マカオの通貨はパタカ！レートや両替方法・香港ドルが使える場所も！

マカオは西洋と東洋、中世と現代までの歴史が合わさった地域です。その歴史は長く、昔から多くの人種がマカオとの繋がりを持っています。その中で生まれた文化はマカオ独自のもので、様々な歴史や文化、グルメをマカオでは一度に楽しめることができます。

また、観光スポットとして人気の場所です。この記事では、マカオの魅力と旅行前に知っておきたい通貨やレート、両替方法などについてまとめていきます。

マカオといえばカジノというほど、マカオではカジノが人気になっています。日本ではカジノが法律で禁止されていますが、マカオではカジノが合法で行うことができます。

日本の近くの国でいえば、韓国やシンガポール、フィリピンでもカジノができる国です。しかしマカオは小規模の地域ながら、カジノでの売上が世界で一番の場所になっています。世界一のマカオでは、カジノの規模もとても大きいです。

マカオは、中華人民共和国マカオ特別行政区といい、中国の一つに部類されています。マカオ半島と、2つの島を埋め立てて作られた地域の両方指します。

中国大陸南岸の珠江の最下流域、西側の河口に位置し、世界で最も人口密度が高い地域・国になります。香港の西側にあり、香港からはフェリーで50分で行くことができます。台湾だと飛行機で一時間、日本からは4～5時間で行ける距離になります。

マカオの歴史は長く、初めはポルトガル船が中国と貿易を行うための寄港地として始まりました。ポルトガル人が貿易と宗教を世界に広めた後は、寄港地で現地の人とポルトガル人の同化政策が進められていました。

そのためマカオには混色の方が多くいます。植民地だったこともあり、歴史的な建造物が多く残っています。マカオは500年に渡り、食も文化も宗教も中国とは異なる歴史を歩んできました。

マカオにいる現地の方の約95％人は中国語を使います。しかし、ポルトガルからマカオが中国に返還された今現在も、ポルトガル語もマカオの公用語となっています。

ポルトガル語はマカオでは、中国語と並ぶ公用語とされています。道路標識や看板などには、ポルトガル語と中国語の2つの公用語で表記することが義務付けられています。中国語でも方言が複数あり、マカオは広東語を使う方が多くいらっしゃいます。

マカオは贅沢をしなければ安く楽しめます。食料品やローカルなお店での物価は特に安いです。現地人が集まる大衆食堂では、一食200～400円ほどでお腹いっぱい食べることができます。

現地の味を楽しみたい方は、お得に遊べます。マカオでは、アクティビティにお金がかかります。カジノや豪華なホテルでの宿泊、食事が主に挙げられます。マカオは楽しみ方によって予算は大きく変わるでしょう。

カジノが世界一のマカオでは、マカオだけで経済が回せるほど活気に満ちています。ポルトガル人と深く関わっていたこともあり、マカオには西洋と東洋、中世の文化や歴史が今でも多く残っています。

小規模な国の中に世界遺産が30個ほどあり、世界的な観光地としても有名です。カジノやヴェネチアをイメージした、豪華な建造物は圧巻です。様々な歴史や文化、食事を全てマカオでは楽しむことができます。

マカオは中国領土の一つですが、特別行政区のため法律も経済も本土とは異なっています。そのためマカオでは、マカオ内でのみ使えるオリジナル通貨「パタカ」が存在します。

マカオの通貨は複雑で、パタカと「香港ドル」の2種類の通貨があります。香港ドルは香港主流の通貨です。レート差は少なく、1パタカ1香港ドルとして使うことができます。マカオではこの香港ドルとパタカとの同時併用が可能です。

マカオでは、香港ドルとパタカの両方の通貨が使えます。レートはパタカの方が若干良く、お得にマカオを楽しみたい方にはパタカがおすすめです。

マカオのみで使える独自の通貨、パタカには更に小さい「アボス」という単位があります。通常単位はパタカになりますが、1パタカ(MOP)=100アボス(Avos)となります。レートは1パタカ(MOP)=約13円(2019年7月現在)になっています。

マカオの通貨は日本と同じく硬貨と紙幣の2つがあります。その内、紙幣には6種類あります。上から1000MOP、500MOP、100MOP、50MOP、20MOP、10MOPと分けられています。

マカオの紙幣は日本よりも、種類が多いことが分かります。見た目はそれぞれ分かりやすいように、異なる色で分けられています。金額が大きい順に、紙幣の横幅も長くなっているデザインです。

マカオの硬貨は日本よりも1種類多く、7種類からなっています。硬貨は大きい順に、10MOP、5MOP、2MOP、1MOP、50Avos、20Avos、10Avosです。

10MOPと5MOPなどの大きい硬貨は銀コインになっています。硬貨の中で一番価値の高い10MOPは、角ばったデザインが特徴的です。日本と同じく、金額が小さくなると硬貨も銅になり、サイズも小さくなっていきます。

マカオでは日本とは違い、紙幣を発行している銀行が2つあります。マカオで紙幣を発行している銀行は、ポルトガル系の「太平洋銀行」と中国系の「中国銀行」の2行です。

この2つの銀行から出ている紙幣は、価値は変わりませんが、それぞれ紙幣のデザインが異なっています。描かれている建造物や、文字表記に違いがあります。焦った時や、暗い場所ではよく見間違えることがあるので気を付けておきましょう。

マカオは2種類の通貨が入り混じった国です。そのためマカオのみで使える通貨、「パタカ」と香港の通貨「香港ドル」をマカオで使うことができます。住んでいる現地人は、通貨にマカオ・パタカを主に使っています。

レートに違いはあまりありませんが、1HK$(香港ドル)=1.03MOPとパタカの方がお得です。パタカは香港では使えないので、観光客はマカオでは香港ドルを使う場合が多いです。

マカオのみで使うことができる独自の通貨、パタカには2つの単位があることが大きな特徴になっています。紙幣や硬貨の1MOPまでは、通貨単位はパタカです。それより下の最小金額にあたる硬貨は、補助単位のアボスになっています。

10Avos=10分の1を1MOPとなります。香港ドルが使われることの多いマカオでは、観光客は特にパタカやアボスの硬貨はあまりみかけること少ないようです。

マカオでの観光は、香港ドルのみで過ごすことも可能です。香港ドルには、1000HK$、500HK$、100HK$、50HK$、20HK$、10HK$の6種類あります。パタカと香港ドルの紙幣は、種類も同じで通貨のレートもあまり差がありません。

パタカが少しお得に使えるというだけです。マカオは香港旅行のついでに行く方が多くいることもあり、マカオでも旅行に来た方香港ドルが多く流通してます。

「中華人民元」は中華人民共和国の中央銀行である、中国人民銀行が発行している通貨です。マカオでも中国の通貨、人民元を利用できる場所があります。

タクシー等では使うことはできませんが、商店や自販機では可能の場所があります。人民元で支払った後は、パタカでお釣りがきます。マカオは24時間やっている両替所もあるので人民元がある場合は、パタカか香港ドルに両替することをおすすめします。

マカオではパタカと香港ドルの2つが通用する国です。またこの2つの通貨は、支払い時に同時に出してお会計することも可能です。紙幣の種類はパタカも香港ドルも同じで、レートもほぼ変わらないので、マカオでは混合での支払いが可能になっています。

両替したパタカが会計時に足りなくなっても香港ドルで支払えます。また香港ドルで支払っても、おつりがパタカで帰って来る場合もあります。

マカオは、パタカと香港ドルの2つの通貨が使える国です。マカオに旅行に来た際は、どちらで両替した方が良いか、悩む方も多くいるようです。

パタカは香港ドルよりもレートが少しお得なので、買い物を沢山したい方にはパタカがおすすめになっています。しかしパタカは、香港では使うことができません。使い切るか持ち帰るしかありません。次は双方のメリットとデメリットについてご紹介していきます。

マカオはこのように、パタカと香港ドルの2つの通貨が入り交じった独特の文化があります。マカオの現地人はパタカを使う場合が多いですが、観光客が多く集まるマカオでは、香港ドルが主流になっています。

香港からマカオに行く場合、香港ドルを持ち込んでマカオで使う事ができますが、その逆は出来ないからです。マカオでは香港ドルの方が、使い勝手が良く便利ということになります。

マカオでは支払い時、パタカと香港ドルの両方を使うことができます。しかしマカオを代表するカジノでは、香港ドルしか使うことができない場所が多いです。

マカオのカジノは、半島とタイパ、コタイやホテルに併設されたカジノが数十箇所あります。マカオのカジノ店では香港ドルが主流になっており、パタカを使えるカジノは僅かです。またカジノ以外の自販機なども、香港ドルしか対応していない場合があります。

マカオでは通貨が1つに決められていない国です。パタカと香港ドルのどちらか、または両方同時に使えます。しかしそれはマカオのみになっています。

香港でもパタカを使えるかと思う方もいるようですが、パタカはマカオのみで使える通貨なので、香港で使うことはできません。香港でパタカを出しても怪訝な顔をされてしまいます。マカオから香港に戻る方は、パタカは使い切るようにしましょう。

マカオの通貨の為替レートをご紹介します。マカオのレートは香港ドルと比べて、約1パタカ1香港ドルでした。日本円にすると、マカオの通貨パタカの為替レートは、2019年の7月現在で、1MOP=13.40円になります。為替レートは経済の状況によって日々変化していくものです。マカオへ旅行の際は、マカオの為替レートをチェックすることをおすすめします。

パタカと香港ドルは同時に併用できることもあり、2つの通貨にあまり大きな差はありません。マカオの通貨パタカは(≒13.5円)、香港の通貨香港ドルは(≒14円)です。

レートは、ほぼ同じですが、マカオでは、パタカの方が少しだけレートが良いことがわかります。マカオでたくさん買い物や観光に、お金を使う予定があるという方は、パタカの方が総合的にお得だということになります。

この記事でも何度もご紹介したように、パタカと香港ドルのレートはほぼ変わらないので、等価の価値があります。通貨は違ってもレートの価値は同じなので、マカオではこのパタカと香港ドルを、同時に利用することができます。

デザインも似ているため分かりづらいですが、価値は同じです。会計の際も同時に利用可能です。マカオでは、パタカと香港ドルの両方の通貨を持っていると便利になります。

マカオでの賢い通貨の使い方をご紹介します。マカオでおすすめの通貨も使い方は、パタカと香港ドルを同時に用意することです。シチュエーションに分けて、使うことをおすすめします。

パタカは香港ドルよりも少しだけレートが良いので、食事や買い物として使うとお得になります。マカオ観光はパタカを中心に使い、パタカを使い切った後や、カジノを利用する際は、香港ドルを使うのが賢い方法になります。

マカオを観光する際に、行きたい場所や買いたい物など、大体の使う金額が決まっている場合はパタカの利用がおすすめです。パタカは香港ドルよりもレートが良いので、パタカを使った方がお得になります。

マカオで使う予定の金額や予算がある方は、両替でパタカに変えるようにしましょう。使い切れる金額だけ両替して用意しておけば、マカオでもマカオを出た後も、持て余すことはありません。

マカオでは2つの通貨が主流になっています。マカオで買い物や食事などをした際に、香港ドルで支払うと、おつりがパタカで返ってくる場合があります。違う通貨で返ってきてもレート的には、変わりありません。

しかし、パタカはマカオでしか使うことができない通貨です。香港ドルで支払った時は、なるべく凡用性の高い、香港ドルおつりで受け取ることをおすすめします。

マカオの通貨、パタカはマカオでしか使うことができない独自の通貨です。パタカは、マカオでも利用できる香港ドルとは違い、香港や他の国では使うことができない通貨です。

パタカが手元にある場合は残さずに、マカオにいるうちに使い切るようにしましょう。旅行中は、無駄使いは気をつけようとセーブをかけてしまいます。しかし、パタカはマカオで積極的に使ってこそ意味がある通貨です。

海外観光に大切なのは通貨の両替することです。マカオには、通貨の両替できる場所が数多くあります。日本国内でもパタカに両替することが可能ですが、レートが悪く手数料がかかるという難点があります。

レートの良い両替所を選ぶことは、お得にマカオを楽しめるということでもあります。マカオで通貨を両替する際に、レートが高いおすすめの両替所をご紹介していきます。

マカオで一番におすすめする両替所は、「マカオの街中の銀行」になります。マカオの街の中には、たくさんの銀行があります。日本語が通じなくても、両替の対応が可能です。

マカオにある両替所の中でも銀行はレートが良く、低い手数料で両替することができます。マカオを観光するために必要なパタカや香港ドルの通貨を、レート良く両替することができる場所になっています。

マカオに数十箇所あるカジノにも、両替可能な「カジノ内の両替所」が存在しています。マカオに旅行に来た際は、カジノを目的にしてる方も多くいます。

わざわざ両替所を探さなくても、カジノに行けば、レートもそこそこ良い通貨に両替することが可能です。カジノの両替所も手数料はほとんどかかりません。また、カジノは24時間オープンしていることもあり、夜でも通貨を両替することができます。

次におすすめなのが「マカオの空港やフェリーターミナル内の銀行」です。マカオの空港は日本国内の空港にある両替所に比べ、レートが良く両替することができます。マカオ内の空港やフェリーターミナル内は、観光客が多く集まる場所です。

そのためマカオの街の中より、日本語が通じる可能性が高いです。英語だとより会話が通じやすくなります。会話が可能なので、安心して通貨を両替できる場所になります。

マカオの街の中にある銀行もレートが良く、手数料が低い両替所でした。次におすすめなのは「マカオの街中の両替所」になります。マカオの街の中にも、数多くの両替所がありレートが良いとされています。

街の中にある両替所は、空港や銀行よりも手続きの手間がかかりません。レートは、銀行に比べると中間くらいになります。24時間営業している両替所が多く、早く両替したいという方におすすめです。

マカオは多くの人が集まる観光場所です。そのため、「マカオのホテル」にも両替所がある場合が多いです。マカオに旅行に来た際、宿泊先のホテル内に両替所があると手間がかからず便利です。

空港での両替を最小限にして、ホテルの両替所で多めに両替するのがおすすめです。マカオには日本語が通じるホテルもあります。わからないことを聞きながら、ホテルの両替所で両替も可能になっています。

マカオの通貨への両替は、「日本の銀行」でもすることが可能です。日本語でのやり取りができるので、わからないことがあったらすぐに質問できる利点があります。

日本で安心して両替のやり取りをしたい方におすすめです。しかし、日本の銀行はレートが悪く、両替の際に多くの手数料を取られてしまいます。お得にマカオの通貨に変えたい方は、マカオの現地で両替するのがおすすめです。

マカオの通貨はパタカと香港ドルの2つですが、主流は香港ドルとなっています。パタカの方がレートは僅かに良いです。しかし、マカオのお店では同等に扱われ、流通レートよって値上げされる場合があります。

タクシーでは、1香港ドル未満の支払いができません。逆にパタカは空港の支払いで利用できないなど、ややこしさがあります。このように、マカオでは2種類の通貨を持って観光するのがおすすめです。

マカオでもクレジットカードは使用できます。クレジットカードは屋台を除く、ほとんどのお店で使用することができます。また、両替する際にはクレジットカードで両替するのがお得といわれています。

クレジットカードで買い物をすることにより、料金を気にせずに遊ぶことができます。他にも、海外保険がついているクレジットカードなどがあります。マカオに旅行の際は、クレジットカードもおすすめです。

最近の海外では、トラベラーズチェックを利用できる場所は少ないと言われています。マカオでも、トラベラーズチェックは銀行でしか利用できません。

そのため、トラベラーズチェックを持っている場合は、銀行でパタカや香港ドルに換金するのがおすすめです。トラベラーズチェック自体、マカオではあまり知られていない場合もあります。トラベラーズチェックを持っている方は、マカオの銀行で換金しましょう。

マカオでは貨幣の持ち込み、持ち出しの制限があります。12万パタカ以上の持ち込み、持ち出しに対して申告が義務付けられています。

マカオ出入境時に、税関申請ありの赤色のレーンに進んで申告用紙に記入して提出しましょう。申告漏れが発覚した場合には、1000パタカ～50万パタカの罰金が課せられるので気をつけましょう。トランジットの短期滞在者は、申告が不要となっています。

マカオでは、チップが必要かどうかご紹介します。マカオにチップを渡す習慣はありませんが、多くの従業員は出稼ぎによってマカオに来ています。チップは必要ではありませんが、サービスに満足した際に渡すと喜ばれます。

チップの相場は、ベットメイキングが10HK$、ベルボーイが20HK$、レストランはお釣りの小銭となっています。マカオは物価が安いので、チップが少なくても大丈夫のようです。

この記事では、マカオの通貨「パタカ」について詳しくご紹介していきました。マカオの通貨はパタカだけではなく「香港ドル」もあります。この2つの通貨のことを知ることで、マカオをお得に楽しく観光することができます。

マカオには、レートに違いのある両替所が様々あり、時間も対応の仕方も場所により異なっています。実際にマカオ旅行をする場合は、この記事でご紹介したことを参考にしてみて下さい。