日光・滝尾神社のアクセスやご利益は？人気のパワースポットでお守りはおすすめ！

栃木県日光市には、世界遺産委員会で文化遺産として「日光の社寺」という名前で登録されているエリアがあります。そこは「二社一寺」と呼ばれており、「日光東照宮・日光二荒山神社・日光山輪王寺」を指します。日光・滝尾神社は、なんと日光二荒山神社の別宮であり、日光の隠れた凄いパワースポットなのです。そこで、日光・滝尾神社へのアクセス方法や気になる御利益・お守りなど詳しくご紹介します。

日光・滝尾神社（タキノオジンジャ）は、"日光の聖地"といわれる日光市滝尾に鎮座しており、日光二荒山神社（ニッコウフタラサンジンジャ）の西約1㎞のところに位置する日光二荒山神社の別宮です。古くは、女体中宮と称されて本宮神社の日光二荒山神社と共に「日光三社」の1つです。

滝尾神社は、女峰山に神様が降臨し、820年（弘仁11年）に創祀したと伝えられています。御祭神は、水の神として信仰されています田心姫命（タゴリヒメノミコト）です。滝尾神社は、1200年以上もの歴史のある神社ですから、境内には国の重要文化財に指定されている建造物もあります。それが、御本殿・唐門・拝殿・楼門・鳥居・石畳なので、じっくりと拝見してみてください。

白糸の滝は、「二荒山神社別宮　滝尾神社」と書かれた滝尾神社入口の左手にあります。白糸の滝は、おすすめの癒しスポットですから、ここでしばしたたずみ、木立の中で滝のマイナスイオンをいっぱい浴びて癒されましょう!また森林浴をすることで免疫効果もアップするといわれています。白糸の滝で日頃の疲労やストレスを発散して、リフレッシュしてみませんか。

運試しの鳥居は、訪れた日（今日）の運を占うことができると人気のスポットです。この鳥居は、1689年（元禄2年）に三大将軍家光の忠臣、梶定良が奉納した御影石の明神造りで建造されており、「世界遺産・日光の社寺」登録建造物103棟の1つにもなっています。

鳥居には、額の真ん中に丸い穴が開いています。その穴に向かって小石を3つ投げて小石の通った数で運を試すといいます。実際足元に転がっている小石を投げてみると、結構な高さがあるのでなかなか難しくて穴に小石を通すことができません。ですから、1つでも通せたら自慢できますよ!くれぐれも周りに人がいないことを確かめてから、チャレンジしてみてください。

滝尾三本杉は、滝尾神社の境内にある3本の巨木の杉の通称であり、日光で最も強い力のあるパワースポットといわれています。それもそのはずこの三本杉は、滝尾神社の御神木なのですから、最も神聖な場所といわれるのも納得ですね。御神木として祀られている三本杉は、体内の悪いエネルギーを浄化してくれるパワーがあるそうです。

この場所は、弘法大師がこの山で修行をした時に、田心姫命が現れた場所だそうです。初代の杉は江戸時代に相次いで倒れてしまい、現在の杉は2代目です。倒れた親木はそのままにしておく習わしだそうで、今も横たわっています。この御神木には怖い話が残っていて、1667年（寛文7年）、鶏頭院山舜の下僕が"この神木は小さい"と馬鹿にしたところ、神罰を被ったそうです。それだけ霊験あらたかな所なのですね。

滝尾神社にある霊石「安産子種石」は、安産祈願スポットとして人気のパワースポットなのです。この霊石「安産子種石」に向かって、"安産祈願"や"子供が授かるように"等願うと願い事が叶うといわれています。「安産子種石」の由来は、滝尾神社の主祭神（田心姫命）が大国主大神と結婚して良い子宝に恵まれたことが由来といわれています。由来を知ると、安産祈願のパワースポットとして心強いですね。

滝尾神社の本社である日光二荒山神社では、戌の日の11時と14時に"安産特別祈願"が行われています。もちろん通常の安産祈願は随時受付を行っていますので、ご安心ください。安産祈願をご希望される方は、下記の[アクセス方法]に記載致しました日光二荒山神社へお問い合わせください。

滝尾神社の酒の泉は、弘法大師がこの泉の水を汲み、神様に捧げたという由緒ある湧水であり、「日光三霊水」の1つです。しかも日光二荒山神社の「二荒霊泉」の源泉の1つなのです。ここが実際の湧水点で、今も水が湧いているようで水面の流れる様子が見られます。

この水は、なんと酒のような味がすることから、醸造家の信仰が篤く、醸造家が持ち帰りこの水を源として酒を仕込むと美味しいお酒ができるといわれています。そこで、毎年春に報醸祭・秋に祈醸祭を本社の二荒山神社で行われています。想いのこもった美味しいお酒の出来上がりが楽しみですね!

滝尾神社の境内には、元々3基の石橋があったそうです。それは、御神木（三本杉）への参道にかかる無念橋、子種石へ通う妙覚橋、等覚橋ですが、現存する石橋は無念橋だけです。三本杉を通して御神体である女峰山（ニョホウサン）を拝むため、自分の身を清め俗界と縁を切る橋とされ、念を断ち切り空になることから名づけられたそうです。また願いが叶うことから、「願い橋」とも呼ばれています。

願い橋で願いを叶えて頂くには、橋の渡り方のルールを守らなければなりません。それは、自分の年の数と同じ歩数で橋を渡るというルールです。そうすると奥宮まで健脚で上がったことになり、願いが叶うそうです。一見簡単そうに見えますが、実は意外と難しいのです。なぜなら無念橋の大きさは、幅・長さともに1.2mととても小さいのです!ですが、願いを叶えるためにもチャレンジしてみませんか。

無念橋の石段側面には、1677年（延宝5年）紀とあり、"栃木県に現存する最古の橋"で国の重要文化財（有形文化財・建造物）に指定されています。栃木県で橋自体が国の重要文化財指定を受けている物はこの無念橋と日光神橋のみですから、一見の価値ありです!

御神木の1つとして、唐門の右側に良縁を願う縁結びの笹があります。この笹の前で願いを込めて祈ると、恋愛・仕事・人間関係などのあらゆる良縁に恵まれるといわれています。古来より笹には、神霊が宿りやすそうです。ちなみに、日光二荒山神社にも縁結びの笹はありますが、二荒山神社では願い事を短冊に書いて笹に結びます。二荒山神社と滝尾神社の両方で願えば、効果が増すかもしれませんね。

先ほどご紹介した霊石「安産子種石」の御利益がいっぱい詰まったお守りには、なんと実際に聖地の石が入っているのです！男性は青いお守りを、女性は赤いお守りを身につけると御利益が頂けるそうですよ!この人気のお守りを購入するには、滝尾神社は日光二荒山神社の別宮なので、日光二荒山神社の社務所で購入できます。そして、無事出産したらお守りを納めに行くことを忘れないでくださいね。

滝尾神社でのパワースポット巡りを楽しみ、歩き疲れたらちょっと一休みしませんか。この西洋料理「明治の館」は、日光東照宮・日光山輪王寺駐車場に近く、世界遺産巡りバスの「ホテル清晃苑」バス停の目の前にあります。こちらは西洋料理店ですから、しっかり食事もできます。特にふわふわの「オムレツライス（通称:オムライス）」が人気の逸品なのでおすすめです。

ここで一休みをするならば、1番人気の手作りチーズケーキ「日瑠華（ニルバーナ）」がおすすめです。この「ニルバーナ」とは、仏教用語で"最も優れたもの（＝悟りの境地）"から名付けられたそうです。ニルバーナは、コクがあって甘みを抑えた美味しいチーズケーキなので、珈琲との相性もばっちりです!クッキーやプリンなどの美味しい焼き菓子もおすすめですから、立ち寄って一休みしてみてください。

住所:栃木県日光市山内2339-1 電話番号:0288-53-3751

日光・滝尾神社へのアクセス方法は、日光の玄関口でもあるJR日光駅・東武日光駅が便利です。日光駅から日光東照宮手前の神橋迄は、路線バスで行くことができます。日光駅から神橋迄は約2.5㎞なので、徒歩で向かうことはできます。しかしずっとダラダラとした登り坂で、神橋から滝尾神社迄のアクセス方法も徒歩（約30分）になりますから、ちょっと覚悟がいるかもしれません。ハイキング気分で訪れてみてください。

日光駅から神橋迄のおすすめのアクセス方法は、路線バス「世界遺産巡りバス」です。こちらなら日光駅から神橋バス停まで約10分（運賃200円）です。神橋バス停下車後は、のんびりと徒歩で滝尾神社へ続く道に点在する様々なパワースポットを散策してみてはいかがでしょうか。くれぐれも歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。

住所:栃木県日光市山内2310-1 電話番号:0288-54-0535（日光二荒山神社）

日光・滝尾神社は、素敵な出会いや人生のパートナーを願う方、安産パワーを頂きたい方などに参拝して欲しい神社です。また滝尾神社の境内を歩いてパワースポットを巡ることで森林浴をしたように心身ともにリラックスできるところです。せっかく日光を訪れたのなら、滝尾神社まで足を延ばして心身ともにパワーを充電し、人気のお守りや御朱印なども頂いて素晴らしい未来を描いてくださいね!