厳島神社で御朱印をもらおう！オリジナルの御朱印帳は？場所・受付時間・料金は？

寺院・神社を訪れ、御朱印を集める人たちが年々増加しています。広島の大人気観光スポットとしても有名な「厳島神社」でもお参りして御朱印をいただく方が増えています。そんな人気の厳島神社の御朱印のいただき方やおすすめの時間などをご紹介します。時間があれば宮島に点在する神社仏閣も一緒に訪れて御朱印巡りするのもおすすめです。

厳島神社は、広島県廿日市市の厳島(宮島)にあり、世界文化遺産に登録されています。厳島は「安芸の宮島」とも呼ばれ、日本三景の1つです。厳島全体が「神の島」として崇められたため、厳島神社は陸地ではなく潮の満ち引きするところに建てられました。海に浮かぶ赤い大鳥居と歴史的建造物は壮観で、年間を通して多くの参拝者が訪れます。

厳島神社がある宮島まではフェリーを使うのが一般的です。宮島へのフェリーは、JR山陰本線「広島宮島口」か広島電鉄「広電宮島口」から徒歩数分のフェリー乗り場「JR宮島口桟橋」から出ています。フェリーは15〜40分間隔で運行し、運賃は片道180円、フェリーでの所要時間は10分位です。宮島桟橋から厳島神社までは徒歩10分位です。

市内から宮島行きのフェリーは2つあります。一つは「平和記念公園」から。元安川桟橋から宮島行のフェリーが30分間隔で有り、所要時間は約45分、片道2,000円。もう一つは「広島マリーナホップ」から。約1時間隔で高速船があり、所要時間約25分。土日には海賊船・海王も1日3本加わり、所要時間45分。運賃はいずれも片道1,500円です。

【厳島神社】 住所：広島県廿日市市宮島町1-1 電話：0829-44-2020 拝観時間：6:30〜17:00/17:30/18:00/18:30(時期による)

御朱印とは、神社やお寺の「御宝印」を押し、墨書きでご本尊様のお名前、神社やお寺の名前や日付などが書かれたものです。神社やお寺をお参りした後に神職や住職の方にお願いし、参拝の証としていただく、大変ありがたいものです。元々は経を納めた際にいただく納経の証でした。また全ての神社・お寺でいただけるものではありません。

昔は誰かが亡くなったら、その人が持っていた御朱印をお棺の中に入れたそうです。信仰・信心の証である御朱印は、その人を成仏へと導くと考えられていました。記念スタンプとは全く次元が異なるもので、御朱印には一文字一文字に住職や神職の心が込めらえています。いただいた御朱印はお守りとして大切に保管しましょう。

御朱印は神社やお寺によってそれぞれ異なり、見返すことで訪れた光景を思い出すことができます。心をこめて書いていただく御朱印はとてもありがたいもので、霊的な存在とのつながりを感じることで心が癒されます。さらに、筆書きされた御朱印の朱色と墨色のコントラストの美しさ、御宝印のデザイン性など、芸術的側面からの魅力もあります。

御朱印は御朱印帳という専用の帳面にいただきます。メモ用紙やスケッチブックなどで御朱印をいただくことはできません。御朱印帳を忘れた場合は、代わりに半紙に書いていただくことができます。この御朱印帳は、文具店・仏具店や、ネットショップ、神社仏閣、札所・霊場会で購入できます。オリジナル御朱印帳を自作するのもいいですね。

最近は御朱印巡りの人気と相まって、神社仏閣オリジナルの御朱印帳がかなり増えてきました。表紙にそのお寺の本殿や特徴的モチーフを描いたものなど、とても凝ったデザインが多くて人気があります。その場所でしかいただけないというレア感も有り、御朱印帳のコレクターも増えています。文庫本サイズからA5までとサイズも様々です。

厳島神社でも2014年からオリジナルの御朱印帳を販売しています。海に浮かぶ鳥居と社殿が表紙に描かれた美しいデザインで、鮮やかな水色がとても素敵。サイズは11cm×16cmの一般的な大きさです。御朱印帳のお値段は1000円です。今まで御朱印帳を持っていなかった方は、この素敵な御朱印帳でデビューしてはいかがでしょうか。

御朱印は一種類で、中央に大きく「厳島神社」書かれていて、いわゆるオーソドックスなかっこよさがあります。御宝印の朱色と文字の墨色とのコントラストが美しいと人気です。御朱印は300円です。広島観光で厳島神社を訪れ、こちらで御朱印にはまる方が結構いらっしゃるとの事。参拝したら是非御朱印をいただきましょう。

神社に入る前に入り口の手水舎で手水して身を清めます。それから厳島神社の中にある最初の神社「客(まろうど)神社」の向かいにある「祓い所」で2礼2拍手1礼し、「祓い串」で体の祓いをします。それから「客人神社」をお参りし、廻廊を道なりに進んで、御本殿を参拝します。

お参りしたら、いよいよ御朱印をいただきに、拝殿前の授与所に行きましょう。御朱印はその場所で書いていただくので、混雑状態によって時間がかかることもあります。御朱印帳を持っていくのを忘れたら、半紙に書いていただけます。または人気のオリジナルの御朱印帳を購入するのもおすすめです。御朱印は300円、御朱印帳は1000円です。

厳島神社の拝観時間は6時30分からですが、御朱印をいただく場所の窓口が開くのは8時頃からです。たくさんの人が訪れる厳島神社ですが、特に混雑するのは平日11時から夕方までと土日です。スムーズに御朱印をいただくには、8時から10時頃までか夕方以降がおすすめです。季節によって閉門時間が異なるので、詳細はご確認ください。

御朱印はそもそも納経の証であるので、必ず参拝してから御朱印をいただきましょう。それから、住職は神職は心を込めて御朱印を書いてくださいます。その間は静かに待ちましょう。おしゃべりや携帯をいじったりなどは大変失礼にあたります。きちんとマナーを守って、ありがたい御朱印を気持ちよくいただきましょう。

「神の島」宮島には、厳島神社の他にも、御朱印がいただける神社がいろいろとあります。時間がある際はせっかくなので、厳島神社とともに、他の神社にも御朱印巡りをしてみませんか。

厳島神社の東隣りにあるのが重要文化財の豊国神社です。豊臣秀吉が戦歿将兵の慰霊のために建てた大経堂は、畳約1000枚分の広さであることから「千畳閣(せんじょうかく)」と呼ばれてきました。「千畳閣」は江戸時代に交流の場所として親しまれ、現在では展覧会や演奏会が行われる場所としても使用されています。「五重塔」も有名です。

豊国神社(とよくにじんじゃ) 住所：広島県廿日市市宮島町1-1 電話：0829-44-2020(嚴島神社) 拝観時間：8:30～16:30

厳島神社の西隣りにあるのが大願寺(だいがんじ)で、高野山真言宗の寺院です。日本三大弁財のひとつ、厳島弁財天が祀られ、その他にもたくさんの仏像が安置されています。学業・芸能・芸術にご利益のあると言われています。さらに本堂に「なで仏」という仏様があり、自分の体の悪いところを仏様を撫でた手でさするとご利益があるそうです。

大願寺(だいがんじ) 住所：広島県廿日市市宮島町3 電話：0829-44-0179 拝観時間：8:30～17:00

さらに時間があったら足を伸ばして「大聖院」に行きましょう。厳島神社から徒歩10分、宮島桟橋からは徒歩20分の場所にあります。「大聖寺」は宮島の中で一番古い寺院で、真言宗御室派の大本山です。厳島神社の別当寺として祭祀を司ってきました。紅葉がとても綺麗な場所であり、さらに宮島屈指のパワースポットでもあります。

大聖院(だいしょういん) 住所：広島県廿日市市宮島町210 電話：0829-44-0111 拝観時間：8:00～17:00

いかがでしたか。御朱印は知れば知るほどに心惹かれます。是非、神秘的な厳島神社をお参りして心と体を癒し、御朱印をいただきましょう！御朱印は単なる旅の思い出だけでなく、神仏とご縁を結ばれた証でもあります。厳島神社オリジナルの御朱印帳をいただいて、御朱印巡りをすれば、宮島の旅がより一層深みを増して充実しますよ。