タイ旅行の際は男性も女性も服装には注意するのがおすすめ!
タイ旅行に行く際に、男性も女性も半袖にハーフパンツのようなラフな服装さえあればOKだと思っていませんか。しかし実際にタイに行ってみると、長袖が必要な場面や、カジュアルフォーマルな服装が必要な場所などもあり、バリエーションのある服装にすればよかったと後悔することも多いようです。
タイは、仏教の国でもあるので、観光スポットでは寺院なども多く、男性・女性関係なくカジュアルすぎる服装では入れないような観光スポットも多々あります。そのため、意外と服装に関する注意点が多いのも、タイの特徴でしょう。
そこで、今記事ではタイ旅行の際におすすめな服装や注意点について、男性と女性に分けてご紹介していきます。タイは国土が広いため、タイのどのエリアに旅行に行くのかによっても服装は異なってきますので、ぜひ予習をしてみて下さい。
タイってどんな国なの?
タイ旅行のおすすめの服装についてご説明する前に、まずはタイがどんな国なのかおさらいしておきましょう。タイは、微笑みの国とも言われていますが、仏教徒が多い国としても知られています。そのため、仏教に関する観光スポットも多くあり、そんな場所に訪れる方はより一層服装について悩まれる場合も多い用です。
タイ人口の約95%が仏教徒を占める
実は、タイではタイ人口の約95%が仏教徒を占めています。人口は、約7000万人の人が暮らしており、そのうちの約70%をタイ族が占めています。他には、モン族やクメール族といった少数民族もいますので、訪れる地域によってもどんな民族が多いのか違ってくるでしょう。国の宗教は仏教が大多数。国民の95%が上座部仏教という小乗仏教を信仰しています。
タイでは僧侶も多いイメージですが、仏教で僧となる場合、基本的に男性のみとされています。タイの女性は修行を積むと「メーチー」と呼ばれるようになり、正式には日本の様に尼としては認められません。
男性が僧侶になると、オレンジの服装をするようになりますので、オレンジ色の服装の男性を見かけたら僧侶だとわかりやすいでしょう。
タイではマナーを知っておくことが大切・どんな服装がいいの?
日本でも仏教がありますが、日本に伝来した大乗仏教とタイの仏教では、色々としきたりや服装などにも違いがあります。タイへの旅行の際には、日本の仏教と違ったマナーで接するようになりますので、事前に注意点をチェックする必要があります。
またタイは広い国土を持つ国ですので、首都のバンコク、南部エリアにはビーチリゾート、北部エリアには山岳地帯などがあります。それぞれのエリアで天気や温度などがかなり異なっていますので、どこに行かれるかによっても男性・女性ともに服装は違ってきます。
例えば、タイの北部エリアにある人気の都市チェンマイでは、数多くタイ式仏教の寺院があったりします。また山岳地帯には少数民族も暮らしていますので、あまりカジュアルな服装では、中に入れない寺院もありますので、色なども含めて注意が必要です。
タイ旅行のおすすめ服装プラン&コーデ:基礎知識
では、タイがどんな国か分かった所で、タイ旅行のおすすめ服装プランやコーディネートについてご紹介していきましょう。まずは基礎的な服装の知識となりますが、タイの気候やタイ現地の男性と女性はどんな服装をしているのか、知っておく必要があります。
あまりにもタイ現地の男性と女性と異なる色やデザインの服装をしていると、とても目立ってしまい浮いてしまいます。服装からしてすぐに観光客だとわかってしまうので、防犯面でも心配なことも。スリなどに狙われやすくなってしまいますので、出来るだけ現地の男性・女性と違わない服装をしていた方が安全でおすすめです。
タイ旅行にむいている時期は?
では、まずタイ旅行にむいている最適な時期とは、いつぐらいになるのでしょうか。タイは東西南北に特徴ある観光地が点在しています。そのためタイ旅行では、観光するエリアによって、ベストなシーズンというのは異なってきます。
タイの季節では、5月中旬から10月中旬までが雨季となります。また10月中旬から2月中旬までは乾季、2月中旬から5月中旬までが暑季と言う風に、日本の様に4つではなく、タイは3つに分かれています。
大まかにはなりますが、タイ旅行で最適なおすすめのシーズンは、タイの乾季となる10月中旬から2月中旬でしょう。ただしこの期間でも、クリスマスや年末年始になると、タイ北部エリアではタイとは言えかなり朝晩冷え込みます。タイ南部エリアのビーチリゾートだと、雨が多くなるのでおすすめなベストシーズンは2月から4月頃となっています。
タイの人たちの服装の傾向は?
ではタイの現地の男性・女性は、一体どんな服装をしているのでしょうか。タイでは大多数をタイ族が占めており、タイ族は古来マレー半島に住む土着民族となっています。そのため、暑い気候に適している体質なので、日本人よりも体感温度は低くくなっており、暑いタイでも日本人よりは涼しいと感じる体質ではあります。
そのため、観光スポットなどにある屋外の屋台などでは、男性は半袖半ズボンといった服装で仕事をしている人も多く、そのイメージがタイの服装のイメージにも繋がっているようです。
そして屋内で働くタイ人は、男性・女性問わず、比較的長袖や長い丈のズボンを着用している方も多く、リゾート地のイメージの服装とは少々違っています。
タイ現地の人の服装でも、北部の山岳エリアに住む少数民族の服装になれば、伝統的な民族衣装を身につけている場合が多くあります。リゾート的な服装とは全く異なりますので驚くことでしょう。
他にもタイ男性の正装として有名な「スアプララチャターン」は、豪華なシルクで出来たシャツに細かい織物生地で作られたタイパンツという服装に定められています。
タイ旅行のおすすめ服装プラン&コーデ:女性編
では次に、タイ旅行のおすすめ服装プランやコーディネートを男性・女性とわけてご紹介していきましょう。まずは、女性におすすめな服装や注意点ですが、特に女性の服装は男性よりもアイテムのバリエーションが多いため、より悩みやすいはずです。服装のデザイン選びはもちろんですが、色にも注意点がありますので気を付けて下さい。
タイ旅行をしている服装はさけよう!
海外旅行に行く際に、1番危険なのは旅行者だとすぐにわかるような服装です。特に女性は、日本にいるのと同じ感覚で、ブランド物を身に着けた服装だったり、露出の高い服装をしていると、危険な目に合う事も多々あります。
特に日本人の旅行者は、お金を持っていると勘違いされ、見た目だけでスリなどに狙われてしまう事も多々あります。いくら治安のいい地域にいたとしても、日本とは安全面では異なりますので気を付けて下さい。他にも、色や柄なども、日本の服装とタイ女性との服装は違っていますので、幼く見えすぎてしまう服装もNGと思っておいた方がいいでしょう。
タイでの服装は日本の夏の服装をベースにしたコーデ
タイでの女性の服装は、日本の夏ぐらい時期にしている服装をベースにコーディネートを組み立てるのがおすすめです。夏ぐらいの服装といっても、色々とパターンがありますが、基本的は長袖の羽織ものを持っておけば、間違いはありません。
また他にも、タイのレストランでは日本と同様にドレスコードがあるレストランもありますので、ワンピースがあると重宝するでしょう。色は特に規定はないですが、あまり派手すぎるものや下品に見えてしまうものは避けた方が賢明です。
そのため、女性のおすすめの服装は、TPOに合わせて臨機応変に対応できるように、色々とアイテムを持って行った方がいいです。アイテムはスカートとパンツ、そしてワンピースがあった方がいいですし、長袖も半袖も持参した方がおすすめです。
タイ旅行をする場合の靴は?
では、タイ旅行に行く際に服装と併せて、靴はどんなものを持参したらいいのでしょうか。タイ国内を歩き回ることを考えると、スニーカーは必需品でしょう。タイ女性もスニーカーを愛用している方は多くいますのでスニーカーがあると便利です。
ただし、ドレスコードなどがあるレストランでは、スニーカーやビーチサンダルなどはNGとなります。そのため、ヒール付きのパンプスやミュールが1足あると重宝しますので、おすすめです。靴に関しては、色などの注意点はありませんが、ビジネス使用のパンプスなどでは逆に目立ってしまいますので、気を付けて下さい。
特に、ビーチエリアで黒い色のパンプスなどは浮いてしまいますので、TPOに合わせて対応できるように、靴も何足か持って行った方がいいでしょう。
タイ旅行のおすすめ服装プラン&コーデ:男性編
では次に、タイ旅行における男性のおすすめ服装プランとコーディネートについてチェックしていきましょう。
タイ旅行に行く際に、男性も服装に迷うことがあるはずです。もし女性と一緒に行く場合には、服装も同じ雰囲気で合わせたほうが自然ですので、一度相談して持参するアイテムを決めるとスムーズです。男性も女性と同様に、基本的にはいくつかのアイテムを持って行った方が安心です。
タイでの服装は日本の夏の服装をベースにしたシンプルなファッション
タイでの男性の服装は、女性と同様に日本の夏ぐらいの服装をベースに選び、出来るだけシンプルな服装にするといいでしょう。日本は重ね着した服装が多くありますが、タイではそこまで重ね着はしません。そのため、出来ればタイ旅行に行く際には、重ね着する服装などは避け、現地の男性の服装のようなシンプルな服装がおすすめです。
ビーチが多いエリアでは、男性もリゾートファッションがおすすめで、タンクトップや半袖Tシャツにハーフパンツというような服装でも大丈夫です。ただし山岳エリアでは、そのような服装では寒い場合もありますので、長袖にフルレングスのパンツの方がおすすめです。
靴に関しても、女性と同様にサンダルやスニーカーだけでなく、つま先のあるローファーなどの靴が1足あると便利です。
タイでドレスコードがある店舗を訪問する場合の服装は?
タイで男性がドレスコードがある店舗を訪問する場合、どのような服装をしたらいいのでしょうか。タイでも、格式の高いレストランでは、タンクトップにハーフパンツ、ビーサンといった感じのラフな服装はNGとなっていることも多々あります。
もちろんスーツでないと入れないお店などもありますが、そこまで服装のコードが厳しくない場合もあります。臨機応変に対応できるように、男性も半袖と長袖だけでなく襟付きのシャツやポロシャツを持参するとともに、注意点としてはパンツもジーパンだけでなくスラックスのようなパンツも1枚あると便利でしょう。
そしてその服装にあうように、靴に関してもビーチサンダルやスニーカーだけでなく、ビジネスシューズやローファーを1足持っていると便利です。
タイ旅行のおすすめ服装プラン&コーデ:シーン別の注意点
次に、タイ旅行のおすすめな服装プランやコーディネートについて、シーン別の注意点もチェックしておきましょう。TPOによって服装の違いを楽しむのも、旅の楽しみの1つとなります。現地で調達すればいいと考える方もいるようですが、タイと日本では販売している洋服も違ってきますので、思ったようなものが見つからない場合も。
またサイズ感も違ってきますので、出来れば最低限は持参した方が時間の無駄遣いにもなりません。そこで今度はシーン別の注意点について確認していきましょう。
タイの寺院を観光する場合は露出に気を付ける服装を!
タイで寺院を観光する場合は、露出に気を付ける服装をしていきましょう。日本の神社や仏閣と同様に、タイの寺院でもあまり派手な服装や露出度の高い服装はNGとなります。
上座部仏教を信仰しているタイでは、寺院は大変神聖な場所とされていますので、服装についても敬意を払う必要があります。男性でも女性でも、足元が大きく露出するような短パンやミニスカートは不可で、長いフルレングスのズボンもしくはロングスカートの服装がおすすめとなります。
また、上半身もノースリーブやキャミソール、タンクトップなどは極力避けるようにしてください。あとは女性の場合は、体のラインが出すぎる服装や、襟元が大きく開いた服装などは控えた方がいいでしょう。
タイの高級レストランや高級ホテルはドレスコードがある場合も!服装に注意!
タイの高級レストランや高級ホテルでは、ドレスコードがある場合も多くあります。ドレスコードとひとえに言っても、お店によって注意点は様々です。スーツやドレスなどじゃないと入れないお店もあれば、ハーフパンツなどが不可で、ジーパンなだOKという場合もあります。
そのため、来店したいレストランなどが決まっている場合は、事前にドレスコードについてチェックし、何がダメで何がOKなのか、ボーダーラインを見極めておくといいでしょう。
女性の場合も、カジュアルなワンピースでは不可の場合もあり、オープントゥの靴がNGの場合も。ドレスのようなワンピースにクローズトゥのヒール靴があれば間違いありませんので、高級店に行く予定がある場合は、忘れないように持参してください。
ルーフトップバーやクラブでタイのナイトライフを楽しむ場合の服装
タイのナイトライフを、ルーフトップバーやクラブで楽しむ場合は、またがらりと服装が変わってきます。タイには、クラブなども多々ありそれが楽しみでタイに観光に行かれる方も多くいます。
ルーフトップバーやクラブでは、レストランやホテルと同様にやはりドレスコードがあるお店も多くあります。クラブだからいいだろうと、ハーフパンツなどで訪れると入店できないことも少なくないでしょう。
ルーフトップバーやクラブだからこそ、おしゃれをしていく必要がありますので、男性は特に、フルレングスの綿パンにクローズトの靴、あとは襟付きシャツで行けば、間違いありません。
タイでは服装の色に注意!赤・黄色・迷彩柄はさけたほうが無難!
タイの服装選びをする際に、気を付けてなければならないのが、アイテム選びと同時に色選びです。色の注意点としては、タイの歴史とも関連があります。タイでは、タクシン政権が軍のクーデターによって失脚。
そのため、タイのタクシン政権支持者のカラーである赤や、反政府軍の黄色、あとは鎮圧部隊の迷彩柄は、タイでは政治団体をサポートする人たちが身につけるシンボルカラーになっていますので、なるべく避ける必要があります。
外見からして外国人旅行者と分かったとしても、このような色合いの服装をしていると、各派閥の支持者と勘違いされる可能性も否めません。そのため、エリアによっては暴動などに巻き込まれてしまう可能性もありますので、気を付けた方がいいでしょう。
タイ旅行のおすすめ服装プラン&コーデ:ワンポイントアドバイス
では最後に、タイ旅行でのおすすめ服装プランやコーディネート選びにおいて、ワンポイントアドバイスも取りまとめておきましょう。
タイでは、場所によって温度や湿度などもかなり違います。そのため、男性女性共に、ベースはリゾートファッションでも問題はありませんが、半袖やタンクトップなどで行動している場合は、必ず長袖のカーディガンやパーカーなどの羽織ものがあるといいでしょう。
またビーチなどのあとに、高級ホテルや高級レストランに行かれる予定がある場合は、ジャケットなども持っておくのがおすすめです。
タイではエアコンが効きすぎている場所が多いので重ね着できる服装で冷房対策を!
ビーチが多く、外では暑いイメージのタイですが、タイでは室内に入るとエアコンが効きすぎている場所も少なくありません。そのため、長袖の重ね着できる服装を冷房対策として持ち歩いていた方がいいでしょう。思っている以上に、タイの室内は冷房がガンガンに聞いているお店も多いので、外と同じ感覚で入ると、体調を崩したりお腹が痛くなることも。
ただし、一歩外に出ればまた暑い気候に戻りますので、半袖の上に長袖という重ね着がベストでしょう。あまりに厚着してしまうと、屋外では今度は暑すぎてしまいます。
タイのビーチは日差しがきついので日焼け対策は必須!サングラスやパーカーは必須!
タイのリゾートビーチに訪れた際に、驚くのがその日差しの強さでしょう。タンクトップやキャミソールでいると、肌があっという間に赤くなり、ひりひりと痛くなったという声も多く、暑いながらも日焼け対策として長袖を着ている方も多くいるほどです。
そして、肌と同様に必要になってくるのが、目のケアです。日差しがまぶしくて痛いという声も多いので、サングラスも必需品となります。
タイマッサージをする場合のポイント!シーンに応じた服装プランが大切
またタイ観光をする際に、人気となっているのがタイマッサージです。その際も、シーンに応じた服装プランが大切で、フットマッサージをする際には、めくりやすいアイテムを着ていた方が便利でしょう。
女性の場合は、あまりピッタリとしたスキニーデニムのようなものだと、裾をめくりづらかったりするので、ロングスカートなどが便利でしょう。
安いタイマッサージなどでマッサージを受ける場合、高級スパのようなレンタルウェアの準備がない場合も多いです。そのため、たくし上げることができないと、マッサージ自体受けられなくなりますので注意してください。
タイでゾウに乗る場合は控えめな色合いのコーデを!刺激を与えない服装
タイでは、ゾウに乗ることも出来ますが、その場合も服装に注意が必要です。ゾウの刺激とならないように、なるべく控えめな色のコーディネートをしていきましょう。赤などは興奮作用がありますので、刺激を与えない服装をしていった方がおすすめです。
また象の乗り降りの際には、足を大きく上げる必要があるので、スカートでは厳しいです。ぜひパンツルックで行くようにしてください。
タイ旅行の服装プラン情報:TPOを意識して楽しく旅行しよう!
タイの旅行では色々なことを想定して、バリエーション豊かな服装の準備が必要なことがわかりました。男性も女性も半袖やハーフパンツのようなカジュアルな服装でも大丈夫な場所も多いですが、寺院などの観光スポットでは注意点も多々あります。
また、タイは国土が広いので海に近いエリアと山に近いエリアでは、男性も女性もおすすめの服装や注意点も大きく異なっていました。そのため、タイに旅行に行かれる際には、行く予定の観光スポットの天候や注意点なども事前にチェックしてから、服装の準備を進めた方が賢明です。
ぜひタイ旅行の際には、男性も女性も服装で困ることがないように、入念に事前チェックをしてから訪れてみて下さい。
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