山形・飛島へ観光！フェリーで行ける？釣りのスポットから民宿情報も！

酒田港から定期船フェリー「とびしま丸」に乗り75分の船旅で、周囲10.2kmの小さな島「飛島」に到着します。東北地方にありながら年間平均気温は12℃と暖かく、野生の花が咲き誇り、多くの渡り鳥が飛来します。また海水浴や穴場のビーチ、民宿に泊まっての釣り三昧など、観光地としての魅力満載なところです。ここでは、そんな魅力たっぷりの飛島を紹介していきます。

飛島は、日本海に浮かぶ島で山形県酒田市に属していて離島振興対策実施地域に指定されています。酒田港から北西39kmの沖合にある山形県唯一の有人島で、人口は約200人ちょっとの小さな島です。島の東側(本土に面した側)の勝浦地区、中村地区、北側の法木地区の計3ヶ所の集落によって構成されています。島は歩いても移動できる程度の大きさで、勝浦地区に自転車を貸してくれる食堂があります。

ジオ(地球)に関わるさまざまな自然遺産を次世代へ繋げていこうというジオパーク構想。この構想に酒田市飛島と地域住民が連携して推進しています。日本海に広がる雄大な海と共存する草花、野鳥、魚。この映像は、その豊かな海と大地が作り出す飛島の貴重な財産である自然環境の素晴らしさをリリシズム溢れる内容で紹介しています。

酒田港のフェリー乗り場さかた海鮮市場の二階にあり、カウンター席では海を眺めながら食事が出来ます。メニューを見ると、日本海で獲れる豊かな海の幸がずらり。中でも一押しは、デラックスな海鮮丼。イクラ、カニ、本マグロ、ボタンエビ、たらこなど、12種類以上の新鮮な魚介類で埋め尽くされています。酒田港へ行ったら飛島へ渡る前に、ぜひ立ち寄って見てはいかがでしょう。

住所:山形県酒田市船場2丁目5-10二階 電話番号:0234-26-6111

山形県酒田港から定期船フェリー「とびしま丸」を使って海洋レジャーの宝庫ともいえる飛島へは、ウミネコの飛来を眺めながら約75分のフェリーの船旅です。対馬海流の優しい海面と青く晴れ渡った空の眺めは、日頃の喧騒を忘れさせてくれます。料金は、大人往復4200円、小学生往復2100円。定員230名で全席自由席、船内はバリアフリーに対応していて多目的室などがあります。

定期船フェリー「とびしま丸」は、冬期間、特に海上荒天による欠航や時間を変更して運航する場合があります。当日の朝8時30分には、ホームページに掲示し、電話の問い合わせにも対応しています。詳しいお問い合わせは、酒田市商工観光部定期航路事業所、電話0234-22-3911まで。

山形県酒田沖の飛島といえば、いわずと知れた日本有数の釣りのメッカです。マダイ、クロダイ、イシダイやメジナなどの他、ヒラマサ、アイナメ、カレイ、ヒラメ、アジ、メバル、ソイなどなど、大凡の魚を釣ることが出来ます。またその魚のスケールの大きさは、超がつく一級品ということもあり、多くの釣りファンに親しまれています。

飛島北西側の烏帽子群島に行くと、結構な高さの磯場があり、船頭さんの案内で各磯場に降り立つことが出来ます。また、飛島最西に位置するサザエ本島など大物スポットもあり、磯釣りの醍醐味が味わえます。民宿に一泊二日で宿泊し、気軽に釣りを楽しめる飛島、魚影も濃くて、しかも大きいので、磯釣りが好きな方ならぜひ訪れて見てはいかがでしょうか。

飛島遊漁船業協議会では、飛島を訪れる観光客用に、様々な釣り体験が楽しめるコースを用意しています。飛島をぐるりと一周する漁船タイプの遊覧船、磯渡し、沖釣り船、その他いか釣り体験、いなだ・ワラサ・ヒラマサなどのトローリングなど、漁師さんになった気分で色んな釣りを体験してみてはいかがでしょう。

飛島にある民宿のひとつ、旅館おばこは、地場の新鮮な海の幸と心のこもったおもてなしが自慢の、網元直営の漁師が経営する民宿です。大自然の雄大な海に触れ合った後は、サザエやカニ、マグロや鯛など新鮮な海の魚に舌鼓を打つことが出来きるのも、飛島観光の楽しみのひとつです。ゆったりした民宿に泊まって思いっきり釣り三昧と海の幸に浸って下さい。

住所:山形県酒田市飛島字勝浦乙132-19 電話番号:0234-96-3036

勝浦港の南岸にある飛島海づり公園。日本初の浮体式海中展望塔「飛島海中体験丸」では、上甲板で釣りができるのはもちろん、下甲板では船窓を通して、幻想的な海底の様子や泳ぐ魚の群れを観察することができます。飛島海づり公園は、飛島を訪れた方に、気軽に釣りと海中観察を楽しんでもらうための施設です。

住所:酒田市飛島字勝浦乙173 電話番号:0234-26-5753

飛島絶景のビューポイントである鼻戸崎展望台付近は、左前方に鳥海山、手前に大小の島が見え、眺望抜群のポイントです。秋の早朝には、鳥海山の稜線から登る朝日が見られます。ここでしか見ることのできない、日本海越しに望む鳥海山の雄大な景色を見ることができます。自然が作り出す岩礁と青い海とのコントラストを堪能下さい。

飛島は対馬海流の只中にあり温暖な気候もあって、一年中いろいろな花が咲き誇ります。海岸には絶景の景勝地が多く、岩礁の散策路を歩くと、春にはキクザキイチゲ、オオミスミソウ、5月にはハマナス、6月にはトビシマカンゾウ、夏にはクルマユリなど四季折々の野草の花々を見ることができ、訪れる観光客を楽しませてくれます。

酒田沖に浮かぶ飛島は、日本有数の野鳥の飛来地として有名なところです。中には、日本でもめったに見ることの出来ない大陸系スズメ目の小鳥類など珍しい鳥が飛来することもあって、多くのバードウォッチャーが毎年訪れます。また普段はあまり間近かで見られないオオルリやキビタキなど人気の鳥やウグイス、アオジ、メジロなどが多く見られます。

対馬海流の只中にある飛島は、東北北部に位置するにもかかわらず、温暖な気候であることから水中も青く透き通って、ダイビングやシュノーケリングなどマリンスポーツの穴場スポットです。透き通った水中を覗くとオノミチキサンゴやムツサンゴ、その他初夏にかけて産卵に集まるドチザメが見れることもあります。

自然の入り江に出来た飛島海水浴場は、深い入り江に囲まれているため波も穏やかで、まるで沖縄の海の南国に来ているような錯覚を覚えるぐらいに青く透き通っていて、家族全員で楽しめる海水浴場です。都会の海水浴場と違って、混雑知らずの自然の満喫感一杯の海水浴場でゆったりした時間を過ごすことが出来ます。

定期船フェリー発着所からすぐ、海水浴場の隣にそびえるところに勝浦港を望む絶景のビュースポットがあります。頂上からは、真っ青な海と美しい港の様子が一望出来ます。ここの頂上には「謎の石塁」があり、解読されていない岩絵文字が刻まれています。その昔海賊の砦だったなどの伝説が残るミステリアスゾーンのひとつです。

西海岸の荒崎は日本の渚百選に選ばれており、その荒崎を見渡せる場所にあるのが「渚の鐘」です。渚の鐘は平成8年度に八幡崎に近い北西部の海岸段丘の上に作られたもので、支柱は天然石、鐘は特注品です。

手つかずの大自然が残る飛島ですが、唯一のカフェとして飛島港近くに「しまかへ」というお店があります。メニューは、飛島のイカを使った「イカスミブラックカレー」や「鱈の子の生パスタ」などのお食事はもちろん、名物「イカのにんにく焼き」や「魚醤アイス」「岩のり抹茶アイス」「わかめヨーグルトアイス」などユニークなアイスがあります。

住所:山形県酒田市飛島勝浦乙177 電話番号:0234-95-2001

山形県酒田沖に浮かぶ小さな島、飛島は自然の姿そのままに、野生の花々や野鳥に囲まれ、周囲12km四方は絶好の釣り場スポットです。民宿に泊まって、遊漁船に乗りいざ磯釣りへ。釣りファンには、たまらない大物釣りが出来る島、そして海水浴などマリンスポーツが楽しめる、それが飛島です。自然の姿、あるがままに海と一緒に戯れて日がな一日、ゆったりした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。