7月7日最終更新日: 2020年10月7日

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