群馬県の方言はかわいい？どんな特徴があるのか調査！一覧紹介！

群馬の地域は、大きくわけて「県央地域」「東毛地域」「西毛地域」「北毛地域」の４つにわかれます。同じ群馬ですが地域ごとに方言の特徴が違います。隣接している都道府県の影響や地理から伝わり方が変わったようです。それぞれの地域の方言をご紹介します。

あの子意地悪だね、というのを群馬の県央地域では「あの子おごんじょだね」といいます。この言葉は東毛地域ではほとんど使われていません。逆に乱暴にの意味の「がしょうき」や嘘の意味の「でんぼ」自転車の意味の「ちんかん」など東毛地域で良く使われる言葉は県央地域では使われていません。写真は住吉町の愛宕神社です。

語尾に「だにい」をつけることが多いです。他の地域と違い名詞、助動詞などが独自に発展しているのが特徴です。やや栃木のなまりが入っています。群馬県で良く食べられる「ソースカツ丼」もこの地域にはないことから、工業地帯で独自に方言も発展していきました。写真は太田市の北部運動公園です。

俗に言われている眼病で「ものもらい」がありますが、群馬県の方言では、「めかいご」「めかご」というのが主流です。しかしこの西毛地域の方言では、「めっぱ」と言います。他地域とは全然違う言い方になるのが特徴です。イントネーションの違いもあります。だるまはめっぱではありません。

この地域の方言の特徴は、それではの意味の「あちゃ」やちょっとの意味の「がら」などの使用頻度がとても高いです。これらの言葉、平野部の地域ではほとんど使われていません。この地域の中でもカエルの呼び名が吾妻東部と吾妻西部では全然違います。名詞や助動詞も独自の発展を遂げているのが特徴です。写真は沼田市のたんばらラベンダーパークです。

群馬の方言は、かわいくておもしろい言い方がいっぱいです。例えば、徒競走はかけりっこ、かさぶたはかさっべた、じゃんけんはちっけっとなどなどです。血みどろはちんどろちげえと言いますが、不謹慎ですが、血みどろの人をみて「ちんどろちげえ」と叫ぶ人がいたら間違いなく笑ってしまいそうですね。

群馬の方言は早口なので聞いているとけんかをしているようです。でも意外とかわいいのが「～するの？」を「～するん？」にかえた方言がかわいいです。「食べるん？」「行くん？」というような感じです。関西弁にも似ていますが、イントネーションが違います。群馬の女の子に告白しようと声をかけたら「どうしたん？」と優しく返されたら勇気倍増ですね。写真はぐんまちゃんと東吾妻町のすいせんちゃんかわいいですね。

交代の意味をあらわす方言に「かわりばんてんこ」「かりばんつっこ」「かりばんこっつ」などがあります。とてもかわいいですよね。他にも布団を裏返すときは「ひんぐるしーける」ひっくり返るは「まあせんげーる」です。あまりにかわいいので思わず使いたくなってしまいますね。

群馬県ならではの、おもしろくて変な方言があります。群馬県の人も他県にいくまでは、全国共通だと思っていたなんて話も聞きます。子どもの頃から使っていたらまさか変なんて思わないですよね。どのように変なものがあるかご紹介します。難しいのよいじゃねえなど、良いの意味かと思いますよね。嫌だのやなこんだも、まるで蛇の名前のようです。

群馬県では、学校での授業開始の号令が「起立！注目！礼！」と言います。注目が重要で、これがないと私語がおさまらないそうです。全国共通と思っていた群馬県民のあなた、正直に告白してください。全国的には、起立と礼だけですよ。注目って変だけどおもしろいですよね。他県から転校してきたらまずこの号令の変さに驚きます。この号令仙台や神奈川の一部でも使っています。

群馬県の病院で受診が終わったら、先生や看護師さんにかけられる言葉は「おだいじなさい」です。他県から来た人がはじめてきくと「この看護婦さん、言葉の使い方変！間違っている」と思いますよね。いえいえ、群馬では「おだいじなさい」が正解です。

仲間にいれてほしい、そんな時に群馬の方言では「私もかたらせて」と言います。初めて聞いたら、いちいち言わなくても話せばと変に思いますね。思わず「かたっていいよ」なんて返しそうですが、この発言をしたのが群馬県民だったら一緒に遊びたいだけですので熱くかたりだしたりはしません。

針などに糸を通そうとしてなかなか通らない時があります。こんな時群馬の方言では「ごせいがやける」です。せいがでるとせわがやけるを合体させたような言葉です。変ですが使ってみたくなります。群馬の人が「ごせいがやける」と言ったら「そうだね」と答えてあげてくださいね。

上毛かるたは、1947年に群馬県内の子どもに群馬県の名物や歴史などを覚えてもらおうと作られたかるたです。どこの家庭にも一つはあり、正月には家族そろってかるたとりです。なんと県大会まであります。子どもの頃からずっとこのかるたで遊んでいるので、そらんじている人もいます。

群馬の方言で告白すると、「あんたのこと好きなんさー、付き合ってくれる？」になります。さーとのばすとなんだかほっこりしますよね。すごくすごく好きという気持ちを込めて告白するなら「あんたのこと、なから好きなんさー」とすごくの意味の方言の「なから」がつきます。かわいいと好評ですので告白に使ってみるのもおすすめです。かわいく「好きなんさー」と告白したら成功すること間違いなし！

群馬の方言の中で良く使われるものを助動詞、動詞、形容詞、名詞、副詞、助詞それぞれ一覧してみました。群馬のマスコットキャラクターのぐんまちゃんのお菓子と共に説明していきます。写真はお前はまだグンマを知らないの劇場版です。マンガがあります。どんな群馬がでてくるのか？そそられますね。

助動詞の中で良く使われる群馬の方言といえば、語尾につけられる「～だんべえ」「～だかん」「～だがね」「～だがんね」「～だにい」です。「～だろう」の代わりに使われていますがたくさんありますよね。大体の地域は一つか二つが多いですが群馬の方言は、良く使われるものだけでも5つもありますよ。

歩いては「あるって」押すは「おしこく」かき回すは「かんます」ぶつかるは「ぶっつく」突き落とすは「つっとす」これは一部地域のみです。走るは「とぶ」放すは「おっぱなす」捨てるは「ぶっちゃる」減らすは「へずる」飲み込むは「どっくむ」壊すは「ぼっこす」などがあります。

かわいそうは「おやげない」強くは「げえに」すごくは「なっから」「ながら」かわいいは「もじっけい」くすぐったいは「むぐたい」急いでは「かっこぶ」少しは「ちっとんべえ」まぶしいは「ひずり」みっともないは桐生地域では「みっとがない」だらしないは「びしょったない」硬いは「こあい」良くないは「うんまかない」などの形容詞があります。

お兄さんは「あんにゃ」変わり者は「いっこくもん」いい加減な人は「いっからんぺー」裏は「せど」内臓は「じんばら」拍手は「てばたき」角は「とっつけ」徒競走は「とびっくら」翌朝は「つぐあさ」翌日は「つぐひ」ご先祖様は「ののさま」乱暴は「がしょうき」お母さんは「かかどん」雷は「らいさま」などがあります。

全くや本当には「まあず」大してやあまりは「おおか」「おおく」もっとは「まっと」などの副詞が使われています。ぐんまちゃんが紹介するお菓子は群馬ならではのおもてなし、すき焼き味です。まあずおいしいから食べてみてね。

「～なの？」は「～かい？」「～なん？」などの言い方があり「～きし」は「～だけ」の意味で使われています。「～だよね」は「～のう」です。写真でいうと観音もなかはおいしいのうです。「～ずつ」は「～っつ」となります。「～なんだよ」は「～なんさ」「～なんさねえ」「～ばかり」は「～べえ」「～ばい」などがあります。

群馬の方言はいかがでしたか？関東圏といえば、スマートな標準語のイメージがありますが、同じ関東でもこれだけちがうのかと驚きですね。きつい言い方と思われがちな群馬の方言ですが、かわいい言い方がいっぱいあります。気に入ったのをぜひ使ってみてくださいね。告白の方言ランキングも高いので、告白するときは群馬弁で伝えましょう。