四稜郭は函館観光に欠かせない人気スポット！三稜郭・五稜郭の魅力もご紹介

みなさんは「函館の観光スポットといえば？」と聞かれたらどの場所を答えますか。大部分の人が「五稜郭」や「函館山」と答えるでしょう。確かにこれらのスポットは函館を代表する観光地です。しかし函館にはこれ以外にも面白いスポットが目白押しで、今回はそんななかから歴史の要所であり心霊スポットでもある四稜郭をご紹介します。

北海道の観光地として圧倒的な人気を誇っているのが五稜郭です。歴史の教科書にも載っている建物だけにその知名度は北海道でもトップクラスです。

しかし五稜郭という名前を聞いて「五稜郭があるのなら一稜郭とか二稜郭とかはないの？」と疑問に思う人もいるでしょう。

結論から言うと北海道には五稜郭以外にも三稜郭や四稜郭や七稜郭もあったと言われています。特に四稜郭は函館のディープなスポットとして地味に人気です。

四稜郭は箱館戦争の舞台となった史跡です。箱館戦争とは戊辰戦争における新政府軍と旧政府軍が最後の戦闘です。

函館の四稜郭はかなりのディープスポットで、正直北海道に住んでいる人でも「そんな遺跡あるの？」と言うような場所です。

五稜郭とは違い四稜郭に関しては予備知識がない場合が多く、アクセスする際はぜひ基本的な情報をインプットしてからがおすすめです。

四稜郭には全部で4つの角があり、上空から俯瞰で眺めると「蝶が羽を広げたような形」をしていると言われています。

四稜郭の面積は2300平方メートルほどで、有名な五稜郭の120000平方メートルと比べると少し小ぶりなのがわかります。

五稜郭といえば江戸から明治にかけて起こった戊辰戦争の舞台として有名ですが、四稜郭もそれに際して造られました。

五稜郭を占拠した旧政府軍が新政府軍の攻撃に備え、函館を一望できる北海道東照宮のそばにこの四稜郭を建設しました。

史跡は歴史が大好きな人が数多く足を運ぶのが普通です。しかし函館の四稜郭はそれ以外の人たちが多いのが特徴です。

札幌を代表するアーティストとして大人気なのがロックバンドのGLAYですが、実は四稜郭はGLAYの聖地としても有名です。

四稜郭はGLAYのメンバーであるJIROが小学校自体によく遊んだ場所として知られており、故に聖地巡礼スポットとなっています。

函館周辺には四稜郭のようなGLAYゆかりのスポットが数多くあり、毎年多くのファンが四稜郭へ足を運びます。

函館の四稜郭は1年のなかで特に夏場に賑わいます。何故かと言うと四稜郭は函館屈指の心霊スポットとして有名だからです。

「兵士の幽霊が出る」と名高いのが心霊スポットの四稜郭です。心霊スポットと聞いてわざわざ昼ではなく夜に来る人までいるほどです。

心霊スポットの四稜郭は前述したように箱館戦争の舞台でした。つまり旧政府軍が最後に追い詰められた場所が四稜郭なのです。

つまり四稜郭では多くの旧政府軍の兵士が討ち取られ、さらには自害したと考えるのが普通です。それが四稜郭が心霊スポットと呼ばれる所以です。

函館には四稜郭以外にも「稜郭」とつく史跡がたくさんあり、それらのスポットを併せて巡るのもおすすめです。

ここでは四稜郭とセットで楽しみたい三稜郭と五稜郭と七稜郭の特徴について簡単にではありますがご紹介します。

五稜郭といえば言わずと知れた函館の人気スポットです。国の特別史跡にも指定されており、函館の人の憩いの場でもあります。

また五稜郭は人気の観光スポットだけに飲食店や土産物店が充実しており、ここ一か所でいろいろと完結するのでコストパフォーマンスもいいです。

謎の多いスポットとして有名なのが函館の三稜郭です。三稜郭の存在は一部の文献にはあります。しかし実際にはまだ三稜郭は見つかっていません。

一応「ここに三稜郭があったのでは？」という場所はあるのですがまだまだ謎の部分が多く、三稜郭は今後の展開が気になるスポットです。

函館から少し北へ行った七飯町の森のなかにあるのが七稜郭です。ちなみに七稜郭は正式名称は「峠下台場」です。

森のなかにあるので確認しづらいですがきちんと7個の角があり、木と木の間には土塁がきちんと確認できます。

歴史スポット、そして心霊スポットとして有名な四稜郭は函館市の少し郊外にあります。そのためアクセスする際は車があると便利です。

ただし心霊スポット巡りをする地元の人なら別ですが、基本的には電車や飛行機で函館に来る人がほとんどです。時間はかかりますが公共の交通機関でもアクセスは可能です。

函館駅から四稜郭へアクセスする場合にはバスがおすすめです。函館バスの6-2系統「上陣川行き」に乗ります。ちなみに最寄りのバス停は「高野寺」です。

ここから30分ほど歩くと四稜郭にアクセスできます。ただしバスは深夜は走っていないので心霊スポット目的でアクセスする場合は注意です。

函館空港から四稜郭へアクセスする場合には「函館空港停留所」から函館バスに乗り、まずは亀田支所前停留所まで行きます。

そこでバスを乗り換えて「四稜郭停留所」へアクセスします。函館空港からアクセスする時の所要時間は45分ほどです。

四稜郭は少し函館の外れにあり、さらに五稜郭や三稜郭も併せて観光するとなるとそこそこ歩くことになります。

当然体を動かせばお腹が空きます。そんな時におすすめの函館のグルメスポットをここではいくつかご紹介します。

函館のおすすめグルメスポット1つ目が『函館朝市 駅二市場 活いか釣り広場』です。この『函館朝市 駅二市場 活いか釣り広場』は函館名産のイカが名物です。

なんと夏場になると『函館朝市 駅二市場 活いか釣り広場』は朝5時から営業しており、旅行プランに組み込みやすいのみ魅力です。

さらに『函館朝市 駅二市場 活いか釣り広場』は函館駅から徒歩3分とアクセスもよく、かなりコスパのいいグルメスポットです。

函館のおすすめグルメスポット2つ目が『うに むらかみ 函館本店』です。無添加のうにを味わえるとあって『うに むらかみ 函館本店』は大人気です。

実は『うに むらかみ 函館本店』はうにの加工会社が直営で切り盛りしているお店で、だからこそリーズナブルな値段で新鮮な絶品うにをいただけるわけです。

極上のうには癖がまったくなく、普段苦手でうにが食べられない人でも「ペロッと食べられる」と評判です。

函館のおすすめグルメスポット3つ目が『梅乃寿司』です。北海道といえば新鮮な魚介がたくさんとれ、それ故にお寿司屋さんもたくさんあります。

そんな超激戦区の北海道において密かに人気なのが『梅乃寿司』で、地元函館の人からも愛されている名店です。

五稜郭をはじめ四稜郭や三稜郭からもほど近い場所に『梅乃寿司』はあり、ふらっと立ち寄れるのも嬉しいポイントです。

函館のおすすめグルメスポット4つ目が『ラッキーピエロ 五稜郭公園前店』です。『ラッキーピエロ 』は北海道民なら知らない人はいないハンバーガーチェーン店です。

地元では「ラキピ」の名称で愛されています。また『ラッキーピエロ』は北海道のいろいろな場所にあり、食事をしやすいのもグッドです。

例えば『ラッキーピエロ 五稜郭公園前店』は五稜郭からすぐの位置にあり、四稜郭や三稜郭の散策をした後にはもってこいです。

函館のおすすめグルメスポット5つ目が『ハセガワストア』です。こちらの『ハセガワストア』も北海道ローカルのコンビニです。

ただし『ハセガワストア』はローカルコンビニだけあって普段東京等では目にしない商品がいっぱいです。

そのなかには北海道グルメもありますし、お土産にぴったりのお菓子等もあるので時間のない時にも重宝します。

「五稜郭は知っているけど四稜郭は知らない」という人も多いでしょう。しかし四稜郭も立派な歴史の舞台となった場所で、日本の歴史を感じられるかなりおすすめのスポットです。また四稜郭は心霊スポットとしても有名で、五稜郭からもそこそこ近い場所にあるのでぜひ函館にお越しの際は少し足を伸ばしてアクセスしてみてください。