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長崎県民が愛する「チリンチリンアイス」とは?値段や味についてもリサーチ!

長崎県民が愛する「チリンチリンアイス」とは?値段や味についてもリサーチ!
投稿日: 2017年5月20日最終更新日: 2021年7月22日

佐世保バーガーや皿うどんなど様々な名物がある長崎ですが、県民が愛してやまない「チリンチリンアイス」はご存知ですか?チリンチリンアイスとは、口に含んだ時の氷菓独特の爽やかさが特徴的で、現在も創業時の味を守り続け、長崎県内各地で移動販売をしているアイスです。

美しい長崎名物!チリンチリンアイス見出し

長崎市内の人気観光スポットなどで、花のように美しいアイスクリームが小さな屋台で販売されています。それがまさしく長崎の名物「チリンチリンアイス」です。バラの花のような盛り方がきれいで、観光客の方々が食べ歩きをしている光景をよく見かけます。長崎市民に長年愛されてきたものですが、その魅力とはどんなところなのでしょうか。

チリンチリンアイスの名前の由来は?見出し

長崎名物で人気のチリンチリンアイスは、その昔チリンチリンとベルを鳴らしながらアイスを売りに歩いていたところから、その名がついたと言われています。チリンチリンアイスが販売され始めた昭和30年代は、豆腐屋や野菜の行商なども品物を売り歩く際に、同じようにベルを鳴らしながら長崎市内を歩いて回っていたのだそうですよ。

ちなみに「チリンチリン」は、昭和35年の創業とともにチリンチリンアイスを製造販売している「前田冷菓」の登録商標となっています。しかしながら現在は、街なかでチリンチリンとベルを鳴らしながらのアイスクリームの販売はなくなりました。それでも当時のままのベルは、現在もそれぞれの屋台に置いてあって懐かしさを感じられるのです。

チリンチリンアイスにはどんな味があるの?見出し

チリンチリンアイスは、いわゆる「アイスクリーム」と違って口の中に入れるとスーッと溶けて、爽やかでさっぱりとした甘さが魅力です。加えて、約37kcal(プレーン味1個分)と極めて低カロリーなのもうれしいところ。小さなヘラでバラの花のような美しいアイスに盛ってくれるのが見られるのも、またチリンチリンアイスを買う楽しみの1つです。

そんなチリンチリンアイスには、現在7種類の味があります。創業当時から愛されてきた口あたりの良さが人気の「プレーン」、長崎県産いちごをふんだんに使った「いちご」、長崎名物のカステラとのコラボでアイスにうま味がプラスされた「カステラ」の3種類は、特に人気が高い味です。

「いちご」には香料・着色料・人工甘味料無添加で、長崎県産いちごが15%配合されているので体に優しいアイスと言えるでしょう。チリンチリンアイスは種別が「氷菓」なので、カロリーが全体的に低いのも安心感がありますね。「カステラ」も10%配合されているカステラの風味と、氷菓のさっぱりした味わいがマッチした人気のアイスです。

他にも長崎県産の素材を使ったチリンチリンアイスもあるんですよ。まずは長崎産の茶葉を使った「そのぎ茶」は、抹茶ではない上質な茶葉のみを使っていて香りや風味がとても上品。そして温州みかんとポンカンを交配してできた「はやか(早香)」のアイスは、果汁を20%配合して甘くてジューシーな「はやか」の美味しさを生かした味わいです。

他に、長崎県内でも限られた地域でしか栽培されていない、幻の果実とも言われる薫り高い柑橘類「ゆうこう」味も販売。爽やかな口あたりのチリンチリンアイスがより爽やかな風味になっていて、ちょっと贅沢な気分で味わえるところが人気となっています。最後に7種類目の「チョコ」ですが、こちらは後ほど詳しくご紹介しますね。

屋台の色で区別できるチリンチリンアイス見出し

チリンチリンアイスを販売する屋台には、青色と茶色の2種類あります。その違いはというと、青色では「プレーン」をメインに販売しており、茶色(レトロ)では新開発のオリジナル風味を販売しているというところなんですね。ちなみにレトロ風屋台では、場所により「プレーン」と「カステラ」の2種類の販売をしている場合もありますよ。

このような屋台では、販売員さんが美しい花のようなアイスに盛ってくれる手さばきに、思わず見とれてしまいます。実は長崎のチリンチリンアイスのように、花の形に盛ってくれる美しいアイスは他の地方にも存在するとか。秋田、岩手、宮城などでも名物として販売されている場所があって、総じて「ババヘラアイス」と呼ばれているそうですよ。

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チリンチリンアイスはどこで買える?見出し

Photo by jetalone

人気のチリンチリンアイスは、長崎市内の人気観光スポットなどで例年3月半ば頃から11月頃まで販売されています。主な出店場所として、めがね橋(中島川公園)、「グラバー園」登り口、「平和公園」入口、新地中華街、「長崎水辺の森公園」周辺、出島、「長崎ペンギン水族館」、「稲佐山展望台」入口などがあります。

Photo by yoppy

各スポットでの屋台の営業時間や営業期間には違いがあるので、詳しくはチリンチリンアイス(前田冷菓)の公式ホームページでご確認の上、訪れることをおすすめします。チリンチリンアイスは小さな屋台での販売なので、荒天時は臨時に休業となることもありますが、何卒ご了承くださいね。

長崎市内で行われるイベントでも、チリンチリンアイスの屋台が営業していることが多いとか。花火大会の会場でも販売されている所があるんです。なんと結婚式に来てもらったり、幼稚園や小学校の運動会にも出店することもあって、名物の美しいバラの花のアイスを皆さんに提供してくれています。

長崎県内ばかりでなく、2017年には東京で行われた物産展にもチリンチリンアイスが出店しました。通常なら長崎まで行かないと、その美しい形のアイスクリームを目と舌で味わうことはできませんよね。でも、こうした物産展への出店があれば、長崎以外の地域でも実物に出会えるのでこれからもこうした機会が増えるとうれしいですよね。

出島には限定味のチリンチリンアイスが!見出し

チリンチリンアイスには現在7種類の風味があると言いましたが、その7種類めの「チョコ」味は、チョコレート発祥の地とされる「出島」に出店している屋台での限定販売となっているんです。しかも出島の屋台は出店が不定期なので、訪れた時にちょうどチリンチリンアイスに出会えるかどうかは、運次第といったところでしょうか。

バラの形が美しいチリンチリンアイスなので、チョコ風味のアイスは落ち着いた色ということもあって、バラの花の雰囲気がより一層醸し出されますね。お子さんだけでなく、大人にも十分納得のさっぱりしたチョコ風味が観光客にも人気です。出島でチョコ風味が味わえたらラッキーですね!

気になるチリンチリンアイスのお値段は?見出し

チリンチリンアイスは長年100円で販売を続けてきたのですが、2014年から150円に値上げをしています。もともと長崎市以外の場所では以前から150円だったのですが、原材料の高騰といった事情もあり、やむなく市内でも値上げに踏み切ったという話です。それでも長崎の珍しい素材のものも同じ値段なので、今どきお得感はあるのではないでしょうか。

チリンチリンアイスは冬でも食べられるの?見出し

アイスといえば暑い時期においしいものですが、チリンチリンアイスには販売されている時期はあるのでしょうか。例年、寒くなってくる時期の11月下旬まで遅くともチリンチリンアイスの販売は行われています。早い出店場所で3月半ばから販売が始まるので、販売が長い屋台だと8ヶ月くらいの間は購入することができると言えるでしょう。

通販でチリンチリンアイスって買える?見出し

バラの花のように美しい盛り方のチリンチリンアイスを、冬は食べられないのが寂しいという方にもおすすめなのが、チリンチリンアイスの通販です。チリンチリンアイスを販売している「前田冷菓」の公式ホームページから購入することができますよ。ミニヘラとコーンがついたセットや、アイスクリームのみのセットが販売されています。

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チリンチリンアイスにはこんな商品も見出し

冷たいチリンチリンアイスだけでなく、お菓子としてもその味が味わえるんですよ。「ちりんちりんあいすドロップス」は、懐かしさいっぱいの「プレーン」風味のドロップスで、実際のチリンチリンアイスを思わず食べたくなってしまうような味わいです。長崎土産としても、おすそ分けしやすいのでおすすめですね。

こちらはチリンチリンアイス風味のクッキー。丸くて小さい形がかわいらしくて、お子さんからご高齢の方まで食べやすさが人気の商品です。パッケージもかわいいデザインなので、長崎へ観光に訪れた際のお土産にもぴったり。ティータイムのお供としても、止まらなくなってしまうようなおいしさです。

そしてこちらは前田冷菓の新商品「氷花」。チリンチリンアイスにも使われている地元産のみかんや、幻の果実と言われている「ゆうこう」の果汁も入った、卵を使わないミルクセーキです。濃厚な練乳アイスにシャリシャリ氷の爽やかな食感が新しい、長崎の新名物になりそうな商品ですよ。

長崎に来たらアイスのバラの花を味わって!見出し

チリンチリンアイスの魅力についてわかって頂けたでしょうか。他の地域にもバラの花のように美しい盛り方のアイスは売られていますが、長崎でしか味わえない限定味もあるので、ぜひ長崎に訪れることがあったら1度味わってみてくださいね。思い出に残る1品になると思いますよ!

投稿日: 2017年5月20日最終更新日: 2021年7月22日

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