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羽黒山を観光!登山のアクセスに見どころは?長い石段や美しい杉並木!

羽黒山を観光!登山のアクセスに見どころは?長い石段や美しい杉並木!
投稿日: 2017年5月1日最終更新日: 2020年10月7日

街の中では決して味わえない、羽黒山の圧倒的な自然。それは現代において最も神秘的な景色の一つであり、羽黒山が歩んできた歴史があればこそ醸し出される濃密な風景が、過去へとタイムスリップしたかのような錯覚すら覚えます。登山初心者でも観光しやすいルートもご紹介!

山形県の至宝羽黒山の神秘と歴史に触れる旅見出し

山形県は鶴岡市にある、羽黒山(はぐろさん)。標高414mの山は「出羽三山」と呼ばれる月山・湯殿山・羽黒山のうちの一つで、修験者が修行する山岳信仰の場所としてもとても有名です。出羽三山神社へと至る道には、杉並木と石段の美しい風景が待っています。山形県でも屈指のパワースポットへ、癒されに行きませんか。

修験者の聖地・羽黒山の三神合祭殿見出し

神仏習合の象徴的な修験道のお山である、羽黒山。そこに建つ出羽三山神社は、羽黒山の稲倉魂命、月山の月読命、湯殿山の大山祗神・大国主命・少彦名命の三神、三つのお山の神様が祀られる社殿となっています。羽黒派古修験道独自の社殿は朱色が目にも鮮やかで、建設当時は赤松脂塗だったものが、昭和45年から二年かかった塗り替え工事で朱塗りとなりました。平成12年に国の重要文化財に指定されました。

羽黒山登山はここから!随神門

出羽三山神社駐車場から歩いてすぐ。羽黒山の参詣道入り口に鎮座するのは、朱色が目を引く大きな御門です。ここから先は神域となっており、左右には悪霊が入らないように守る門番の神々(随神)「豊石窓神(とよいわまどのかみ)」と「櫛石窓神(くしいわまどのかみ)」が手に剣と弓矢を持って参拝者や修験者を見守っています。ここから、人の世界と神の世界が隔たれていくのです。

祓川と須賀の滝は羽黒山の観光スポット見出し

羽黒山の名物は、三神合祭殿や国宝・五重塔だけではないのです!参道にはいたるところに観光スポットが点在し、思わず写真を撮ってしまいたくなるような美しい風景に溢れているのです。

ゆるやかに下る美しい坂「継子坂」

随神門を抜けた先には、少しずつ天へと昇っていくような美しさの石段が連なった「継子坂」が現れます。その名の由来は昔、意地悪な女が小さかった継子をこの階段のほとりに捨てたところ、母を捜して小さな足跡を残した子を偲んで付けられた坂、という昔話に起因しています。

祓川・須賀の神橋・須賀の滝

庄内地方を流れる京田川の上流域を祓川と呼び、月山の谷間で沢水を集めて、源流と成します。かつてはこの川で身を清めました。須賀の滝は五十代別当執行の天宥が約8km先の水呑沢から水を引き入れた人口の滝。須賀の神橋は目の覚めるような鮮やかな朱色の橋で、向かいの須賀の滝と相まって厳かな景観で出迎えてくれます。

御朱印帳に見開き!三神合祭殿の御朱印見出し

三神合祭殿は月山・湯殿山・羽黒山三つのお山の御祭神が祀られているため、御朱印も三山が一緒になっているものになります。『出羽三山 羽黒山 霊場』と真っ赤な印が押され、「出羽三山神社 三神合祭殿」と力強い筆で記された御朱印はなんと見開きで2ページを使用するビックサイズ!あまり他では見ない貴重な御朱印ですね。

羽黒山五重塔でも御朱印が頂ける!

『国宝 羽黒山 五重塔』と朱印が押された、五重塔の御朱印。「羽黒山五重乃塔」と墨書きしてくれます。こちらは随神門を外へ出て右手側、羽黒山随神門案内所で頂けます。五重塔まで行って社務所などがない!と慌てないように。

三神合祭殿すぐそばの蜂子神社の御朱印

あまり知られていない穴場スポット「蜂子神社」は、出羽三山の開祖・蜂子皇子を祀っている小さな神社です。蜂子皇子は数多くの人々の苦悩を取り払った「能除大師」とも呼ばれ、眉を寄せて苦悶した顔の絵が多いのも、人々の悩みに親身になって寄り添った結果だからとか。蜂子神社の御朱印も三神合祭殿の授与所で頂けます。

出羽三山神社オリジナル御朱印帳

深い藍色の布表紙には、銀糸で「湯殿山・月山・羽黒山」と「出羽三山神社」の文字と、それぞれに連なる三山が刺繍されています。こちらは三神合祭殿の授与所で頂けるほか、様々な御朱印帳を取り揃えています。

国宝「羽黒山五重塔」を観光!見出し

出羽三山神社の末社・千憑社。その別名が羽黒山五重塔です。明治時代の神仏分離令により仏教建造物の数多くが破壊されましたが、この五重塔は壊されず、現代まで残ることとなりました。東北最古の塔であり、約600年前に再建されています。昭和41年に国宝に指定された、高さ約29mの塔は大国主命を祀っています。

石段へと続く一ノ坂を登る入り口左手に建っています。素朴な木のたたずまいはこけら葺き(木の薄い板を使った屋根)、三間五層の古き良き姿を今に残すその姿は、背の高い杉並木に囲まれています。再建したのは羽黒山の別当、武藤政氏(庄内の領主)であったと伝えられています。

登山初心者でも簡単バスでアクセス見出し

羽黒山山頂までエスモールからひとっとび!

鶴岡市のショッピングモール、エスモール。庄内交通鶴岡バスセンターや東京第一ホテルを擁する大きなショッピングモールです。直結している駐車場も広く、車でお出かけの際にこちらの駐車場を利用し、バスで羽黒山山頂を目指すコースもアクセス便利でおすすめです!羽田空港から庄内空港に降り立った場合、エスモールバスターミナルまでリムジンバスが出ています。鶴岡駅から徒歩三分の好アクセスです。

バスは月山八合目まで行きます

エスモールから『羽黒山頂・月山八合目方面行き』のバスに乗り込んだら、目的地まであとはバスに揺られて行くだけです。アクセス抜群の約30分で羽黒山参詣道の入り口である、羽黒随神門に到着します。帰りは一時間に一本程度なので、利用時間に合わせてバス停に来るよう時間を調節すれば、長く待たずにすみますね。バスにそのまま乗って行けば、月山まで連れて行ってくれます。

ミシュラン三ツ星の美麗な石段で登山する見出し

神様への登山は一段ずつ踏みしめる石段

2,446段。帰りは往復しますので、4,892段。昔の人たちは願いを込めて、この長い長い石段を息を切らしながら登山していた……そんなロマン溢れる美しい石段と杉並木の風景は、フランスの旅行ガイド「ミシュラン・グリーン・ジャポン」にて三ツ星を獲得しました。山頂まで約1.7km続く石段の参道は、神様に通ずる神聖な道。産道と読んで「新たに生まれかわる」ための道、それが参道登山なのです。

連続する一ノ坂から三ノ坂

神様がいらっしゃる神社は普通、高い位置にあります。なので、参拝する時は上へ上へ登るのですが、羽黒山の継子坂は珍しく下って行く坂になります。そこを越えると、一ノ坂から三ノ坂までの長い石段が始まるのです。三ノ坂は一番体力が必要だと有名ですので、ペース配分を考えて会話ができる程度の心拍数上昇で抑えると、最後まで登頂できると思います。

認定書がもらえる二ノ坂茶屋

約20分ほど登った先にある二ノ坂のお茶屋さんでは、なんと名前入りで『認定書』がもらえます。こちらは2,466段登り、霊山羽黒山を参拝したこと、その健脚をたたえるための認定書になっています。名物力餅やわらび餅、お茶を飲んでゆっくり休んで、山頂への英気を蓄えるのにはぴったりの場所にあります。羽黒山に登った記念にぜひお立ち寄りください。

樹齢500年越えの羽黒山杉並木を観光する見出し

爺杉と婆杉

羽黒山には豊富に杉が立っており、そのほとんどが樹齢数百年越えという大樹ばかりです。その中でも樹齢1000年以上と言われる巨大な杉、『爺杉』は須賀の滝の少し先にそびえ立っています。昔は爺杉と寄り添って『婆杉』もあったそうなのですが、残念ながら台風によって倒れてしまい、現在その姿を拝むことはできません。

観光目的別に!アクセス便利な駐車場見出し

山頂駐車場は三神合祭殿へアクセス抜群

こちらは、羽黒山の有料ゲート(普通車・往復400円)を通り、山頂駐車場に停めれば三神合祭殿まですぐです!表坂を歩いて山頂を目指すとなると、元気な人でも一時間から一時間半かかる山道となっています。そこまで登りきる自信がない、体力に不安な方はぜひ山頂駐車場を利用して参られるのも便利です。駐車場も広く、停めるスペースもたくさんあります。近くにはお土産屋さんもあり、駐車料金は無料です。

昇殿参拝の出発地点は山頂駐車場から

本物の山伏が山頂各所を巡拝してくれ、三神合祭殿へ昇殿した後、そこで団体祈祷を受けることができる『昇殿参拝』のスタート地点は、山頂駐車場になります。20名までなら1回16,000円、20名以上になると、人数×800円となります。参拝者の方全員に『お注連(しめ)』というものを首に掛けて頂きます。また、山伏が案内してくださった後に精進料理が頂ける『山伏膳コース』のスタートも頂上駐車場となります。

◇昇殿参拝コース(山伏案内・祈祷・博物館拝観) 予約制。電話:0235-62-2356 ◇山伏膳コース(山伏案内・祈祷・食事・博物館拝観) 予約制。費用・人員:2160円~5940円 10名以上 ご予約のお電話はこちら:0235-62-2356 お料理のご相談はこちらの電話:斎館(0235-62-2357)

神社麓駐車場は五重塔に好アクセス!

羽黒山の聖なる入り口、随神門。そこから石段を歩いて約十五分登ったところにある国宝・五重塔。そこへ至る道で一番近いのが出羽三山のふもと駐車場となります。清い水が流れる祓川や真っ赤な神橋などはこちらが便利です。山頂駐車場と同じく、広くて停めやすく、駐車料金は無料です。ただし、ここから山頂を目指すと一時間ほどかかる石段が続きますので、修験者の修行を体験してみたい!という方にもおすすめです。

神秘と癒しで満たされる羽黒山登山観光見出し

木は、私たちと同じように息を吸い、命を燃やして生きています。人々の移り変わりを見守ってきたたくさんの大樹に見守られながら参拝する神聖な気持ちは、他の何ものにも変えられません。神社で神様と向き合うのは、自分自身と対話するということ。時間に追われるせわしない日常から少し離れて、最高のマイナスイオンパワーを頂きに羽黒山へ行ってみませんか。

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投稿日: 2017年5月1日最終更新日: 2020年10月7日

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