葱油餅は台湾の大人気屋台グルメ！おすすめの店舗や夜市を一挙紹介！

葱油餅は台湾でもポピュラーな屋台グルメで、中華風のお好み焼きのような料理です。葱抓餅とも呼ばれており、生地や具に使う使う素材や調理法によってお店ごとに異なった特徴があります。この記事ではそんな葱油餅が食べられる台湾のおすすめの店舗や夜市をご紹介します。

葱油餅はもともと中国料理として親しまれてきており、その調理法が台湾に広まって大人気となりました。

台湾では葱は手に入れやすい農作物であり、手軽に食べることができました。また昔の台湾は多くの家庭が農業に従事しており、休憩の合間に食べる軽食として愛されてきました。

葱油餅の「餅」は中国語では小麦粉をこねて焼いた食べ物のことを意味しています。また葱油餅の中でも台湾風に作られたものを「手抓餅」と呼んでいます。今では台湾の食べ歩きの定番グルメとして、多くの屋台で作られています。

葱油餅の作り方は基本的にはシンプルで家庭でも作りやすい料理です。作り方としては、まず小麦粉を水で練った生地を麺棒で薄く広げます。その生地に葱を散らして生地を巻いて細い棒のような形にします。

そして棒状の生地をひねりながら縦方向に潰していき、麺棒で円盤状に伸ばしていきます。またレシピによっては棒状の生地を渦巻き状に巻いて円盤の形にしてから、麺棒で伸ばしていく調理法もあります。

最後に円盤状の生地をフライパンや鉄板の上で焦げ目がつくまで焼き、焼きあがった葱油餅を三角形に切り分けたら完成です。

葱油餅は作り方もシンプルで、家庭でも作ることができる台湾料理として人気ですが台湾の有名店舗で食べることができる葱油餅もまた異なった特徴があり、そのお店でしか食べられない味を楽しむことができます。

葱油餅は店舗によって使う食材や調理法にこだわりがあるお店があります。またお店によっては行列ができるほどの人気店があります。

店舗によってはトッピングも異なるため、そのお店でしか食べられない葱油餅を楽しむことができます。値段は80～120円ほどで、手軽に買うことができるのも魅力の一つです。

天津葱抓餅は、永康街にある人気葱油餅店です。MRT東門駅の2番出口から徒歩2分ほどの場所にあり、長い行列が目印になっています。

メニューは数種類の葱油餅があり、日本語も書かれているので言葉が分からない方でも安心です。値段もリーズナブルなものが多いのでおすすめです。

天津葱抓餅では一度生地を焼いてほくしておき、注文が入ってから再度焼き直していくのが特徴です。そうすることによって、中がとてもふわふわになり外側がサクッとした食感の絶品葱油餅を実現しています。

またこの店舗の葱油餅は油っぽくないので、冷えていても美味しく食べることができます。メニューに書かれている1番のオリジナルはこの店舗の基本となる葱油餅なので、葱油餅を初めて食べる方にもおすすめです。

メニューの中からは様々なトッピングの葱油餅を選ぶことができます。中でも3番の台湾バジルと卵が入った葱油餅は、卵とバジルの絶妙なマッチングを楽しむことができ、バジル好きの方には是非ともおすすめしたい一品です。

このお店では葱油餅を作っている様子が見られるので、葱油餅ができていく様を見ているだけでも食欲がかきたてられます。淡水信義線、板南線の「台北站」地下街13番出口から徒歩約2分ほどで到着します。
 

香ばしく焼けた生地の表面はカリっとしていて、中はモチモチとした食感になっています。生地には少し甘味があり、お好みの辛さのソースをかけてくれます。卵入りの葱油餅が特におすすめです。

この店舗では注文を受けてから作り始めるので、揚げたてを食べることができるのが魅力です。また注文してからの時間もそんなにかからないので、行列に並んでいてもすぐに順番がきます。

このお店では出来上がりの際に辛さを調節してもらうことができます。卵の食感とサクサクの生地の絶妙なマッチングを楽しむことができ、油で揚げているのに軽く食べられるのも魅力です。

この店舗の葱油餅は比較的サイズが大きく、食べごたえがあるのが特徴です。葱油餅を包んでいる黃福龍脆皮蔥油餅のオリジナルの紙袋も可愛いデザインになっているので見た目も楽しいグルメです。

忠将葱抓餅は台北地下街Z区にある葱油餅の屋台で、隣には何軒も飲食店が並んでいます。チーズやハム、ベーコンをトッピングしたものなど様々なメニューがあるのが特徴です。

こちらのお店は行列ができていることがあまりないので並ばずに買うことができます。醤油と辛味ソースの2種類のタレから選ぶことができ、注文すると店員さんが鉄板の上で軽く焼いてから袋に包んでくれます。

夕方になると地元の学生たちがよく立ち寄っていくお店で、観光客だけでなく地元の人にも親しまれているお店です。

お店の周りには飲食店が並んでいるので、こちらのお店と一緒に他のお店にも寄って食べ歩きしてみるのもおすすめです。生地のモチモチ、サクサクとした食感が心地よい葱油餅が味わえます。

士林站林葱抓餅は士林駅のすぐ近くにあり、士林夜市からも徒歩でアクセスできるお店です。いつ訪れても行列ができるほどの人気店で、一枚一枚生地を丁寧に焼き上げて作っているので少々時間がかかるかもしれません。

卵付きの葱油餅やチーズ入りの葱油餅などトッピングも可能で、九層塔と呼ばれる台湾バジルが入っておりふわふわの生地とよく合います。葱油餅を包んでいる紙袋もこのお店の名前が書かれたデザインの紙袋になっています。

また葱油餅を作っている際にフライ返しが鉄板にぶつかって時折「カンカンカン」といった音が聞こえてきます。注文を待っている間にもとても活気に満ちていて店員さんの熱意も伝わってきます。

このお店は士林駅前で葱油餅を初めて販売したお店といわれており、歴史のあるお店です。少し酸味を感じる酸菜もたくさん入っており、満足感たっぷりな葱油餅です。台湾バジルは普通のバジルに比べて味が主張しないので食べやすいです。

近くに士林駅があったり士林夜市が近くにあることもあり、夜になると士林夜市を訪れる人や観光客などで広場が多くの人で賑わいます。近くに飲食店が並んでいることもあり、夜食を求める人で人気になるお店です。

阿盛葱抓餅はMRT士林駅前の広場に位置しているお店で、他の葱油餅専門店では楽しめない珍しいメニューが特徴です。前の章で紹介した「士林站林葱抓餅」の1軒隣にあるお店で、こちらのお店でも台湾バジルをトッピングできます。

皮はとてもパリパリとしており、パイのような皮に仕上がっています。またホウレン草味や山芋味、かぼちゃ味など一見変わったメニューが揃っています。またトッピングも豊富でキムチやスモークサーモン、チーズなどがあり、お好みのトッピングを楽しむことができます。

九代葱油餅は台湾にある嘉義市の葱油餅店で、店主の方は葱餅職人であると同時に詩人でもあります。店内には詩文も掛かっており、アーティスティックな雰囲気のある店内になっています。

このお店では螺旋状に伸ばして練った生地を半分炒めて半分揚げる形で作ります。このようにして作られた生地は皮が細く滑らかで、噛むほどに味が出てきます。このような生地が他のお店にはない九代葱油餅の葱油餅の特徴です。

営業時間は11:00～20:30です。このお店では葱油餅以外にも美味しいメニューが揃っており、様々な台湾家庭料理を楽しむことができます。鍋燒麵やお粥もあるので是非試してみてください。

老牌炸蛋蔥油餅は台湾の花蓮市にある葱油餅のお店で、近くには同じ葱油餅の「炸蛋葱油餅」というお店があります。目印としては青い車を使った屋台が「老牌炸蛋蔥油餅」、黄色い車を使った屋台が「炸蛋葱油餅」になります。

噂によるとこちらのお店と近くにある「炸蛋葱油餅」の葱油餅が美味しいと評判になり、この2軒の屋台がある道が「美味しい葱油餅通り」という名前になったといわれています。2軒の屋台の葱油餅を食べ比べしてみるのもいいかもしれません。

老牌炸蛋蔥油餅頑張はメニューが卵入りの葱油餅と卵無しの葱油餅の2種類のみですが、生地がもちもちとしており甘辛いソースが絶品です。辛さも選ぶことができます。

このお店のおすすめは卵入りの葱油餅で、一口食べると生地の中から半熟の卵が飛び出してきます。熱々なので火傷しないように注意が必要ですが、生地と卵の食感が絶品です。花蓮に立ち寄った際には是非訪れてみてください。

台湾の夜市は、観光客や地元の人で賑わう定番の観光スポットです。夜になると街の至る所に明かりが灯り、日本のお祭りや縁日のような雰囲気のあるスポットに変わります。

台湾の夜市は暑い昼間の時間帯を避けて、夜にお店に来る人々を中心に発展させてきたため、多くのお店が夜遅くまで営業しています。また葱油餅をはじめ美味しい屋台グルメが目白押しです。

またグルメ以外にも洋服やアクセサリーなど様々なものが夜市で売られています。台湾に来た際には是非夜市を訪れて、葱油餅等の屋台グルメを堪能してみてください。

士林夜市は台湾の中でも最も大きい夜市といわれており、MRT劍潭駅から基河路を真っ直ぐ歩いていくと到着します。2011年には新しい施設も続々とオープンし、大きな賑わいを見せています。

郭家葱油餅は、文林路の通りにある屋台で早い時間から多くの人が並ぶんでいる人気の屋台です。メニューは卵入りの葱油餅か卵無しの葱油餅の2種類で、シンプルな葱油餅に塗ってある甘辛ソースが絶品です。

辛さも選ぶことができ、目立つ場所にあるのですぐに見つけることができます。創業30年も葱油餅専門店で、油が入った深い鍋で揚げられた葱油餅が特徴です。

1976年にオープンした老舗で、観光客のみならず地元の方にも人気で行列が絶えない有名店です。食べ歩きにもおすすめですが、葱油餅が熱々なので火傷をしないように注意してください。

またこの店舗では、出来上がった葱油餅にガーリック醤油を塗ってもらうことができます。ニンニクの香りが良いアクセントになり、食欲も一層増進されます。

饒河街観光夜市は約400メートルもの長さを誇る台北市の夜市で、400メートルの道沿いにはグルメや衣料を販売している屋台がずらりと並んでいます。駅近でアクセスが良いということもあり、人々の熱気溢れる人気の夜市です。

饒河街観光夜市は士林夜市と並んで台湾の2大夜市といわれている夜市で、他の夜市よりも観光客向けの夜市となっています。様々な屋台グルメの他にもアクセサリーやガラス細工が売られていたりと、個性的な屋台が多い夜市です。

饒河炸弾葱油餅は饒河街観光夜市の門のすぐそばにある葱油餅の屋台です。メニューは卵入りの葱油餅とプレーンの葱油餅の2種類があります。

注文を受けると伸ばした生地を油の中に入れ、揚げ始めます。揚げ終わったら油を切り、ソースを塗る際に辛さのリクエストを聞かれます。塩・ソースを塗って半分に折ったら出来上がりです。

どちらのメニューも美味しいですが、おすすめは卵入りの葱油餅です。パリッとした揚げたての生地とふんわりとした卵が相性ばっちりで、お手軽なおやつとしても人気です。

寧夏路夜市は観光客もちろんですが、地元の人にも大人気の夜市で、美味しいグルメが多いことでも有名です。中山駅や台北駅に近く徒歩で行くことができ、一本道で短時間で一周することができます。また人で混雑しますが道幅が広いため、歩きやすいのも特徴です。

月氏激蛋葱油餅は寧夏路夜市でも人気の葱油餅のお店で、寧夏路夜市で葱油餅を食べたい人にはおすすめのお店です。紫色の看板が個性的で、行列ができることも多いです。

注文時には葱を入れるかどうかや台湾バジルを入れるかどうかを聞いてくれます。また辛いソースを入れるかどうかを聞いてくれるので、辛い物が苦手な人でも安心です。士林夜市の葱油餅も有名ですが、こちらのお店もおすすめです。

台湾には葱油餅をはじめ、様々な屋台グルメが楽しめます。台湾観光の魅力は何といっても活気ある夜市で、大勢の人々が美味しいグルメとともに楽しんでいる雰囲気は台湾ならではの文化です。その場で食べることができるのが屋台グルメの良さであり、葱油餅はお手軽な名物グルメとして人々に親しまれています。