岡山観光で外せない美術館を見つけよう!
岡山県は瀬戸内海の海の自然と、北部の中国山地の山の自然に囲まれた豊かな土地です。歴史的、文化的にも豊かな発展を見せたこの土地柄か、岡山県内にはいくつもの美術館が存在します。それぞれの特徴やおすすめの人気アート作品など、いろいろとご紹介してまいりましょう。
岡山ってどんなところなの?
岡山は、広島県・兵庫県・鳥取県と県境を接し、南は瀬戸内海、北は中国山地、間の平野部には中国山地を水源とした一級河川が流れ豊かな土壌を形成しています。倉敷にある水島港は国際ターミナルの機能も果たす巨大貿易港として、周辺の臨海工業地帯とともに発展を遂げています。
日本三大名園のひとつ、後楽園を擁し、古くから吉備国として発展してきた栄華の様も垣間見ることができます。また、岡山県内のいくつかの街では城下町の名残を残す街並みが見られ、とても情緒あふれる観光先としても人気が高いです。
岡山のおすすめ美術館「岡山市」6選
アートの街岡山をご紹介するにあたり、まずは県庁所在地である岡山市からスタートしていきましょう。岡山市内には「美術館」と名が付くものが数多くありますが、その中から厳選して6か所、収蔵されているアート作品や美術館の特徴、アクセス、入館料など様々な情報をご紹介していきたいと思います。
1:夢二郷土美術館【岡山市中区浜】
日本画の中でも「大正ロマン」と言われる画風で有名な竹久夢二(たけひさゆめじ)の作品を数多く展示している美術館です。また、美術館とは別に、瀬戸内市に築250年以上という茅葺屋根の夢二の生家を保存、公開もしています。夢二の生家記念館敷地内には夢二自身が設計したアトリエ兼住居である「少年山荘」を再現したものも展示されています。
人気の作品や美術館の特徴
竹久夢二の作品の中でも特に人気が高いものが、美人画と呼ばれる女性を描いたアート作品です。これまでの日本画にはない独特なタッチで描かれた美人画は「夢二式美人」と名付けられるほどに特徴的なものです。伝統の日本画から近代美術への過渡期にあった夢二の作品は、現在はレトロブームという名のもとに人気が高まっています。
入館料金
入館料金は大人料金が800円、中高大学生が400円、小学生が300円となっています。また、岡山県内に居住する65歳以上の方は、証明できるものを提示すると1割引きのシニア割引料金適用となります。また、団体割引料金もあり、こちらは20名以上での利用の方が対象となります。
アクセス
一番便利が良いのは、JR岡山駅から出ている直通のバスを利用するルートです。岡山電気軌道が運行しているバスなのですが、通常の路線バスとは異なり直通なので、迷う必要もないですし、何より早いです。
目的地までの道のりもまた観光のひとつとしてお考えでしたら、路面電車のご利用はいかがでしょうか。JR岡山駅前の路面電車乗り場から「東山行き」に乗車、城下(しろした)で下車したら、そこから徒歩15分です。
電話番号・営業時間&定休日
開館時間は朝9:00から17:00、最終入館時間は16:30となっています。定休日は毎週月曜日ですが、月曜日が祝日や振替休日の場合はその翌日が休館日となります。なお、年末年始は12月28日から1月1日が休館となっておりますので予めご了承ください。また、先にご紹介しました夢二生家記念館・少年山荘につきましても開館時間や定休日は同様となります。
住所 | 岡山県岡山市中区浜2丁目1-32 |
電話番号 | 086-271-1000 |
2:岡山県立美術館【岡山市北区天神町】
1988年に開館した岡山県立美術館は、岡山県に縁のある芸術家のアート作品を多く収蔵しています。県立、市立など、公共の美術館として郷土に縁のあるものをコレクションとして多く所有する例は多々ありますが、岡山県立美術館ほどその点を重視して常設展示する美術館は珍しいです。
人気の作品や美術館の特徴
岡山県立美術館では、岡山県に縁のある芸術家たちのアート作品が展示の大部分を占めています。日本画から洋画、彫刻などの工芸なども含めて、展示する収蔵品を3か月ごとに入れ替えており、行くごとに異なる趣の芸術に親しむことができます。また、キッズ向けのワークショップイベント等の開催もあります。
入館料金
入館料金は大人料金が350円、大学生が250円、小中高生は無料となっています。岡山県内に居住する子育て世代に支給されるおかやま子育て家庭応援カード(ももっこカード)を提示すると、土日祝のみですが、小学生以下のお子様連れファミリーは、家族全員が無料になります。さすが公立美術館、とても利用しやすそうです。
アクセス
JR岡山駅の後楽園口から徒歩15分でのアクセスが可能です。ゆっくり街歩きしながらも旅の醍醐味です。また、さらに観光気分を味わうのなら、路面電車に乗ってみるのも良いでしょう。岡山駅前電停1番乗り場から「東山行き」に乗ります。城下で下車後、徒歩3分です。
電話番号・営業時間&定休日
開館時間は朝9:00から17:00、最終入館時間は16:30となっています。定休日は毎週月曜日ですが、月曜日が祝日や振替休日の場合はその翌日が休館日となります。年末年始は12月28日から1月4日が休館です。展示品の入れ替え作業時なども臨時休館になることがありますので、あらかじめご了承ください。
住所 | 岡山県岡山市北区天神町8-48 |
電話番号 | 086-225-4800 |
3:林原美術館【岡山市北区丸の内】
林原美術館(はやしばらびじゅつかん)は実業家であった林原一郎氏の刀剣を中心とした古美術品コレクションをもとに1961年に設立されました。故・林原氏のコレクションの他に、旧岡山藩主の池田家由来の大名家の伝来品も多く収蔵されています。刀剣や武具、甲冑などの他にも能や狂言の面や装束についても優れた品々を保有しています。
人気の作品や美術館の特徴
林原一郎氏が集めた古美術品と、岡山藩由来の武具や装束など合わせて9000点以上のアート作品を収蔵しています。そのため、常設展示をせず、常に何かしらの企画を行い、その企画のもとにそのとき展示するものを厳選して展示しています。いつ訪れても、同じものが同じように展示されていることがない、新鮮味を味わえます。
入館料金
入館料金は大人料金が500円、高校生が300円、小中学生や障碍者手帳をお持ちの方と付き添いの方、引率者は無料となっています。岡山県内に居住する65歳以上の方は、証明できるものを提示すると2割引きのシニア割引料金適用となります。また、団体割引料金もあり、こちらは20名以上での利用の方が対象となります。
アクセス
林原美術館へのアクセスは、JR岡山駅からバスでのご利用が便利です。市内を走る岡電バスをご利用の場合は、岡電高屋行きの乗車し、県庁前バス停下車徒歩3分です。同じく市内を走る宇野バスをご利用の場合は、瀬戸駅前行きかもしくは四御神(しのごぜ)行きに乗車し、県庁前バス停下車徒歩3分、となります。
電話番号・営業時間&定休日
開館時間は朝10:00から17:00、最終入館時間は16:30となっています。定休日は毎週月曜日ですが、月曜日が祝日や振替休日の場合はその翌日が休館日となります。年末年始も休館となり、展示品の入れ替え作業時なども臨時休館になることがありますので、あらかじめご確認のうえお出かけください。
住所 | 岡山県岡山市北区丸の内2-7-15 |
電話番号 | 086-223-1733 |
4:岡山市立オリエント美術館【岡山市北区天神町】
岡山市立オリエント美術館は、1979年に学校法人岡山学園の当時の理事長であった故・安原真二郎氏より寄贈を受けた古代オリエントの多数の古美術品をもとに建設されました。寄贈者である安原氏は、アート作品の収集にあたり、考古学の専門家たる大学教授らの指導のもとに行われたため、学術的にも非常に系統だったコレクションとなっています。
人気の作品や美術館の特徴
開館後も資料の充実を図った岡山市立オリエント美術館は、現在では4800点以上の古美術アート作品を管理しています。東西文化交流の足跡をたどることができるオリエント文化の研究分野においては、公立の美術館ながら国内唯一のオリエント文化専門美術館として研究や教育に重点を置いています。
収蔵品の中でも特に有名なのが上の写真のアート作品で、「有翼鷲頭精霊像浮彫」といいます。古代メソポタミア文明の素晴らしいレリーフです。
入館料金
入館料金は大人料金が300円、高大生が200円、小中学生が100円となります。障碍者手帳をお持ちの方と付き添いの方、65歳以上の方は、証明できるものを提示すると2割引きのシニア割引料金適用となります。また、団体割引料金もあり、20名以上での利用の方が対象となります。団体料金は大人が240円、高大生が160円、小中学生が80円となっています。
アクセス
JR岡山駅の後楽園口から徒歩15分でのアクセスが可能です。移動にあまり時間をかけたくない、という方には路面電車のご利用をおすすめします。岡山駅前電停1番乗り場から「東山行き」に乗車、城下で下車後すぐのところにあります。岡山市立オリエント美術館には駐車場がありませんので、できるだけ公共交通機関でのご利用をおすすめします。
電話番号・営業時間&定休日
開館時間は朝9:00から17:00、最終入館時間は16:30となっています。定休日は毎週月曜日ですが、月曜日が祝日や振替休日の場合はその翌日が休館日となります。年末年始も休館となり、展示品の入れ替え作業時なども臨時休館になることがありますので、あらかじめご確認のうえお出かけください。
住所 | 岡山県岡山市北区天神町9-31 |
電話番号 | 086-232-3636 |
5:犬島精錬所美術館【岡山市東区犬島】
次にご紹介する犬島精錬所美術館は、住所こそ岡山市ですが、宝伝沖2.5㎞にある犬島という、文字通り島に位置します。かつて銅の精錬所として稼働していた建物などをそのまま美術館として保存・再生利用したもので、建物自体が貴重な歴史的財産であるとともにアート作品の一部とも言えます。
人気の作品や美術館の特徴
人気のアート作品とは、ここ、犬島精錬所美術館においてはその建物そのもの、ということになります。既存の精錬所として使われていた古い煙突や煉瓦をそのままデザイン的にも機能的にも活用されています。
岡山県を本拠地とする教育関連企業であるベネッセコーポレーションがメインとなって、瀬戸内海に浮かぶ島々、直島・豊島・犬島を「ベネッセアートサイト直島」というプロジェクトの名のもとに自然や地域の文化、伝統も含めたアート作品として運営されています。
歴史的遺構ではありますが、交通・宿泊面や、美術館としてのお客さまを迎える体制など、カフェやショップなども含めて、とても美しく整備され、管理運営されています。
入館料金
入館料金は大人料金が2,060円、15歳以下は無料となっています。同じ島内にある犬島「家プロジェクト」、犬島「くらしの植物園」と共通入館券となっていて、島内観光にとても便利です。
歴史的遺構であること、自然環境の保護の視点から、中学生以下のお子様については保護者同伴でお越しください。また、完全にバリアフリー化になっていない部分もありますので、ベビーカーや車いすでは移動が難しい箇所もありますのであらかじめご了承ください。
アクセス
犬島へは船のご利用が必須となります。JR岡山駅から向かう場合はJR赤穂線をご利用頂き、西大寺駅で下車(約20分)、その後両備バス宝伝行きに乗り換え、西宝伝バス停で下車(約55分)。すると、犬島行きの船が出る宝伝港まで徒歩約5分の道のりです。
乗り換えが多く、それぞれの電車やバスの運行間隔なども加味するとかなりの時間を要します。あらかじめ時刻表などをよく確認してスケジュール調整を行ってください。
なお、JR西大寺駅で下車後のバスは、1日に4便しかありませんが、宝伝港から犬島行きの船は8便ほどの運行があります。港まで直接タクシーなどで向かわれるのもひとつの手段です。時刻表などの詳細につきましては、各交通機関の公式ホームページなどでよくご確認ください。
電話番号・営業時間&定休日
開館時間は朝10:00から16:30、最終入館時間は16:00となっています。定休日は3月1日〜11月30日は毎週火曜日、12月1日〜2月末日は火・水・木曜日が休館となります。ただし、休館日が祝日にあたる場合は、その翌日が休館となります。また、月曜日が祝日の場合は火曜日は開館、水曜日がお休みです。
アクセス方法に必ず船が含まれますので、天候の変化による予定変更や移動時間等に注意し、慎重に計画を立てることをおすすめします。
住所 | 岡山県岡山市東区犬島327-4 |
電話番号 | 086-947-1112 |
6:S-HOUSE ミュージアム【岡山市南区浦安南町】
岡山市内の美術館、ラストにご紹介するS-HOUSEミュージアムは、ここまでご紹介した美術館とはずいぶん異なる雰囲気の美術館です。
妹島和世(せじまかずよ)氏と西沢立衛(にしざわりゅうえ)氏による建築家ユニットのSANAAが初めててがけた木造の個人住宅をそのまま美術館として活用されています。佇まいもまさに住宅そのもの。住宅地にある一見普通の個人住宅です。
人気の作品や美術館の特徴
S-HOUSEミュージアムでは、所蔵のコレクションを展示するのではなく、展示するアーティストを10年間固定とし、それぞれのアーティストたちが新作を製作、展示していく形をとっています。また、美術館そのものがもともと個人住宅として建てられているため、展示場所もバスルームやベッドルームなど、より生活に近い感覚のスペースになっています。
入館料金
S-HOUSEミュージアムが独特なのは、その入館料金にも表れています。なんと、入館料金は決まっていないのです。鑑賞料は投げ銭のみ。要は「お志」という感じです。だいたい来場されるお客様たちの平均的な投げ銭は1000円前後といったところでしょうか。その美術の心に感動したり、そのアーティストを応援したい気持ちを入館料としています。
アクセス
JR岡山駅から岡田バス(港南空港線)をご利用頂くか、先にご紹介したベネッセ主体のアートサイト直島からの続きで美術館巡りされる方は、岡山県玉野市にある宇野港または宇野駅からタクシーでのご利用がおすすめです。ただし、都心部等とは異なり、流しのタクシーや客待ちのタクシーはとても少ないです。電話などでのタクシー予約をおすすめします。
電話番号・営業時間&定休日
S-HOUSEミュージアムは基本的に土日しか開館していません。月曜日は祝日の日のみ営業しています。開館時間は朝10:00から18:00です。一般的な美術館は館内も広いため最終入場時間等を設けていますが、こちらのミュージアムはそういった心配は全くないと言って良いでしょう。
住所 | 岡山県岡山市南区浦安南町445-8 |
電話番号 | 090-7374-1096 |
岡山のおすすめ美術館「倉敷市」4選
岡山県を訪れる観光客のほとんどが訪れると言っても過言ではないここ、倉敷市には県内屈指の観光スポットが多くあります。中でも倉敷市内を流れる運河沿いにある倉敷美観地区ではその美しい街並みが保全され、多くの美術館や博物館なども点在する地域として知られています。そんな倉敷市内のおすすめ美術館をいくつかご紹介します。
7:大原美術館【倉敷市中央】
倉敷の美術館といえば、まずは挙げられるのがこちらの大原美術館です。倉敷出身の事業家であった大原孫三郎氏がコレクションとして集めた数多くの日本美術に加え、彼の友人でもあった画家の児島虎次郎氏の才能や美術を見る目を信じて、ヨーロッパ各地へ送り出し、西洋美術品をコレクションに加えていきました。
人気の作品や美術館の特徴
大原美術館には、海外の巨匠と呼ばれる有名な芸術家の作品が数多く収蔵しています。エル・グレコやモネ、ゴーギャン、マティスなど、日本にこんな有名人の作品があったのか、と見る人を驚かせるほどの貴重なコレクションの数々を展示しています。美術の教科書で見たことあるような絵画を、実際に間近で見られる感動を味わうことができます。
入館料金
入館料金は、大人1,300円、大学生800円、小中高生が500円となっています。大学生の場合、団体なら代表一名分で良いのですが、個人で入館される場合には各自証明をご提示ください。小学生未満の幼児などは無料となっています。なお、倉敷市在住・在勤の方向けの割引料金や、障碍者の方向けの割引料金の設定などもあります。
アクセス
新幹線で倉敷までお越しの場合、東からは岡山駅、西からは新倉敷駅でJR山陽本線に乗り換えて、倉敷駅で下車します。その後徒歩15分ほどの道のりを「倉敷美観地区」方面へ歩いて頂きますと、そこに大原美術館はあります。なお、美術館に駐車場はないため、お車でお越しの際は周辺の有料駐車場をご利用ください。
電話番号・営業時間&定休日
開館時間は朝9:00から17:00、最終入館時間は16:30となっています。ゴールデンウィークなどは営業時間を延長する場合もありますので、詳細は公式ホームページなどでご確認ください。
定休日は毎週月曜日と年末の12月28~31日となっています。夏季の7月下旬から8月、10月の行楽シーズンなどは無休で開館しています。
住所 | 岡山県倉敷市中央1-1-15 |
電話番号 | 086-422-0005 |
8:倉敷市立美術館【倉敷市中央】
建築家である丹下健三氏の設計により、もとは市庁舎として建てられた倉敷市立美術館は、新市庁舎の建設に伴って美術館として開館することにったものです。収蔵されているコレクションは、地元出身の日本画家・池田遙邨(いけだようそん)氏から倉敷市へアート作品の寄贈を受けたことから旧市庁舎の美術館としての再利用計画が誕生した契機があります。
人気の作品や美術館の特徴
まず注目すべきは、倉敷市立美術館の建物そのもの、です。建築家・丹下健三氏による構造は、天井高が従来よりも高めにとられており、室内の広々とした空間は、市庁舎としての役割を終えたこの建物が美術館となるのに十分な理由でした。モダンなデザインとコンクリート打ちっぱなしのおしゃれな外観は、それだけでも見る価値があると言えます。
入館料金
入館料金は常設で収蔵品を展示している「コレクション展」の利用の場合、大人が210円、高大生が100円、小中生が50円となっています。なお、倉敷市内の小中学生や、先生に引率されて観覧する児童、65歳以上の方や障碍者の方は、証明するものを提示されるとコレクション展は無料になります。
期間限定などで行われる「特別展」は別途料金設定が発生しますので、その都度、ご鑑賞されたい特別展の詳細等をご確認ください。
アクセス
JR倉敷駅から南へ徒歩10分のところに位置していますので、徒歩でのご来館も十分可能です。バスをご利用される場合は、倉敷駅前から両備バスのご利用が便利です。3番乗り場からは「吉岡行き」、4番乗り場からは「大高行き」に乗車し、「大原美術館前バス停」下車後、徒歩1分でアクセス可能です。
電話番号・営業時間&定休日
開館時間は朝9:00から17:15、最終入館時間は16:45となっています。定休日は毎週月曜日と年末年始の12月28~1月4日で、毎年6月の一定時期に燻蒸休館期間を設けています。詳細は公式ホームページなどでご確認の上お越しください。なお、それ以外にも臨時休館日などが発生する場合もありますのでご了承ください。
住所 | 岡山県倉敷市中央2-6-1 |
電話番号 | 086-425-6034 |
9: 加計美術館 【倉敷市中央】
加計美術館 (かけびじゅつかん)は、倉敷市の美観地区にあり、学校法人である加計学園と高梁学園(現・順正学園)が中心となって運営している美術館です。主に両学園に在籍する美術系の学生たちの作品であったり、系列グループである倉敷芸術科学大学出身の若きアーティストへの支援する目的の展覧会が開催されたりしています。
人気の作品や美術館の特徴
メインは、加計グループの学校関係者の作品展示の場となっている、という印象を受けますが、在学中の生徒だけでなく、卒業後も制作活動を続ける芸術家としての生き方を歩みだしたアーティストたちの若きアート作品の展示もなされています。将来の大物アーティストの「若い頃の作品」をいち早く見出してみたい、というかたにはおすすめの美術館です。
入館料金
入館料金は大人が300円、学生は200円、高校生以下は無料となっています。その他、障碍者の方は手帳の提示で同伴者1名まで無料でご鑑賞いただけます。また、団体割引もありますので、倉敷の美観地区で美術館巡りをされる方々にもよく利用されることがあります。なお、入館料金につきましては、展覧会の内容により変更がありますのでご注意ください。
アクセス
JR倉敷駅から南へ徒歩10分のところに位置していますので、徒歩でのご来館も十分可能です。倉敷市の美観地区に位置し、大原美術館のすぐ近く、市内を流れる倉敷川のほとりにありますので、街歩きがてらぶらりと訪れてみるのも良いでしょう。近隣には飲食店等も多くありますのでちょうどよいお散歩ルートです。
電話番号・営業時間&定休日
開館時間は朝9:00から17:00、最終入館時間は16:30となっています。定休日は毎週月曜日と年末年始、展示品の入れ替え作業時などにも休館となります。詳細は公式ホームページなどでご確認の上お越しください。なお、それ以外にも臨時休館日などが発生する場合もありますのでご了承ください。
10: いがらしゆみこ美術館 【倉敷市本町】
少女漫画の世界ではすでに巨匠とすら呼ばれる存在、いがらしゆみこ氏の作品の世界観をたっぷり余すことなく体験できるのがここ、いがらしゆみこ美術館です。少女漫画「キャンディ・キャンディ」に見られるようなふわふわ、きらきらとしたお姫様やドレスの世界を体験できたり、いがらしゆみこ氏の作品の原画の展示などがメインとなっています。
人気の作品や美術館の特徴
いがらしゆみこ美術館で特に人気なのがお姫様体験です。展示作品などでたっぷりお姫様の世界をご鑑賞頂いたら、今度は自分もお姫様になりきってみるのです。お姫様のようなドレスやヘアメイクは女の子なら一度は身に着けてみたい憧れの世界。たくさんのドレスからお好みのものを選んで、実際に着て、写真撮影などが行えます。
入館料金
入館料金は大人が600円、中高生が400円、4歳から小学生は300円、3歳以下は無料となっています。障碍者手帳をお持ちの方と同伴1名、65歳以上で年齢を証明できるものをご提示くださった方は入館料金が半額となります。20名以上の団体でのご利用は団体料金の適用もありますので、詳細は事前にお問い合わせください。
アクセス
JR倉敷駅から徒歩で20分ほどの場所に位置します。倉敷市美観地区へまっすぐ向かうと、そのままその先にいがらしゆみこ美術館があります。美観地区にある複合商業施設、倉敷アイビースクエアのすぐお隣です。自家用車でお越しの際は、いがらしゆみこ美術館の無料駐車場が4台分完備です。倉敷ICからは15分ほどで到着できます。
電話番号・営業時間&定休日
いがらしゆみこ美術館は、年中無休でOPENしています。開館時間は朝10:00から17:00、ゴールデンウィークや夏休み期間中は朝9:00~18:00で開館しています。なお、日にちにつきましては年により異なるため、詳細につきましては、公式ホームページなどでご確認ください。なお、2019年については7月20日から8月31日が夏休み期間として設定されています。
岡山のおすすめ美術館「勝田郡」1選
岡山県でも内陸部に位置する勝田郡は、勝央町(しょうおうちょう)・奈義町(なぎちょう)の2町を含む人口16000人ほどの地域です。中国自動車道や鉄道路線に近い勝央町と比べて、中国山地に近い緑豊かな大自然の宝庫、奈義町に、今回ご紹介する、少し変わった感じの美術館はあります。
11:奈義町現代美術館【勝田郡奈義町豊沢】
自治体の運営する美術館ながら、建物自体がアート作品であるような美術館があります。奈義町現代美術館は、建物自体がそのまま作品と一体化している美術館です。
世界的な建築家である磯崎新氏によって設計された奈義町現代美術館は、荒川修作氏+マドリン・ギンズ氏、岡崎和郎氏、宮脇愛子氏の4人のアーティストに建築前から巨大アートの制作を依頼し、その作品のまわりに建築していくような手法でできあがったものです。
人気の作品や美術館の特徴
上にご紹介している写真は京都の世界遺産、龍安寺の石庭です。奈義町現代美術館には、この石庭によく似たものをアートに取り入れた作品があります。どのように取り入れているかは、少しネタバレになってしまいますが、なんと壁の一部になっています
大地の部屋、月の部屋、太陽の部屋、の3つがそれぞれのモチーフに合わせてそれぞれの表現の仕方でアートを表しています。龍安寺の石庭は「月の部屋」で見られます。
入館料金
入館料金は大人(大学生含む)が700円、高校生が500円、小中学生が300円となっています。75歳以上のシニアや、障碍者(本人のみ)無料となります。それぞれ、年齢を証明できるもののご提示をお願い致します。なお、20名以上の団体でのご利用は団体料金の適用もありますので、詳細は事前にお問い合わせください。
アクセス
JR岡山駅からは津山線に乗り津山駅で下車します。所要時間1時間40分ほどとなります。津山駅で下車後はバスやタクシーをご利用ください。なお、京阪神地区方面からお越しの際は、智頭急行の特急「スーパーはくと」も便利です。京都・大阪から最終目的地鳥取・倉吉まで運行している鉄道路線で、途中の智頭駅で下車後タクシーで30分ほどとなります。
電話番号・営業時間&定休日
開館時間は朝9:30から17:00、最終入館時間は16:30となっています。定休日は毎週月曜日ですが、月曜日が祝日の場合はその翌日が休館日となります。なお、この美術館は、奈義町民の町立図書館の機能も果たしており、喫茶室もございますので、ゆっくり滞在できます。営業時間はそれぞれ美術館と同様です。
住所 | 岡山県勝田郡奈義町豊沢441 |
電話番号 | 0868-36-5811 |
岡山のおすすめ美術館「高梁市」1選
高梁市(たかはしし)は、岡山県中西部に位置し、西側を広島県と接する県境の街です。山々に抱かれる盆地の地形にある高梁市は「備中の小京都」とも呼ばれる美しい城下町の風情を残す街並みを持ちます。高梁市にある備中松山城は、日本一高いところにある城としても有名で、市内には多くの文化遺産も点在しています。
12:高梁市成羽美術館【高梁市成羽町下原】
高梁市成羽美術館(たかはししなりわびじゅつかん)は、日本の洋画家として名高い故・児島虎次郎が高梁市成羽の出身であったことから彼の遺作の絵画や取集品を児島家からも寄託されています。故・児島虎次郎氏が収集していた古代エジプトの古美術品や、当地、高梁市で出土した日本最古の植物群化石なども順にコレクション展示として実際に見られます。
人気の作品や美術館の特徴
児島虎次郎氏の作品たちはもちろん有名ですが、同じように彼の収集した古代オリエント、エジプトの古美術品たちも注目度は高いです。特に早期エジプトのコレクションは、日本では大変珍しいもので、学術的観点からも高く評価されるコレクションのひとつです。これらは、常設展示ではありませんので、展示時期などよくご確認の上お越しください。
入館料金
入館料金は大人が1000円、高大生が800円、小中学生が500円となっています。学校がお休みの日の、高梁市在住の小中学生、障碍者手帳および療育手帳をお持ちの方と同伴の方1名までは入館料免除となります。なお、20名以上ご利用時の団体料金や、その他様々な割引がありますので、詳細は公式ホームページなどでご確認ください。
アクセス
JR岡山駅から伯備線をご利用ください。特急やくも号ご利用でおよそ35分、普通で約50分の所要時間となります。備中高梁駅下車後、高梁バスセンターから成羽方面への備北バスで約20分、成羽バス停で下車して頂きますと、すぐです。
お車でお越しの場合は無料駐車場が30台分ありますが、美術館入口までに急斜面のスロープがありますので、ベビーカーや車いすなどご利用の際には障がい者用駐車場をご利用頂くか、係員へお知らせ頂ければ裏口からのご案内も可能です。
電話番号・営業時間&定休日
開館時間は朝9:30から17:00、最終入館時間は16:30となっています。定休日は毎週月曜日と年末年始の12月28日~1月4日、展示品の入れ替え作業時などにも休館となります。詳細は公式ホームページなどでご確認の上お越しください。なお、それ以外にも臨時休館日などが発生する場合もありますのでご了承ください。
住所 | 岡山県高梁市成羽町下原1068-3 |
電話番号 | 0866-42-4455 |
岡山のおすすめ美術館「井原市」2選
井原市(いばらし)は、岡山県の南西部に位置する内陸の都市で、西側は広島県福山市と接ししています。美しい星を見ることができる吉備高原を擁し、高原の高台には天文台もあります。また、美しい星の景観を守るための「光害防止条例」を日本で初めて制定した地でもあります。そんな井原市にある2つの美術館についてご紹介しましょう。
13:井原市立田中美術館【井原市井原町】
ひとつめは、井原市立田中美術館です。なんだか名字が2つあるような美術館ですが、「田中」は、「でんちゅう」と読みます。近代に活躍した彫刻の巨匠、平櫛 田中(ひらくし でんちゅう)の作品を保存、展示した美術館です。伝統的な彫刻の技術と、西洋の技術とをうまく融合させて作品を作り上げていた田中の作品は、どれもが豊かな創造性を表現します。
人気の作品や美術館の特徴
平櫛田中のいちばんの有名な作品といえば、六代目尾上菊五郎をモチーフとして20年もの間作品制作に没頭した「鏡獅子」ですが、現在は東京国立近代美術館に展示されています。
そのかわり、ここ、井原市立田中美術館では、その「鏡獅子」の試作品の数々を見て頂くことができます。実際に、どのように田中が作り上げていったのか、その過程を垣間見るような展示です。
入館料金
入館料金は一般料金が400円、それ以外は無料となっています。また、65歳以上の方は、年齢のわかる証明書をご提示いただければ無料となります。また、20名以上ご利用時の団体料金の設定がありますが、事前に団体利用の申請が必要です。公式ホームページに申請書のフォーマットがありますので、そちらをご参照ください。
アクセス
新幹線をご利用の場合は、岡山駅かまたは福山駅からでも乗り継いで井原市へ向かうことができます。JR井原線をご利用頂き、井原駅からは徒歩、もしくはタクシーでのご利用となります。井原駅からは車で約5分の距離で、徒歩でも15分程です。なお、美術館には無料の駐車場も完備ですので、お車でのお越しも可能です。
電話番号・営業時間&定休日
開館時間は朝9:00から17:00、最終入館時間は16:30となっています。定休日は毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日が休館です)と年末年始の12月28日~1月4日、特別展や企画展など展示品の入れ替え作業時などにも休館となります。詳細は公式ホームページなどでご確認の上お越しください。
住所 | 岡山県井原市井原町315 |
電話番号 | 0866-62-8787 |
14:華鴒大塚美術館【井原市高屋町】
華鴒大塚美術館(はなとりおおつかびじゅつかん)は、美術館としては比較的規模の小さめのものになりますが、そこはひとつポイントにもなっています。華鴒大塚美術館が掲げるコンセプトが素晴らしいのです。
「小さくてもいい、宵の明星のように何かキラリと人の心に残るものの感じられる美術館」
美術館の名前についている枕詞のような「華鴒」は、本美術館を運営している繊維・電子関連企業であるタカヤグループが大きく発展するきっかけとなった製品、備中小倉織の商標が「華鴒」であったことから美術館名に採用されています。
人気の作品や美術館の特徴
日本画の巨匠、金島桂華をはじめ、日本画家として活躍した10名ほどの日本人画家と彫刻家の作品が展示されています。特に花鳥画を得意とした金島桂華の作品「菖蒲」や「百合」などは、日本画的な表現とともにその花そのものの美しさもたっぷり描かれています。
美術館の展示スペースのほか、日本庭園や茶室もありますので、じっくりと日本の芸術の世界に浸りきって味わうことができることでしょう。
入館料金
入館料金は一般料金が500円、高校生が300円、小中学生が250円となっています。障碍者手帳をお持ちの方はご本人のみ無料、要介助者は付き添い1名も無料です。20名以上ご利用の場合は、団体割引が受けられますのでお得です。なお、特別展など催事のときには料金が異なる場合がございますので詳細は公式ホームページなどでご確認ください。
アクセス
JR井原線をご利用頂き、「子守唄の里・高屋駅」で下車いただくと、すぐです。所要時間は、福山方面からですと約30分、岡山方面から早く1時間となっています。
お車でお越しの場合は、山陽自動車道の福山東ICで降りたらそこから所要時間約30分ほど、同じく山陽自動車道の笠岡ICからも同様で、約30分の道のりとなります。
電話番号・営業時間&定休日
開館時間は朝9:00から17:00、最終入館時間は16:30となっています。定休日は毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日が休館です)と年末年始の12月28日~1月4日、展示品の入れ替え作業時などにも休館となります。詳細は公式ホームページなどでご確認の上お越しください。なお、特別展などの展示の際には、展示期間中の休館日なども掲載されます。
住所 | 岡山県井原市高屋町3-11-5 |
電話番号 | 0866-67-2225 |
岡山のおすすめ美術館「備前市」1選
備前市は岡山県南東部に位置し、東側は兵庫県と接している県境の都市です。瀬戸内海にも面していて漁業が盛んなほか、良質な粘土がとれることから焼き物の街としても発展を遂げました。
備前市といえば、やはり一番に思い浮かぶのは日本六古窯のひとつ「備前焼」でしょう。釉薬を一切使わない技法から生み出される焼き物は、模様や色合いなどが同じものはひとつとしてないことから、各時代の権力者たちからも非常に愛されてきました。
15:FAN美術館【備前市穂浪】
少し変わった名前の美術館ですが、内容を知れば納得です。「F」は備前焼の人間国宝、藤原啓氏の作品意味しており、「A」は絵画や写真の国際公募展アートオリンピアの頭文字、「N」は神奈川県湯河原町にある人間国宝美術館の頭文字です。美術の心で繋がったこの3者それぞれの優秀作品などを集めたコラボレーションをコンセプトとした美術館です。
人気の作品や美術館の特徴
伝統技法の継承と保存を主眼に置き、伝統的な技法を用いて生み出された人間国宝と呼ばれる人たちの作品を味わい、その一方で新進の現代芸術も世界中から優秀作品を募って展示しています。また、日本の伝統文化体験の一環として茶室ではお抹茶を頂けたり、工房では陶芸体験やサンドガラスなどの体験もできます。
入館料金
入館料金は大人料金が1800円(お抹茶付き)となっています。「公式ホームページをみた。」と伝えると大人1500円で入場できます。小中高生は無料です。障碍者手帳をお持ちの方はご本人のみ1000円、備前市民や65歳以上の方は1500円となっています。13名以上ご利用の場合は、団体料金の適用となり、1350円となります。
アクセス
JR岡山駅からお越しの場合、JR赤穂線の播州赤穂行きにご乗車頂き、伊部駅で下車。そこからはタクシーでのご利用となります。駅前ではあまりタクシーの客待ちはないため、そこからお電話などでタクシーを呼んでください。伊部駅からは車で15分ほどです。お車でお越しの場合は、事前にその旨を美術館に伝えておくと、駐車場は無料で使用できます。
電話番号・営業時間&定休日
開館時間は朝9:30から17:00、最終入館時間は16:00となっています。定休日は毎週火曜日と冬季期間の12月1日~翌年2月28日、展示品の入れ替え作業時などにも休館となります。詳細は公式ホームページなどでご確認の上お越しください。なお、併設のミュージアムショップやカフェも同様の営業形態となりますのであらかじめご了承ください。
住所 | 岡山県備前市穂浪3868 |
電話番号 | 0869-67-0638 |
岡山のおすすめ美術館「新見市」1選
岡山県北西部に位置する新見市は、自然豊かな山間の街で、北は中国山地、南は吉備高原に囲まれたところに位置します。渓流ではアユなどの川魚が獲れ、冬には雪が積もって良質なスキー場となります。また、市内には満奇洞(まきどう)や井倉洞といった鍾乳洞があり、夏には涼を求める観光客に人気です。
16:新見美術館【新見市西方】
郷土出身の故・横内正弘氏から寄贈を受けた美術品300点以上ものコレクションを展示しているのが新見美術館です。高台に位置する新見美術館は、周囲に枯山水の日本庭園を設けて憩いの場としての役割も果たしており、市街地を眺めながら美術館に併設されているカフェでゆったりとした時間を過ごすこともできます。
人気の作品や美術館の特徴
新見美術館最初に寄贈された品々のうち主に占めていたのは、日本最後の文人とも呼ばれる富岡鉄斎の作品です。富岡鉄斎や横山大観に日本画、児島虎次郎の洋画のほか、彫刻や工芸品、写真など、コレクションは多岐にわたって貴重なものばかりです。
また、地域に根差したアートへの関心を得る企画として、著名人のトークショーであったり、絵画や制作などのワークショップなども開催されています。
入館料金
新見美術館では決まった入館料金はなく、その時に行われる展覧会によって料金は異なります。ご参考までに、2019年6月1日~7月21日の期間に行われる「生誕100年 掘文子 追悼展」では一般観覧料金が800円、大学・専門学校生が500円、中高生料金が300円、小学生料金が200円となっています。関連イベントについても別料金が発生する場合があります。
アクセス
JR岡山駅から伯備線の米子・出雲方面にご乗車頂きます。下車駅は新見駅。「特急やくも」で所要時間1時間ほどです。新見駅からは徒歩で約10分、タクシーをご利用頂いても5分ほどで到着します。
お車でお越しの際は、中国自動車道の「新見IC」を出て頂くとそこから約7分ほど、となっています。緑豊かなマイナスイオンたっぷりの空気と、高梁川が流れる美しい風景を堪能できる道のりです。
電話番号・営業時間&定休日
開館時間は朝9:30から17:00、最終入館時間は16:30となっています。定休日は毎週月曜日と年末年始の12月27日~1月4日、展示品の入れ替え作業時などにも休館となります。詳細は公式ホームページなどでご確認の上お越しください。なお、特別展などの展示の際には、展示期間中の休館日なども掲載されます。
住所 | 岡山県新見市西方361 |
電話番号 | 0867-72-7851 |
岡山のおすすめ美術館「笠岡市」1選
岡山県南西部に位置する笠岡市は、瀬戸内海に面した港町で、西側を広島県と接しています。沖には笠岡諸島と呼ばれる島々が浮かび、独特な文化を形成しています。世界で唯一、市内にはカブトガニをテーマとする「笠岡市立カブトガニ博物館」があったり、干拓地を利用した大規模な花畑を整備して道の駅の目玉とするなど、興味深いものばかりです。
17:笠岡市立竹喬美術館【笠岡市六番町】
そんな笠岡市出身の日本画家で、文化勲章受章者でもある故・小野竹喬(ちっきょう)氏のご遺族からの作品寄贈を受けて開館したのが笠岡市立竹喬美術館です。日本画というと、歌舞伎の世界のような力強さや、浮世絵のようなくっきりとした色合いを想像しがちですが、小野竹喬氏の描く日本画は、とてもやさしく穏やかな印象を受けます。
人気の作品や美術館の特徴
小野竹喬氏の描く日本画は、日本の自然美をやさしく表現しているものが多くあります。中でも出身地の瀬戸内の海の風景や山の風景などは、日本の素晴らしい特徴でもある四季の移ろいから朝から夜の一日の移り変わりに至るまで描き出されています。この美術館では、小野竹喬のやさしい世界に引き込まれていくような感覚で観覧できることでしょう。
入館料金
入館料金は常設展に関しては一般料金が500円、高校生以下は無料となっています。特別展は一人につき1500円までの中で、それぞれの特別展ごとに市長により料金は定められます。詳細は公式ホームページなどでご確認ください。
なお、65歳以上の方(特別展は笠岡市民の65歳以上のみ)、障碍者手帳及び療育手帳をお持ちの方、はそれぞれ証明できる書類をご提示いただくことで常設展の入館料免除となります。
アクセス
JR岡山駅から山陽本線の下りにご乗車頂き、約50分ほどでJR笠岡駅です。JR笠岡駅からは徒歩ですと25分ほど、とかなり遠目です。タクシーなどのご利用をおすすめします。
また、4月から10月末にかけて、期間限定の「いいとこ巡りバス」という市内の観光スポットを巡っていくという便利なバスも運行しています。
電話番号・営業時間&定休日
開館時間は朝9:30から17:00、最終入館時間は16:30となっています。定休日は毎週月曜日と年末年始の12月29日~1月3日、展示品の入れ替え作業時などにも休館となります。詳細は公式ホームページなどでご確認の上お越しください。なお、特別展などの展示の際には、展示期間中の休館日なども掲載されます。
住所 | 岡山県笠岡市六番町1-17 |
電話番号 | 0865-63-3967 |
岡山でぜひ見ておきたいおすすめ観光スポット
今回ご紹介するのは、どちらも岡山に来たらぜひ見ておきたい名所。全て岡山市内にありますので、岡山到着の際に、美術館巡りするにはちょっと中途半端な時間、という時や、様々な美術館巡りをしてアートに浸ったあと、お帰りの新幹線に乗る前に半日だけの観光時間、という時でも見に行くことができる便利さなのです。
後楽園
日本三名園のひとつ後楽園は、岡山県を代表する観光スポットのひとつでしょう。江戸時代初期、当時の岡山岡山藩主、池田綱政公によって作られました。東京ドーム3個分という面積を持っており、岡山城や周辺の山々すら借景とする堂々とした造りとなっています。
広い園内のあちこちある見どころを見逃さないためにも、解説を聞くことのできる音声ガイドサービスなどを利用するのがおすすめです。
住所 | 岡山県岡山市北区後楽園1-5 |
電話番号 | 086-272-1148 |
吉備津神社
もうひとつ見逃せないのが、建物自体が国宝となっている吉備津神社です。釜で湯を沸かし、その上にのせたせいろから出る音で吉凶を占う「鳴釜神事」は、吉備津神社で最も有名な神事となっています。また、それ以外にも昔話、「桃太郎」のお話にでてくる鬼退治のお話は、ここが発祥ではないか、とも言われています。
岡山のおすすめ美術館でアートや伝統工芸を楽しもう!
岡山県にあるおすすめの美術館17選を、それぞれの特徴や開館時間、アクセスなど様々な情報についてご紹介してまいりましたが、いかがでしたか?行く先や行動できる時間、移動も大切ですが、芸術の世界にひたって時を忘れる、というのもまた素敵なひとときとなります。そんなお手伝いができていれば嬉しいです。あなたの旅が素敵なものになりすように!
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