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トレド観光の見どころ!世界遺産の大聖堂や教会は外せない!行き方も!

トレド観光の見どころ!世界遺産の大聖堂や教会は外せない!行き方も!
投稿日: 2017年7月26日最終更新日: 2020年10月7日

古都として名が知られるトレドはスペインの人気観光地の一つです。トレド大聖堂、アルカサル、美しい教会、興味深い美術館があり、旧市街はユネスコの世界遺産として登録されています。トレド観光の人気スポット、古都トレドの楽しみ方、トレドへの行き方をご紹介します。

人気の観光地 トレドへ行ってみよう!見出し

トレドはスペインのカスティーリャ・ラ・マンチャ州にある人気の観光地で、マドリードから約73キロメートル南に位置しています。「もし、スペインに1日しかいないなら、迷わずにトレドに行け」という言葉があるほど、多くの人を虜にしている街で、旧市街は世界遺産に登録されています。魅惑の古都トレドはスペイン観光において外せません。

トレド観光の見どころ見出し

トレド観光の見どころは、タホ川と城壁に囲まれたトレドの街の美しさです。世界遺産に登録されている旧市街、スペインカトリックの総本山であるトレド大聖堂、エル・グレコの絵があるサント・トメ教会、トレドの街を一望できるパラドール、昔から伝わるトレドの名産品など歴史が育んだ美がトレド観光の魅力です。

マドリードから日帰り観光で訪れる人もトレドですが、一泊してトレドの街に沈む夕日を眺めるのも贅沢です。トレドの本当の美しさは、観光客が去った後の夕暮れから夜にかけて現れます。時間に余裕のある人はトレドの街に泊まって、ゆっくりと観光を楽しむことをおすすめします。

トレド観光の見どころ:トレド大聖堂見出し

スペインカトリックの総本山

「トレド大聖堂」はスペインのカトリックの総本山です。スペインを代表する画家の一人、エル・グレコにゆかりの深い大聖堂としても知られています。フランスのゴシック様式を取り入れていますが、ムデハル様式と呼ばれるイスラム教とキリスト教が合わさった特徴的な建築様式も加わっていて、独自のスタイルを持つ大聖堂です。

美しい大聖堂の中

トレド大聖堂の中に入ると、天井の高さと750枚もあるというステンドグラスの美しさに圧倒されます。大聖堂の見どころの一つである黄金の豪華な「主祭壇」は、キリストの生涯における重要な20場面を描いたものです。主祭壇の前には美しいパイプオルガンの「聖歌隊席」があります。

大聖堂の見どころ トランスパレンテ

主祭壇の裏には、一番の見どころとも言われる「トランスパレンテ」があります。トランスパレンテは、ナルシソ・トメ作の豪華な装飾の彫刻です。祭壇の上部から柔らかに光が降り注ぎ、彫刻をさらに美しく見せてくれます。

必見のエル・グレコの絵画

トレド大聖堂には、スペインを代表する画家エル・グレコを始めとする絵画作品が展示されています。特に有名なのは聖具室の正面に飾られているエル・グレコの「キリストの聖衣剥奪」で、キリストが十字架にかかる直前の姿を描いた作品です。その他、トレド大聖堂の中にはゴヤやヴァン・ダイクなどの作品が展示されています。

豪華な聖体顕示台

宝物室の中にある「聖体顕示台」は是非見ておきましょう。本物の金、銀、王冠、宝石などで作られたもので、高さは約3メートル、重さは約200kgの超大作です。年に一度の聖体祭の際は、中にパンを収めトレドの街を豪華に行進するそうです。

鐘楼と回廊

高さ約90メートルの鐘楼は大きくそびえ立っています。四角形の塔の上に、八角系の小さな塔が建っており、さらに最上部には3つの冠が乗った凝った形をしています。回廊はゴシック様式とムデハル様式が取り入れられた美しい空間です。壁一面の宗教画に是非目を向けてみましょう。

トレド観光の見どころ:アルカサル見出し

アルカサルの歴史

トレドの「アルカサル」はトレドの最も標高のある丘に立っていて、トレドのランドーマークのようになっています。3世紀頃はローマ帝国の宮殿として利用されていましたが、11世紀にアルフォンソ6世によって要塞に改築されました。現在は軍事博物館となっています。

アルカサルからの眺望

アルカサルは正方形の建物で、四隅に小さい塔がくっついて、割と近代的な見た目です。アルカサルの中のカフェテリアからは、トレドの街の景色を眺めることができます。トレドの一番高い場所から遮るものなく見える眺望を楽しんでみてください。

トレド観光の見どころ:トレドにある教会見出し

サント・トメ教会

トレドにあるいくつかの教会のうち最も人気があるのは「サント・トメ教会」です。ムデハル様式の美しい塔が印象的な教会で、エル・グレコの最高傑作と言われる「オルガス伯の埋葬」が見られるとして観光客が多く訪れます。この「オルガス伯の埋葬」は撮影禁止でこの教会でしか見られません。トレド観光に来たら必ず訪れたい教会です。

サンタ・マリア・ブランカ教会

「サンタ・マリア・ブランカ教会」はシナゴーグと呼ばれる礼拝所で、トレドに残っている最古のユダヤ教のシナゴーグです。外観からはわかりませんが、中はムデハル様式の豪華な装飾も見られます。トレドにいたユダヤ人の悲しい歴史の舞台にもなった教会です。

トランシト教会

「トランシト教会」はムデハル様式のユダヤ教会です。残酷王とも正義王とも言われたペドロ1世の財務長官であったユダヤ人のサムエル・ハ・レビによって建てられました。トランシト教会は、スペイン政府から重要文化財の指定を受けていて、現在はユダヤ文化に関する博物館にもなっています。

トレド観光の見どころ:トレドにある美術館見出し

サンタ・クルス美術館

トレドの街の中心にあるソコドベール広場の隣に「サンタ・クルス美術館」があります。16世紀に建てられた慈善病院が改築され、現在の美術館となっています。ソコドベール広場のアーチをくぐると「ドン・キホーテ」作者のミゲル・デ・セルバンテスの銅像があり、撮影スポットとして人気です。

トレドにゆかりのあるエル・グレコの作品は多く展示されており、それ以外にもゴヤやフランドル作品が展示されています。建物内はプラテレスコ様式と呼ばれるスペインのルネサンス様式のの装飾が施されており美しいです。中庭の回廊や木々の配置も美しいので、注目してみてください。

エル・グレコ美術館

「エル・グレコ美術館」は20世紀の初めに作られた美術館です。グレコが澄んできたユダヤ人地区の家が改築されて作られたため、かつては「グレコの家」と呼ばれていました。美術館の内部は、中世の住居とグレコが生活していた様子が再現されています。

グレコの作品の展示の中では、「トレドの景観と地図」が最も有名で人気があります。グレコの視点から見た世界遺産の古都トレドを拝見することができます。グレコの晩年の作品「十二使徒」や、「聖ペテロの涙」も必見の作品です。グレコファンはもちろん、中世の生活を垣間見たい人にもおすすめの美術館です。

トレド観光の見どころ:ソコトレイン見出し

トレド観光に便利な人気の乗り物があります。その名は「ソコトレイン」で、赤い見た目もかわいいミニバスです。ソコトレインはトレドの中心にあるソコドベール広場を出発して、街を囲んでいるタホ川沿いを通ってトレドの街を一周します。所要時間は45分程度です。

ソコトレインの中では日本語の説明を聞くことができます。ソコトレインから景色を見ながら、説明を聞いてみるのも楽しいです。ソコトレインから見られる景色は、トレドの魅力がつまっていて、中世にタイムスリップしたような景観を見ることもできます。

トレド観光の見どころ:トレドの展望台見出し

トレドの街が望める人気の絶景ポイント

トレドの展望台「ミラドール」はトレドの街を取り囲む川の外側にあります。展望台から見える世界遺産のトレドの街はまさに絶景です。高いところにあるアルカサル、そびえ立つ大聖堂の鐘楼、それらの眼下には歴史あるトレドの街が広がります。トレド観光の中でも写真スポットとして人気の場所です。

トレドの展望台への行き方

トレドの展望台は街の中心地から離れているため、ソコトレイン、市バス、タクシーなどを利用する必要があります。展望台への市バスはアルカサルの前から出発していますが、本数が少ないのでご注意ください。時間に余裕のない場合は、タクシー利用をおすすめします。

トレド観光の見どころ:トレドのパラドール見出し

食事をしながらトレドを望む

トレドの展望台の近くにはトレドの「パラドール」があります。時間のある人はパラドールの中のレストランからトレドの街を眺めてみてはいかがでしょうか。展望台から見られるような世界遺産のトレドの街を食事をしながら楽しむことができます。

トレドのパラドールに泊まる

日帰り観光ではなくトレドに残る場合は、トレドのパラドールに泊まってみることをおすすめします。日が沈んでいくトレドの街や、夜景に染まるトレドの街、美しい景色をパラドールのレストランや、パラドールの部屋から望むことができます。日帰り観光では見ることができない本当に贅沢な眺望です。

トレドの名産品見出し

刀剣や武具

トレドは刀剣や武具の産地として名が知られていて、トレドの街中には刀剣や武具を取り扱うお店がたくさんあります。街歩きの合間にトレドの名産品を眺めてみましょう。残念ながら凶器としてのナイフは機内に持ち込みできないので、ご注意ください。

トレド細工

トレドの伝統工芸「ダマスキナード」と呼ばれるのはトレドの象嵌細工です。鉄の上に金や銀の糸を埋め込んで作られる工芸品で、アクセサリーや置物として利用されます。ペンダントトップやピアスはお土産にもぴったり。トレド観光の思い出にお気に入りを選んでみてはいかがでしょうか。

トレドの伝統銘菓見出し

トレドの伝統的な銘菓と言えばマジパン(スペイン語ではMAZAPAN=マサパン)です。アーモンドや砂糖を使った甘いお菓子で、イスラム時代に伝わったとされるお菓子です。「SANTO TOME(サント・トメ)」は、トレドのマサパン老舗店として有名です。観光途中にトレドのマサパンをご賞味してみてはいかがでしょうか。

SANTO TOME(本店)の情報

住所:Toledo, Calle Santo Tome 3 電話番号:925 223 768

トレドへの行き方見出し

トレドはマドリードから日帰り観光できる距離にあり、マドリードから電車を利用した行き方が便利です。マドリードからトレドへの行き方はAVANTと呼ばれる高速列車に乗り、約30分で到着します。列車の本数は1時間に約1本です。

高速列車を利用した場合、トレドのRenfe(スペイン国鉄)の駅に到着します。Renfeの駅はトレドを囲むタホ川よりも外側にあります。トレドの市街中心部までの行き方は、アルカンタラ橋を渡ります。このアルカンタラ橋は歴史ある石橋で、トレドに到着して最初にトレドの中世らしさを感じる場所です。

マドリードから車を利用する場合の行き方は、マドリードから南西に向かって国道を約73キロメートル走るとトレドに到着します。所要時間は約1時間です。マドリードのエリプティカ広場からバスを利用する行き方もあります。所要時間は直通で1時間、途中停車駅があるバスで1時間30分です。バスの本数は1時間に2本程度です。

古都トレドの美しさを見よう見出し

世界遺産に登録されているトレドの旧市街を歩いていると、まさに中世に来てしまったかのような感覚を覚えます。トレド大聖堂、アルカサル、美しい教会、グレコの世界が見られる美術館はもちろん、夕暮れ時や夜ライトアップされて静まりかえった古都トレドの美しさは言葉では表せません。トレドに宿泊してトレドの美をその目で確かめてください。

投稿日: 2017年7月26日最終更新日: 2020年10月7日

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