中国の五大砂漠で神秘体験を！一押しの人気観光は美しかった！

皆さんは、中国にも砂漠地帯があることを知っていますか?中国では数多くの世界遺産の歴史的建築物や自然など、人気の様々な観光スポットがありますが、さすが広大な面積を持つ中国。五大砂漠と呼ばれる5つの砂漠地帯も存在するのです。今回は、まだまだ観光客も少ない五大砂漠の魅力をお伝えいたします。美しい五大砂漠のことを知り、中国旅行の参考にしてください。

中国の新疆ウイグル自治区の崑崙山脈と、天山山脈の間にあるタリム盆地の大部分を占めている砂漠がタクラマカン砂漠です。タクラマカン砂漠は、327400キロ平方メートルとサハラ砂漠につづき世界第2位、そして中国では最も大きな砂漠地帯です。中国は全体的にトップクラスの観光地が多いですが、世界で第2位を誇る巨大な砂漠まで持っていたなんて驚きではないでしょうか。

またタクラマカン砂漠の土地は、もともとは海底でした。そのため砂漠の下には石油が豊富に埋蔵されていると言われています。タクラマカン砂漠は観光地化しているため、道路も舗装されています。砂漠を縦断しながら、巨大な砂漠の神秘的な美しい姿に心を奪われるでしょう。中国の五大砂漠の中では一番人気のスポットです。

中国で2番目に大きい面積を持つグルバトングータ砂漠は、48800平方メートルの大きさです。グルバトングータ砂漠は、天山山脈の北部の新疆ウイグル自治区ジュンガル盆地中部にある砂漠地帯です。この砂漠は観光客は少なく、砂漠ですが少しの緑があり、南部には沢山の農牧場が存在しています。

またグルバトングータ砂漠には、現在でも数多くのシルクロード遺跡が残されています。西泉精錬遺跡･北庭都護府遺跡･大清真寺･馬橋古城･烽火台･新渠城遺跡等、貴重な遺跡の数々があるとのこと。この砂漠へ観光へ行くツアーも少ないため、ご自身で車を手配するか、現地のオプションツアーに参加するか、事前に調べてから向かいましょう。

中国の内モンゴル自治区南西部、アラシャン盟にあるバダインジャラン砂漠。面積は47000平方メートルと、中国で3番目に大きい砂漠ですが、グルバトングータ砂漠とあまり変わらない大きさです。バダインジャラン砂漠は、砂漠の中に100を超える多くの湖があり、その風景はとても神秘的で美しく、中国で最も美しい砂漠と言われ、人気を誇っています。

バダインジャラン砂漠は、気温の変化が大変激しいです。雨は一年を通して少なく乾燥しており、夏場は43度くらいまで気温が上がる日もしばしば。8月から10月にかけての平均気温は25度ほどで過ごしやすいため、観光に適しています。朝晩の気温差が激しいので、長袖も必ず持って行きましょう。砂漠のイメージ通り、バダインジャラン砂漠を通る際は、ラクダかジープでの移動になります。

鳴沙山は、甘粛省敦煌市の市街から南側に5キロほどで到着する砂漠地帯です。鳴沙山は、砂が堆積してできたもので、風が吹くと音がなることから、鳴沙山と名付けられました。日中は暑く厳しいので、日没の時間帯に合わせて向かうツアーが多いです。

またここで人気なのは、ラクダに乗りながら夕日を見ること。砂漠地帯で見る夕日は、とても幻想的で神秘的。日中とは全く違う世界を見られます。完全なるシルクロードを体験できるので、おすすめです。

沙坡頭は、寧夏回族自治区中衛市から西へ16キロ位の場所にある砂漠地帯です。砂漠と黄河が交わる場所でもあり、砂漠の中のオアシスでもあります。この地では、羊の皮でできているイカダで黄河を渡ったり、ラクダで砂漠を越えたりなど、ある意味アクティビティを楽しめる、観光客にも人気のスポットです。

中国の五大砂漠をご紹介させていただきました。中国で砂漠というイメージはあまり強くはないかと思いますが、実際に行ってみると、とても神秘的で美しく、中国にもこういう場所があるんだと驚かされます。定番の観光スポットも良いですが、時には五大砂漠へ行き、非日常的な体験をしてみませんか?