台北の素食「ベジタリアン料理」特集！おすすめの人気店をご紹介！

台湾では、ベジタリアン料理を「素食」と呼んでいます。台湾は素食文化が発展しているので、美味しいベジタリアングルメがたくさん。近年、台湾では健康志向が高まり、ベジタリアンの割合が増加していますが、そこは食の王国「台湾」。動物性の食材を使用していないにもかかわらず、料理のバリエーションが豊富です。

台湾の素食は、肉や魚、卵、乳製品を使用しません。宗教上の理由から、ニラやネギ、にんにく、らっきょう、玉ねぎも使用しないベジタリアンの人もいます。ベジタリアン用の、豆腐やおからなどを使った肉や魚などもあり、素食を感じさせない豪華な台湾料理がたくさん。さっそく、台北でおすすめの美味しい素食料理のお店をご紹介していきましょう。

「養心茶樓」は、台北初のベジタリアン飲茶の人気レストランです。有名ホテルで修行を積んだ料理長が、ベジタリアンを感じさせない充実した料理を提供したいと腕をふるいます。食材にもこだわり、宜蘭で作られている自然農法の米や、苗栗の手作り豆腐、雲南のプーアル茶などを使用しています。

麺飯類メニューは「広東風やきそば」や「体にやさしい薬膳鍋」ほか。料理長スペシャルは「里芋と湯葉のステーキ」や「揚げ臭豆腐の湯葉巻き」など。そのほか「千切り大根入り揚げパン」や「精進ハムの蜜煮(パン付き)」、「豆腐干の炒め物」、「ヘチマと百合の腸粉」など、素食とは思えないほバリエーション豊富な美味しいメニューが揃っていて人気です。

養心茶樓(YANG SHIN) [住所]台北市中山區松江路128号2F [電話番号]02-2542-8828

ビュッフェ形式の素食レストランの草分け的存在「蓮香齋(リィエンシャンザイ)」。おしゃれで高級感あふれる店内は、ビュッフェであることを忘れてしまいそう。こんにゃくでできた本物そっくりのお刺身や、卵を使わないケーキなど、一見素食とは思えない美味しい料理がずらり。バリエーション豊富で200種類以上あるそうです。

蓮香齋(リィエンシャンザイ) [住所]台北市南京東路五段188号B1 [電話番号]02-2761-2277

1984年創業、江浙料理と広東料理の調理法を軸とし、宗教的な概念を加味したさまざまな宗教的素食料理が味わえる、老舗の素食レストランです。宗教的な「養生」の概念を取り入れているため、「觀世音素菜餐廳」の料理には元気な身体を作るという効果があります。料理の説明もあり、理解して味わうことでより健康に近付くことができるおすすめ店です。

觀世音素菜餐廳(グァンシーインスーツァイツァンティン) [住所]台北市民権東路二段29号 [電話番号]02-2596-3488

色とりどりの野菜をふんだんに使った、盛り付けも美しい創作料理の素食レストランです。前菜、パン、サラダ、スープ、フルーツビネガー、メインディッシュ、デザート、コーヒー・紅茶のコースメニューのみ。「ベジタリアンでなくても十分満足できる」「どれも美味しい」という口コミが多数。野菜は産地も記載されているので安心ですね。

舒果 台北重慶南店 [住所]台北市中正區重慶南路一段58号3樓 [電話番号]02-2382-2387

城中市場のすぐそばにある「三来素食館」は、自助餐(ズーズゥツァン)というバイキング形式の素食のお店です。大皿や小皿に盛られたたくさんの料理がずらりと並び、食べたいものを自分で紙トレーによそっていきます。

量り売りなので、最後に店員さんが重さを量って料金を計算してくれる仕組みです。ご飯とスープは、欲しければ会計時に店員さんがお椀をくれるので、会計後に自分でよそいます。ご飯10元、スープ無料。店内でのイートインも可能です。

三来素食館(サンライスゥシーグァン) [住所]台北市中正区武昌街一段23号

「明曜百貨(ミンヤオバイホォ)」の12階に入る「果然匯 蔬食餐廳(グオランホエ スーシーツァンティン)」は、ビュッフェ形式の素食レストラン。サラダ、フルーツ、広東料理、洋食、中華料理、日本食、デザートのコーナーがあり、さまざまなベジタリアン料理を楽しむことができます。ヨーグルトフレーバーのソフトクリームなどもあります。

果然匯 蔬食餐廳(グオランホエ スーシーツァンティン) [住所]台北市忠孝東路四段200号12F(明曜百貨内)

世界中に店舗をもつ、ヴィーガン対応の素食メニューが特徴の「愛家台北光復店(Loving Hut Taipei)」。光復店は火鍋もやっています。美しい盛り付けと、ヴィーガン料理とは思えない豊富な美味しいメニューで、台湾の素食愛好家の間でも人気です。

愛家台北光復店(Loving Hut Taipei) [住所]台湾台北中正區懷寧街44号

モダンチャイニーズ風のインテリアが素敵な「寛心園」は、2002年創業の素食レストラン。台中が最初の店舗で、今では台湾各地に店舗を構える人気店です。さまざまな国の調理法を取り入れ、油や塩を控えた美味しい素食が特徴。メニューは大きく「寛心陶鍋」「如意経典」「喜悦火鍋」の3種類に分かれています。野菜をたくさん食べたい時におすすめ。

寛心園(クァンシンユェン) [住所]台北市仁愛路四段345巷4弄51号

「天喜迷你火鍋(ティエンシーミーニーホウゴウ)」は、オーナーの林さんが始めた一人鍋発祥のお店。ビジネス客や女性1人のお客さんがいっぱい。看板メニューは「石頭火鍋」。こちらは普通の一人鍋のお店なので肉や魚も豊富ですが、ベジタリアン用の一人鍋「素食火鍋」もあります。

天喜迷你火鍋(ティエンシーミーニーホウゴウ) [住所]台北市南京西路306号 [電話番号]02-2558-6781

地元の人に人気の、ベジタリアン対応ビュッフェです。庶民派の美味しい素食が100元で食べ放題。高級ビュッフェも楽しいですが、地元の人が認める、台湾ならではの美味しい素食を味わえるビュッフェもおすすめです。

全家福素食 [住所]台北市北投區石牌路一段166巷112号

MRT中山駅から徒歩10分、有機野菜をふんだんに使った素食ビュッフェ「長春素食(チャンチュンスゥシィー)」。ベジタリアンであるオーナーが、長年の研究の末作り上げた美味しいベジタリアン料理は100種類ほど。肉、魚、卵、牛乳のほか、にんにく、ネギも使っていません。美味しいと人気のおすすめビュッフェです。

こんにゃくでできたマグロやイカのお刺身、大豆でできた鶏肉のカシューナッツ炒めなど。漢方の薬膳スープなどもあります。調味料を控えめにして、素材そのものの味を引き出しているのも特徴。そのため、味付けは全体的に薄めです。環境への配慮も心掛け、ストローや割り箸などを使わず、ゴミを減らしています。

長春素食(チャンチュンスゥシィー) [住所]台北市新生北路二段38号

大きな仏像がお出迎えしてくださる精進料理のお店です。「衆流素食」の店名は、「宗教も国籍も関係なく食べに来てほしい」とお坊さんが付けてくださったそう。「衆流素食」では、肉、魚、酒、卵のほか、化学調味料は一切使用していません。大豆やきのこ類を使用し、肉や魚のような食感を出しており、見た目も本物そっくりです。

看板メニューは「樹果猴菇」。きのこで作った鶏肉を、焼き鳥のような味に味付け、パパイヤの器に盛り付けてあります。ウイグル地区のきのこの一種を使用して「アワビもどき」を作り、調理したメニューもあります。

衆流素食 [住所]台北市龍江路102号 [電話番号]02-2516-5757

台北の美味しいベジタリアン料理のお店をご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。今すぐ台北で素食料理を味わってみたくなりましたか。日本ではまだまだベジタリアン料理は少ないですが、台湾では素食文化が発展しています。ベジタリアンの方も、そうでない方も、台湾では思う存分美味しいベジタリアン料理を楽しむことができますよ。