関西で温泉巡り！おすすめの宿や旅館は？湯上りに温泉街を散策してみよう！

今回は関西で温泉巡りをする際に役に立つ、おすすめ温泉を紹介していきます。城崎温泉や有馬温泉など、押しも押されもしない有名所から「そんな温泉はじめて聞いた！」という、少しマイナーな温泉まで様々な温泉を集めてみました。温泉情報にプラスして温泉街の情報やおすすめ旅館なども紹介していくので、関西の温泉を探している方はぜひ参考にしてください！

日本三名泉と日本三古湯にも数えられている、言わずと知れた関西の名湯です。「療養泉」という療養効果のある９種類の泉質のうち、７つを備えている世界的にも珍しい温泉で、茶褐色の「金泉」と無色透明な「銀泉」という、泉質の違う２つの湯が楽しめます。神戸の市街地から電車で３０分とアクセスの良さも魅力のひとつ。日帰りの温泉施設も充実しているので一日の旅行でも十分楽しめます。

有馬温泉には温泉以外にも観光スポットがあります。歴史の深い温泉街の町並みもそのひとつです。石畳の道が続く温泉街にはお土産屋やカフェなどが並んでいます。散策や食べ歩きなども楽しめるのでカップルにもおすすめですね。のんびりと散策を楽しんだ後は、ゆっくり温泉に浸かって疲れを癒しましょう。二人の距離が縮まること間違いなしです。

石造りの橋と川沿いの柳並木が印象的な城崎温泉。外湯めぐり発祥の地と言われていて、温泉街には７種類の外湯が点在しています。露天展望風呂や岩窟風呂など、個性豊かな外湯を巡ることができるのが城崎温泉の楽しみのひとつ。また、城崎温泉は「日本一浴衣の似合う街」としても有名です。浴衣を着て、趣のある町並みをゆっくりと散策してみましょう。

城崎の旅館といえば「西村屋本館」ともいわれる老舗旅館です。創業１５０年の歴史を持ち、建物の一部が国の有形文化財に指定されています。日本庭園を囲むように作られている客室からはそれぞれ異なる趣の景観を味わうことができます。露天風呂や貸切風呂もあるので、家族やカップルで宿泊するのもいいでしょう。落ち着いた館内で情緒あふれる大人の時間を過ごせるはずです。

目の前に雄大な太平洋が広がり、天候によっては波しぶきが風呂まで届くこともある「崎の湯」は、大衆浴場としては日本で最も開放的な温泉と言えます。白浜温泉の外湯のひとつで、万葉集にもその記述がある日本最古の温泉のひとつです。波の音や潮の香りを感じながら爽快感たっぷりの露天風呂でゆっくりお湯に浸かっていると、いつの間にか疲れが吹き飛んでしまうでしょう。

７種類の浴場が用意されているので、館内だけでも湯巡りを楽しむことができます。部屋の種類も豊富で、カップル、家族向けのプランも用意されているので、子供連れの方も安心して宿泊できます。旅館の前には白砂が美しい白良浜が広がり「日本の夕陽百選の宿」に選ばれた夕日は美しく、ロケーションは最高です。主要観光地までのアクセスが良いので、旅行の拠点としても活躍してくれます。

白浜温泉と並ぶ和歌山の温泉スポットである南紀勝浦温泉には大小の旅館が集まっています。その中には島に立地していて、往来に船が使われている旅館もあります。紀州潮聞之湯のある「ホテル中の島」もそのひとつ。打ち寄せてくる波の音に耳を傾けながら、源泉かけ流しの露天風呂を楽しむことができます。眼前に広がる太平洋はスケールがあってまさに風光明媚。日帰り入浴も可能なので、気軽に立ち寄ることができます。

「ホテル浦島」には「忘帰洞」という洞窟の風呂があります。忘帰洞は自然にできた洞窟に温泉が湧出してできた天然の浴場で、紀州藩の徳川頼綸が訪れた際に「帰るのを忘れさせるほど心地よい」言ったことに由来しています。大自然が生み出した雄大な温泉はホテル中の島の紀州潮聞之湯と並んで南紀勝浦温泉のシンボルになっていて、関西だけでなく全国からも旅行客が訪れています。

京都の日本海側にある温泉地。弱アルカリ性の湯は美人の湯と呼ばれ、美容効果があります。夕日ヶ浦温泉という名前のとおり、黄昏時に日本海に沈んでいく夕日は息を呑むほどの美しさで、夕日を見ながら入る露天風呂は最高です。関西の主要都市から車で約３時間という手軽さもあってか、最近は日帰り旅行で訪れる人も増えてきています。

夕日ヶ浦温泉には全長約８キロメートルにも及ぶ砂浜があります。その砂浜の中にぽつんとブランコが設置されています。「温泉に入った後、ゆっくりと夕日を見ながら揺れてほしい」という願いを込めて「ゆらり」と名付けられたこのブランコ。夫婦やカップルで訪れたときには腰掛けてみましょう。美しい海と夕日を眺めながら一緒に揺れていると、より二人の仲が深まることでしょう。

洲本温泉は淡路島観光の中心地にあります。海岸沿いには大型の宿泊施設が立ち並び、温泉街には様々なレジャー施設があります。宿泊施設のほとんどに展望風呂や露天風呂が備えられていて、紀淡海峡を眺めながら湯につかるのは格別の気持ちよさです。大阪から車で約１時間というアクセスの良さから、関西や四国からの日帰り旅行者も多いため、宿泊施設にも日帰りプランが用意されています。

「淡路インターナショナルホテル　ザ・サンプラザ」は洲本温泉のサントピアマリーナ内にある全室オーシャンビューの観光ホテルです。露天風呂や大浴場の他に３種類の貸切温泉があり、カップルで宿泊すると女性の宿泊費が半額になるというプランもあります。お洒落なデザイナーズルームで海を眺めながらゆっくりと過ごしながら貸切風呂を楽しむ。そんな旅行はふたりのかけがえのない思い出になるでしょう。

目の前には日本最大の湖・琵琶湖が広がり、見上げれば天台宗の総本山・比叡山を眺めることができる、ロケーションに恵まれたおごと温泉。泉質は高いアルカリ性単純温泉で神経痛・筋肉痛・冷え性や疲労回復などに効能があり、入浴後は肌がなめらかになる美肌効果もあります。宿泊施設の周辺には比叡山延暦寺をはじめとした歴史のある文化財がたくさんあるので、観光旅行の拠点としても便利です。

「ほっとできる我が家のぬくもり」をテーマにした館内には、落ち着いた和テイストのくつろぎ空間が広がっています。料理にもこだわりがあり、地元産の食材を使った旬の味を堪能できます。露天風呂から眺める琵琶湖は壮大で貸切風呂もあるので、家族やカップルと一緒に楽しめます。「きくのや」は関西でも数少ないペットと宿泊できる宿で、ペット専用ルームも用意されています。

兵庫県と鳥取県の県境にある湯村温泉。歴史は深く平安時代に開湯されてから１０００年以上の長きにわたり多くの人々に親しまれています。湯量は関西有数で、あふれた温泉を川にかけ流すほど豊富です。無色で少しトロみのある湯は神経痛、関節痛、筋肉痛、慢性皮膚病などに効能があります。浸かるだけでなく飲用の温泉としても効果が高く、消化器不良や肥満症の改善などに活躍してくれます。

湯村温泉の元湯は「荒湯」と呼ばれていて、ここで山菜などを茹でると、あくが抜けて美味しく茹で上がります。これは湯の中に重曹成分が含まれているからです。湯村温泉には荒湯の湯で作る湯豆腐「荒湯豆腐」や荒湯で茹でる「荒湯たまご」をはじめ、湯の特性を利用した食べ物があります。特に荒湯たまごは絶品で、荒湯で温泉卵を茹でる観光客の姿は湯村温泉の代名詞となっています。

紀伊半島の真ん中を流れる日高川の渓流に沿って１０あまりの旅館が点在する龍神温泉郷。四季折々の自然が豊かな秘境温泉は、江戸時代には紀州徳川藩主の別荘地として栄えていました。ナトリウム炭酸水素塩泉の日本三美人の湯としても知られていて、入浴後はしっとりとしたツルツルな肌になります。美肌効果だけでなく、他にも冷え性、神経痛、肩こりなどに効能があります。

「上御殿」は１６５７年に当時の紀州藩主である徳川頼宣が建てた旅館で、現在まで８００年以上も続いている老舗旅館です。なかでも「御成りの間」は江戸時代に紀州徳川家が上御殿を訪れた際に宿泊していた部屋で、使用されている調度品は当時のものがそのまま残っています。宿泊も可能ですので実際に宿泊して殿様の気分を味わってみてはいかがでしょうか。

熊野本宮温泉郷のひとつで、四村川に沿って旅館が立ち並ぶ閑静な温泉地。古くからこの地に残っている「小栗判官蘇生伝説」にちなんで、蘇生の湯とも呼ばれています。大衆浴場のひとつである「くすり湯」は、加水をせずに自然に冷ましたお湯が使用されているので、源泉をそのまま楽しめます。街の中心には「湯筒」という源泉があり、地元の人が野菜などを茹でるのに利用しています。

つぼ湯は湯の峰温泉共同浴場ひとつで、世界遺産に登録された日本最古の共同浴場と言われています。川岸に作られた小屋の中に小さな岩穴があって、そこに温泉が湧いています。２～３人同時に入ればいっぱいなってしまうほど小規模ですが、泉質は抜群です。日によっては一日に七回色が変わることから「七色の湯」とも呼ばれています。大衆浴場なので日帰り旅行の方も利用できますよ。

国の天然記念物に指定されている室生火山群の麓にお亀の湯はあります。泉質はアルカリ性ナトリウム炭酸水素塩泉で重曹成分が多く含まれる美人の湯です。パノラマ展望のある２種類の露天風呂が魅力的で、石の浴室からは兜岳・鎧岳が、木の浴室からは曽爾高原を一望できます。大阪から車で２時間程度で訪れることができるので、日帰り旅行もできます。

奈良県と三重県の県境に広がっている曽爾高原はススキの名所として有名です。広大な高原一面に広がるススキは壮大で、日本とは思えない風景には思わず息を呑んでしまいます。温泉に浸かってリラックスしたらススキの大海原を眺めてみましょう。目の前に広がる開放感あふれる大自然は日常の忙しさを忘れさせてくれるはずです。

桜の名所として知られる吉野山に湧く吉野温泉は、南北朝時代に吉野に南朝政権を建てた後醍醐天皇が訪れていたと伝えられている歴史のある温泉です。桜で有名な吉野山ですが、春を過ぎても新緑、紅葉、雪景色と四季折々の表情を見せてくれるので、いつ訪れても美しい自然を堪能できます。それぞれの季節の趣を味わいながら温泉に癒されましょう。

「湯元 宝の家」は吉野山の中腹、中千本に位置している旅館で、春になると吉野山の千本桜を一望できます。特に絶景露天風呂「阿の湯」からの眺めは格別で、湯に浸かりながら吉野山の千本桜を味わうという、なんとも贅沢な時間を満喫することができます。桜の季節になったらぜひとも立ち寄ってみたいですね。

十津川温泉、湯泉地温泉、上湯温泉の３つの温泉から構成されている十津川温泉郷。十津川温泉郷がある十津川村は全国で初めて「温泉宿や公衆浴場で湯の使い回しをせず、塩素殺菌もしない」という源泉掛け流し宣言を行った温泉地として知られています。日本百名湯にも選ばれているので泉質も文句なし。再利用しない贅沢な温泉を楽しみましょう。

十津川温泉郷の中では最大規模の宿泊施設で、２種類の露天風呂をはじめとして打たせ湯、檜風呂、陶器風呂、足湯、寝湯など風呂の豊富な種類の温泉が用意されています。駐車場が広く敷地内には多目的広場もあるので、団体旅行で訪れるのも良いでしょう。温泉と昼食がセットになった日帰りプランも充実しているので、家族やカップルで気軽に立ち寄ることも出来ますよ。

川湯温泉は熊野川の支流の大塔川沿いにある温泉街です。川湯温泉は全国でも珍しい「河原から湧き出ている温泉」です。河原を掘ればたちどころに温泉が湧いてくるので、自分だけの露天風呂を作ることができます。川湯温泉に行くときはスコップを忘れずに、家族やカップルと行って完全オリジナルな露天風呂を作って楽しみましょう。

川湯温泉と言えば、毎年冬の時期に川をせき止めて作られる露天風呂「仙人風呂」が有名です。温泉が川に直接湧き出てくる川湯温泉だからこそ出来るスケールの大きな露天風呂で、幅４０メートル、奥行き１５メートルと広大です。「仙人」という名前のとおり、本当に１０００人同時に入浴できそうです。

いかがでしたか？有名所から穴場まで、関西には魅力的な温泉がたくさんあります。今回は温泉の情報にプラスして温泉街の情報やおすすめ旅館なども紹介しています！家族と一緒に過ごすのんびり旅行や、カップルで行くロマンティックな旅行をされる方はぜひ参考にしてください！