米沢牛を食べる！米沢市内のおすすめ焼肉・ステーキレストラン！

日本人は牛肉が大好きで、世界に誇るおいしい和牛がたくさんあります。中でも最も東京に近い産地牛として、松阪牛、神戸牛、近江牛と並んで4大和牛（場合によっては近江牛を抜いた3大和牛）とも呼ばれる米沢牛があります。山形県米沢市を中心に育てられた黒毛和牛で、特徴は肉質のきめの細かさと滑らかさ、そして柔らかさです。

食材はなんでもそうですが、産地で食べることが最も新鮮でおいしいわけです。米沢牛もまた、山形県米沢市まで足を運んで食べるのが一番。鮮度もそうですし、なんと言っても値段が違います。一般的に地元には安い流通ルートがあるものですから、最高の肉が安く食べられるわけです。わざわざ山形・米沢市にまで行く価値があるんです!

そもそも米沢牛とはどんな肉なのでしょう。米沢牛は黒毛和牛で、山形県置賜地方3市5町（米沢市、南陽市、長井市、高畠町、川西町、飯豊町、白鷹町、小国町）で飼育された上で、条件をクリアしていることが求められます。認定飼育者が丹念に育てた牛をさらに米沢牛銘柄推進協議会が評価するのです。

米沢牛銘柄推進協議会が公開している定義を見ると、いかに米沢牛が厳しい品質を保っているかがわかりますね。すべてが徹底的に追求され抜いた、最高の黒毛和牛。それが米沢牛というわけです。ここではそんな米沢牛を本場山形は米沢市で食べるための、とっておきのおすすめレストラン15選を紹介します!

創業明治32年で、米沢市市民なら知らない人はいないとさえ言われるお店です。古民家風の内装がおしゃれです。焼肉、すき焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキと、米沢牛のよさを引き出した肉料理が堪能できます。溶けてしまうほどの肉感を楽しんでみてください。ほかに人気なのは米沢牛三種盛り寿司です!

西米沢駅に近いこのカフェ・洋食店では米沢牛のステーキもありますし、ビーフシチューなど9種類のとろとろオムライスも人気です。そしてなにより、忘れてはいけないのが、この店こそが米沢牛ハンバーガーの元祖なのだとか!　100%米沢牛で作られたパテからの肉汁が圧巻です!　米沢市、いや山形に来たら食べたい逸品です。

プラザになっているので「焼肉 黄木」、「すき焼き・しゃぶしゃぶ　毘沙門」、「ステーキレストラン明星（あかぼし）」に分かれています。黄木といえば米沢牛の名店で、黄木がほかと違うのは、一頭丸ごと買い上げている点です。同じ米沢牛でも仕入れにもこだわっていて、他店の肉質とはまったく違うと評判なのです!

ステーキとハンバーグの人気店です。特選チャンピオンクラスの牛肉ですとさすがに9000円前後の価格設定ですが、ハンバーグなら1600円から食べられます。ハンバーグだって100%米沢牛ですから、東京では食べられない安さとおいしさがここで堪能できること間違いありません!

最初に紹介した「米澤牛DINING べこや」の系列店です。A5の米沢牛肉にこだわって仕入れ、炭火で最高の味わいを引き出します。日本酒や焼酎も充実していて、飲みながら肉つまむ喜びも体験できる魅力。創業は明治32年と長い歴史を誇った米沢牛への知識と経験は他店を圧倒するパワーがあります!

ここは子どもを産んだことのないメスの牛にこだわって肉を仕入れるお店です。そんな未経産牛は肉が軟らかいのだそうで、しゃぶしゃぶやステーキにしてみると、そのとろけるような甘い脂の味は忘れられなくなることでしょう。すき焼きも人気ですし、お通しひとつとっても丹念に作られていて、最高の味わいです。

米沢駅からすぐ近く、立地条件のいい焼肉店です。厳選された米沢牛や天元豚をリーズナブルな価格で提供すると評判で、安く、溶けてなくなるような米沢牛を楽しみたければここが一番です。地酒も同時に楽しめるので、観光で米沢市を訪れた際には最適なお店であることは間違いないでしょう!

山懐料理とは懐石料理に準じた米沢盆地の郷土料理のことで、まさにこの店でしか楽しめない料理です。同時に米沢牛を使った料理もおいしく、網焼きの和風ステーキやすき焼き、しゃぶしゃぶが食べられます。山懐料理のひとつ、米沢牛霜降牛肩ミスジにぎり寿しも絶品だと食べた人の感動を呼んでいます。

35年も使っている鉄鍋で作る最高においしい米沢牛鉄鍋焼きが人気の米沢牛焼肉店。米沢駅から徒歩わずか3分の上、リーズナブルなのも人気の理由です。予約必須のお肉セットのみよしセットや米沢牛塩レバー、白センマイ刺し、そして炙り焼きしゃぶが人気メニュー。地元民は「みよしはカレーで締める」と言っています!

上杉城史苑は『米沢 味・技・心のコミュニティパーク』というように、レストランやカフェ、祝いごとができる会場のある施設になっています。レストランでは他店と比較してかなりリーズナブルにステーキやしゃぶしゃぶ、すき焼きが楽しめますし、カフェには米沢牛を使ったコロッケのサンドなどもあります。

ここは「米沢牛専門店さかの」直営の焼肉店で、市役所のすぐそばにあります。焼肉だけでなくすき焼きやしゃぶしゃぶも安く楽しめます。ランチの炭火焼肉セットはご飯がお替わり自由なのもいいですね。通販もやっていますので、気に入ったら自宅に取り寄せることもできるのも専門店の強みです。

米沢で一番最初に牛肉料理を出したのがここ。創業明治27年、本物の米沢牛を世に伝えて100年以上も経っている老舗中の老舗です。ステーキなども楽しめますが、一番おすすめしたいのがすき焼きです。歴史ある有名店なのにすき焼きが3000円台から楽しめるのは最早、優しさです。ほかにも米沢牛の肉料理がたくさんあります!

「鷹山公（ようざんこう）」は米沢駅前にあるおすすめレストラン。まだ2015年にオープンしたばかりで日が浅いですが、「米澤佐藤畜産」の直営で肉の扱いはバツグン!　自社で飼育する米沢牛なので、品質がいいのに値段が安いというメリットがあります。焼肉やすき焼き、しゃぶしゃぶ、弁当。さらには肉の量り売りもしています!

ここだけ米沢牛レストラン15選の中では趣が違います。ここは米沢牛と温泉宿のフュージョンです。宿も珍しく2名様専用。ひとりでも3人以上でも泊まれません。「グルメプラザ金剛閣」の黄木グループの宿なので、料理に使われる米沢牛の仕入れはバッチリ。宿の素晴らしさと相まって、最高の料理が思い出に残ることでしょう。

完全予約制の人気セット、やまがた花回廊を始め、極上のすき焼きやしゃぶしゃぶ、ステーキが楽しめます。店名の万吉は、開国当初に米沢に招かれた英国人教師が連れてきた専属コックの名前で、万吉が当時の米沢牛を横浜に持ち帰ったことで世界的に有名になったという、米沢牛にとって深い意味のある名前です。

ここに米沢市内にある米沢牛レストランおすすめ15選を紹介しましたが、ほかにもたくさんの人気店があります。特に今回はステーキや焼肉、すき焼きにこだわったのですが、15選内にもあったようにコロッケだったり、マニアに人気の米沢ラーメンに米沢牛を使う店もあります。米沢牛の名店は米沢市内だけでも枚挙に暇がありません。

本物は本場で食べる。これはグルメの鉄則です。では、米沢牛もそうでしょうか。概ね正解だと言えます。例えば、米沢市内で6000円で食べられる米沢牛ステーキと同等のレベルのものは東京だと8000円はします。もちろん店によって違いますし、県外から行く交通費を考えればそんなに安さにメリットはないかもしれません。

ですが、本場で食べるということにはもうひとつ違う意味があります。それは、地元の空気も楽しむ、ということです。米沢牛が誕生し育ってきた土地の雰囲気と匂い。そういったものも楽しみながら、米沢牛を噛みしめるとまた違った味がするのです。だからこそ、当コラムを参考に、米沢牛を堪能しに山形へ向かってほしいのです!