タイでラーメン店おすすめ9選！評判の美味しい人気店や屋台のお店を紹介

意外と知られていませんがタイではいまラーメンが非常に熱いです。日本からどんどんと人気ラーメン店が進出しており、それが現地の文化と融合して日本のラーメン文化とはまた違った形で発展を遂げています。それに伴ってタイではラーメン店が右肩上がりに増えており、今回はそんなタイで特におすすめのラーメン店を9つほどご紹介します。

タイで評判の高いおすすめラーメン店1つ目が『一風堂』です。ラーメン好きの日本人であれば『一風堂』の名前を知らない人はいないでしょう。

『一風堂』は福岡発祥の超人気ラーメン店で、現在ではタイにも数多くの店舗を展開しています。現地の人にも受け入れられており、日本人のお客さんも少なくありません。

ただ『一風堂』と聞くと「日本でも食べられるのにタイでわざわざ行く必要があるの？」と疑問に思う人もいるでしょう。

結論から行くとかなり美味しいのでおすすめです。タイの『一風堂』はタイの人の好みに合うように微妙に味付けを変えており、日本のものとは印象がだいぶ違います。

ランチタイムなどには現地の人が行列を作るほど『一風堂』は評判がよく、店舗数も多いので気軽に楽しめるラーメン屋さんです。

池袋に本店を構え、日本でも30以上の店舗を展開している大評判のラーメン屋さんが『東京豚骨拉麺ばんから』です。

この『東京豚骨拉麺ばんから』もタイに進出を果たしており、濃厚な豚骨をベースにしたラーメンは現地の人たちも「美味しい」と太鼓判を押すほどです。

ちなみに数あるタイのラーメン店のなかでも『東京豚骨拉麺ばんから』は特にコストパフォーマンスがいいことで評判です。

値段がリーズナブルでありながら『東京豚骨拉麺ばんから』は味が良くてボリュームもあるという最高の一杯になっています。

さらに『東京豚骨拉麺ばんから』はサイドメニューも充実しているので軽く食べたい時にもガッツリ食べたい時にもおすすめです。

つけ麺の発祥地として日本でも知らない人がいない名店のひとつが『大勝軒』です。この『大勝軒』のラーメンもタイで食べられます。

ちなみにタイはラーメン店自体は数多くありますが、つけ麺を取り扱っているお店となると数がグッと少なくなります。

『大勝軒』は日本発祥のつけ麺を味わえるとあって現地の人からも評判がよく、ランチどきに行列ができるのは日本もタイも同じです。

ちなみに『大勝軒』の店内には日本の漫画がたくさんストックされており、それを片手にゆっくりと長時間ラーメンを楽しむこともできます。

タイのタニヤ通りを少し入ったところにあるおすすめのラーメン店が『内田家』です。ここ『内田家』は家系ラーメンを売りにしているお店です。

家系と言うと横浜発祥の醤油豚骨ベースのスープを使ったラーメンで、タイにいながらかなり本格的な一杯を楽しむことができます。

ちなみに『内田家』には横浜家系ラーメンに加えて九州家系ラーメンもメニューに並んでおり、みんなでいろいろな味をシェアするのもおすすめです。

またラーメン系のメニューだけでなく豚丼やネギ丼などのライスメニューや餃子などのサイドメニューも充実しているので毎日通っても飽きがきません。

『鶏そば七星』は日本の千葉で人気を集め、そこから満を辞してタイに店舗を構えたラーメン店になります。店名からもわかるように『鶏そば七星』のスープは鳥がメインです。

何時間もかけて鳥を煮込んで作った鶏ガラスープは粘度が非常に高くてドロドロで、麺とよく絡んで一度食べ始めるとお箸が止まらなくなります。

また『鶏そば七星』の店内はタイの屋台風に作られているので現地の人だけでなく観光で来た日本人にも評判がよくておすすめです。

さらに『鶏そば七星』は数あるタイのラーメン店のなかでもずば抜けて一杯あたりの値段が安く、かなり気軽に楽しめるお店とも言えます。

タイのトンロー駅から歩いてすぐの場所にある隠れ家的なラーメン店が『もっこり』です。ここ『もっこり』は深夜2時まで営業しているのが特徴です。

日本でも珍しい仙台ラーメンを取り扱っているのがタイの『もっこり』で、定食などのご飯系のメニューも充実しています。

また『もっこり』はお酒を飲めるラーメン屋さんとしても人気で、特におすすめなのがラーメンにおつまみ2種類とビール大瓶がついたセットです。

九州筑豊地方で大人気の豚骨ラーメンを提供しているのがタイの『山小屋』で、豚骨でありながらクリーミーで口当たりがいいので女性にもおすすめです。

この『山小屋』は日本では130以上の店舗がありますが、タイにも数多くの店舗が展開されていて現地の人たちの評判もすこぶる好評です。

ほかにも『山小屋』は定食系のメニューが豊富で、ラーメン屋さんとしてだけでなくレストランとしての顔も持ち合わせています。

北海道の旭川に本店があり、日本でも全国各地にお店を構えているのが豚骨ベースの塩スープが特徴の『らーめん山頭火』です。

ちなみに『らーめん山頭火』は日本を飛び出してタイや台湾、さらにはアメリカにまで進出しているワールドワイドな人気店です。

豚骨ベースの塩ラーメンはタイでもなかなかお目にかかれず、少し変わったラーメンを味わいたい時にはかなりおすすめです。

日本で大人気のテレビ番組『TVチャンピオン』で優勝した森住氏がプロデュースしている『ちゃぶ屋とんこつらぁ麺』もおすすめのお店です。

タイの食文化のいいところと日本の食文化のいいところを融合させたラーメンは現地の人からも受けがよく、現在では20近い店舗が展開中です。

日本ではラーメンを注文するとある程度完成したものがテーブルに届き、そこに調味料を加えるなどして自分好みにアレンジをします。

しかしタイのラーメン屋台は日本の形式とは少し違っており、セミオーダー形式となっているため自由度がかなり高いと言えます。

日本のラーメン屋さんでも麺の硬さやスープの濃さ等を選ぶことができますが、タイのラーメン屋台の場合はその選択肢が比べ物にならないほど多いです。

あまりの選択肢の多さに初めは「どうやって注文すればいいの？」と戸惑ってしまうでしょうが、慣れてくると逆に屋台ラーメンが病みつきになります。

ここでは簡単にタイのラーメン屋台における注文方法をご紹介しますので経験のないかたはぜひ参考にしてみてください。

タイのラーメン屋台で注文をする時にはまずはスープを選びます。スープはラーメンの味を大きく左右する要素なので慎重に選びましょう。

ちなみにタイのラーメン屋台のスープは大きくナムサイ・トムヤム・ナムトック・エンタフォー・ヌアトゥアンの6種類です。

数あるスープのなかで最もあっさりとしているのがナムサイです。透明感のある優しい味わいが特徴で、子供から大人まで年齢や性別を問わずに美味しいと感じるスープです。

タイ料理というとスパイスを使った刺激的なものが多く、それらを食べて疲れた胃を休めたい時等にはこのナムサイが最適です。

トムヤムという単語を耳にすると多くの人がタイの名物料理であるトムヤムクンを連想するでしょう。まさにトムヤムはトムヤムクンに近い味付けのスープです。

このトムヤムには砕いたピーナッツをはじめ、ライムの絞り汁やチリパウダーやナンプラーが入っていてかなり刺激的なスープに仕上がっています。

ちなみにトムヤムは現地のタイの人たちも大好きなスープのひとつで、屋台によって味付けが微妙に違うのも魅力となっています。

ナムトックはパッとみた時に黒茶色をしているのでかなりインパクトのあるスープで、飲んだことがないと敬遠してしまいがちなスープでもあります。

この黒茶色はスープのなかに豚の血が混ざっているのが理由で、一見するとギョッとするような素材ですがこれがあることでかなりコクのあるスープに仕上がっています。

独特な風味があるので初めてナムトックを食べると少しびっくりするでしょうが、食べていくうちに病みつきになること間違いなしです。

エンタフォーはピンク色の見た目にも綺麗なスープで、最近ではインスタ映えなどの影響から女性で注文する人も多いです。

エンタフォーがピンク色なのはスープのなかに紅腐乳が入っているからで、ほかのスープと比べると酸味があるのが特徴です。

酸味の塩梅がちょうど良くて食欲がない時でもエンタフォーはスルスル食べられます。飲んだ後のシメラーメンにも最高です。

ヌアトゥアンは牛肉を何時間もかけてじっくりと煮込んで作るスープで、旨味のパンチがほかのスープよりも圧倒的に強いです。

煮込んだ時に使った牛肉も一緒に入っており、ヌアトゥアンはガッツリと食べたい人にはかなりおすすめのスープとなっています。

スープの種類を決めたら今度は上に乗っける具材をチョイスします。多くのラーメン屋台では鶏肉・豚肉・牛肉が一般的です。

ちなみにタイでは鶏肉のことを「ガイ」と、豚肉のことを「ムー」と、牛肉のことを「ヌア」と呼ぶので覚えておくといいでしょう。

またラーメン屋台によっては上記の3つに加えて鴨肉、通称「ペット」がある場合もあります。もし鴨肉があったらかなりラッキーです。

タイのラーメン屋台はスープと具材の種類が多く、それを組み合わせるだけでも美味しいラーメンを簡単に楽しむことができます。

さらにラーメン屋台は卓上に数多くの調味料が並べられており、それを加えるとさらに味付けを自分好みに変えることが可能です。

代表的な調味料はナムターン（砂糖）・ナンプラー・プリックボン（粉トウガラシ）・プリックナムソム（トウガラシ入りのお酢）です。

日本のラーメンと比べるとタイのラーメンは少しあっさり目に作られており、調味料を使うとより普段食べている味に近くでしょう。

例えば砂糖を加えると少しコクが出ますし、ナンプラーを加えると味わいが濃くなります。このように「ああでもないこうでもない」とアレンジできるのもラーメン屋台の良さです。

タイというとトムヤムクンやパッタオといった料理が有名で、遊びに行くとどうしてもそういった名物を食べたいと思いがちです。逆に普段からよく食べているだけにラーメンをあえてタイで注文するの勇気がいります。しかしタイのラーメン文化は日本とは少し形態が違い、日本でよくラーメンを食べる人でも十分に満足できるのでおすすめです。