日光東照宮のパワースポットを巡ろう！効果は？日本屈指のご利益の場所は？

日頃の疲れを癒し、大地からエネルギーを受け取る特別な場所、パワースポット。実は日光東照宮が関東でも屈指のパワースポットであることをご存知ですか？都心から2時間程度でアクセスでき、日帰りも可能な日光東照宮。有名な観光地としてのイメージが強い場所ですが、実はパワースポットとしてもとても強力。是非、日光東照宮へ運気アップとパワースポット巡りの旅へ出かけてみましょう！

パワースポットを訪れることで、色々な効果を得ることができます。運気がアップしたり、癒しを得られる人も多くいます。パワースポットは古くは霊場や聖地と呼ばれた場所や神社などが多く、訪れるだけで大地や自然からエネルギーを得ることができる特別な場所なのです。

日光の男体山（なんたいさん）は古代から修験道の霊場となっていた霊気の強いパワースポットでした。その男体山や女峰山（にょほうさん）の霊気が流れる場所に建立された日光東照宮は、徳川家康公を祀る神社で日本全国の東照宮の総本社的存在です。徳川家康公は没後、駿河国（静岡県）の久能山東照宮に葬られましたが、遺言により一年後日光東照宮へ改葬されました。

家康公は自身の遺言に「日光山に小さな堂を建てて勧請し、神として祀ること。そして、八州の鎮守となろう」と残しました。没後は徳川家のみならず日本全土の守り神になろうと考えたのです。家康の遺志を受け継ぎ、陰陽道と風水の知恵を結集し、エネルギーが集まるパワースポットに造り上げられたのが日光東照宮なのです。運気アップに訪れるにはもってこいの場所ですね。

世界文化遺産に登録され国宝や重要文化財の多い日光東照宮は、外国人観光客にも人気で混みあう日も多いです。見どころ満載ですので時間に余裕をもって、ゆったり見学したいですね。拝観時間は午前8時から午後5時まで（11月1日から3月31日の間は午後4時まで）受付は閉館の30分前に終了となりますのでご注意を。拝観料は大人と高校生が1300円、小人と中学生は450円です。

日光東照宮は出世運など「上昇する運気」を与えてくれるパワースポットであり、「勝負運アップ」や「願望成就」のご利益が期待できます。「周囲とともに発展するイメージ」を持って参拝すれば効果抜群。人間関係や仕事運の運気もアップしますよ。

神社の入り口で重要文化財の１つでもある、大きな「石鳥居」をくぐってパワースポット巡りがスタートです。この鳥居の石材は、九州から船で小山まで運ばれ、その後陸路を人力でこの場所まで運んだそうです。当時の徳川家が日光東照宮にどれだけ力を入れていたかがよくわかりますね。

石鳥居をくぐるとすぐ右手に現れるのが日光屈指の有名建造物、五重の塔です。1818年に建立され、1908年には重要文化財に指定されました。この建物の絢爛な外見と36メートルにも及ぶ高さは、この場所でも非常に目立つ強大な存在感を放っていますが、実はその斬新な建築様式に関しても有名で、心柱式（一番上から巨大な柱をつるしている）を採用し重心の安定化を図っています。

表門をくぐると「三猿」の彫刻のある神厩舎（しんきゅうしゃ）にたどり着きます。「見ざる・聞かざる・言わざる」が有名ですが、実は三猿だけでなく8枚の彫刻があるのをご存知ですか？それらは猿の一生を通して人の生き方を教えてくれています。是非静かな心で観覧し、その教えを受け取ってください。

神厩舎から少し進むと、御水舎（おみずや）の手前で石畳が右手に曲がります。そのまま通り過ぎる人も多いその曲がり角付近は、何と！関東でも屈指の協力なパワースポットなのです。そこは陽明門が鳥居の中にすっぽりと綺麗に収まる場所。そしてこの2つを結んだ直線の南方にある江戸に向け、真っ直ぐエネルギーを送りだしている重要なパワースポットなのです。

昔は北極星が神の星と考えられており、江戸から北の日光にむかう道は北辰（北極星）の道と呼ばれてました。その起点はエネルギーの通り道であり、強いパワースポット。是非立ち止まって、じっくり足元からもエネルギーを受け取りたいですね。

唐銅鳥居をくぐり神社をお参りする前に、御水舎（おみずや）で手を洗い、口をすすぎましょう。運気アップの効果を最大限にするためにも、ここで心身を清めます。この御水舎は重要文化財に指定されていて、水盤は1618年に九州佐賀藩主鍋島勝茂公によって奉納されたものです。

日光東照宮は陰陽道の影響を強く受けており、陽明門とその前の唐銅鳥居を結んだ中心の上空に、北辰（北極星）が位置するように造られています。また、主要な建物を線で結ぶと北斗七星の配置とピッタリ重なるよう設計されているのだそう。そのため、陽明門前は気学における四神相応（しじんそうおう）といわれる場所で、重要なパワースポットとなっているのです。

日本を代表する美しい門、国宝陽明門には、故事逸話や子供の遊び、聖人賢人など500以上の彫刻がほどこされています。4年がかりの修復作業を終えたばかりで、美しさもひときわです。いつまで見ていても見飽きないことから「日暮の門」ともよばれています。

美しい彫刻の唐門をくぐった先には御本社（ごほんしゃ）があります。本殿・石の間・拝殿があり、日光東照宮の中心となるところです。ここでは騒いだり大声は厳禁。しっかりと心をこめて静かにお参りしましょう。御本社では例祭をはじめ、年中の祭典が斎行されています。また拝殿の左右には、「将軍着座の間」と「法親王着座の間」があります。

神社を参拝したあとは、いよいよ最強パワースポットがある奥宮（おくみや）へ向かいます。途中坂下門を通る際には、左甚五郎作と伝えられる「眠り猫」を見ることができます。牡丹の花に囲まれて日の光を浴び、うたたねをしているところから「日光」に因んで彫られたとも言われ、平和を表しているとされます。

坂下門を出て奥宮へ向かう道と階段はすべて石製で、別名「石廊下」とも呼称されています。階段は全部で207段あり、奥宮までは10分から15分かかります。この道の石はすべて岩を加工した一枚岩となっていて、当時の徳川家の力が強大だったことが伺えます。この奥宮へ通じる道もまたパワースポットとして有名です。

徳川家康の廟所(お墓)のある奥宮の一帯は、強力なエネルギーの発生地で、地中に眠る家康公のパワーが宿っていると言われています。お墓の上に建てられた宝塔、拝殿なども含めて奥宮と呼ばれており、日光東照宮の中でも標高の最も高い位置にあります。この地でパワーをいただき、是非運気アップの効果を高めてください。

お墓のすぐ横にあり、こちらも地中に眠る徳川家康公のパワーが宿っているとされる「叶杉」。この木に向かって願い事を唱えると、願いが叶うと言われています。パワースポットで願い事をするなんて、効果抜群ですね。お墓と一緒に一枚の写真に収めるのも運気アップによいそうです。

最後にご紹介するパワースポットは「上神道（かみしんみち）」と呼ばれる道です。日光東照宮を出て右側の参道で、二荒山神社へと続いています。数多くの灯篭が並び、霊験あらたかな雰囲気。森林浴をしながら、全身でエネルギーを取り込みましょう。

浅草駅から特急けごんを利用し東部日光駅下車、所要時間約1時間50分。東武鉄道の快速を利用した場合は、所要時間約2時間5分です。また、新宿からJR特急を利用することも可能です。この場合の所要時間は約2時間です。なお宇都宮から日光までは、JR日光線で約45分となります。

車でのアクセスは、東北自動車道を利用し、宇都宮ICから日光宇都宮道路を経て、日光ICで下ります。高速を降りてからは約2km。日光東照宮には年中無休の駐車場があり、バイク1日400円、普通車は1日600円がかかります。※大型車については別途予約が必要となります。

いかがでしたでしょうか？日光東照宮は国宝や重要文化財も多く、また世界文化遺産にも登録された有名観光スポットです。今までに訪れた経験のある方も多いかと思います。でも、パワースポットという切り口で見直してみると、今までとは違った側面が見えてきませんか？修学旅行や家族旅行では経験しなかった、新しい日光東照宮を体験しに、是非足を運んでみてください。