タイの鍋料理「タイスキ」が絶品！バンコクの人気店やおすすめの食べ方は？

皆さんはタイスキをご存じでしょうか。グリーンカレーやトムヤムクンなど日本でもタイ料理は有名ですが、実は辛くない、日本の冬にもぴったりのタイの鍋料理がタイスキです。日本にもタイスキが楽しめるレストランがいくつもあります。

今回はそんな日本にも浸透しているタイスキについて、タイスキの食べ方、タイスキがを楽しめる東京とバンコクのレスラン、自宅でタイスキを楽しむレシピなどタイスキについてたっぷりご紹介します。

タイスキは日本のしゃぶしゃぶのような中央に煙突の立った鍋などで楽しむタイの鍋料理です。すき焼きの「スキ」が入っていますが、すき焼きというよりは日本の鍋に近い料理で、鍋に湯を沸かして野菜や海産物、肉団子などを一口大に下ごしらえした具を入れ、タレにつけていただきます。

タレに特徴があり、刻みニンニク、ライムの絞り汁、唐辛子などを好みによって入れます。また、最後は日本のおじやのように米や麺を入れてしめるのも特徴です。箸で具材をとるのではなく各自に小さな金網が用意され、それによって具材をよそいます。

日本に最初にタイスキを広めたのが全国に店舗を展開するコカレストランと言われています。有楽町にあったコカレストランは現在閉店してしまい、日本ではコカレストランのタイスキを楽しむことはでません。しかしながら、好きな具材を好きなだけ鍋に入れて楽しむコカスタイルのタイスキの食べ方は、現在日本のタイ料理店の沢山の店舗で行われています。

タイの鍋料理、タイスキの最大の特徴は専用のタレがあることです。具材を煮るスープは鶏ガラの辛くないもの、もしくはタイの伝統料理であるトムヤムで、日本の鍋のように濃い目の味付けをすることはありません。

煮えたものからお皿にとって、取り皿に入れたタレに付ける食べ方が一般的で、タイスキ専用のタレも販売されています。

タレにつける食べ方が一般的なタイの鍋料理、タイスキのつけダレはタオチーという中国味噌の一種をベースにしていて、オイスターソースやチリソースなどを合わせて作られています。ごまやライムの他パクチーなどを好みで加える食べ方もおすすめです。

またタイの代表的な調味料、ナンプラーをつけダレにする食べ方もあります。タイスキが楽しめるレストランではチリパウダーやグリーンチリなどと一緒に卓上にナンプラーが置かれていて、ナンプラーはライムやグリーンチリなどと一緒に合わせると美味しいつけダレになり、タイスキのおすすめの食べ方のひとつです。

〆にタイ米、もしくはクェイティアオ麺や春雨などの米粉の麺を入れる食べ方は日本の鍋にも共通しています。

東京でタイスキが楽しめるお店、タイランドはタイ料理ならどんなものも美味しいと評判の人気のお店です。店内は本場タイの雰囲気そのもので、エキゾチックな気分を味わうことができます。

タイの鍋料理、タイスキの基本セットは4名からで3080円。たっぷりの野菜を美味しいタレで楽しむことができます。

営業時間は下記の通りで定休日は月曜日です。店内は60席あり、完全禁煙です。アクセスは東京メトロ半蔵門線の錦糸町駅4番出口から徒歩3分、JR総武線各駅の錦糸町駅北口から徒歩5分、都営バスの錦糸公園前駅から徒歩1分です。

お店には駐車場はありませんがお店の斜め向かいにコインパーキングがあり、そちらを利用すると便利です。

東京でタイスキが楽しめるお店、SIAM 有楽町店はランチタイムにはたくさんの女性お客さんが訪れる人気のお店です。タイの鍋料理、タイスキは予約が必要なメニューですが、コース料理として1人2500円で楽しむことができます。

前菜には春雨サラダ、レモングラス鶏唐揚げも楽しめて大満足間違いなしです。鶏肉、豚肉、肉団子、イカ団子、えび、イカ、野菜の盛り合わせと〆にはおじやもしくはセンレックかバーミーを選べます。追加で色々な具材を足すこともできるのでたっぷりタイスキを堪能できます。

SIAM 有楽町店の営業時間は平日が11時半から15時、16時半から23時、土日祝日が11時半から23時で定休日は年末年始です。

店内は60席ほどで分煙になっています。タイの装飾や置物など、タイ一色でレイアウトされている店内は独特の空間です。アクセスはJR有楽町駅の日比谷口から徒歩3分、地下鉄日比谷駅のA4出口から徒歩1分です。

東京でタイスキ料理が楽しめるお店、タイ国料理 チャイタレーは1000円で楽しめるランチメニューが人気のお店です。メニューの種類が豊富で沢山のタイ料理を楽しむことができます。

タイスキはコース料理になっていて2680円で提供されています。スープをスタンダードスープ、トムヤムクンスープ、さらにカレースープの3種類から2種類選ぶことができ、2つのスープでの食べ方が堪能できます。

タイ国料理 チャイタレーの営業時間は11時半から15時、18時から23時で定休日は火曜日です。店内はソファー席やカップルシートなど30席ほどあり、全面喫煙可能です。

アクセスは京成本線の堀切菖蒲園駅から徒歩1分程。お店には駐車場はありませんが近くにコインパーキングがあり、日曜祝日は無料です。

東京でタイスキ料理が楽しめるお店、ムアンタイはランチメニューやドリンクなどたくさんのタイ料理が揃い、駅からのアクセスも便利な人気のお店です。

タイスキは人気ナンバーワンのコース料理で、2時間の飲み放題がついています。また単品でも楽しむことができ、ミックスセットとシーフードセットの2種類のうちどちらかが選べます。追加で様々な食材を注文することができるので心行くまでたっぷりとタイスキが堪能できます。1人前2700円で2人前からの注文が可能です。

東京でタイスキが楽しめるお店、ムアンタイの営業時間は平日が11時半から16時、18時から23時で土曜日が11時半から15時、17時半から22時、定休日は日曜祝日と年末年始です。

店内はカウンター席やソファー席もあり、80席ほど。完全禁煙ですが喫煙場所も設置されています。お店へのアクセスは都営新宿・都営三田線・東京メトロ線半蔵門線神保町駅A6出口から徒歩1分です。

東京でタイスキが楽しめるお店、ソウルフードバンコク 武蔵小山店はタイのローストチキン、ガイヤーンが有名なお店です。朝締め鶏を使用した新鮮で滋養たっぷりの鶏肉はヘルシーで女性に大人気です。

タイスキは2時間の飲み放題がついたコース料理で楽しむことができます。シェフ自慢のタレで頂くタイスキが絶品で前菜や〆の麺もついて2名3980円から予約が可能です。

ソウルフードバンコク 武蔵小山店の営業時間は平日が11時半から15時、17時から23時で土日祝日が11時半から15時半、17時半から23時で定休日はありません。

店内はテーブル席とカウンター席を合わせて18席ほどで全面喫煙が可能です。アクセスは東急武蔵小山駅西口から徒歩1分程。子供連れもOKです。

本場バンコクでおすすめのタイスキ料理店、コカレスランは日本をはじめアジアやオーストラリアなどの9か国にも進出しているレストランです。

日本にタイスキを広めた元祖がコカレストランで、バンコクのガイドブックなどにものっている有名店です。コカのタイスキのタレはコカソースと言われ、格別で独特のうまみと程よい辛さが癖になります。

コカレストラン スリウォン店の営業時間は11時から14時、17時から22時で店内は禁煙となっています。

バンコクのMKレストランはタイで最も庶民に愛されているレストランです。チェーン店でデパートやショッピングセンターにもあり、地元の家族やカップルでいつも賑わっています。タイスキのたれは比較的まろやかな味わいでパクチーを多めに入れて楽しむのがおすすめです。営業時間は10時から22時です。

バンコクのカントンは老舗のタイスキ店として地元で愛されているお店です。こじんまりとした雰囲気がコカやMKとは違った雰囲気でこちらの方が好きという人も多いようです。

ちょっとした穴場のスポットで一品料理も美味しく、ローストダックや肉まん、焼売などの点心もおすすめの隠れ家的レストランです。営業時間は11時から23時で年中無休です。

本場バンコクでおすすめのタイスキ料理店、MK GOLDはMKレストランのワンランク上のブランドレストランで、バンコクにも5店舗ほどしかありません。

店内のインテリアや食器、スタッフのサービスなどすべてが上質でセレブ気分を味わうことができます。「ニラワンタン」や「エビ入り衣笠竹」「すり身たこボール」など、MKレストランにはない具材もそろっていて贅沢なタイスキが楽しめます。

MK GOLDサイアムパラゴン店の営業時間は10時から22時でアクセスはBTSサイアム駅下車でサイアムパラゴンG階を目指し、マクドナルド並びです。

コカが有名なタイスキは自宅でも簡単に楽しむことができます。ポイントはタレ！具は家庭にあるものでも近くのスーパーで手軽に手に入れられるものでもOKです。野菜もたっぷりとれ、唐辛子がアクセントになり、ダイエット効果も期待できるタイスキのレシピをご紹介します。

まずはタイスキのポイントとなるタレの作り方を2種類ご紹介しましょう。簡単さっぱりダレの材料はナンプラー大匙6、レモン汁大匙6、砂糖小さじ3、赤唐辛子の小口切り3本、にんにくのみじん切り2片、コリアンダーの根のみじん切り(あれば)5本です。これをすべて混ぜ合わせて一つ目のタレを作ります。

2つ目は濃厚な味わいが特徴のタレです。チリソース大匙6、レモン汁大匙3、ナンプラー大匙3、紅腐乳30g、砂糖小匙2、ごま脂小匙2、にんにくのみじん切り2片、コリアンダーの根のみじん切り5本で、混ぜ合わせて完成です。

紅腐乳は豆腐を塩漬け発酵させた食品で、発酵の際に唐辛子を加えて辛みをつけてある調味料です。

タレにつける食べ方が一般的なタイスキのスープには鶏ガラスープを用意します。鶏ガラでしっかりとしたスープをとれば本格的ですが、鶏ガラスープの素でも代用は効きます。レモングラスやコリアンダーの根などを一緒に入れて煮立たせると香りもつき、より本格的なタイスキのスープになりますが、なくても大丈夫です。

タレだけではなんとなく物足りなさを感じてきたら薬味の登場です。薬味におすすめなのは香菜、レモン、にんにく、しょうがのみじん切り、唐辛子の小口切りなどで、それぞれを適量用意しておき、各自好みでタレに加えて楽しみます。薬味を加えることで味変になりたっぷり野菜がとれます。

タイスキの具材は野菜と魚介類、肉などなんでもOKです。一般的な白菜、豆腐、人参、長ネギ、キノコ類などに加え、空心菜などもおすすめです。肉類は豚肩ロース薄切り肉、鶏ささみ肉で卵と絡めておきます。他、いかの胴体もおすすめです。

海老入りのワンタンを作っておくと、さらに豪華になりおすすめです。海老ワンタンの材料はえび100g、長ネギのみじん切り大匙1、生姜のみじん切り小匙1、きくらげの千切り5枚分、レンコンの粗みじん切り2cmほど、ごま油小匙1、塩コショウ、片栗粉少々です。

海老は背ワタを取り、塩、片栗粉でもんで水洗いします。粗みじんにしたら塩、コショウを加えて粘りが出るまでよく混ぜ何度がボールに叩つけながらコシをだします。きくらげ、れんこん、長ネギ、生姜を加えよく混ぜ、最後にゴマ油を入れてワンタンの皮で包み出来上がりです。

コカが有名なタイスキのソースは市販品でも色々な商品が販売されています。通販でも簡単に購入することができますし、近くにアジア系の調味料を扱っているお店があれば、そこでも扱いがあるかもしれません。

楽天で購入することができるタイスキのおすすめの調味料を2つかご紹介しておきましょう。タレが決め手となる食べ方のタイスキ。人気のタイスキソースなのでぜひ試してみて下さい。

SWAN BOYのタイスキソースは豆腐、唐辛子、酢、ニンニク、ヤシ油、砂糖で作られたタイスキソースです。辛さに物足りなさを感じる場合は青唐辛子のみじん切りなどを切って混ぜ、野菜やお肉に架けるだけで一気にタイの味になります。

通常は350gの小瓶で460円ですが、800gの大瓶もあり、家族で鍋を囲むときやたっぷりタレをつけた食べ方をしたい方などにおすすめです。

パンタイのタイスキソースは砂糖、にんにく、唐辛子、醤油、食塩、植物油脂、ごま、トマトペースト、さつまいも、大豆ペースト、オイスターソース、酸味料、加工澱粉が原料になっている商品です。カルディなどでも販売されていますが楽天でも取り扱いがあり、200mlで300円程度で販売されています。

いかがでしたでしょうか。コカレストランをはじめ日本にも沢山のタイスキが楽しめるお店があります。日本の鍋にちょっと飽きてしまった時など、趣向を変えてエキゾチックな食べ方で鍋料理を味わってみてはいかがでしょう。自宅はもちろん、全国各地のタイ料理店で楽しむことができるタイスキ。ぜひおすすめです！