山居倉庫へのアクセスや駐車場は？ライトアップで夜もおすすめ！

山形県と聞いて何を思い浮かべるでしょうか？山形県は観光資源が豊富な地域にも関わらず、あまりその魅力を知れていません。昔ながらの街並みが残っていて風情のある景色が多かったり、グルメもたくさんあるので、その魅力を知れば行きたい！と思うことは間違いありません。今回は山形県の中でも観光地として有名な酒田市の魅力をご紹介していきます。

山形県の北西にある酒田市。そこには観光名所として知られる山居倉庫（さんきょそうこ）があります。この山居倉庫は米穀倉庫として使用されていました。米穀倉庫とは簡単に言えばお米を保存しておくための倉庫です。明治期の米の取引で活躍したこの倉庫ですが、現在も活用されているものもあります。山形の歴史と発展を支えている非常に重要な場所です。

明治期に創設されおよそ100年以上が経過しているにも関わらずいまだに現役で活躍している倉庫もあります。その姿には圧倒されますし、歴史マニアにとってもたまらない場所なのではないでしょうか。レトロな街並みに心も落ち着きますし、都会に疲れを感じたらふらっと遊びに来てみてはいかがでしょうか。

使われなくなった倉庫は改装し、資料館として維持されています。山形の歴史を知るいい機会ですし、その地を知ることでさらに旅行を楽しむことができます。歴史好きに限らず様々な人が楽しめるのがこの資料館の良さです。来訪の際はぜひ一度訪れてみてください。また山居倉庫はドラマ「おしん」のロケ地にもなっていて、資料館でも紹介されています。

山居倉庫の売りはその歴史ある米穀倉庫だけではありません。街を彩るけやき並木が旅行者たちの心を奪っています。倉庫のレトロな雰囲気とけやき並木の鮮やかな色彩のコントラストがたまりません。山居倉庫とけやき並木は酒田市にある観光地の中でも代表的な存在になっています。

けやき並木の様子は季節によって変化していきます。同じ景色でも春に来るのと秋に来るのでは全く違っていますし、時間帯や天気によっても違い、いつも違った表情を見せてくれます。どの景色も絶景ですし、来るたびにまた新しい発見があるということでリピーターの多い観光地でもあります。それだけ魅力のある場所ということです。

けやき並木自体はまだまだこれからという感じですが、可愛らしいつぼみとどっしりとした倉庫のギャップが何とも言えず愛らしいです。気候としても歩きやすい気温になるので、1年の中で最も観光に向いた時期だと言えるでしょう。芽吹きを感じながらゆったりとお散歩するのも気持ちがいいでしょう。

夏になると青々と茂ったけやき並木が美しく輝きます。古びた倉庫と新しい新緑の命のコントラストが目に映えます。山形は夏でも涼しく過ごすことができるので、行楽にはおすすめです。木の香りや葉っぱの香りを楽しみながら優雅に歩きましょう。

けやき並木は紅葉すると一気に華やいで見えます。何本も並んでいて、一本一本に存在感があるので、圧巻の景色になります。紅葉というと京都などが有名ですが、山形県も負けていません。HPによるとおすすめの時期は10月中旬ごろなのでその時期を狙って行ってみるのもいいでしょう。

冬はせっかくのけやき並木も枯れてしまいますが、しかしそれもいい味を出しています。歴史ある山居倉庫と並ぶと風情があってまたいいですね。侘しさや寂しさにも素晴らしさを見いだせるのは日本人特有の感覚かもしれません。あえて冬枯れの景色を楽しむのもまた大人旅の一つでしょう。

冬はけやき並木が枯れてしまい、その侘しさを感じるのもいいのですがそれではやっぱり物足りないという人に朗報があります。酒田市では冬季だと気温がマイナスに到達することもあります。冬季は気温が大きく下がるので、雪が積もる地域です。雪をまとった山居倉庫もまた見どころの一つです。黒々とした倉庫に真っ白な雪が積もると景色も映えます。

昼間にたっぷりと観光を楽しむのもいいですが、それだけではまだまだ山居倉庫を堪能しつくしたとは言えません。山居倉庫は昼夜問わず楽しむことができるスポットなので、夕暮れ時もまた格別です。沈みゆく夕日と情緒的な雰囲気にちょっぴりセンチメンタルな気持ちになってしまうかもしれません。海が近く、空気が冷たいので景色が綺麗に見えるというのも酒田市の魅力でもあります。

山居倉庫も楽しんだし、けやき並木も見た。夕暮れ時も素敵だったなー・・・で終わりではありません。まだまだ楽しみが残っています。山居倉庫がなぜ昼夜を問わず楽しめるといわれているのか。それは夜間にはライトアップがされるからなんです。ライトアップは日没から22時まで行われていますので、ゆっくりと楽しむことができます。

ここでライトアップされた山居倉庫の様子を少しだけご紹介します。ライトアップで注目してほしいのは、倉庫だけではありません。その街並み全てです。倉庫を照らす光も、足元をぼんやりと照らす光も、空から緩やかに降り注ぐ月の光もその全てで景色が作られます。暗くなって見えづらくなっているからこそ、隅々まで見渡してください。街のいたるところに小さな仕掛けが施されているのに気が付くでしょう。

景色を堪能したら次はお腹を満足させましょう。色々なところを見て歩けばいつも以上にお腹が空いていることでしょう。酒田市は海に近いので海鮮の料理が自慢です。また米どころとして栄えていただけあってお米もおいしいです。食べたいものが多すぎて、迷ってしまうかもしれません。ついつい食べすぎないように気をつけなければなりませんね。

おいしいものをよりおいしく食べるには、やっぱりお酒が必要ですよね。山居倉庫ではおいしいお酒が楽しむことができます。酒田市は有名な米どころでおいしいお米がたくさん育ちます。お米がおいしいということは、日本酒がおいしいということです。酒田市にはおいしい日本酒がたくさんあります。お土産に買ってもよし、その場で楽しむもよしですが、くれぐれも飲みすぎないように気をつけましょう。

お腹もいっぱい。お酒も飲んだ。なんだか甘いものが食べたいなとはなりませんか？なりますよね。酒田市のお米はまだまだ終わりません。スイーツにもその力は発揮されています。数あるスイーツの中でも特に人気なのがこのつや姫ソフトクリームです。なんとお米を使用して作ったソフトクリームです。味もさることながらその名前も気になりますね。

ここまで魅力たっぷりで紹介してきた山形県酒田市にある山居倉庫ですが、山形となるとなかなか交通のアクセスが大変なイメージもあります。しかし実際には山居倉庫へのアクセスは意外に簡単です。時間があれば気軽に行けるというのも魅力的です。

山居倉庫の最寄り駅はJR酒田駅です。JR酒田駅までは、東京からだと上越新幹線で新潟まで行き、そこから特急に乗り換えれば行くことができます。酒田駅からは徒歩で20分、車で5分のアクセスになります。ゆっくりと電車の旅を楽しむのもいいのではないでしょうか。

飛行機でのアクセスは庄内空港が便利です。他方様々な空港からのアクセスが可能です。庄内空港から酒田駅や山居倉庫前へはリムジンバスが出ていますので、道に迷う心配もありません。山居倉庫までは750円で行けますし、本数はそれほど多くはありませんが、行き帰りのアクセスも便利です。

山形までは車で行くこともおすすめです。心配になるのが駐車場ですが、山居倉庫の近辺には駐車場がたくさんあります。時間単位で格安の駐車場も多いですし、ホテルによっては宿泊客無料の駐車場もあります。また台数は少ないですが、無料の駐車場もあるます。駐車場さえ確保できれば心配することはありません。車でのアクセスは日本海東北自動車道の酒田ICから車で約15分です。

山居倉庫は風情溢れる街並みからおしゃれなライトアップまで一日で様々な景色を楽しむことができます。山形の歴史や文化に触れられる学びの場でもあり、さらに山居倉庫ならではのおいしいものもたくさん待ち受けてます。季節ごと、時間ごとでいつも違う風景を楽しむことができるので、何度でも行きたくなるスポットです。少しでも気になったらまずは行ってみませんか？